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2026-10-06 11:35

#1682 福島県出身のアニメーター・桂憲一郎さんについての話

今回は、2026年9月30日に59歳で亡くなられた、福島県出身のアニメーター・キャラクターデザイナー、桂憲一郎さんを偲びます。

『マクロス7』の熱気バサラやミレーヌ、『この中に1人、妹がいる!』『グリザイア』シリーズ、『ナイツ&マジック』など、数々の作品でキャラクターに命を吹き込んできた桂さん。その歩みや、アニメーターを志したきっかけを振り返ります。

もっとお話を聞きたかったという思いを込めて、福島県出身のアニメファンとして、感謝とともに語っております。



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はい、おはようございます。本日の放送は、2026年10月6日、火曜日です。 本日は第1682回目のお話となります。
このチャンネルは、福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が、日々気になったことをダラダラと話していくという番組です。
よろしくお願いいたします。 昨日、とても悲しいニュースが飛び込んできました。
アニメーター・キャラクターデザイナーとして活躍された桂憲一郎さんが、2026年9月30日に亡くなられました。
59歳でした。 10月5日、奥様でアニメーターの宮路聡子さんがSNSで報告されています。
病気療養中だったとのことで、葬儀は近親者のみで取り行われたそうです。
59歳。 まだまだこれからも素晴らしい作品を生み出していただきたかっただけに、本当に残念です。
今回は福島県出身のアニメーター、桂憲一郎さんのアニメを振り返ってみたいと思います。
桂憲一郎さんは1967年生まれ、アニメーター・キャラクターデザイナー・作画監督として30年以上にわたってアニメ業界で活躍されてきた方です。
1980年代後半からアニメの現場に入り、確かなデッサン力で躍動感あふれるキャラクターの描写で注目されるようになります。
そして、1994年放送のテレビアニメマクロスセブンでキャラクターデザインと創作画監督を担当、一役その名前が知られるようになりました。
ネッキバサラやミレーヌ・ジーナスなど個性豊かなキャラクターたちを生み出し、作品の魅力を支えた方です。
ただ、このマクロスセブン、当時のファンにとっては色々と驚きの多い作品だったんですよね。
というのも、前作超時空要塞マクロスのキャラクターといえば三木本さんの絵が印象的でした。
その三木本さんのキャラクター原案をもとに、かつらさんがアニメ用にデザインし直したわけです。
続編ですから、ファンとしては当然、今回も三木本っぽい絵柄なんだろうなぁと期待するじゃないですか。
ところがいざ放送が始まると、あれ?なんかだいぶ違うぞ?
当時戸惑ったファンも少なくなかったと思います。
しかも主人公のネッキバサラは、「俺の歌を聞け!」と叫びながら、バルキリーで戦場に突っ込んでいくんですからね。
絵柄も設定もそれまでのシリーズとは違う。
でも見ているうちに、かつらさんの描くキャラクターの魅力に引き込まれていく、そういう作品だったと思います。
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そのかつらさんが福島県出身であることは知られていますが、詳しい出身地や出身校については公開されていません。
実はこの番組でも第538回、2023年8月にかつらさんを取り上げたことがあります。
ただその時は情報が少なくて、調べても調べても材料が出てこない。
結局想像を交えながらお話しするような回になってしまいました。
いつかもっと詳しい情報を集めて改めて紹介したいなぁと思っていたんですが、その機会が失われてしまったことが本当に残念です。
それでも現在わかっているかつらさんの歩みをもう少し振り返ってみたいと思います。
かつらさんはご両親が絵を趣味にしている家庭で育ったそうで、自然と絵が好きになったそうです。
そんなかつらさんが出会ったのが井上三美さんの画集でした。
井上さんといえばアニメーターとして活躍した後、イラストレーターとしても大人気になった方ですね。
かつらさんはその画集を見ていい絵だなぁと思い、作者について調べてみたそうです。
すると井上さんがアニメーターだったことを知り、そこで初めてアニメーターという職業があることを知ったんだとか。
実はかつらさん、中学・高校時代は本が好きで、早川書房の文庫本のカバーイラストに憧れていたそうです。
それで将来は写真絵画家になりたいと考えて、大学では美術を学ぼうと思っていたんだとか。
これわかるんですよね。
当時の早川書房の文庫本って、表紙のイラストがかっこよかったんですよ。
SFや海外作品の表紙を眺めているだけで、まだ読んでいない物語の世界に連れて行かれるような感じがありました。
自分もそれで集めていた口です。
かつらさんはそこからアニメーターという仕事に興味を持ち、専門学校に進むことになります。
さらに同じ福島県出身のアニメーター、梅津康生さんの絵にも出会い、営業を受けたそうです。
