1. 小林希「島を歩く」
  2. 伊豆大島 心に彩り、ツバキの..

1回目は、東京都心から120㌔南の洋上に浮かび、ツバキで知られる伊豆大島(東京都大島町)です。

【この番組は】

島国の日本には、北海道、本州、四国、九州を含めて6852の島があります。それぞれに歴史があり、景色の移ろいも違います。 旅作家の小林希(のぞみ)さんが産経新聞に連載中の「島を歩く 日本を見る」は、小林さんが実際に島の土地を踏みしめながら、国の表情や陰影を浮き上がらせています。この番組では、小林さん本人のナレーションでお届けします。 

【語り手】小林希:旅作家/フォトグラファー/離島アドバイザー 2011年から世界放浪の旅をはじめ、2014年に作家デビュー。旅先での体験を綴り、文庫本や単行本、フォトブックなどを出版。主なテーマは『旅』『島』『猫』。自分の足で歩いて取材しています。

 

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小林の土に、島を歩く。日本を見る。
伊豆大島の椿の歴史と産業化
伊豆大島。心に彩り、椿の楽園。
伊豆大島は、冬から初春にかけて、赤、ピンク、白と色鮮やかな椿に彩られます。
東京から南へ約120キロの太平洋に浮かぶ、伊豆諸島の玄関口です。
国内では、東の大島、西の五島と称される椿の名産地で、約300万本のヤブツバキなどが持生しています。
幾度となく噴火を繰り返した火山によって形成された島で、産生で水はけの良い土壌が椿に適しています。
数千年前の地層から葉の化石も発見され、太古より植生していたと考えられています。
古来、島では風と潮に強い椿を防風林として重宝し、また種で油を絞り、食料や化粧品など生活に利用していました。
伊豆大島の椿が国内で有名になったのは、椿油専門メーカー大島椿の功績が大きいと言われています。
創業者の岡田俊一さんは、学生の頃に伊豆大島を訪れ、地域に根付いた椿を産業化して島の発展に貢献したいと考え、昭和2年に同社の元となる大島椿製油所を創業しました。
そして椿油の製造だけでなく、島のあんこさんと呼ばれる女性たちを雇い、ポンネットバスで全国をキャラバンして椿油を販売、宣伝したり、新聞社とのタイアップで島へ観光客を無料招待したりして、椿を全国へ、人を島へと導きました。
伊豆諸島を航行する海運会社東海基線も毎年ツアーを開催し人気を博しています。
平成17年には、島で椿の作油体験などができる大島ふるさと体験館がオープン。
砕いた種を高温で蒸して、作油する昔ながらの方法を体験でき、島の歴史も学べます。
伊豆大島の観光と椿の見どころ
以前、私は島の人が誇りにする椿花ガーデンを訪れました。
代表の山下隆さんが40年ほど前から一人で管理している椿の楽園です。
世界中の椿や様々な新種が咲き誇っています。
渕見の丘からは椿越しに海が見え、その向こうに幽霊な富士山を描拝できました。
花、葉、幹が美しい椿を熱潮にかけて育てる。
土壌環境を研究し、世界一と称される椿園を作りたい、と山下氏は語ります。
平成28年、椿の見どころとされる大島公園、大島高校、椿花ガーデンが国際椿協会によって国際優秀椿園に認定されました。
島の偉業といえます。
今も島の暮らしと産業、観光業を支える椿は、島から日本へ、世界へと広がり、多くの人の心に彩りを与えています。
アクセス方法は、東京の竹芝桟橋から東海基線の大型客船とジェット船があります。
大型客船は夜に出港して朝大島に着きます。
ジェット船は1時間45分です。
そのほか、調布飛行場からの空路もあります。
小林臨、島を歩く、日本を見る。
私、講談師、神田蘭が語る、5分で恋する日本史列伝。
歴史の教科書には絶対載っていない、あんな話やそっちの話をさらりとお聞きください。
産経ポッドキャスト、5分で恋する日本史列伝でご検索を。
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