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#1677 科学系ポッドキャストの日:『美味しんぼ』に負けるプルースト効果の話
2026-10-01 10:15

#1677 科学系ポッドキャストの日:『美味しんぼ』に負けるプルースト効果の話

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#科学系ポッドキャストの日 に参加しました!

・ホスト 技術者かねまるの「プラントライフ」

・トークテーマ「におい」

・科学系ポッドキャストの日とは?

https://scien-talk.com/science_podcast/



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はい、おはようございます。 本日の放送は、2026年10月1日木曜日です。
本日は第1677回目のお話となります。 このチャンネルは、福島県郡山市在住の独撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が、
日々気になったことをダラダラと話をしていくという番組です。 よろしくお願いいたします。
今回は企画会です。 科学系ポッドキャストの日に参加しています。
科学系ポッドキャストの日は、サイエントークのレンさんが始めた企画で、毎月一つ共通テーマを決めて参加するポッドキャスターが、それぞれの切り口で語るというものです。
毎月ホストが交代するんですが、今月のホストは技術者金丸のプラントライフさん。 科学プラントで働く技術者金丸さんが、科学工学やプラント技術を一般の人にも分かりやすく
解説しているポッドキャストです。 そして10月の共通テーマは臭い。
金木犀、焼き芋、思い出の臭いなど、臭いに関するエピソードを募集しています。 いやー金丸さん、面白いテーマありがとうございます。
さて臭いと聞いて最初に思い出したのが、学生時代に嗅いだピリジンという化学薬品。 これがですね強烈に臭いんですよ。
どんな匂いですか?と聞かれても臭いです。 以上。
いやーこれじゃポッドキャストにならない。 ものすごく臭かったという思い出を10分間喋るおっさん。
誰が聞くんだそんな番組。 しかもその臭さを実際に嗅いだことがない人にはどれだけ説明しても伝わりにくい。
ということでピリジンの話は没にしました。 そこで次に思い出したのがプルースト効果です。
皆さんご存知でしょうか。 ある匂いを嗅いだ瞬間忘れていた過去の記憶が突然ブワッと蘇る現象のことです。
例えば今の季節なら金木犀。 その香りを嗅いだ瞬間に、ああ学生時代の通学ローを思い出すなぁ
みたいなことですね。 ちなみに自分の場合金木犀の香りを嗅ぐとトイレを思い出します。
なぜかトイレの方向際に金木犀の香りが使われていたからです。 ロマンチックな思い出ゼロ。
ということでプルースト効果です。 この名前の由来はフランスの作家マルセル・プルーストの小説
失われた時を求めて、もちろん皆さんご存知ですよね。 1913年に書き始めて1927年に完結。
ギネスにも世界一長い小説として認定されている あの超有名な小説です。
と言いつつ正直に言います。これ読んだ人ほとんどいませんよね。 何しろ長いことで有名ですから。私も読んでません。
でも自分それより長い栗本香さんのグインサーガは読んでます。 なぜそっちは読んだんだ自分。
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ちなみにグインサーガがギネスに認められなかったのは本当に残念です。 さで失われた時を求めてには紅茶に浸したマドレンを口に入れた瞬間に
幼少期の記憶が一気に蘇るという有名な場面があります。 そこから匂いなどをきっかけに過去の記憶が蘇る現象がプルースト効果と呼ばれるようになりました。
ただしこれは物理法則のような厳密な科学法則ではありません。 心理学や認知科学の分野で研究されている現象です。
ではなぜ匂いで記憶が蘇りやすいのか。 嗅覚は旧細胞から救急を経て感情や記憶に関係する大脳片栄系と近い経路で繋がっています。
そのため視覚や聴覚などに比べて匂いが感情や記憶を強く呼び起こすことがあると考えられています。
ここまで話すとなんだか急に科学系ポッドキャストっぽくなりましたね。 自分がプルースト効果という言葉を知ったのはごく最近です。
大学時代に教育心理を勉強していたのでハロー効果とかピグマリオン効果は習いました。
でもプルースト効果は聞いた記憶がない。なぜか。 理由は単純です。自分が大学で勉強していた頃にはまだこの言葉がなかったんです。
匂いによって呼び起こされる自伝的記憶というテーマまで広げて書文を調べると関連する研究が出てくるのは1992年頃。
