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040 おたより紹介&2025年ベスト本②
2026-01-19 31:17

040 おたより紹介&2025年ベスト本②

2025年12月28日に配信したスペースのアーカイブです。

今回はおたより&中短篇ベストについておしゃべりした部分です📻

おたよりをお寄せいただいた方、遊びにきてくださった方、ありがとうございました🙇


■おたより

  • ​〈お腹いっぱい食べたい〉さん  風待さんこんばんは。いつも楽しく聴かせてもらってます。公開録音楽しみです(予定が微妙で聴けるか分かりませんが)。今年読んでよかった本は『西の魔女が死んだ』です。『世界99』など今年話題になった本も読んで確かに面白かったのですが、『西の〜』は、読後に身体に蓄積されていくような不思議な感覚があって、物語ってすごいなと感じさせてくれたので今年のベストです。ちなみに社会人なのですが、もっと早く読めばよかったなと思いました。風待さんも同じような身体に物語が残るような感覚になる本ってありますか?
  • ​〈大豆。〉さん 今年のベスト本は星の王子さまです。学生時代から知ってはいたのですが、社会人になってだいぶ経ってようやく読みました(というか先ほど)。すごく沁みてよかったです。さっき彼女と別れてきたので心がしみしみになってるのかもしれません。ラジオ楽しみにしています。
  • ​〈瀬戸内ジャクソン〉さん はじめまして、風待さんこんばんは。僕の今年のベスト本は綿谷りささんの『蹴りたい背中』です。ずっと前から知ってはいたのですが、芥川賞受賞作だし、難しいかなと思ったら案外スラスラ読めて面白かったです。芥川賞受賞作でオススメがもしあったら教えてください!


■中篇

  • ​佐藤厚志「ジャスティス・マン」
  • ​グレゴリー・ケズナジャット「トラジェクトリー」
  • ​九段理江「悪い音楽」
  • ​朝比奈秋「私の盲端」
  • ​鹿島田真希「冥土めぐり」


■短篇・その他

  • ​太宰治「畜犬談」
  • ​山川方夫「夏の葬列」
  • ​吉行淳之介「驟雨」


  • ​杉山春『ルポ 虐待——大阪二児置き去り死事件』
  • ​上野千鶴子・鈴木涼美『往復書簡 限界から始まる』
  • ​北村紗衣『批評の教室——チョウのように読み、ハチのように書く』
  • ​河出書房新社編集部『太宰よ! 45人の追悼文集 さよならの言葉にかえて』
  • ​山田詠美編『日本の名随筆 別巻86 少女』


