ポッドキャストのマネタイズの現状
ポッドキャストでマネタイズしたいというふうに考えている人多いと思うんですけど、
以前のエピソードでも話したことがあると思いますが、
ポッドキャストっていうのはマネタイズに不向きな媒体なんですよね。
例えばブログとかYouTubeとか、そういうところであれば比較的マネタイズってのはやりやすいんですけど、
ポッドキャスト上だけで何かを収益化するっていうのは非常に困難で、
徐々にですね、広告収益化の仕組みも日本でもできつつあるんですけど、
とはいえ、やはりこの爆発力があまりないプラットフォームなので、
広告収益を稼ぎたくても再生回数がそもそもそんなにないってなると、
多少は入ってきたとしてもそんなに大きな収益は見込めないっていうふうになるわけですね。
とはいえ、やっぱりポッドキャストをやる以上は何かしらの収益化につなげていきたいっていうふうに考えている人もいると思うんで、
このポッドキャストはどういった商品を販売していけばいいのかってことについて今回は話していきます。
ポッドキャストをやる上で一番大事なことというか、何のためにこの媒体を使うのかってことですね。
ファン化の重要性
他の媒体にはない一番の特徴は、ファン化がすごくしやすいっていうことですね。
継続的にルーティンとして聴いてくれたりとか、視聴時期が長かったりとか、
そういったことがあるので、ポッドキャストって非常にファン化がしやすい、ロイヤリティを高めるのに向いている媒体なわけですね。
一方で拡散力がないっていうそういうデメリットもあるんですけど、他のプラットフォームと組み合わせて使うっていうのがいいわけですね。
例えばブログとかであればGoogle検索からアクセスが来たりとかそういったことができますけど、
ポッドキャストっていうのは基本的に検索エンジンからアクセスが来ることはないし、
AIも全く引っかからないわけじゃないですけど、ほとんどAI検索でヒットすることもないんで、
基本的にこの媒体上にいるリスナーにしかリーチすることはできないわけです。
だからこのリーチを広げたいんであればブログと組み合わせたりとか、
YouTubeとRSSフィードをつないでおけば自動的にYouTube側のチャンネルにも音声が流れていくんで、
YouTube上のリスナーにもリーチできるわけですね。
だから他の媒体でアクセスを集めてきてこのポッドキャストでファン化するっていう流れが一番いいんですけど、
このロイヤリティを高めるっていうことに対してどういう商品を販売していくのか、何が相性がいいのかっていうと、
一つは高額商品ですね。
数をそんなに集めることはできないわけだから、一人の強烈な熱狂的なファンを作るっていうことを意識するほうがいいわけですね。
たくさんに売りたいのであればポッドキャストは不向きなわけですよ。
TikTokとかそういう拡散力のある媒体でやったほうがたくさんの人に知ってもらえる。
物販なのか無形販売なのかによっても変わりますけど、
例えばアパレルとかレストランとか、そういうビジネスをしてる人であればTikTokとかにバーンと見せるだけで、
たくさんの人に知ってもらえて欲しいなって思ってもらえたり。
TikTokとかインスタグラムでレストラン見たからなんかおいしそうだから今度行ってみようかなみたいな感じで、
その収益感つながったりっていうのはあるんですけど、
ある程度みんな暇つぶして見てるような媒体で、よしじゃあ50万のコンサルも申し込むぞとはならないわけですよ。
だからそういった媒体は拡散力があるし、そういった有形ビジネスだったり低単価の商品を売ってるような人たちっていうのは相性がいい。
一方でポッドキャストっていうのはそういう低単価商品をただ1個売るだけみたいなものは不向きというかあんまり相性が良くないわけですね。
ポッドキャストを配信して500円の商品が1個売れましたと。
ゼロよりはマシですけど1個売れたとて500円しか入ってこないってなるから、
そういう商品戦略ではあんまり大きく稼ぐことはできないわけです。
じゃあファン化されてロイヤリティを高めることによってどういった商品を売っていけばいいのか。
1つはさっき言った高単価商品ね。バックエンド商品、コーチング、コンサルティングとかそういうバックエンド商品もそうですし、
ファン化された人がどういう商品を買っていくのかということを考えると、もう1つはリピートですね。
何かリピート的に利用されるようなビジネスっていうのはロイヤリティの高い見込み客を作るっていうのは非常に大事ですよね。
飲食店もそうですよね。リピートして同じお客さんが何度も来てくれるからビジネスが成り立つわけだし、
美容院とか地域のそういうお店とかもそうだと思います。
そういうところはある程度リッチでリピーターができたりとかするんですけど、
そういう継続利用されるような商品を販売しているような人たちっていうのは、
そういうロイヤリティの高いお客さんを作るっていうのは非常に重要ですよね。