そしてプルースト効果という言葉が出てくるのが2000年頃。 つまり名前としては意外と新しいんです。
研究のピークも2002年前後で年に4本ほどあればいい。 2010年代以降は年に2本あればいいくらい。
ものすごく研究されている分野かと思ったらそうでもない。 それなのに名前だけは妙に有名。
香水など匂いを扱う商品の宣伝なんかにも使いやすい言葉なのでそこから一般にも広がったのかもしれません。
そしてここが面白いと思うんですよ。 匂いで記憶が蘇る体験自体は人類が昔からしていたはずです。
でもそこに名前がなかった。 それがプルースト効果と名前をつけた瞬間にああそれあるあるとなった。
名前をつけるってすごい発明ですよね。 ただここでちょっと突っ込みたい。
プルーストの有名な場面って紅茶に浸したマドレーヌですよね。 それって匂いというより味じゃない?
匂いで記憶が蘇ると言いながら代表例がマドレーヌの味。 なんか一致しないなぁ。
そして味や匂いをきっかけに記憶が蘇る作品って漫画や小説に5万とあります。 例えばおいしんぼ。
京都の大富豪京極満太郎さんが貝腹湯山の料理を食べて過去を思い出しボロボロ泣きながら
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なんちゅうもんを食わせてくれたんやとなるあの有名な場面。 それに比べて山岡さんの愛はかすやまでセットで覚えている人も多いと思います。
あれが1988年頃プルースト効果という言葉ができるよりずっと前です。
おいしんぼにはこういう料理を食べて記憶が蘇るパターンが山ほどあります。 栗田さんのおばあちゃんが料理をきっかけに記憶を取り戻してボケも治っちゃう話なんかもありますよね。
もし誰かが当時これをおいしんぼ効果と呼びましょうと名付けていたら今頃我々はいやおいしんぼ効果ってありますよねー
なんて言っていたかもしれません。 それからプルースト効果という言葉が登場した頃にも非常に印象的な作品がいます。
2001年公開のクレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ猛烈大人帝国の逆襲です。 過去の思い出の世界に取り込まれてしまった広しを現実へ引き戻したのが自分の靴下の匂い。
その匂いをきっかけに家族との記憶を思い出し広しは過去の世界から脱出します。 プルースト効果の最高傑作は多分広しの靴下です。
ただあれはプルースト効果というよりアンモニアと同じく気づけ薬としての効果だった可能性もありますけどね。
そして匂いでかこえという話で自分がもう一つ思い出すのが津杖康隆さんの時をかける少女です。
テレビドラマ映画アニメと何度も映像化されている名作です。 この作品当時のタイムマシンものといえばタイムマシンが定番だったところを
薬品の力でタイムリープするという設定にしました。 だから自分は津杖さんは文学に詳しいから失われた時を求めたのプルースト効果からタイムリープを思いついたんだなぁと思ったんです。
ところが津杖さんが時をかける少女を書いたのは1965年。 プルースト効果という言葉ができるよりはるか大昔。
自分は子供の頃NHKの少年ドラマシリーズで初めて時をかける少女を見ました。 タイトルはタイムトラベラー。
この作品の中でタイムリープする薬品の匂いとしてラベンダーの香りが出てくるんです。
ところが当時の自分ラベンダーの香りを知りませんでした。 1970年代の田舎です。
ラベンダーなんて嗅ぐ機会がない。 その後安価な合成香料ができるようになってある時トイレの芳香剤の甘い香りを嗅いだんです。
そしてそれがラベンダーだと知った瞬間にあこれがタイムリープする香りかーとものすごく感動しました。
トイレで。 今でもラベンダーの香りを嗅ぐとその時のトイレを思い出します。
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匂いと過去の記憶そして時間を結びつけたつついさんの時をかける少女はやっぱり先駆的な作品だと思います。
もしかすると誰かが1960年代のつついさんのところへタイムリープしてラベンダーの香りでタイムリープするアイディア使ってくださいと伝えたのかもしれません。
というわけで今回は匂いによって過去の記憶が蘇るプルースト効果のお話でした。
意外なことにそんなに歴史が古くないんですよね。
昔から誰もが経験していたことに後から名前がついた。
そう考えると身の回りにはまだまだ名前はないけどみんな経験していることがたくさんあるのかもしれません。
ということで今回はこの辺で皆さんにはどんな匂いで思い出す記憶がありますか。
はいそれではまた。もしよければピョン吉のオタクな話にお付き合いくださいね。
本日もお聞きくださいまして誠にありがとうございました。
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