1. もっとPRの話をしよう。聴く「PR TALK」by talentbook
  2. #14 広報のしごとの誤解をど..
2022-06-20 19:47

#14 広報のしごとの誤解をどう解いていく?-日比谷さんとPRの話をしよう(後編)

聴く「PR TALK」はPR TableのPR/Evangelist クボケイタと、取締役/Founderの大堀航がテーブルを囲み、様々な業界で活躍するゲストをお招きして「もっとPRの話をしよう」という趣旨の番組です。

今回は、PR Table創業メンバーであり、at WIll Workをはじめ様々な取組みでご一緒してきたkipples代表の日比谷尚武さんをゲストにお呼びして、はじめてTwitterスペースで公開収録を実施。

広報・PRパーソンの方にも、非広報の方にも届けたい内容でしたので、対談記事として前編・後編にまとめました。ぜひ音声と文字あわせてお楽しみくださいませ!(記事ページはこちら

放送ハイライト

  1. 広報と他部門との壁について(~)
    ・SansanでマーケとPRをやってみてわかったこと
    ・広報と経営の両方が歩み寄る必要がある
    ・暗黙知でやっている仕事をどう言語化するか
  2. スタートアップでPRが活躍するには(〜)
    ・エージェンシーからの転職が増えている
    ・社会的意義への手触り感
    ・経営者は広報のポテンシャルを知ることが大切
  3. エンディングトーク(〜)
    ・マルチ憑依力について
    ・ソーシャルセクターの広報を支援する人を増やしたい
    ・日比谷さんはPR業界の宝

