#231【きくリポ】直木賞に朝倉かすみさん「けんぐゎい」 自身初の時代小説、「女性」「怒り」が出発点 当初書きたかったのは、あの児童文学の名著?
2026-08-05 17:55

#231【きくリポ】直木賞に朝倉かすみさん「けんぐゎい」 自身初の時代小説、「女性」「怒り」が出発点 当初書きたかったのは、あの児童文学の名著?

「書いている時は怖いものがなくなるんです。書いている時の自分の〝ありったけ〟を込められたと思います」。

そう話すのは、第175回直木賞を受賞した朝倉かすみさん。

3回目のノミネートで射止めた作品『けんぐゎい』は、朝倉さん初の時代小説です。
舞台は江戸、主人公は顔と全身にあばたがある少女ふゆ。

利発で、読み書きなどを教える「手習い所」で書物に親しむことを許されたものの、女であるが故に強いられる理不尽に直面します。
自分の心を映し出すような空想上の生き物と対話しながら、過酷な現実に抗していく姿を描きました。

実は、当初イメージとして考えていのは、ある児童文学の名著だったとのこと。
しかし、好きだった落語や講談をイメージした語り口に乗せて書き進めていくうちに、女性であることにまつわる「怒りや悲しみ」に突き動かされ、物語が大きく飛躍したそうです。

8月に66歳の誕生日を迎える朝倉さんは、女性の直木賞受賞者としては最年長とのこと。
受賞後の会見で「デビューした時から『老婆作家』になりたいと思っていたので、すごくうれしい」と話した朝倉さん。
選考委員からは「女性の生き方を筆の力で照らした。祈りとパワーを感じた」との評価を得ました。

『けんぐゎい』が描こうとしたのは?
そして受賞した朝倉さんはどんな人か?

注目を浴びた他の候補作も交えて、芥川賞編に続き、文化部のデスクと記者2人が深く語っています。

「夏休みで時間ができたので本を読みたい」
「暑い日が続いているので読書をして過ごしたい」
そんな方がいましたら、今回のエピソードは、本探しのヒントになるかもしれません。

ぜひ本編をお聞きください。

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#223【きくリポ】初小説で異例の「直木賞」候補入り!
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