1. ピョン吉のAI日誌
  2. #461 ゼッツ最終回前に語る「..
#461 ゼッツ最終回前に語る「ハラハラしない理由」
2026-08-26 08:05

#461 ゼッツ最終回前に語る「ハラハラしない理由」

spotify

ピョン吉の航星日誌「#1641 仮面ライダーゼッツ最終回前、オタクオヤジの本音の話」をGoogle notebookでポッドキャスト化したものです。

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
- こんにちは。
- こんにちは。
- 今回はですね、1年間毎週欠かさず見てきた大好きな特撮ドラマの最終回についての資料なんですが。
- はい。
- 普通なら、最終回前って、主人公どうなるの?ってすごくハラハラしますよね。
- ええ、まあ普通はそうですよね。
- でも今回送ってくださった方の資料を読むと、なんだか年度末の会議に出席しているかのように、すごく心が冷めきっているんですよね。
- ああ、なるほど。年度末の会議が終わった感じで資料にありましたね。
- そうなんです。
- なんでそんな悲劇が起きたのかなって。
- 今回のこの深掘りでは、最終回のなんと4日後に控えた仮面ライダーゼツに対するこの妙な立つ感の謎を解き明かしていきたいなと。
- はい、あの年度末の会議っていうのは本当に言い得て妙な比喩ですよね。
- ですよね。
- 私もこの資料を深く読み解いていったんですが、その心がこれほどまでに作品から離れてしまった原因っていうのは、決して送ってくださった方の熱量不足ではないんですよ。
- ああ、どういうことですか。
- あの作品が抱えているある明確な構造的なアプローチに行き着くことが見えてくるんです。
- つまりその根本的な設定そのものに仕掛けがあったっていうことですか。
- そうなんです。
- 私も資料を読んで、ああなるほどってハッとさせられたんですけど、本説の大きなテーマである夢っていう構造ですよね。
- ええ、まさにそこですね。
- なんか夢の世界だから絶対絶命のピンチになって、大事な変身ベルトが壊されても、いやどうせまた復活するんでしょってこう冷めちゃうというか。
- はい、せっかくのピンチが全くピンチに感じられなくなるんですよね。
- これってあの絶対に安全バル外れないって分かっているジェットコースターに乗ってる感覚なのかなって。
- ああ、すごく分かりやすい例えですね。私もそう思います。
ただ、あの特設ヒーローにおいて主人公が死なない、つまり安全バーがあること自体はある意味当然のお約束じゃないですか。
- まあ確かにそうですよね。日曜日の朝ですし、そこは仕方ないというか。
- なので問題はそのバーの存在そのものではなくて、作り手がそのバーを視聴者に過剰に意識させすぎた構造の方にあるんですよ。
- 意識させすぎたですか。それってどういうことでしょう。
- 例えば、右に走れば壁が出てきて、ひれりに走れば落とし穴があるみたいな予測不能な展開が連続するとしますよね。
最初は、え、どうなるんだって驚くと思うんです。でもそれが夢だから何でもありっていうルールの上で無限に繰り返されたらどうなると思いますか。
- ああ、もう考えるのをやめちゃうかもしれないですね。どうせ何が起きてもありなんだしって。
- その通りなんです。視聴者は先の展開を予測したり考察したりすることを完全に放棄してしまうんですよ。
- なるほど。送ってくださった方が考察を諦めてしまったっていうのもすごく納得がいきます。
03:01
- ええ。安全バーの存在を何度も見せつけられることで物語に必要な緊張感とか危機感が完全にそがれてしまったわけです。
- まさに終わらない悪夢の中を永遠と走らされているような感覚ですね。
あと資料でもう一つ気になったのが、敵だと思っていたキャラクターが実は敵じゃなかったっていう展開の対応なんですけど。
- ああ、そこも非常に重要なポイントですね。
- 実は過去に悲しい理由があってって後から論理的に説明されても全然キャラクターに感情移入できなかったって書かれていて。
- そうなんですよ。なぜ感情移入できないのかっていうと、感情移入ってキャラクターが苦難を乗り越える姿をリアルタイムで追体験することで生まれるものじゃないですか。
- はい。リアルタイムでですね。
