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マンマ・ミーア・ノベーション(1837回)
2026-05-06 20:57

マンマ・ミーア・ノベーション(1837回)

劇団四季のマンマ・ミーアを観て、めちゃくちゃ感動と共に、たくさんの勇気を頂き、そしてこれは、イノベーションの物語かもしれないと思いました


ホームページにある紹介文は以下のとおりです

“舞台は、海と空の青さがまぶしいエーゲ海に浮かぶ小島。


ここで小さなホテルを営んでいるのは、シングルマザーとして娘を育ててきたドナ。


20歳のソフィは、恋人スカイとの結婚式を控え、父親とバージンロードを歩くことを夢見ています。


母の昔の日記をこっそり持ち出して読んだソフィは、サム、ビル、ハリーというドナのかつての恋人たちをこっそり結婚式に招待してしまいます。本当のお父さんなら一目でわかるはず…。”


ここから私は思いました


1、常識を覆すことで動き始める

2、幸せの型は更新できる

3、自分探しから価値探しへ


1、常識を覆すことで動き始める


このお話のめちゃくちゃ面白いところは、ソフィは、「父親を知りたい」という思いから、3人のお父さんかもしれない人を呼んじゃう、ということから始まります


これはなかなかに、思いつかない発想だし、どう転ぶかわからないし、しかも大切な日がめちゃくちゃになる可能性もあるよなあと、常識的には思ってしまいますが、もしかしたら、いろんな課題が一気に解決しちゃうかもしれない


ここが、まさにイノベーターの発想ととてもシナジーがあると思いました


ここで思い出すのは、哲学者のトーマス・クーンが『科学革命の構造』の中で


既存の常識や枠組みそのものが転換される時を、パラダイム転換と呼び、人間の見える世界自体が変わると語ったことです


ずっと同じ課題がなぜか今もつづいている、社会課題と叫ばれているのに一向に解決の目処がない、みたいなとこには


カンフル剤のように、そんなことしたら、大変なことになりますよ、でももしうまく行ったら、全てかたがつく、みたいな行動を取れる人が必要になることがある気がします


それこそがイノベーターと言われる人、だけど、実は名もなき普通の人、なんだろうなと思いました


2、幸せの型は更新できる


この物語には、ドナのようなシングルマザーもいれば、3回結婚に失敗した人もいれば、結婚なんて、と距離を置いてる人など、さまざまな仲間が登場します


それぞれがとても自分に正直に生きてて魅力的なのですが


主人公のイノベーティブな行動によって、その人たちの常識やポリシーもどんどん更新していきます


ここから思うのは、1人のイノベーターが起こした行動が、他の人たちにも、確かにそれもありだよね?という気持ちを喚起すれば、他の人たちも常識の殻を破り始める。


そんな良い伝染が起きるのかもそれないなあと思いました


フランスの社会学者のガブリエル・タルドは、は『模倣の法則』の中で「社会とは模倣である」


と言われています。つまり、発明と模倣の組み合わせが社会発展の基本原理だと。


今思っている、幸せの型も、そんなもんさで終わらさずに、いろんな型があっていいんだというイノベーションの伝染が起きれば


いつだって幸せの型は更新できる


そんなことを教えて頂きました


3、自分探しから価値探しへ


物語の冒頭で、ソフィは、「本当の父親は誰なのか」

を知ろうとします。


でも、物語が進むにつれて、問いそのものが変わっていったのではないかなあと思いました


「私は誰の娘か」から、「私はどう生きたいか」へ。


自分はどんな価値を提供できるようになりたいんだろう、というように、過去や今の自分探しから、未来への価値探しに意識が変わっていったように感じました


哲学者のジャン=ポール・サルトル


「人間はまず存在し、そのあとで自分を定義する」


と言われてるように、生まれや過去によって決まる存在ではなく、これからの選択によって、自分を作っていく存在という気づきが素敵だなあと思いました


言ってみれば『マンマミーア!』は、父親探しの物語でありながら、


実は、“自己創造の物語”なのだと思いました


イノベーターもまた、「自分には何が足りないか」ではなく、「自分はこれから何を生み出したいのか」によって、自分を作っていく存在と思います


この舞台は、ABBAの音楽が流れるたびに、人生の迷いや失敗さえ、どこかまるで祝祭へと変わっていく。


一言で言えば

マンマミーア・ノベーション


“不完全な人生を肯定し挑戦をやめない、そしたら何度でも自分の人生を踊り始められるクイーンになれる"


そんなメッセージを勝手に感じながら泣きながら踊る私でした


参考:劇団四季ミュージカル マンマ・ミーア!   作曲・作詞 ベニー・アンダーソン ビョルン・ウルヴァース 台本 キャサリン・ジョンソン 演出 フロリダロイド プロデューサー ジュディクレーマー 他 主催 神奈川県/横浜市/(公財)神奈川芸術文化財団/劇団四季 https://www.shiki.jp/applause/mammamia/

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