マクロのニュースを日常に落とし込む政治経済情勢活用ラジオ、前回からの続きです。
では続きとっていきたいと思います。
2024年のニュースを毎月1月2月3月と振り返っていこうのコーナーですが、1月2月まで終わっております。
こちらですね、Xのアカウント、政治経済情勢活用ラジオ、もしくはシャープPESUの固定投稿と言ったらいいかな。
プロフィール開いた一番上に固定してます。それを上からやっていって、その解説を野村さんがしているという流れですので、
もし実物のニュースを見たい方は、ぜひXにアカウントを見ていただければアクセスできますよというURLをぶわーって貼ってますからね。
では続き、2024年3月いきましょう。
ここで昨年を振り返って、3月のニュースと言えばもうこれでしょうというやつ。
では野村さんお願いします。
これはもうめちゃくちゃ重要なので、2024年1番ぐらいです。
じゃあ2024年で一番、もう一個だけニュースのURLを貼れって言われたら。
僕はこれを選ぶと思います。
そのレベル?
はい、そのレベルで。
日銀が大規模緩和策を修正。17年ぶり利上げ。国債買い入れは継続。
これですね。
聞き方としてはですけど、なぜこれが一番重要なの?
日本経済に、僕は直接的に影響を与え得る可能性が一番高いものである。
なるほど。
日本で暮らす方にとって、仕事とかに一番関係する。
一番関係するのはところだと思います。
なるほどね。
物に関係すると思います。
なんでなんですか?
政策金利っていうのを見て、基本的には預金金利だとか、貸付金利ですね。
住宅ローン。住宅ローンの近隣にほぼ直接的に影響を与えているのが日銀さんの政策金利なので。
細かいことを言うとね、ガチ勢の方からはちょっと違うよっていう方もおられると思うんですけど。
振り返りやから丸めてわかりやすく。
丸めてわかりやすくはお伝えします。
なので正確なことはちょっと調べてください。
丸めて話すと、住宅ローン金利だとか、日本政策金融高校さん含めその辺の銀行さんの貸し出し時の金利だとかっていうのに影響するので。
自動車ローンとかも金利に影響するので。
我々の生活の中で、やっぱりお金を借りるっていうことは銀行さんからね、金融機関からお金を借りるっていうことは日常的になされてて。
借りるっていうことは大きなお金が動いているときなんですよ。
基本的には。
なので、大きなお金が動きやすくなるか動きにくくなるかっていうところ。
大きなお金が動くっていうことは、大きな利益を出しやすくなる企業さんがおって。
それに対して大きな金額が動くものを買ったりするっていうことはそのものを作らないといけないから。
そのものを作る外注さんとか材料を作ってる方とか、いろんな発注をするわけですよね。
っていう全ての基礎になっていく、起点になっていくのが金利。
これが17年ぶり?
17年ぶり。
すごいね。
そう。
もう人によっては生まれてない。
ああそっか。
あるんじゃない?
あ、ほんまやな。
だって例えば物心が3歳からとしたらさ、今20歳の人にとっては。
そっか。
金利がゼロしか知らないってことになるんじゃないの?
マイナス。
マイナスか。
マイナスからなんですよ。
マイナスから始めて。
異次元緩和しか知らない人たちっていうのがたくさんおるっていうことだね。
うん。
ああ、アベノミクス以降とかですからね。
そうですね。
そもそもこれ大きな影響がっていうのは、いい影響悪い影響、場所によってちゃうと思うんですけど。
ああ、もちろんもちろん。
どういう文脈で喋ってます?
悪い影響で言うと、住宅が売れなくなる。直接的に言うと。
ああ、高いからね、金利がね。
金利が高いから。
いい影響で言うと、多少なりとも、この程度では影響はほぼ皆無と思ってもらっていいんですけど、
はい。
預金金利が上がると、銀行に預けている方が国民としては大半だから、ちょっと懐があったかくなる可能性がある。
このレベルではない、このレベルではない。
昔、本当に太古の昔、太古の昔言うたらあれやけど、太古の昔言うたらあれやけど、
うちの母の世代なんかは、それこそ7%、8%、10%っていう預金金利が定期金利つきますよって。
だから何千万預けたら一年食べていけるねみたいな。
伝説の時代ね。
伝説の時代がやり直したんで、それで言うとね、異次元緩和に慣れすぎちゃったのと、
バブル期以降しか僕らは知らないからっていう人が増えたから、実感にはならないんですけど、
一応この金利っていうものはね、そうやって懐を温めたり、懐を冷やしたりっていうところはたくさん出てくる。
今後どうなりそうとかあるんですか?もっと上げていくとか。
一応1%までは上げるよと予告して貼る。
そうなんや。
この時に予告して貼る。
この時に予告して貼る。
で実際上がったんですか?
実際は日銀さんが当初予告してたり、市場の人たち、経済ガチ勢の人たちが想定してるよりは、
当時よりはね、2024年3月よりはすごくゆっくりとしたペース。
だから予定通り進行してないってこと?
してないです。
遅いってことね。
遅いです。
でもいずれ来る?
