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#420 地元映画を支える人はどれだけいる?郡山の映画文化に足りないもの
2026-08-05 05:20

#420 地元映画を支える人はどれだけいる?郡山の映画文化に足りないもの

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ピョン吉の航星日誌「#1620 「東北のウィーン」という仮題の映画に支援が集まらなかった話」をGoogle notebookでポッドキャスト化したものです。

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こんにちは。今回の深掘りなんですけど、送ってくださった方からの資料を見て、私、本当に驚いてしまったんですよね。
こんにちは。福島県郡山市のPR映画の件ですよね。
そうなんです。東北のウィーンという映画のクラウドファンディングが目標達成率わずか8%で終わってしまったという。
はい。支援者がたったの49人で、集まった金額も約85万円という、かなりシビアな結果でしたね。
郡山市って人口30万人の大きな都市じゃないですか。しかも今泉楽也監督とか、広木孝一監督とか、俳優の西田俊幸さんなんかも輩出しているんですよね。
そうなんですよ。日本映画界を牽引するような才能を生み出した、いわば映画の土壌がしっかりある街なんですよね。
なのにこの結果というのは、名選手を次々と生み出す野球の競合画屋なのに、いざ地元の試合になるとチケットが全く売れないみたいな状況ですよね。
それほどの土壌があるのになぜここまで現在の市民の熱量が低いんでしょうか。
それはですね、文化が完全に消費するものになってしまっているからだと考えられます。
消費ですか。それはつまり。
素晴らしい円溜めが身近にあるからこそ、市民が巨大企業が提供する完成された円溜めをお客様として消費することに慣れきってしまっているんです。
自分たちでゼロから生産するっていう当事者意識が薄れているんです。
なるほど。お金を払って座っていれば、局上の映画が見られる環境が当たり前になっているわけですね。
でもその受け身の姿勢が、実は街の未来の円溜め施設を脅かしているという話なんですよね。
まさにそこが今回の革新なんです。来年の春に新潟町にあるイオンモールが建て替えられて、東北最大規模の施設になる予定なんですが。
はいはい、資料にありましたね。でもシネコンの誘致はまだ未確定だとか、私なんかはあんな巨大な商業施設ができれば自動的に映画館もついてくるものだと思ってしまいますよ。
そう思われがちなんですが、今は事情が違いまして、建設費がすごく高騰しているんですよ。
かつての1スクリーン1億2000万円の倍以上かかるようになっていて、映画館側も進出にはかなり慎重なんです。
ちょっと待ってください。でもイオンのような巨大企業は、人工胴体とか大規模な市場調査のデータで出展を判断しますよね。
今回のインディーズ映画のクラファンで85万円しか集まらなかったというローカルな結果が、シネコン誘致の失敗に直結するというのは、いくらなんでも論理の飛躍じゃないですか。
一見そう見えるんですが、今はマーケティングの仕組みが違うんですよ。
企業は単純な人口だけじゃなくて、その地域の選択的娯楽への執集欲とか、文化へのエンゲージメント指数みたいなものをデータとして徹底的に分析しているんです。
あ、なるほど。じゃあ、地元映画にすら投資しない市民という行動データが。
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ええ。多額の投資をしても回収できない街という強烈なマイナスのアピールとしてアルゴリズムに組み込まれるリスクがあるんです。
箱だけ作っても中身の文化にお金を払う熱量データがなければ、業者は来ないわけですね。それは恐ろしいですね。
そこが本質なんです。だからこそ、多くの人がただシネコンが箱振ってくるのを口を開けて待っている中で、今回のクラファンに支援した49人の存在が際立つんですよ。
クラファン自体は未達成でしたけど、映画は10月に無事公開される予定なんですよね。主演は福島美女図鑑グランプリの榎本彩乃さんで。
そうです。その榎本さん主演の映画を支えた49人が起こしたミクロな反逆とも言える行動にこそ、街の文化をつくる志望があるんです。
スーパーで綺麗にパックされたトマトを買うだけじゃなくて、自分で市民農園を借りて泥だらけになりながらトマトを育てる楽しさに気づいた人たちってことですよね。
いい例えですね。まさにその泥に手を突っ込むプロセスなんです。
そういえば資料を送ってくださった方も、その49人のうちの一人として3000円を支援されたそうですよ。エンドロールに名前を載せるだけじゃなくて、クライマックスの撮影にエキストラとして潜入しようと企んでいるとか。
それは素晴らしいですね。完成品を消費するんじゃなくて、当事者として参加して文化を育てる。この局上のエンタメ体験に気づいて行動を起こした事実こそが尊いエネルギーになるんです。
その小さな熱狂の蓄積がデータになって、結果的にシネコン誘致のような大きな未来を引き寄せる呼び水になるんですね。文化は与えられるものじゃなくて、自分たちで証明して勝ち取るものなんだと。
ええ、本当にその通りです。
ここで資料を送ってくださった方に問いかけたいです。送ってくださった方の住む町では、どうやって地元の文化への熱量を証明していますか?もしその熱狂を示さなければ、ある日突然身近にあると思っていたエンタメ施設が消えてしまうかもしれませんよ。
それは本当に誰にとっても他人事ではないですよね。それでは次回の配信もお楽しみに。さようなら。
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