ジングルの導入と変化
このチャンネルとですね、もう一個チャンネルがあって、もともとですね、両方のチャンネルにジングルをね、入れていました。
ジングルっていうのはイントロ部分に流す音声だったりとかね、BGMだったりとか、普通のラジオ番組とかもですね、番組の冒頭にそういう音楽が流れたりすると思うんですよ。
で、ポッドキャストに関してもですね、海外のポッドキャスターとかだと、このジングル入れてる人が多いですね。
この今の配信スタイルみたいに、いきなり喋り始めるんじゃなくて、大体15秒くらいなんですよ、ジングルっていうのは。
15秒くらいのジングルが入って、本編に入るみたいな感じになってるわけですね。
僕が途中でリブランディングしたので、メインチャンネルの方は、番組タイトルが変わってしまったんで、もう使わなくなったというか、
ジングルを入れなくなって、そのまま喋るスタイルに変えたんですね。
で、これは何がベストプラクティスなのかっていうのは一概には言えないので、どっちがいいですよっていうものではないんですけど、
現状僕が感じるですね、こうした方がいいんじゃないかなっていうもの、自分はどういう考えでやっているのかっていうのを今回お話します。
そういうジングルっていうのは、例えば何か自分で制作したりとか、外中の人にお願いして作ってもらったりとか、あるいは自分が喋る人もいますよね。
この番組はこういう番組ですみたいな感じで喋ることもあると思うんですね。
僕は今入れてないんですよ、それを。
ジングルを入れてないだけじゃなくて、普通こうポードキャストとかって喋り始めるとき、今回は○○についてお話しますみたいな、一言入れてから喋るみたいなね。
僕もかつてはそういう喋り方をしてたんですけど、タイトル見ればわかるかなと思ったんで、なんか自分で喋っててなんかちょっと気持ち悪くなってきて、
まあいいかなと思って、いきなり本題から入るっていうスタイルに変えたんですね。
それがいいっていう人もいれば、ちゃんと言ってほしいっていう人もいると思うんで、これは本当に好き嫌いの問題かなとは思うんですけど、
今このポードキャストっていうのは、ポドキャストだけじゃなくて、YouTubeとかでも配信できますよね。
RSSフィードを設定しておけば、このSpotifyとかで流しているものが自動でYouTubeの方に出てくると。
僕も最初はですね、それが始まった時に、YouTubeでこの静止画の音声だけなんか聞く人いるのかなってすごい懐疑的だったんですけど、
いざ実際やってみると、めちゃくちゃ聞かれるっていうね。なんならSpotifyとかAppleよりも聞かれるとか。
もちろんその視聴維持率、リテンションレートはポドキャスト本体、Spotify、Appleに比べると低いです。
やっぱり動画なので、ずっと見てるってなるとね、静止画に何も画面の動きがなくて音声だけってなると、
どうしても途中で集中が切れてしまったり飽きてしまったりで、離脱が起こる。
普通のポドキャストっていうのはイヤホンをはめずに、何かやりながら聞いてる人が多いんで、最初から最後まで聞いてくれるっていう人が多いですけど、
YouTubeって基本的に動画プラットフォームなんで、何か画面を見るみたいな風に聞いてる人が多いので、
Spotify、Appleに比べると視聴維持率って落ちるんですけど、それでも5分ぐらいは聞いてくれるんですよ、平均的に。
普通のこのYouTubeのリテンションレート、平均が3,40%って言われてるんで、
だから僕の場合だったら10分の音声で5分ぐらい平均で出てるから50%言ってるわけですね。
だから何なら普通の動画よりも視聴維持率が高いみたいなこともあるわけです。
で、このYouTubeで配信できるっていうところが、一つね、今回の意識すべきポイントとかね、着目点になるんですけど、
フォドキャストの場合、例えばジングルとかね、あるいはこの番組はこういう番組ですっていう前置きがあるじゃないですか。
っていうのはあんまり違和感がないと思うし、おそらく初めてのリスナーの人にとってはすごい親切だと思うんですね。
ああそういう番組なんだっていうのが分かると。
で、ただこのスタイルっていうのはYouTubeでそういうこと言ってる人って多分見たことないと思うんですよ。
このチャンネルはこうこうこうこうこういうチャンネルですって毎回言うとかってね。
だからおそらくこの音声媒体特有の、まあそういう前置きだと思うんですね。
まあこの、なんでそういうふうに喋るかっていうとおそらく今までね、僕たちがまあ昔若い頃とかね、小さい頃に聞いてたラジオとかっていうのは大体そのね、番組が始まるときにこの番組は何とかの番組ですっていう、その前置きがね、ある番組が多かったから、
その名残でポドキャストでも同じようなスタイルで言うんじゃないかなと思うんですけど、
ポドキャストだと、まあそんなに違和感ないんですけど、YouTubeになったときに、YouTubeって要するにすぐに離脱が起こるんですよね。