うーん。
なんて言ったんやろ。
上げ、徐々に上げてるってことだよね、ゆっくりってこと。
ものすごくゆっくり上げてる。
その反応次第ではやっぱりやめた。
もうあり得るし。
全然あり得る。
上田総裁、日本銀行の総裁、一番トップの方って上田さん、上田和夫さんって言うんですけど、
上田さんが公言しておられるのが、データを見て、国民の皆さんの肌感、体感、反応を見て、
総合的に勘案して、いけそうだったら1%まで行くけど、あくまでデータ取り分のお話で、データ取り分ってデータ次第っていうお話で、
そこまで上げるかどうかっていうのは、毎月毎月見て、言っておられる。
毎月毎月上げるか上げないかの判断してはるってこと?
そういうこと。ほぼ毎月会議があって、毎月毎月は判断しておられる。
じゃあ、もしこれがバシッと上がるようなことがあれば、うちのラジオでは確実に取り上げるだろう。
100%取り上げます。
100%。すごいね。すごい圧を感じました。
やっぱり日銀さんがすべての起点なので、僕はですけどね。
マクロとしては取り上げますね。
平ラジオとしては。
平ラジオ。
やっぱり日銀さんを見ないとねっていうところはあります。
それをどう日常に活用できるか読み解けるかは、我々の腕にかかりますね。
そういうことになります。
じゃあ、振り返りですから、次行きましょうか。もっと喋りたいってことですけどね。
よくわかってらっしゃる。
2024年3月、リストの中から紹介してください。
中国成長率目標は5%前後で末大きいと。経済モデル転換革約全人代開幕っていうところですね。
どういうこと?全人代開幕がわからない。
まず全人代っていうのは、日本で言うと国会が開かれました。
そういう意味だね。
国会が今日から始まりましたっていうのが、毎年全人代。
ごめんなさい、略称なんですけど、ごめん、本当の名前をググってください。
いいんじゃない?
3月から毎年始まっているところで、そこで何をおっしゃったかっていうと、
だいたい最近ね、中国の経済成長率目標みたいなものを定めるんですよ。
日本ではそういうのはあんまりないんですけど、それを5%前後って毎年言い張って、
正直コロナ禍以降、中国の経済ってかんばしくないのがあって、
特に不動産の市場っていうもの、ビジネスっていうものがちょっとしんどいねっていう時期がずっと3年ぐらい続いてて、
その中でまず5%っていう数字を出してきたっていうところが、えらい強気やなって世界から受け止められた。
なるほどね。強気に、末起きっていうのは強気で来たやんって意味?
強気で来たやん。これはもうそういう文脈と思ってもらっていいと思います。
実際そんないけんの?っていうのがもうみんな思ってる。
目標下げへんねや。
そうそうそうそう。そういう意味で書いてる。
なるほどね。
経済モデルの転換をかくやくっていうのは、さっきちらっと言ったんですけど、
中国経済の原動力ってみんな世界の工場のイメージが強いかな?もしかしたら。
中国で安く作ってみたいな。
そうそうそう。みんな思ってるじゃないですか。
なんですけど、実際は不動産なんですよ。
どういうこと?
不動産を買って、その不動産買った人がまた売ってっていう。
で、もともとはね、地方政府。
中国の地方の、例えばね日本で言うと、全然ちょっと形が違うから一概には言わないんだけど、
例えば大阪府が土地を持ってるわけなんですよ、あの国は。
大阪府とか東京都とか地方自治体が持ってるとして、
その土地を売るよ、正確に言うと貸し付けなんですけどね、正確に言うとね。
まあまあでも一旦わかりやすく売るという表現をさせてください。
売るよと。でそれを買って、でそれをまた売ると。
土地の転売ですよね。
日本はそれが今は規制されてるのであんまりできないんですけど、
中国ってあんまりそういう規制なかったから、
そこでお金を回すことによって儲かる人が出てきて、
いわゆるみんなが思うような中国から来られる大富豪の方々みたいなイメージで、
また不動産がまず原動力だった。
ああそうなんや。
そうなんですよ。世界の工場というよりは不動産の国だよねっていうのが正直感覚としてあって、
世界の工場だったのって多分10年前とかのイメージなんですよね。
そうなんや。もう2024年では違うと。
中国が工場でっていうのは2010年代の前半の話。
そうそうっていうイメージだったんですけど、
さらにだから不動産が3年間ダメで、そのおかげで全体としても沈んでいる状況が長く続いているから、
消費者主導の経済に変えるっていうことを最近おっしゃっておられて。
どんな形になるんですか?
えっと、本当に働いた人たちが給料をもっともらって、それを一般的な消費。
何、車買ったりとか?
