00:09
はい、始まりました。植物マナブラジオ。
みなさん、こんにちは。RYO-YANです。
この番組は、植物に興味を持った私が、植物の疑問や話題について、雑談形式で話していく番組となっております。
はい、みなさん、突然ですが、花粉症ってお持ちですか?
春先にね、もう鼻水ずるずるで、目も痒くて、もう毎日薬飲まなきゃやっていけないみたいなね、あの人たくさん。
職場とかにもいますけど、ほんとしんどそうですよね。
僕はね、一般的に花粉症って言われる、杉とかヒノキ、ああいった花粉症のアレルギー持ってないんですけど、
この時期特有のね、というか、僕の今やってる仕事、本業の会社員での仕事に直結してるんですけど、
僕ね、イネ花粉アレルギーで、ちょうどね、今のこの季節って、イネのね、あの方に花が咲いたりする時期なんですよ。
それで、あの、この時期にね、あの、イネの肥料調査なんかで補助に入ってたりだとか、
こう、ウンカが、ウンカっていうね、イネオカラス虫が今年多いんですけど、
そのウンカの調査とかに入った時にね、あのカブをね、パンパンパンパン叩いたりするんですよ。
ただね、ちょうど開花してる時間にあたると、まあ、飛んでね、あの、目に入ったりすると最悪で、
めちゃめちゃね、目も痒いし鼻水出るしっていうことで、杉ヒノキの花粉はね、持ってないから春咲けばいいんだけど、
この時期のね、まあ、僕のやってる仕事ありかもわかんないんですけど、やっぱね、花粉症ね、しんどいですね、ほんま。
いつね、発症するかわからないっていうことで、僕もいつね、杉ヒノキのね、花粉症になるのかビクビクしてますが、
まあね、仲良くしていかなきゃいけないのかなと思います。
今日はね、そんなね、花粉についてね、ちょっと話していけたらなと思います。
では本編に行きましょう。
はい、では、今日はね、花粉についてちょっと深く掘り下げて話していけたらなと思います。
皆さんね、花粉とは何でしょうかっていうところで、どんなものが思いつきますかね。
先に話した花粉症しかり、なんか花の真ん中にある黄色い粉っていうね、イメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、
花粉っていうのはね、植物の生存戦略における重要なね、あの、キーとなるものですよね。
花粉を、まあ、うまく受粉して、受粉させないと、まあ次世代にね、自分たちの子孫がね、あの、残りませんから。
03:02
この花粉をいかに受粉させるか。
しかしね、植物は自分では動けません。
何かに花粉を運んでもらわないといけないということで、
今日はその花粉のね、運ばせ方と言いますか、植物の花粉をどう広げてもらうかっていうところにあの、フィーチャーして話していけたらなと思います。
先のね、まあ、第何回の配信か忘れましたが、今ちょっとね、触れてたと思うんですけども、
多くはね、あの、虫に運ばせるパターン、あと鳥だとかっていう動物に運ばせるパターン、
もしくはまあ、風によるもの、またまた水に運ばせるものっていうことでね、
数種類あります。
今回はね、まあそれらを、まあ少し時間も限られておりますが、解説していけたらなと思います。
まずね、すごくポピュラーな虫に運ばせるパターンですね。
チューバイカっていうね、種類になると思います。
なんでね、昆虫を利用するのかっていうと、
昆虫を利用する理由を話す前に一つ触れておかなきゃいけないのが、
日本に昔から生育している野生植物の樹粉様式を見ると、
ラシ植物でチューバイ樹粉するのはソテツだけで、
その他の30余りの種は風梅樹粉、風に頼っているんですね。
一方、ヒシ植物では虫によるもの、チューバイカが66%、風梅カが14%、
同化樹粉や単位生殖をする花が18%で、その他が2%。
チューバイカの比率が高いんですね。
じゃあなんでヒシ植物ではチューバイカ、虫に運んでもらう種が多いのだろうっていうと、
植物の進化の過程をちょっとたどっていくとわかります。
まず、風に頼って樹粉するもののラシ植物が現れて、
その中からヒシ植物が進化してきたと考えられているんですけど、
風梅樹粉するものは空中に散布された花粉の密度が、
花からの距離の2乗に反比例して低くなるっていうことで、
つまり遠くに行けば遠くに行くのは当たり前ですけどね、花粉の密度が下がるじゃないですか。
そのために風に頼って樹粉するものは、