- 後になってから、実は昔こういうかわいそうな事情がありましたって種明かしをされても、なんかそれはただの情報処理になってしまうんですよ。
- ああ、なるほど。
- つまりその心が動くプロセスを完全に吸い飛ばしているんですね。設定の論理的な理解と感情移入は別物だということです。
- 確かに。事実だけ突きつけられても、頭でなるほどってなるだけで、うわーって心が動くのとは違いますよね。
- 全くその通りです。
- でもここで私はちょっと疑問に思うんですけど。
- はい、何でしょう。
- 日曜朝の子供向け番組で、その現実と夢の曖昧な境界線をここまで揺さぶるのって、ターゲット層に対して高度すぎませんかね。
- ああ、それはメディアをどう消費するかという深い問いですね。
- なんか私たち大人が勝手に難しく考えすぎているだけで、子供たちは純粋に絶、かっこいいって楽しんでるんじゃないかなって。
- 確かに。子供の想像力は柔軟ですからね。大人が求めるような論理的な整合性よりも、直感的なビジュアルのかっこよさだけで十分に物語を補完できている可能性は大いにあります。
- ですよね。
- ただその一方で、大人の視点からすると、その複雑な設定が純粋に物語を楽しむためのノイズになってしまったのは事実でしょうね。
- なるほど。大人の私たちにはノイズになったっていうお話でしたけど、じゃあ大人の視点から見て完全に失敗だったかというとそうではないんですよね。
- ええ、そうですね。
- 資料を読むと、大人だからこそ深く共感できる血に足のついた要素が一つだけあったって書かれていて。
- はい。主人公の成長の部分ですね。
- そうなんです。送ってくださった方も高く評価している主人公の幕の成長についてなんですけど。
- あの最初は本当に不運に振り回されて人生を半分諦めていたようなキャラクターでしたよね。
- ええ。
- それがこの1年という時間をかけて不運はなくならないって受け入れた上で、それでも行動できる人物へと変化していきました。
- はい。夢っていうこうふわふわした何でもありの世界観の中で、この人間の内面的な成長だけは非常に現実的で確かな変化として描かれていましたよね。
- ええ。
- ここで私すごく本質的なことに気づいたんです。
- と言いますと?
- 私たちがフィクションのヒーローに求めているものって、実は彼らがどう勝つかだけじゃないんですよね。
06:06
- なるほど。では何だと?
- 彼らが何を失う覚悟があるのかを見たいんじゃないかと思うんです。
- ああ、深いですね。
- 夢の世界っていう、ある意味何も失わない無敵の構造の中で、唯一主人公の元はだけが、かつての諦めとか弱さを失って、現実を受け入れる強さを手に入れたじゃないですか。
- ええ。
- これこそがこの作品の真の魅力だったのかもしれないなって。
- 素晴らしい視点だと思います。設定の構造に不満があったとしても、一人のキャラクターのその痛みを伴う生き様だけで視聴者は1年間見続けられてしまうんですよね。
- 本当にそうですね。
- 送ってくださった方も、きっと思い当たる節があるんじゃないでしょうか。その不思議な引力こそがこの作品の進化ですよね。
- ええ。
- そして忘れてはいけないのが、この物語の根底にある前提条件なんです。人間がいる限り悪夢は消えないっていうルールですよね。
- はいはい。
- つまり最初から悪夢を完全に根絶するっていうゴールは設定されていなかった物語なんですよ。
- だからこそ、構造上最終回で全てがすっきり解決して世界が救われるっていう大縁輪にはならないんですね。
- ええ。ある意味、このたつかんしたモヤモヤ感は作品が意図した当然の着地点だったとも言えるんです。
- なるほどな。でもだからこそ最後に、送ってくださった方にあえて挑発的な問いを投げかけたいんですよ。
- あ、挑発的な問いですか?
- もし、あと4日後の最終回でこれまでの全てのモヤモヤをひっくり返すような大逆転劇が待っていたとしたらどうでしょうか。
- ああ、なるほど。ゼッツ最高って思わせるような展開ですね。
- はい。構造上の不満すらも、実は制作側の大きな手のひらの上だったとしたら、あの年度末の会議のような冷めた評価はどう変わるのかなって。
- それは非常に興味深いですね。
- はい。ぜひ最終回を見届けた後に、ご自身の心がどう動いたか、もう一度問いかけてみて欲しいなと思います。
次回の配信もお楽しみに。さよなら。
08:05

コメント

スクロール