聞き手:PR Table 取締役/Founder 大堀航、PR/Evangelist 久保圭太
ゲスト:kipples代表 日比谷尚武さん

00:09
日比谷さん、最近、広報委員会の人たちに広報の仕事を伝えていく、みたいなことにしっかり入れられてるな、という印象があるんですけど。
この辺り、それこそ、書籍あるじゃないですか。B2Bマーケティングの基礎知識という書籍も出されて、これも固定ツイートに入らせてもらってるんですけど。
これも広報の仕事を誤解されてるんで、アイキャッチでノートも書かれたりしたけど。
この辺は、元々日比谷さんはマーケ中心者だと思うんですけど、この辺はやっぱり感じるんですか?この壁というか、マーケット広報の壁とか。
僕自身もそうでしたけど、33でマーケティングやるときに初めてマーケティングのことを勉強して、おほうほうになっていて。
ついでに何かの弾みで、メディアに露出すると問い合わせ増えるらしいよ、ぐらいな感じから。
日経BPに出るとそんなすごいの?みたいな感じになったわけですよね。
だけどいざやってみたら、普通にたまたま問い合わせ増えたりみたいなのもあったし、ちょっと勉強するかと思ったら奥深いし、
これ結構大事な考え方だなってやっと分かってきたみたいなところが自分ではあったんですよね。
結構周りを見てみると、意外と広報の話を通じるマーケの人とか経営者の人いないし、何を触ったらいいかもわかんないし、
これ結構知見としてはまだ広まってないなとか。だけどこれ知ってると絶対強いな。
でもロジカルで合理的にその意義を説明するのはむずいなって、もやもやをずっと抱えてた。
当時は僕はマーケやりながら広報もやってたんで、マーケの仕事をちゃんと成果出してれば、
隙間時間のおまけで広報やっていいぐらい恵まれた環境だったんで、うまくハイブリッドできたんですけど、
よくよくマーケと広報が分かれてて、それで広報の立場が弱いとか分かってくれないみたいな気況になってきたり、
ほどなくしていろいろお相談を受ける中で、そろそろ採用広報をやりたいから広報を雇いたいんだよねとか、
調達したからちょっと広報を雇いたいんだけどどんな人がいいですかねみたいな人を聞くと、
どうも相手の経営者の言ってることがトンチン感だなみたいな。これ分かってねえなみたいな。
積み重ねていくうちに、これ実は知られてないっていうのはこの6,7年、5,6年の手応えだったんですね。
ちょっと話長くなりますけど、一方で広報の方、勉強会とかでいろいろお話聞いたり相談乗ってると、
経営者の方やマーケの人が分かってくれないっていうのもやっぱり聞くわけですよ。
最初はそういう人たちにこうやって上司に言えばいいんじゃないとか、こういう目標設定を自分から提案してみてはどうかとか、
広報から提案、マネジメントに歩み寄るっていうのをいろいろ説明したりしてみてたんですけど、
03:02
それはやっぱりむずいんですよね。
それなんでむずいんですか?
マネジメントや経営の経験ない候補しかやってきていない方だと、キャッチアップしてみろよって言っても結構ハードル高いし、
仮に頑張ってまともなことを言えるようになっても、経営人が聞く耳を持たないと取り合ってくれないから、
もうだったら転職した方がいいんじゃね?みたいになっちゃう。
そうすると、やっぱり経営人に広報のことをわかってもらわないことには定着してないなと思った。
なんで途中からVCの人たちと組んで、投資先のアカウントアップの経営者に、
無理をでいいから広報とアナウンスディレクターやらせてくれみたいなのをやり始めた。
そしたら割と早い段階から、候補の大事さとかいつ頃から増やせばいいかみたいなのを掴んでいただいて、
程よいタイミングで採用するか、程よいタイミングで相談をもらえるみたいになってきたので。
すごい増えてる感じますよね。スタートアップだと特に経営者とかが、もうピアリー必要だっていうか、大事だっていう発信が増えてる。
昔からセオさんのライブ側で堀井さんが上手くテレビとかメディア使ったり、
あの方法がいいかどうかは別としてもね。
家入さんが時折そういう定期的にツイートしていたりしますけどね。
上手く使えばってこともわかってきてると思うんですけど。
今回も書籍に書いたのもそういった流れの一つというか。
マーケの人から見たときに、マーケ視線で見た方法とは何でのか。
どうやって絡むとお互いハッピーじゃないですかみたいなことを書いたつもりなんですけどね。
めちゃくちゃボリューミーで。
13パート、何人ぐらいでしたっけ。
10人ぐらいの方々が強調で書かれてる本なんで、ぜひみんな読んでみてください。
ちょっとね、いろいろご意見はあるみたいですね。
調査が違うから、それぞれ言ってること、同じマーケの戦略のことをこっちの章でもあっちの章でも言っちゃったり、
微妙に表現が違ったりとかそういうコンフィクションがあって、
通しで読むと違和感になってないとか、例えばあるんですけど、
逆にでもパートパート興味あるとこ読んでいくと、そこは書ききれめるになってるから、
そういう使い方だったらいいんじゃないですかね。
何かしないから今ここでフォローしますけど。
やっぱりこの、なんでしょう、広報をやってなかった人に鍛えるとか、
全く知らない人に鍛えるっていうことを、
めちゃくちゃ日比谷さん日本でトップに入るぐらいやってるんじゃないかと、
活動を見ると思います。
めちゃめちゃ厳重されてるんで。
そうなのか。
逆に言うと他の人がいないのかな。
06:00
あんまり僕難しいこと書いてないし、
ぶっちゃけ全部毎回同じこと言ってるんで、
またかよってなってると思ってるんですよ、僕の中では。
なんでしょうね。
わりと暗黙地でPRの仕事とか大企業の広報とかも、
わりと職人的なものなので伝達が難しいとか、
いざ仕事の実務ってなったとき、
なかなかそこまで落ちてなかったりするのが、
たぶん長かったと思うんですよね。