子孫を残すために風通しの良い植物の群落、グループ、木本類もあったと思うんですけども、
より風を受けやすい上層を占有して、
かつ同じ種類の植物が密になって生えてないと効率の良い樹粉ができないじゃないですか。
でもね、密静したグループの下層に生えている風が利用できない植物たちは、
06:08
花粉を食べに来た昆虫によって、花粉を届けてもらう方法で過労して生き残ったに違いないということで、
こうしてね、昆虫により樹粉していた植物の一部が被子植物の祖先となったと言われてます。
言わばね、群落の下の方に生えている落ちこぼれだったものがね、
昆虫を利用することで多様な環境で樹粉できて子孫を残せるため、
中栄化をつける被子植物が優先になったと考えられているそうです。
その後にね、被子植物の中でもススキとかブナのように風媒樹粉に戻った種もあったそうですけど、
ここでね、花粉を運ぶのはどんな昆虫がね、皆さん思い浮かびますか。
よくね、確実に思い浮かぶのは蜂とか蝶々を思い浮かべる方が多いかと思います。
多くはね、やっぱりその蜂目、ハエ目、蝶目、甲虫目の4分類群に属するものがおもととなってます。
蜂目のね、花鉢の仲間なんかは幼虫から成虫までずっと蜜とね、花粉だけを食料にしてて、
最もね、花に依存している昆虫ですね。
で、ハエ目にあたります花アブとかハエ、
青虫がね、花粉と蜜を食べてます。
蝶目の蝶とか蚊がですね、青虫が活動のエネルギー源として蜜を吸います。
甲虫目は青虫が花粉と蜜を食べに訪れるね、そうです。
これらがね、基本的にこの虫梅花と呼ばれる、まあ多くは被子植物ですけども、
これらのね、花粉を運んでもらうのに、この4種類の昆虫が活躍してます。
で、花鉢もこれらのね、昆虫に運んでもらうために、独自のね、面白い作戦を立てて運んでもらってます。
その中でね、ちょっとね、面白いなと思ったものを紹介させてもらうと、
林の下草として生活している、高さ20センチとか40センチぐらいの多年草の、
キバナアキギリっていう植物があるんですけども、花は長さ3センチほどなんですね。
淡い黄色いろした花かむりが上下2つに分かれているんですけども、
この花粉を媒介しているのは、マルハナバチという蜂ですね。
花の中に入って蜜を吸います。
すると、上のね、花かむり、花缶の中に隠れてた花粉袋、半薬がですね、バッと降りてくるんです。
で、マルハナバチのお腹に花粉をペタペタってつけるんですよ。
キバナアキギリのね、蚊子は短くて、半薬の間にある薬覚と呼ぶ組織が上下に長く伸びてるんですけど、
09:03
両端に半薬がついてます。
下の半薬は花粉を作らずに、蜜に行くね、通路を塞ぐような位置についているので、蜂が蜜を吸うにはその下の半薬を押さなきゃいけない。
で、その半薬を押したら、花粉がある上の半薬はシーソーのようにパチーンとね、降りてきてマルハナバチに花粉をドーンつけるんですよ。
これがね、なんて言うんですかね。
まあ、トラップみたいなもんですけど、確実にこう蜂にね、自分の花粉をつけるためにね、
これら自身植物がね、進化してきたんだなと思うとね、ほんと生存戦略としてしっかりしてるなと思います。
他にもね、エニシダっていう庭に植えられるような2.5センチほどのね、きれいな花をつける定木なんですけども、
花弁はね、花びらは上下2組に分かれてて、上に立つ花びらは花粉の存在を示す目印があります。
下の4枚の花びらは1組になって、中におしべとめしべを挟んでるんですけど、この花はね、蜜を分泌しません。
花鉢へのね、報酬というか、花鉢へのご飯は花粉だけなんですけど、
丸花鉢とか、ひげ長花鉢などが頻繁に訪れます。
蜂がね、花に留まって、花びらの元の部分、基部にね、頭を押し付けて、後ろ足で踏ん張ったときに、
花はね、突然パッとはじけて、中からおしべとめしべが飛び出してきます。
で、それで蜂の背中をパチンと叩くんですね。
そのときに、蜂の背に黄色い花粉をなすり付けて、おしべの、間違えた、めしべの中頭に蜂の背に付いてきた花粉をこすり取り、受粉させるんです。
背中にね、中頭に付着するよりはるかに多い花粉が付くので、蜂はそれを後ろ足に移して幼虫の餌として巣に持ち帰るということで、
まあね、ウィンウィンの関係でね、非常にうまいことできてますよね。