僕たちであればサブスクとかね、ずっとサブスク利用してくれるっていうのはファン化されている人だから、
商品戦略と販売方法
そういうサブスク商品を売っていくとか、あるいは複数購入ですね。
商品を1人が10個とか20個とか買ってくれるっていう状態を作る。
ファン化された人っていうのはそういうことを推してくれるわけですよ。
10個買いました、20個買いましたみたいなことをね、まとめ買いをしてくれたりするんで。
だから商品をたくさん持っていたほうが、それが起こりやすいわけですね。
ファン化されたとしても、自分が商品1個しか売ってなかったら、1個しか売れないので。
だからたくさん商品を持っておく。
で、商品をただ出すだけではやっぱり十分じゃないかな。
そのためのファン化をポドキャストで行うっていうことですね。
例えばプラットフォームに、ユーデミならユーデミでいいですけど、
たくさん講座出してもユーデミ上では誰も自分の商品を買ってくれないわけですよ。
信頼も溜まってないしってなるとね。
でも例えばポドキャストでファン化された人がいて、
あの人の商品ぜひ買いたいってね、もっと学びたいってなってたら、
あれも欲しい、これも欲しいってなるわけですよ。
だからそういう商品戦略をやっていくほうが、ポドキャストは相性がいいわけですね。
さっきも言いましたけど、たくさんの人に売るのには非常に不向きな媒体なので、
お客さんの数を追い求めるのは商品戦略的にあんまりよろしくないというかね。
それではあんまり収益が大きくなっていかないんで、考えるのは3つですね。
高単価を売るか、リピート商品を売るか、あるいは複数購入を狙うかっていうこの3つだと思います。
だからまずはそういった商品を準備していくってことですね。
もしないとなかなか難しいと。
そしてこのポドキャスト上で売るっていうのは難しいので、
ここで何か、じゃあ例えばこういう商品ありますって販売して、
じゃあ販売リンク概要欄に行っても多分あんまり売れないと思うんですね。
だからあくまでもこのポドキャストはお客さんとの接触点というかね、
ファン化というか日常的に聞いてもらう場で、
そこから別の販売プラットフォームに来てもらうっていう流れを作っていくのがいいと思います。
仮にあなたがアフィリエイトをする場合だったとしても、
ポドキャストの概要欄にアフィリエイトリンクを貼るんじゃなくて、
そこから自分のブログとかに来てもらうっていう風にした方が、
やっぱりブログ上の方が気軽にクリックされたりとか、
ポドキャストの概要欄っていうのはあんまり開かない人が多いんで、
やっぱりみんなスマホでポケットとかカバンとかに入れて聞いてる人が多いんで、
わざわざ取り出してクリックって人が少ないんで、
基本的にはポドキャストを聞いて、
それで聞いた後に自分のウェブサイトとかに来てもらう。
だから海外のポドキャストとか聞いてると、
結構URLを言ってる人が多いんですね。
www.example.com スラッシュなんちゃらみたいな感じで言ってる人が多いわけですよ。
だからその時点でリンクして、リンクをクリックして来てもらうんじゃなくて、
後々そのURLにアクセスしてもらって見てもらうみたいな。
実際そういう音声を聞いていても、
概要欄にリンク貼ってるんでクリックしてくださいって言ってる人は滅多にいなくて、
基本的にそういう風にURLを口頭で伝えてみたいなことをしてるわけです。
だからURLもある程度暗記しやすいもの、覚えやすいものにしないと、
もうURLが覚えられなかったら後でアクセスされるってことがあんまりなくなってしまうんで、
その辺の工夫も必要になってくるわけですね。
だからポドキャストだけでマネタリズムしようと思うとどうしても限界があるというか、
やっぱり音声なんで、音声だけで何かを売るって相当難しいですし、
そもそもこのポドキャストに聞きに来ている人は何かを購入するつもりで来てるわけじゃないんで、
気軽な気持ちで音声を聞きに来てるんで、
そういう人に今すぐ買いましょうっていう状態に持っていくっていうのはかなり難しいので、
じわじわとファン化をしていって、
その後に自分の商品販売につなげていくための場所、
ここで何かを売るんじゃなくて、
ファン化をしていくための場だっていう考え方でやっていくのがいいと思いますし、
そもそも商品を持ってないみたいな人はすぐに商品を作ったほうがいいですね。
さっきも言いましたけど高単価を売るか、リピートを売るか、複数商品を売るかってなるんで、
一番作りやすいものからでいいんで、やっていかないと、
さっきも言いましたけど数が集められないんで、
1個300円の商品が売れたとって300円しか入ってこないですから。
それではなかなか仮にマネタイズできたとしても収益が大きくなっていかないんで、
Podcastの最大の特徴はやっぱりファン化が一番しやすいっていうところだから、
ファン化されたたった1人のお客さんがどうやったら収益を最大化してくれるかってことを考えて、
商品を展開していくっていうのが非常に大事になってきます。