あんまり僕が一社目PR会社やってたときも、
そこまでそんな情報なかったんで。
PR会社の時代じゃないかと。
本田敬典さんの戦略PRの本とか読んだ世代なんですけど、
あんまなかったんですよね。
こういう言語化されたものが。
長いからブログやってみようかなと思って、PRテーブルブログ。
結構あの時は先駆けだったんですね、PRテーブルと。
でもそんなに書く話がないなっていう。
深く読みすぎちゃうとわからないしとか。
でもやっぱり僕は当時事業会社の広報だったんですけど、
PR会社とか代理店の中の方たちっていうのは、
こういうふうに考えてる、こういうじくじたる思いとか、
そういうクライアントに対する思いを持ってたりとか、
するんだなっていうのが見えて、あ、なるほどって。
すごい新鮮な感じではありましたね。
そこはブラックボックスっていうか、
壁が結構まだあったということかもしれないですね。
人の流通を制御したり情報の流通を制御したりね。
最近はそのような中でも人も情報もかなりオープンして動いてますよね。
いや動いてますね。
本当にPR会社の時の仲間とかがみんな今、
なぜかベンチャーにいるのが多いですよね、みんな。
そうなんだ。確かに。
僕はいくつかのベンチャーキャピタルの広報のアドバイザーをやらせてもらってるんですけど、
役割としては投資先のスタートアップの方々の広報の相談に乗るんですよ。
広報の専任がいないときはどうやってリリースを打とうかとか、
資金調達のタイミングでどうすればいいですかみたいなのから始まって、
ちょっとすると採用の相談になってくるんですよね。
審査というかチェックの相談、どういう要件で探すかみたいなことのお手伝いもするんですけど、
やっぱりスタートアップに応募してくる方でPR会社に出身の若い方っていうのがすごい増えてますよね。
そういう意味での即戦力というかスキル面では基本的に問題ないのかなっていう感じで、
スタートだからカルチャーフィットみたいなところで行こうみたいになるんですけど、
ちょっと前はそんな感じじゃなかったから、めっちゃ人差し苦労した記憶があるんですけどね。
なんでなんですかね、なんかそういう成功例が結構出てきたってことはあるんですかね、世の中に。
09:00
成功例という、いいか悪いか別にして、PR会社さんが頑張ってプレゼンスを高めて、
上の世代の方々も含めて、やっぱり新卒でPR会社に入る方も増えたと認識してるし、
かといってそういう人たちがずっとクライアントワークだけやりたいかっていうと、
多分同級生がスタートアップやってますみたいなのが割と普通になってきた時代だし、
転職もそんなにおかしなことじゃないから、自然と流動性が高まってきてるっていうのでは、
スタートアップもPRも両方とも業界が成熟っていうか、少し広がってるんだよね、とは思いますよね。
僕2012年に大妻PRからレアジブ転職したんですけど、
そのときやっぱりPR会社出身の人たちあんまりいなかったですもん。横のつながりなかった。
なんでベンチャー行くのってPR会社の当時のみんなからめちゃくちゃ言われました。
めちゃくちゃ、めちゃくちゃ、マジで言われたくて言われたかったですよね。
そのときはPR会社って割と大手のお客さん多いんで、そっち側に行く。
お客さんのところに自分が向こう側として入るっていうのはすごい多かったんですよ。
どっかからオラクレ行くとか、どっかからIB見に行くとか、よく見逃してちょこちょこ行きましたね。
いろんな業界でそれがあったかもしれない。
だからスタートアップに行くのが珍しいってことか。
そもそもスタートアップ自体のプレゼンスがしたい。
なんかやっぱりね、来てみるとPR、これは全職種共通だと思うんですけど、
やっぱり社会的意義性の高い仕事をしたいじゃないですか。
何かを良くする。社会を良くする。
っていう意味では一番スタートアップって手触り感があるんですよね。
PRの動きで何かに連続に物事が変わっていくとかってすごい味わえるから、
やっぱりいい環境だよ。スタートアップにPRの人行くのは楽しいなって楽しいだろうなと思ってます。
それはそうかもしれないな。
さっきのね、スタートアップでPRの仕事が割と大切ってイメージが高まってきてから、環境としてもいいですね。
とてもいい環境な気がするな。
PR募集してる会社なんか本当に、それ見てるからだけかもしれないけど増えてるなって。
増えてると思いますし。
なんで僕がさっきの話に戻ってくると、
雇うときにちゃんと広報の人、PRパーソンに何をやって欲しいかとか、
どういう要件で審査すればいいかとかね、入った後にどういう目標を持ってもらうかとか、
その辺の受け入れがまだ弱いというか、まだちょっと緩いところも多いかなと思ってて、
最悪検討しようと思ってくれるだけいいなと思ってるんですけど、
12:03
いわゆるメディアリーチだけとか、オンラインの運用をやってもらえばいいとか、
採用広報だけでいいから、それ以外は営業がやってるからいいんだとかね。
まあいいんですよ、会社の戦略できちんと分かってていいんですけど、
広報のポテンシャル分かってないままに、
とりあえず自分のイメージで広報ってこういうものっていうのを持ってて、
だから狭いところだけで仕事させようっていう経営者の方まだいるイメージがあるんで、
そこはもっとプッシュアップしていかないと、PRパーソンの活躍する場所も増えないし、
PRの力をもっと世に知らしめて活かす環境が整わないんじゃないかなとは思って、
粘り強く発信しようかなって感じなんですけどね。
経営者側の、
非広報の方に広報のことを伝えるってことですかね。
なんだかんだ走行してると意外とあと5分になってきました。
ありがとうございます。
日部屋さん最後に聞きたかったのは、来週スキルPRアカデミーっていう、
本田哲也さんのウェビナーに公演出ますよね。
これが登録すれば誰でも参加できるんですか。