専門学校を経てアニメの制作現場に入り、動画、原画と英検を積んでいったかつらさん。
北都の県や乱舞二分の一などの作品に参加し、次第にその実力が注目されるようになります。
そして1994年放送のマクロス7でキャラクターデザインと創作画監督を担当、一役その名前が知られるようになりました。
ところがこの頃アニメ業界には新たな波がやってきます。それがゲームです。
アニメーターの活躍の場が広がり、多くの人がゲーム業界へと活動の軸足を移していきます。
かつらさんもその流れの中でゲームの仕事に取り組むようになります。
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18歳未満禁止のパソコンゲームでは、かつらえだげという別名義で活動されていたそうです。
自分も当時のゲーム事情にはそれほど詳しくないので、かつらさんがゲームの仕事でどんなことを考えていたのか全てを知っているわけではありません。
ただゲームのキャラクターデザインにはアニメとはまた違った表現の面白さがあったのかもしれませんね。
自分の描きたいキャラクターをより自由に表現できる、そうした魅力もあったのではないかと想像します。
いずれにしても、かつらさんはゲームの仕事でも実力を発揮し、その後もアニメの世界で活躍を続けていきます。
その後の代表的な仕事としては、コミックパーティーレボリューションでキャラクターデザインを担当、
2Heart2ではキャラクターデザインと創作画監督を務めています。
ただこの辺りのアニメが放送されている頃は、私は高育て真っ最中だったんですよね。
アニメを追いかける時間も減っていましたし、そもそも福島県で放送されていたのかどうかも記憶が曖昧です。
地方に住んでいるアニメファンにとっては、見たい作品が放送されないというのはなかなかつらい問題でしたからね。
当時は見たいのに見られないということも珍しくなかったです。
ちなみにこのアニメについては、福島県出身の漫画家新井チェリーさんが公式二次作品本がきっかけでデビューしたこともあり、本を読んだので印象に残っています。
そして私が桂さんの名前を改めて意識した作品が、2012年深夜アニメのこの中に一人妹がいるでした。
桂さんはこの作品でキャラクターデザインと創作画監督を担当されています。 生き生きとした女の子たちの描写に元気いっぱいのオープニング。
続いてグリザイアシリーズでも創作画監督を担当しています。 私は桂さんのゲーム時代の仕事を詳しく知らなかったので、こうした作品を見て
こんな作品でも活躍されているんだと驚いた記憶があります。 2017年にはナイツ&マジックでキャラクターデザインと創作画監督を担当。
これ異世界転生のものとロボットアニメを組み合わせた作品で、ロボット好きにはたまらない作品でした。
異世界に転生した主人公が前世から大好きだったロボットを自分で作って操縦する。
好きなものへの情熱がそのまま物語を動かしていくんですよね。 そして2018年には転生したらスライムだった件。
今も続いていますがその第一期で作画監督を担当しています。 さらに2023年にはシンリュアリティノワールでキャラクターデザイン
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作画監督、創作画監督を務めています。 こうして振り返ってみるとマクロス7からこの中に一人妹がいるグリザイアシリーズ
ナイツ&マジック、転生したらスライムだった件、 そしてシンリュアリティノワールまで本当に幅広い作品に関わってこられるんですね。
作品のジャンルも時代も違う中で長年にわたってキャラクターに命を吹き込んできた。 改めてその仕事の大きさを感じます。
桂健一郎さんは30年以上にわたってアニメの一線で活躍されてきました。 一方でご自身の経歴や思いについて語られる機会はそれほど多くなかったように思います。
だからこそ今回の不法に接してもっと詳しくお話を聞いてみたかった。 もっと桂さんのことを知りたかったという気持ちが強くなりました。
福島県出身のアニメーターとしてどんな子供時代を過ごし、どんな思いで絵を描き、 どんな苦労を重ねてきたのかもっと知りたかったですね。
桂さんが残された作品はこれからも多くの人に見られ愛され続けていくはずです。 皆さんもぜひお気に入りの桂さんの作品をもう一度見返してみてはいかがでしょうか。
マクロス7の熱気バサラにもう一度俺の歌を聴けと言ってもらうのもいいですし、 この中に一人妹がいるやグリザイアシリーズを見返してみるのもいいと思います。
ああこのキャラクターのデザインも桂さんだったんだと新しい発見があるかもしれません。
アニメーターという仕事は作品の前面に名前が出る機会ばかりではありません。 けれどキャラクターの顔色や動き、画面の中で生き生きと動く姿は確かに作品の中に残っています。
そしてその絵を見た人の心にも思い出として残っていくんですよね。
桂健一郎さん素晴らしい作品をありがとうございました。
はい、それではまたもしよければぴょん吉のオタクな話にお付き合いくださいね。
本日もお聴きくださいまして誠にありがとうございました。
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