ああ車も入ってるね。車も入ってるんやけど、もっと身近な、例えば旅行とか。
ああはいはい。
そうそう。旅行とか車とか大きめの買い物でいうとその辺やし、
例えばエンターテイメントだとか、スマホでいろいろやるとか、
あとは普通に消費ですよ、物販の方で利益を上げていくスタイルに変えていこうっていうことを、
ここ1年ぐらい言って。ここ1年じゃない、2年ですね、もう3月だから。
ああそうなんや。
っていうことを言われて、おっと。
なるほど。
じゃあもっともっと中国の経済ってこんなイメージだよねっていうのを、
僕ら認識をもっと改めていかないというか、新しくしていかないといけないよねみたいな。
可能性がある。
そういうニュースです。
転換点にいる。
中国っていうものに対するちょっとステレオタイプっていうかね、
固定的な見方をしていると、ちょっと時代から遅れていっちゃうかもしれないよねっていうのはあります。
日本って忍者だよねってまだ言ってるの?みたいな感じ。
ああまあちょっと近いですね。そうかもしれない。
いやいやもう今はラーメンとアニメですよみたいな。
ああそうそうそうそう。
そういう感覚ね。
忍者って言ってるようなもんやから、環境変わってますよっていうのはちょっと頭の片隅に置いておいてもいいんじゃないかな。
だってこの国に暮らしてても分からないもんね。改めていかないとね。
ああそうね。
だってインバウンドで一番人気ラーメンですからね今ね。
ああそうそうそうそう。
なんかもう寿司と天ぷらじゃないんだよね。
いやそうなんですよね。
圧勝ですからねラーメンが。
ラーメンって日本なんやーって思いながら思うところがありますっていうところですね。
はい。次の維持続きいきましょうか。あと何あります?
3月ね多いんで、じゃあ野村さんばっかり喋ってるんで私読みますね。
ああはいはいはい。
じゃあ上からいきますね。
ああはいはい。
日銀が国際買い入れ減額。
イールドカーブコントロール解除後で初長期金利上昇。
YCCってイールドカーブコントロール。
これラジオで聞いてるお得なとこですね。
YCCって何?っていう方が多いと思うのでイールドカーブコントロール。
これ取り上げた理由とか解説をお願いしましょうかね。
3月のちょうどさっき取り上げた日銀が大規模緩和を修正しましたよ。
17年ぶりにリアゲしましたよ。国際買い入れは継続はしますよって言ってたんですよね。
ラジオの中では具体的には取り上げなかったんですけど
その総裁会見ね。Xだとね。真下にURL貼ってるんですけど
そちらの総裁会見の方で国際の買い入れは減額していく可能性がありますよっていうお話をしておられたんです。
これどういう意味を持つかっていうと
日本政府が国債っていうものを発行してて
要するに税金で賄えないでも国民サービスのために出さないといけない費用っていうものを
もともと民間金融機関なんですけどね。国債って言って貸してっていう証明の再建っていうんですけど
それを発行して、もともとは民間金融機関さんに買ってもらってたんだけど
一時的に日銀さんに買ってもらってるっていう状態だったんですよ。
日銀さんの方が国債を買うのをちょっと減らしていきますよっていうのを
3月に予告してたのを5月から始める。
11月の衆院選以降ね、減税のお話だとかっていうのが出てきてる中で
財源云々観念っていうところが国債日銀に買わせればいいでしょっていうお話とか
いろいろある中で
選挙編のまとめでも何回も出ましたよね
第3回の連載かな
ぜひ自民党一挙時代じゃない頃の政策と経済の特徴っていうのはぜひまた聞いてください
そこでもあるように国債をどれぐらい日銀さんに買ってもらうかっていう
コントロールっていうところが財源どうするの論と直接的に結びついてくるから
減税にも下手しい関係がある
日銀さんの存在意義っていうのは通貨価値を守ること
安定させること
別に上がることをゼとしても下がることをゼとしてもしなくて
上がりすぎず下がりすぎず緩やかにする
そうそうということが日銀さんは一番大事な役割なんだけど
それを実行するためにはそんなに国債をあまりにも買いすぎると
ちょっと物価の上昇率っていうものが先走ってしまうから
ちょっと抑えめに行きたいなっていうところを3月に予告してて実際5月にやりはったっていう文脈ですね
なのでほんまにやったっていう5月の重要なニュース関連して重要ですねっていうニュースでしたね
なるほどね
どういう影響が実際に出ているんですか
長期金利の上昇っていうところなんでやっぱり結局金利に関わってきちゃうんですよね
国債買いで減額ってことは財源減ったってこと?
財源減った簡単に言うと
財源が減ったんやけど税収は最高なんで
税収最高やから減額していいよねみたいな話?
そういうわけではない
そもそも税収が上がろうが下がろうがちょっとずつちょっとずつ下げていくよっていうイメージなんで
そこに対して税収最高が3年間続いてるんやから大丈夫だよねっていう論と
そうは言っても日銀さんもし万が一こういう経済の大悪化とかが来た時に
日銀さんがちょっと抑え目でいきたいよって言ってる中でどうすんのっていうのとっていうところが
本当は論点でなんですよねっていうところにも関わるお話っていう感じ
すごいなもう半年ちょっと前ぐらいの話やねんけど
振り返ってみると面白いっすね
そうそう振り返るとね
1月からペラペラと私たち喋ってますけどね
そうそうそう
12月30日にね
もうすぐ日付が変わって大晦日になろうとしておりますけども
続きいきましょうか