登録すれば無料で参加できるというふうに聞いてます。
マルチ消費力。
前何回だったかな。
8回か10回シリーズで、僕はたまたまその第1回目を
フォームスの谷本さんと一緒にお話ししてるんですけど。
どんな話されるんですか。
あれはね、そもそも本田さんたちが作ったPRパーソンに必要なコンピテンシー、
スキルってこんなのあるよねって5個ぐらいの力があって、
そのうちの1つがマルチ消費力ってことですよね。
消費って要はだから、ステークホルダーの気持ち、インサイトをいかに掴むかみたいな話で。
マルチって名前はマルチステークホルダー化してるから、
例えばメッセージ届けたい目の前のターゲットのこと以外のマルチのステークホルダーのことを全部考えて
消費してコミュニケーション設計しなきゃダメよね的な話なわけですよね。
強化していくということね。
だけどそのマルチ消費力って言ってもぶっちゃけ大変じゃねみたいな、
じゃあどうやってやるんですかみたいな話をするっていうお題でした僕の。
正直むずいですよね。どうすればいいんですかって話なんだけど。
多分僕がそれを話せって言われたのはパラレルキャリアとか、
もしくはそのいろんな立場でいろんなプロジェクトに関して絡んでて、
いろんな視点で物を見てるとか、割とそういうのにそういう感覚が掴めてるかどうかわからないけど、
そういう環境に身を置いてるんで、そこから見えることを話せってことかなと思うので、
そんな話しようかなと思いますけどね。
無料ですもんね。
そうですそうです。登録さえすればいいんじゃないかな。
15:01
ありがとうございます。
今日でもいろんな、多分一人広報とPRパートのキャリア論の話はできたと思うんですけど、
最後に秀谷さん最後3分。
なんかPRパーソンに向けたメッセージまとめいきましょうか。
そうですね。ちょっとポジショントークを1個させてもらうと、
最近のテーマは非広報の方向けに広報のことを伝えるっていう方法があるんですけど、
もう1個最近考えてることがあって、エコシステムちゃんと作りたいという思いから、
スタートアップの広報、それからソーシャルセクターの広報を支える、支援する人をもっと増やしたいと思ってるんですよ。
今言ってたようにスタートアップの支援する人が増えてるけど、ソーシャルセクターの支援する人まだ多くないし、
あとスタートアップ支援する独立もしくは副業の方が増えてるけど、やっぱりなんかかなびっくりだし、
いわゆる独立して経営するとか、安定して仕事を取るとかね、
一人会社でもいいんだけど、その経営者としてマネジメントとしてうまくやるっていうところまで、
うまくできずに苦労してる子よく聞くんで、そういう方を支援するのをちょっとこのしばらくやってみようかと思っててですね。
支援する人を支援するとか、支援する人の環境を作る。
これって実はPRテーブル創業時に僕がちょっとかぶせて実現したいビジョンの一つだったんですよね。
当初のPRテーブルのビジネスモデル、僕がお願いしたのは、
ソーシャルセクターとかスタートアップで広報をやりたい人と、それからフリーランスで働きたいけど、
まだ営業とかできないみたいな、一人だと怖いみたいな、そういう人をマッチングしようみたいな。
最初マッチングからスタートしてるんで。
そうそう。
回り回ってもう一回この課題がまだ解決されてないな。
いや、そうでしょうね。
別に僕はマスでマーケット取りたいとか、めちゃくちゃ稼ぎたいわけじゃないですけど、
僕なりにやり方で目の届くところで支援をしていこうかなと思っているんで。
めちゃくちゃ楽しみ。
僕まだ手探りなんで、その辺のアイディアとかを一緒に手伝ってくれるとか、
アドバイスしてくれるとか、そういう方がもしいたらぜひご連絡いただきたいですね。
めちゃめちゃ楽しみ。
すごい、よくギター弾きながら、
ごめんなさい。
めちゃくちゃ器用だった。
今画面じゃなくて。
ギターを弾きながらすごいかっこいい話をしていただいてます。
じゃあ最後、こうさん。
そうですね。
どうでしたか、まとめ。
もうなんかもう、なんだろう。
僕の東京ヒカルがメンターでもある、命の恩人でもある、
鬼兄ちゃんでもありといういろんな目線で話してるんですけど、
日比谷さんのやってることってもうずーっとブレてないんですよね。
ずーっとスタンスが変わらない。
このままの日比谷さんがずっといるっていうのはマジですごいなと思っていて、
18:05
さらにここからいろんな今日ね、記事も出てきてますけど、
もっともっと日比谷さんには情報発信、
日比谷さんのこの発信、ブランドを日本中に広めていきたいですし、
PRテーブル社としても日比谷さんっていう人を日本に届けていきたいなと、
今日はそういうふうに思いました。
ちょっと日比谷さん稼いでいきましょう。
グワッと最後グワッと上がってたね。
それぐらいPR業界の宝だと思いました。
すいません、なんか上から見せるんで。
自覚はないんですけど頑張ります。
これからも稼いでいくということで。
うまく使ってもらえれば幸いです。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
盛りだくさんで今日はたくさんお話いただきましてありがとうございます。
はい、もちろん。
1時間たっぷりの時間が入ったんで。
そうですね、またぜひ。
ちょっと今回試しにやってみたんですけど、
いかがだったでしょうか。
いずれ公開されるかもしれませんので。
またその時はぜひ見てください。
では今日聞いていただいた皆さんもありがとうございました。
ありがとうございました。
日比谷さんとPRの話をしようでした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
終わりたいと思います。
ありがとうございました。
失礼します。
お、拍手。
終了。
19:47

コメント

スクロール