ポッドキャストAuditの概要
今回は、ポッドキャストAuditのやり方を解説していきます。
もしあなたがコンサルをやっているのであれば、クライアントのポッドキャストを見て添削するときに使えますし、
もしやっていなかったとしても、自分のチャンネルを見直すときに役に立つ考え方なので、
ポッドキャストをやっている人には、すごくためになるのではないかと思います。
実際に、僕がポッドキャストAuditをやっているエピソードは過去に上げているので、
ぜひそちらもチェックしてもらって、ポッドキャストAuditをAUDITで検索すると出てくると思うので、
そちらも合わせて聞いてみてもらえればと思います。
このポッドキャストAuditをやるときのポイントですけれども、
シングルエピソードではなくて、全体を通して見るというのが一つ大事なんですよね。
例えば特定のエピソードを聞いてそれに対してどうだというのも、
無意味ではないですけど、ポッドキャストって一つのエピソードが良かったからどうこうなるものではないので、
そういう単体で見るというよりは全体を通して見ることの方が大事なわけですね。
そのエピソードのバランスが取れているのか、ワンパターンでマンネリ化していないのかとか、
あとメッセージがずっと一緒の場合とかですね。
メッセージというのは基本的に一回性を持たせた方がいいんですけど、
ずっと連続で同じことを言っているみたいな感じになると、
この人ずっと同じことを言っているなという風になるから、そこのバランスですよね。
角度とか切り口とかを変えて話していかないと、
結局同じことを延々と繰り返しているだけみたいな感じになってしまいますし、
過去のポッドキャストAuditを実際やっているものでもお伝えしていますけど、
番組タイトルと内容に整合性がないとかね、
いわゆるコンセプトのずれみたいなことが起こっていたりとかしているわけなんで、
そういったものを見ていく必要があるわけですね。
やっぱり発信しているとその辺が見えなくなってしまうのか、
全然本来のターゲットとは違うような内容の発信をしてしまったりということが結構あるので、
そういったところをまずはチェックしていくというのが大事ですし、
やっている人も少ないんじゃないかなと思うんですけど、
基本的にタイトルとかサムネイルとか番組の説明欄とか、
そういうところは見たほうがいいんですね。
ずっと同じサムネを使うというのは一つのブランディングになるので大事ではあるんですけど、
そのサムネを延々に使い続けるんですかというと、
やっぱりどこかでブラッシュアップとかアップグレードするということも大事だと思うんですよ。
だからある程度使ってきて、
しかもそれが自分の中でいまいちだなと思うんだったらやっぱり変えたほうがいいし、
あとは実際に検索してみてチェックして、
他の番組のサムネに埋もれていないかとか、
目に留まりやすいかとか分かりやすいかとか、
というところを見たほうがいいし、
番組タイトルも立ち上げてからずっと終わるまで同じタイトルを使い続けるべきなのかとか、
そういったことも考えていく必要があるわけです。
あとオーディットをするときは実際に検索してみるというのがおすすめで、
AppleなりSpotifyなり、
そういったところで自分のターゲットが使えそうなキーワードで検索するわけですね。
企業とかマーケティングとかビジネスとか、
そういうキーワードで検索して、
アナリティクスの重要性
自分が何番目に来ているのかとかね、
というところ。
これはシークレットモードで検索しないと、
自分の閲覧履歴とかが反映されてしまうから、
普通のブラウザで検索すると違う結果が出てしまうので、
シークレットモードにして、
そういったキーワードで検索する。
上の方に来ていれば問題ないんですけど、
そういうキーワードで上の方に来ていないんだったら、
何かしらのSEO対策をする必要があるとか、
ということもあるわけですね。
それの見直しをせずに、
情報発信をするというのはもったいない。
そこをテコ入れするだけでね、
もっとたくさんの人が聞いてもらいたいとかという可能性は十分あるわけだから、
ちょくちょく自分で検索してみて調べる。
さっきのサムネもそうですけど、
その検索キーワードで引っかかったときに、
他のサムネの中に埋もれてないかなとかね、
というところも見たりとか、
番組のタイトルがわかりやすいかとか、
これはプラットフォームによって変わりますけど、
番組のタイトルしか表示されない場合とかね、
その文字数が違っていたりとか、
概要欄まで出てきたりとかっていうものもあるんで、
その辺りも見ながら、
ユーザーの立場になって見てみるっていうのもすごく大事ですし、
あとはYouTubeですね。
YouTubeにRSSフィードで
ポッドキャストが配信できるんで、
そのYouTubeの方がどうなのかなっていうところも見ておいた方がいいですね。