だからそのできる限り離脱を避けないといけないってなると、ポドキャストだけにこうフォーカスしてるとYouTubeのそっちにね、流してるやつで、
今後の展望と配信スタイル
早々に離脱が起こってしまうわけですよ。人によっては30秒間ぐらいその前置きをしてたりとかね、する人がいるから30秒間ずっとそれを聞き続けないといけないってなると、
かなりの高確率でね、離脱が起こる。30秒間って結構長いですから。
それが毎エピソード全部に入っているとなると、
この音声媒体だと聞いてもらえたとしても、動画媒体、YouTubeとかだと離脱されてしまうとかね。
しかもそれが毎回入るわけですから。30秒のイントロだとしたら、2本聞いたら1分ですね。20本聞いたら10分です。
だからその分相手の時間を奪うってことになるんで、だから別にイントロ入れてもいいし、そのジングルをつけてもいいと思うんですよ。
これは別に、そこはブランディングの部分にもかかってくるから、そういうの何か言ったらダメとかではないんですけど、できる限り短く簡潔にまとめてあげるとかってね、ところを考えた方がいいかなと。
そうしないとYouTubeとかで離脱が起こるし、基本的にあの前置きとかっていうのは、
初めてのリスナーに向けたものですね。この番組はこういう番組ですっていう前置きは、初めて聞いた人からしたらね、あ、そうなんだと思うじゃないですか。
でも継続して聞いてくれてる人、リピートリスナーからしたらもう知ってるから、毎回知ってることをずっと聞かされるっていう風になるんで、どっちに意識を向けてるかですね。
既存のリピートリスナーにフォーカスした内容にしてるのか、新規リスナーにフォーカスした内容なのかってところですね。
ってなると、既存の方ではなく、リピートリスナーではなく、新規リスナーにとって親切な前置きになってるわけですね。
それはその人の戦略だからどっちでも別にいいとは思うんですけど、あとは今後のポッドキャストの展開とかっていうのを考えていったときに、
広告をつける可能性が出てくるわけですよ。実際Spotifyでは、まあかなり条件は厳しいですけど広告収益化ができるようになりましたよね。
まあ音声媒体これだけ大きな媒体で市場も拡大していて、かなりの広告収益が見込めるっていう媒体だから、おそらくYouTubeも音声広告をいずれ始めるだろうし、
Appleもそういう動きがあるというかね、そう広告収益化するんじゃないかみたいな見立ても一部では出てるわけですね。
ってなると広告が流れた後に、さらに自分のそのジングルなりイントロが入ってくるってなると、本編が始まるまでにものすごい時間がかかるわけですね。
リスナーはその最初の広告を聞いて、さらにそこからそのジングルを聞いてってなると、下手したら本編に入るまでに1分ぐらいかかったりするわけですよ。
以前に話をしたことがあると思いますけど、僕はかつて、今もたまに聞いてますけど、パッドフリンの番組、彼はかなりのリスナーの数を持っている、ポッドキャスト業界でもかなり有名な人ですけど、
本当にその本編に入るまでにね、とにかくイントロとかコマーシャルですね、広告がいっぱいあるんですよ。
で、結局その本編に入るまでに1分以上かかるんで、そこでちょっともうそれが毎回流れてくるってなるとね、ちょっともう聞くのしんどいなーとかってなって、リスナーが離れてしまったりとかね、っていう風になるから、
仮に自分が広告収益化をしてなかったとしても、ひょっとしたらプラットフォーム側が勝手に広告を流すっていう可能性はあるわけですよ。YouTubeもそうじゃないですか。
あれ一応1,000人超えて4,000時間超えたら我々にお金還元してくれますけど、あれ別に1,000人とか超えなくてもYouTubeは勝手に動画を流すわけですよ。でもこっちには1円の見返りもないみたいな。
同じ理屈で例えばAppleが広告を流すようになって、広告は流すけどこっちには一切還元しないってなったら、そうなった場合に、よりイントロとかジングルっていうところが足を引っ張ってしまったりってのがあると思うんで、
その辺も見越して番組の構成をどういう風にしていくのかっていうところを考えていくと、できる限りリスナーの時間を奪わない形とか、ストレスを与えない形とかっていうのにするのがいいと思うんですね。
なので、僕は今は全くジングルとか入れなくなったんですけど、そういうYouTubeとかもちゃんと聞いてくれるっていうのは、いきなり本題に入るっていうのが良かったんじゃないかなっていうのは思うんで、
YouTubeは本当に少しでも間延びしたらすぐ離脱が起こるから、だからやっぱりいきなりパーンと本題から入ったっていうのがひょっとしたら良い影響を与えたんじゃないかなと思うので、
そういうところも考えながら番組はどういう構成でエピソードを喋っていくのかっていうのも考えるといいと思います。
