イノベーションは、誰かの痛みを解消することを目指すものだと思いますが、痛みの解消の仕方について、非常に大きな学びを得させて頂きました
「実験寺院・寳幢寺(ほうどうじ)」の僧院長の松波龍源(まつなみ りゅうげん)さん曰く
"まず第一点としては、お釈迦さまの説法の中にもある、まず矢を抜け、ということがあるんですよね"
"お釈迦さまが根本目的ってのは、祈ればいいとか奇跡を待つみたいなことではなくて、生きる苦しみっていうか、そこにいる苦しみからの脱却っていうことなんですよね。"
ここから私は思いました
1、応急処置
2、喉もと過ぎれば熱さ忘れる
3、問い続ける
1、応急処置
イノベーションでは、よくペインを見つけろ、とか、偏頭痛ほど痛いものなのか?みたいなことがよく議論されますが、そんな議論してる暇があったら"まず矢を抜け"といって頂いている気がしました。
医療の世界では、まず血を止めろとか、痛みを和らげろということが徹底されている気がしますが
こと心の痛みの場合は、世間体や、責任感などから、とことんまで我慢してしまうことも多い気がします
目に見える痛みはすぐにやるのに、目に見えない、または自分が直接関係のない、痛みは、責任論を始めたり、調査に時間をかけたり、ビジネスに何のか?議論など、なかなかやらないこともある
それよりも、なりふり構わず、まずはその痛みを和らげることを第一優先でやるのだ、という考えは、目から鱗が落ちる思いでした
考えるのは、そこからでしょ、と。
例えば、まずは、そこから逃げたっていい、なりふり構わず、まずは痛みをとる
逃げるというのは、放棄ではなく、命を守る選択でもあると思います。
私は、誰かの大きなペインに出会った時に、その考えに入れるかなあと、考えさせられました
2、喉もと過ぎれば熱さ忘れる
ただ、その痛みが過ぎた時に、さらにそこから、痛みの根本原因を突き止めて行こうとするか、という問題も出てくる気がします
または、そんなもんだよという諦めから、その状態に馴染んでいって、いつしか痛みにも気がつかなくなってしまう
最初の違和感を決して忘れてはいけないと、それこそ、メモに書いておく、ということなどがとても大切で、それこそが、イノベーションの種になると思いました
3、問い続ける
自分と同じような痛みの人がいるのかもしれない、その痛みはなぜなくならないのか?などの問いを継続していく人がイノベーターなのではないかと思います
自らの痛みを、次は誰にも味わってほしくない、そんな思いから、問い続けて、その原因となる、構造自体を変えて行こうとする、そんな人が、イノベーションを巻き起こす人なんだろうなあと思います
痛みやコンプレックスがあった人の中に、そういう背景を持つ方に、結果としてイノベーターが多いように感じるのは、そんな理由なのかもしれないと思いました
痛みは応急処置が鉄則。
でも、忘れてはいけない。
そして問い続ける。
そこから構造を変える人が、
イノベーターなのだと思います。
一言ことでいえば
まず矢を抜けノベーション
そんな話をしています
参考: NHK Eテレ東京 ETV特集 それ、仏教かも。~謎の寺・寳幢寺の実験~ 2月28日(土)午後
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