実際自分がYouTubeで再生してみたら、
こういうふうに見えるんだとかね、
こういうふうに聞こえるんだみたいな。
やっぱりなんか微妙にこのSpotifyとYouTubeってね、
見え方とか聞こえ方が違うなって僕は感じるんですけど、
そういったところとかね。
当然このYouTubeとか、
そういういわゆる動画のプラットフォームですね、
YouTubeとAppleやSpotifyっていうのは、
エンゲージメントが違うわけですね。
基本的にYouTubeっていうのは動画のプラットフォームだから、
何か動画ありきっていうのが基本前提としてあるので、
RSSフィードで配信しているような、
静止画でカバーアートが表示されているだけみたいな、
そういう動画っていうのはね、
やっぱりエンゲージメントは下がりやすい。
見ている側が退屈しちゃうというかね、
集中力が切れてしまうので、
エンゲージメントはどうしても音声媒体よりも落ちてしまうっていうのはありますよね。
そういったところを見たり、
あとアナリティクスですよね。
それぞれのプラットフォームで、
Spotify、Apple、YouTubeもそうですけど、
見れると思うね。
全部を見るっていうのはちょっと厳しいかもしれないですけど、
どういうのが反応があってどういうのが反応がないのか、
再生回数だけではわからないところもあるので、
視聴維持率ですね。
リテンションレートと呼ばれますけど、
そういったものを見て、
それが著しく高い低いとかであれば何か原因があるはずなんで、
その辺を探っていくってことですね。
Appleとかだとそのリテンションレートが一覧で見れるようになっているので、
いちいち一個ずつ開かなくても、
このエピソードが高いなとか、
このエピソードが低いなっていうのはわかるので、
そういったところを自分なりに原因を探っていく。
ただこれは面白いのが、
本当にプラットフォームによってすごく大きな差が出るというか、
Appleだと反応がいいけどYouTubeだと反応が悪いみたいな、逆にね。
他のエピソードと比較して、
一つのエピソードだけの比較じゃなくて、
他のエピソードとかと複数で比較したときに、
このエピソードに関してはやたらAppleでは反応が出ているけど、
YouTubeでは反応が低いとか。
その逆もあるわけですね。
YouTubeだと反応があるけど、
SpotifyとかAppleだと反応が悪いとかね。
という謎の現象が発生していたりとかするので、
そういうところに何かヒントがあったりとかするわけですし、
それで仮説と検証を繰り返していくみたいな、
いわゆるPDCAと呼ばれるものですけど、
そういったところをやることによって、
少しずつ良い情報発信ができるようになってくると思うので、
ちゃんとそういうアナリティクスとかもね、
ちょくちょく見るということが大事かなと。
もちろんPodcastだけをやっているわけではないので、
ここに大きな時間を使うというのは難しいかもしれないけど、
何も見ずにやっていてもなかなか改善というのは起こらないので、
ちょくちょくその辺を見て、傾向と対策みたいな感じで、
自分の発信の方向性みたいなものを定めていくというのが、
大事かなと思います。
本当にこのPodcast Audioというのは、
自分自身のチャンネルのクオリティを上げていくのにも、
すごく役に立つので、
今回お話したいような内容というのは、
あくまでも僕が意識しているところというかね、
こういうところを見た方がいいよというポイントなので、
もちろんこれ以外にもあると思うし、
どういうふうな番組が理想なのかというところを、
ちゃんと自分ではっきりと明確に持っておかないと、
そもそも目的が変わるわけですね。
たくさんの人に聞いてもらうのか、
数は少なくてもエンゲージメントが高い番組にするのかでは、
方向性が違うから。
だからそこの辺のそもそもの目的は何なのかというところを、
ちゃんと明確にしないと、
違った視点を見ることになってしまうので、
まずはちゃんと、
この番組、自分の番組なりクライアントの番組は何のためにやっているんだ、
というところを最初は明確にする。
基本的にビジネス目的でやっている人は、
自分の売り上げにつなげるというのが大事なので、
それが一番の目的だと思いますから、
そのためには何をする必要があるのかというところを、
いろいろ見定めていくということが大事だと思います。
基本的にはその1個1個のエピソードを聞くというよりは、
全体を通して見る。
配信頻度が適切なのかとか、
そういったところもありますし、
あとはユーザーが反応するような言葉を使っているのかとか、
そういったところも細かく見ていくと、
本当にキリがないというか奥が深いものなので、
初心者の人にはなかなか難しいかもしれないですけど、
ある程度自分が発信に慣れてきたら、
そういったところも意識していくといいんじゃないかなと思います。