まあね、破裂するというかね、はじけるような作戦を立てるっていうのもね、さっきの木花垣切りのシーソーのような般若の動きもそうですけど、
よくね、どういうふうなことが起こって、植物、自然界でね、こんな何か特別な動きというか、進化をしているのかなというのは非常に面白いなと思います。
またね、三ツ鉢の芽が、復元になっているんですかね、5000個ほどの芽が並んでいるんですけども、あんまり芽が良くないみたいなんですよ。
12:03
だから、シューカイドウという花は、お花と芽花がすごく似た様子なんですよね。
これが、蜂にとってはね、どっちがどっちかわからんと、花粉がある方なのか花粉がない方なのかわからないので、
まあ、手当たり次第ね、パッパッパッパね、シューカイドウの花にね、三ツ鉢は寄るんですけど、
これがね、シューカイドウの花で、ある方はね、花粉がなくて、まあ、お花か、お花では花粉があって、芽花にはね、何の花粉もないから、
えー、蜂が音を出ても意味ないんですけど、全く似た花で、芽が悪い三ツ鉢はですね、どっちも行くわけですよ。
ただね、お花で触った花粉が、まあ目締めにつくということで、まあ蜂のね、芽が悪いのを利用して騙して、花粉を広げていると。
他には、えっと、蝶々ですね。
口の長い蝶々をいかにうまく利用するかということで、えー、ツツジがあげられます。
ツツジがね、えっと、蝶が好きな赤色の花冠を持ってて、蜜の存在を、もうバチバチ存在をね、示してます。
ここにあるよーってね。
蝶が長い口で蜜を吸うときに、蝶の羽や体に触れて、花粉のね、受け渡しが確実にできるように、
おしべ・めしべが花の中央に集まってて、長く突き出してたり、
花粉がね、4個ずつ1かたまりになって、それが粘結子って呼ばれる繊維で、あの、つづられてて、
蝶々が蜜を吸うとき、糸の一部でも蝶のね、足や長い毛に引っかかったら、一度にね、たくさんの花粉が運ばれるような仕掛けになってます。
他にもね、いろんな植物が、その植物独特の仕掛けを用意して、虫たちに花粉を運ばせてるっていうと、
ここではね、なかなか全部は紹介しきれないんで、私が思った、代表的なものかどうかちょっとあれなんですけども、
面白いなと思ったものを紹介させてもらいました。
今はね、虫によって花粉を運ばせるものを紹介させてもらったんですけども、
もう一つはね、風に運ばせる方法のタイプ、風媒花と呼ばれるものをご紹介させてもらいたいと思います。
いわゆる、さっきは虫に任せてましたけども、もう風媒花っていうのは風任せなんですよね。
風が相手なら、派手な花びらを備えたり蜜を出したりと、余計なことをしなくて済むんですよね。
虫にアピールしなくて済むということで。
ただ、風により受粉するっていうことは、花粉を風に回さなければならないということで、
15:00
花粉をどういう大きさにするかっていうのが問題になってくるみたいです。
花粉が小さすぎると風が弱くても遠くまで飛ぶけど、
おしべに近づいたときに風と一緒に受粉するところを迂回してしまう恐れが大きくて、
大きくしすぎてしまうと風が中東を迂回するときに感性の力が強く働いて、風の流れから飛び出して中東に衝突しやすいみたいなんですよ。
ただ、その反面遠くまで飛ばせないと。
この力学的に相反する2つの性質の間にあって、
この風媒化は植物体の形態とか生息地の風環境で最も受粉の効率が高くなる花粉のサイズを選んでいると考えられるんですって。
やっぱね、環境に対応していくっていうことで植物はそういった力を使って今まで生き残って進化してきたんですね。
このですね、風媒性の皮脂植物っていうものを花粉の放出する方法でグループ分けすると3つのグループに分けられるんですね。
その一つが風に揺れやすい超可視型。
もう一つは飛距離を伸ばす強風型。
最後は長時間浮かせる断髪型。この3つに分けられるそうです。
一つずつね、解説していきたいと思います。
まず風に揺れやすい超可視型ということで、超可視っていうのは長い花の糸という字を書きます。
長いね、可視の先に薬がつく形です。
可視が長いので風に揺れやすくて比較的弱い風でも花粉は散っていきます。
花粉は長径22.5から69.0マイクロメートルと、この超可視型、強風型、断髪型、3つのグループの中では最も長径が大きいものとなります。
遠くの方まで大きい花粉なので飛べるタイプではないんですけども、
この形の花を咲かせているものは多数の同じ個体、仲間たちが密集して生える稲花とかかやつり草の植物なので、
