「「ノドグロ」完全養殖に成功 「10年で価格4倍」という店も…“近大ノドグロ”は東京・大坂のレストランで近日中に提供開始予定」 炭火であぶられているのは高級魚・ノドグロ。深海に生息し、まだ謎の多いこの魚の完全養殖に近畿大学が、世界で初めて成功しました。濃厚な味わいで、白身のトロとも称されるノドグロ。漁獲量が少なく、価格も高い高級魚です。そのノドグロの完全養殖に成功したと、近畿大学の水産研究所が発表したのです。近畿大学水産研究所・家戸敬太郎所長:完全養殖の卵のふ化の瞬間。世界初の完全養殖を達成した。家戸所長によると、ノドグロ養殖の研究は2015年からスタート。しかし、光に弱く大変デリケートなノドグロの飼育は苦労の連続だったといいます。富山実験場・中村尚隆さん:夜に雷が鳴って光が飼育棟に差し込むと、それでパニックになり、翌日来たら大量死していることも。東京・築地にある「のどぐろ中俣 築地」では1匹500グラム以上の特大サイズを丸々1本、炭火で焼き上げるノドグロの原始焼きが看板メニューです。看板メニューのノドグロですが、その希少価値から価格は上昇の一途をたどっているといいます。のどぐろの中俣 築地・中俣伸輔店主:10年前と今とでは全然値段が違い、今は(10年前の)約4倍の価格になってる。その完全養殖成功の知らせにノドグロファンは「もうちょっと安価なものが食卓に並ぶ日がくるのかなっていう、すごい期待感あります」と話します。これまで、マグロなどの完全養殖に成功した近畿大学にとって、今回の“近大ノドグロ”の養殖成功は30種目の快挙です。近畿大学は、更に、より養殖効率がいいハイブリッド魚の交配も実現。特に、ブリとヒラマサを掛け合わせた「ブリヒラ」はブリのうまみとヒラマサの食感の良さを併せ持ち、大手回転寿司チェーンなどですでに人気を呼んでいます。近大ノドグロは東京と大阪のレストランで近日中に提供が開始され、家庭の食卓に並ぶようになるのは早くて7年後になるということです。
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