1. 残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"
  2. ただ学ぶ喜びを食べて生きてい..
ただ学ぶ喜びを食べて生きているノベーション(1801回)
2026-03-29 18:43

ただ学ぶ喜びを食べて生きているノベーション(1801回)

数学者の 岡潔 の言葉に、創造のエネルギーの源を教えてもらった気がしました。


「私についていえば、ただ数学を学ぶ喜びを食べて生きているというだけである。そしてその喜びは『発見の喜び』にほかならない。」


「アルキメデスが『わかった』と叫んで裸で風呂を飛び出したのは、正しさを確かめるためではなく、ただ嬉しさのあまりだったに違いない。」


参考:『春宵十話』


1、自分だけが知っている世界

2、自分だけが見えている未来

3、成長パッション、個性派パッション


1、自分だけが知っている世界


岡潔さんのように、数学というものをひたすら突き詰めている、その情熱の源は、どこにあるのか?とても興味がありました


このお話から、福沢諭吉 が適塾で裸同然で勉学に励んでいたときの話のように、「今、自分たちだけが世界の誰よりも知らないことを知っている」

そんな感覚って、すごく人を動かすものだなあと思いました


自分が知らないものを知るという喜び、さらには、それを知ってるのは自分だけかもしれないという感覚


これはイノベーション活動を進めていく中で、誰も発見できていない課題にたどり着いた時


オープンイノベーション活動で見たこともない課題の捉え方をしていて、そこに、独自のソリューションをしている企業を見つけたとき、と、とても似てる気がしました


“いまこの瞬間、自分が一番知っている”という感動

そこにパッションが生まれてくる。


オープンイノベーションで、よくパッションは引き継げないという話をするのですが、そのベンチャーと出会った時の感動、これをこれから進めるチームのみんなで一緒に味合わないと、みんなにパッションが乗っかってこない


そんなことを思い出しました


2、自分だけが見えている未来


ピーター・ティール が言うように、「まだ誰も気づいていない真実」を、自分で発見したと思える喜びは、格別だと思いました


それは、例えば曲作りにおいて、今回のこのコードはめちゃくちゃイケてるのを、発見しちゃった。この歌詞は革命的かもしれない


と思うことがたまにあるのですが、とても似ている気がします


それが誰かの共感を呼ぶかどうかは別にして、恐らくは自己満足なのだろうけれども、何か自分自身がこの世の中に爪痕を残したような、そんな気持ちになれると思いました


そして、それを、仲間に話して、よもや共感もらって、そして、たくさんの人にも聴いてもらって、万が一、喜んでもらえた、なんてことになったら、それだけで一生過ごせるくらいの、感動を得られる


これはイノベーターリップルモデルと重なります


それは、数学の世界も音楽の世界も、アートの世界も、ビジネスの世界も、おんなじなんだろうなあと、それを目指してみんなやっているような気がしました


3、成長パッション、個性派パッション


いつもお話ししている情熱のポートフォリオで見ると、1、自分だけが知っている世界2、自分だけが見えている未来は、成長パッションと、個性派パッションの両方が炸裂しているように思えます


貪欲に誰もがまだ知らないことを知りたいという、成長パッション


この発見は自分しか知らない、または、その価値をわかっていない、個性派パッション


両方ともに、研究者、アーティスト、イノベーター、に共通しているパッションなのかもしれないなあと思いました


それが、仲間と共に、誰もが喜んでくれる大義に結びつけば、知らず知らずのうちに、誰もがほっとかなくなってくる


でもそうならなくたって、自らのパッションの源に生きているという実感があるから、ある意味、関係なく続けている


そんな構造なのかもしれないなあと思いました


ということで、一言でいうと、


ただ学ぶ喜びを食べて生きているノベーション


そんなことを思いました


参考:本: 春宵十話(しゅんしょうじゅうわ) 著者 岡潔  発行 角川ソフィア文庫 平成26年6月15日 発行

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

18:43

コメント

スクロール