グループで集まっているので容易に受粉できるタイプの風梅花になるそうです。
例えば大箱とかがそれにあたるみたいですが。
次に、飛距離を伸ばす強風型ということで、花粉の長径は13.2から43.0マイクロメートルの範囲にあるということで、
18:02
先ほどの超可視型よりは少し軽いので遠くまで飛ばすことができます。
さらにですね、この強風型はもう3つのタイプに分けられるそうで、
1つは不動型、動かないという字ですね。
次が微情型、次に水果型、垂れ下がるって書きます。
この3つに分けられまして、1つずつまた解説していきますと、
不動型っていうのは、おしべやめしべを持つ花が植物体にしっかり付いている、
例えば白座とかスズメの槍、風に揺れる機能を持たないものを言います。
なので不動型、動かないということですね。
次に微情型、このタイプはですね、多数の小花を付けた長い方が垂れ下がって風に揺れて花粉を散布します。
微情型の花を付けるのはハンヌキとかコナラっていう樹木ですね。
双方より遠くまで花粉を飛ばす必要があるので、強い風を待ってます。
で、垂れ下がる型と書いて、水果型、こちらはですね、
おしべを持つ花が下向きに咲いてて、花が風に揺れて花粉を散らす、
例えば豚草とかカナムグラがそれになるみたいです。
中でもカナムグラとかですね、薬を下げている花枝の先端部がですね、急に細まって、薬がより揺れやすくなっているそうです。
で、水果、先に説明した不動型とこの水果型の花を付ける植物の多くは双方、草ですね。
双方だけど、長架枝型の植物ほどは密集してないんですね。
なのでやや小型な花粉を散歩していると考えられるみたいですね。
最後に長時間浮かせる断髪型っていうものを紹介していきます。
浮かせるっていう表現が正直あんまりねパッと思い浮かばなかったんですけども、
おしべがね、弾けて花粉を空中に弾き飛ばす風媒化となってます。
風通しが悪いような林の下とか草地ですね、それとか葉たちの中に生えてても、
花粉が長時間浮いてられるように最も小さい花粉を散歩します。
例えばですね、桑草っていう植物があるんですけども、
これは桑草が花粉を放出する直前は、
おしべが花の中心の突起に先端がかかっているような状態になっているんですよ。
突起からそのおしべが外れて、その勢いで菓子が急激に反り返って、
21:04
白い花粉を空中に弾き飛ばす。
そういう風に、最も小さい花粉なので風にも漂いやすいですし、
それくらい広い範囲に弾き飛ばすように、弾発型という名前がついているみたいです。
ここまでね、中媒化と風媒化についてね、
植物が花粉を運ばせる最もポピュラーな方法を2つ紹介させていただいたんですけども、
動物に運ばせる形、水に運ばせる形、はたまた何にも運ばせず、
自分だけで完結する形とね、まだ数種類ありますので、
これはね、今回全編公平に分けて話そうかなと思っています。
いやー、結構時間使った。
はい、エンディング。
はい、エンディングです。
今日のね、花言葉は、中媒化の話で出てきておりました、
キバナアカギリという植物に尾長します。
日本固有の植物で、本州から九州にかけて山地、山地のね、あの木陰に生育しているそうです。
花はね、唇のような形をしています。
大きさは2.5センチから3.5センチほどです。
シソカでね、別名コトジソウと言ったりするみたいなんですけども、
見ごろが8月から10月ということでね、
もし山の方にお出かけになったときには、
木陰をね、ちょっとね、観察してもらって、キバナアカギリ探してみてはいかがでしょうか。
はい、花言葉なんですけども、華やかな青春ということで、
あの、皆さんのね、お聞きいただいている皆さん、青春時代いかがでしたでしょうか。
甘酸っぱいね、青春を過ごした方も、ちょっとね、隠密な青春を過ごした方も、いろいろあるかと思いますが、
生涯ね、私は青春だと思っておりますんで、頑張っていけたらなと思っております。
ではね、じゃあ次回も、次回の植物マナブラジオもですね、よろしくお願いします。
私ね、リョウヤン、Twitterにて、リョウヤンアット植物マナブラジオでTwitterもね、行っております。
あんまりね、つぶやいてはないんですけども、ぜひフォローしていただけたら、リョウヤン喜びますので、よろしくお願いします。
では、バイバイ。