個人活動における会場探しのジレンマ
こんにちは。
えっと、今回送ってくださった方からの資料なんですけど、表向きは、7月20日、海の日に開催された本好きの交流会っていうことなんですが。
はい、そうですね。実はこれ、たった600円で行われた壮大な会場ロケ版だったという、なんかすごく面白い裏話なんですよね。
本当にイベントの報告書って、普通は参加人数とか盛り上がりをメインに書くんですけど、この資料は視点が全然違っていて、いかに個人の市民活動を持続させるかっていうかなり資質なテーマが根底にあるんですよ。
なるほど。
というわけで今回のミッションは、送ってくださった方の資料をベースに、須賀川市民交流センター、通称tetteの超実践的な会場レビューを深掘りしていこうと思います。
まず、個人の活動って、どうしても場所探しのジレンマに陥りやすいんですよね。
ああ、わかります。駅前の便利な貸し替え技術とかだと、半日で数万円とか平気で飛んでいきますもんね。
そうなんですよ。かといって、地域の安い公民館に行くと、まずは団体を作ってくださいって問全払いされちゃうことも多くて。
個人だと本当に借りにくいんですよね。
はい。公共施設は公平性を求められるので、営利か非営利かとか、利用実績を厳しく問われる傾向があるんです。結果的に個人が締め出されやすい構造ですね。
だから結局、私なんかもそうなんですけど、行き着く先はファミレスとか喫茶店になっちゃうんですよね。
ああ、よくあるパターンですね。
でも、コーヒー一杯で2時間とか寝ると、だんだん店員さんの視線が気まずくなってきて。
わかります。気まずいやつですね。
そうそう。それで罪悪感から思わずケーキを追加注文しちゃうっていう。私はこれを会議以上のカロリー増幅トラップって呼んでるんですけど。
カロリー増幅トラップいい表現ですね。確かに経済的にもカロリー的にも全然持続可能じゃないですよね。
はい。毎回引っかかってます。
須賀川市民交流センター「tette」の魅力と課題
そこで、今回の主役であるテッテが完璧な解決策として登場するわけです。
このテッテスペックがちょっと常識外れっていうかすごいんですよね。
最大17人入る会議室が、なんと1時間たったの300円なんですよ。
しかも資料の日は7月20日の祝日だったのに、祝日割増しもなしですね。
そうなんです。2時間借りても600円っていう、民間じゃありえない価格設定ですよね。
ええ。さらに重要なのが、現代の活動に不可欠なインフラが完璧に整っているところです。
フリーワイファイですよね。菅川川シティワイファイ。
はい。それに追加料金なしで電源も使えて冷暖房も完備。
おまけに施設や市役所の駐車場を使えば、実質無料になるという。
いやすごいですよ。しかもただの箱じゃなくて、同じ建物に図書館もあって、漫画も読めるし。
それだけじゃないんですよね。
そう。1階にはウルトラ怪獣がいて、5階にはゴジラがいるっていう。
特撮ファンじゃなくてもテンションが上がる、大人のための夢の施設じゃないですか。
本当に夢のようですね。
でも、これだけ完璧だと逆に何か裏があるんじゃないかって疑っちゃうんですけど、600円でこれって何か落とし穴とかないんですか?
いい視点ですね。実はこの資料が本当に価値を持っているのは、まさにその落とし穴の部分なんです。
やっぱりあるんですね。
はい。実践的な失敗談が赤白かに語られていて、例えば入室ルールの問題なんですが、予約時間の10分前からしか部屋に入れないんです。
ああ、なるほど。民間の貸し会議室だと前後の利用枠に余裕を持たせてあることもありますけど。
ええ。公共施設はどうしても限られたスペースをパズルのようにギリギリまで詰め込むので、前の団体との間のバッファ時間が存在しないんですよね。
ということはホワイトボードに資料を貼ったりする準備とか、終わった後の片付けを考えると。
そうです。実際のイベント時間よりも長めに予約を置く必要があるんです。
でもまあ2時間のイベントのために3時間借りても900円ですからね。全然板出にはならないですね。
ええ。ただシビアなタイムキーピングは求められます。
あともう一つ私気になったんですけど。
はい。何でしょう。
公共の施設で図書館もあってWi-Fiも電源も無料ってことは絶対にテスト勉強中の学生たちであふれ返ってますよね。もしかしてそれがノイズになるということですか。
鋭いですね。まさにそこです。著者はこれを青春の音って非常に美しく表現しているんですが。
青春の音、いい言葉ですけど。
ポッドキャストなどの音声収録をしようとすると、その青春が丸ごと環境ノイズとして入り込んでしまうんです。
なるほど。じゃあ音声収録が目的なら試行性マイクをしっかり持ち込むか、あるいは思い切って会議室ではなくて防音の効いた音楽室を借りるなどの工夫が必要になるわけですね。
その通りです。失敗から学ぶすごくリアルな分析ですよね。
情報共有とコミュニティ活性化のジレンマ
いやー資料を読むと人員講座とかパソコン勉強会とかAI講座とかこの場所を起点にできる企画のアイディアがどんどん広がっていくのがわかります。
はい。ただ著者は最後にちょっと面白いジレンマをとろしているんですよ。
あ、良い場所を紹介して自分のライバルを増やしてしまう自爆営業だって嘆いてる部分ですよね。
ええ。自分が借りたいときに予約が取れなくなるかもしれない。それでも誰かに何かを始めてほしくて、あえて紹介しているんです。
なるほどな。公共施設っていうみんなのものをどう使いこなすか。
そこには個人の活動の場を確保することと地域コミュニティを活性化させることのバランスというもっと大きなテーマが隠れているのかもしれません。
自分だけの秘密機として隠しておくか、それとも良い場所をシェアしてコミュニティを広げるか。
悩ましいところですね。
今回資料を送ってくださった方はこの場所探しのジレンマを見守って会見されたわけですが、私たちは価値ある情報を発信する際どう振る舞うべきかぜひ考えてみてくださいね。
次回の配信もお楽しみに。さようなら。
さようなら。