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感想

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00:04
こんにちは、パーラーかぜまちへようこそ。 ということで、小説書きの風待葵です。
今回は前回に引き続き、 年末に配信した分のアーカイブの残りですね、後半を配信します。
で、一応なんとなく区切りがいいから、 この後の新規録音分はシーズン2にしようかなって思ってて、
別にシーズン変える理由って単純に、 あのなんとなく2年目だねみたいな感じで、っていうところなんですけど、
どうなの?スポティファイのシーズンの機能って、 私よく分かってないんだけど、それ分けて何かいいことあるんかな?
なんか完全に気分で使おうとしてるんだけど、 シーズンってこういう風に使ってるよみたいな、
なんか知ってる人いたら良かったら教えて欲しいんだけど、 っていう感じです。
はい、で後半は頂いたお便りと、 周辺とかの話をポロポロっとしてる感じになります。
で、なんかリストに書いてあるけど話はしてないみたいなやつも多分あるんだけど、 ちょっと私もさ、その1年分の中から良かったやつだけ選んでるからさ、
中にはさ、その良かったっていう印象だけを覚えてて、 なんか詳しいその本の内容とか全部忘却してる場合があるんですよ。
っていうのがあるから、多分話してないとこも出ては来てるんですけど、 はい、っていう感じです。
で、まあそういうね、ベスト本的なものがこう、 皆さんの何か次に読む本とか、
なんか興味みたいな部分でちょっと参考になればなと思って話してますんで、 良かったら気になるものあったら是非読んでみて欲しいなと思います。
ということで、では続きお聞きください。 せっかくお便りが来てるので、ちょっと紹介しようかなと思います。
はい。 でね、今回は、
えっと、サンツゥかな?来ました。素晴らしい。 はい。
じゃあ、上から行こうかな。 じゃあ、お名前。お腹いっぱい食べたいさん。ありがとうございます。
ありがとうございます。 すごい、年末年始っぽいラジオネームですね。
はい、じゃあ行きます。 風町さん、こんばんは。いつも楽しく聞かせてもらってます。
公開録音楽しみです。予定が微妙で聞けるか分かりませんが。 全然大丈夫です。
えっと、今年読んで良かった本は、 西の魔女が死んだです。
世界99など、今年話題になった本も読んで確かに面白かったんですが、
西の魔女が死んだは、読後に体に蓄積されていくような不思議な感覚があって、
物語ってすごいなと感じさせてくれたので、今年のベストです。
ちなみに社会人なのですが、もっと早く読めばよかったなと思いました。
風町さんも同じような、体に物語が残るような感覚になる本ってありますか?っていうことで、
03:04
ありがとうございます。
はい、で、この方のベストが、なしきかほさんの西の魔女が死んだということで、
いや、なんかまず、お便り読んで感想文が上手すぎるなって思ったよね。
私こんな風に書けないですよ。感想書くのすごい苦手だから。
感想文上手すぎるんじゃね?ちょっとすごいわって思って。
どっかに書評とか書いた方がいいんじゃないかなって思いました、ほんと。
一回西の魔女が死んだで書評書いてほしい。
はい、で、一旦それは置いといてですね。
体に物語が残るっていう風に書いていただいてるんですけど、
なんか表現がすごいいいなって思いましたね、これも。
それ好きですね。
だけどね、考えたんだけど、私これもらって、すごいいい言葉だなって思って、
自分にこれに当てはまる体験とかあるかなみたいな、考えたんですけど、
どうだろう、私味わったことあるかな?
ちょっとわかんないかもしれないんですけど、
ただ、映画だとあるような気がして、
最近見たヤンヤン夏の思い出っていう台湾の映画があるんですけど、
それは結構近い感覚のような気がしてます。
この映画ってすごい波がないんだけど、話らしい話もないし、
なんだけど、見終わった後にその映画が、
なんていうかね、自分の思い出になっちゃうみたいな感覚があるのね。
私、西野魔女が死んだを読んだの結構前というか、小学生ぐらいの時に私は読んだんですけど、
主人公の女の子がいるじゃない?
あの子の記憶というか、あの子がおばあちゃんのお家でした何か体験みたいなものが、
自分の思い出になっちゃうみたいな本だなっていうのは思って、
当時はそんなにちゃんとこういうふうに言葉にはできなかったと思うけど、
そういう感覚がしたと思うんでしょ、思い出してみると。
で、私は最初の方の、主人公がちょっと不登校みたいな感じになって、
おばあちゃんの家にしばらく生活するみたいな話だったと思うんだけど、
そこのお母さんが車でそのおばあちゃんの家まで送ってくれるんだけど、
言ったらお母さんの実家なわけですよ。
で、その主人公の女の子はお母さんがかつて10代を過ごした部屋で暮らすっていうことになるんだけど、
06:04
そこでお母さんがじゃあちょっと私部屋を片付けてくるからって言って、
自分の部屋に帰る、帰るというか向かうんですよね。
そこでそのおばあちゃんが主人公に対して、
大人になって子供の時のものを見られるっていうのはちょっと恥ずかしいんだよみたいな、
もっと何か眼畜があったけど、そういうのに近いことを確か言ってて、
それをずっと私は何か覚えてるんですよ。
でも私の個人的な体験だとね、結構引っ越しが多い人生だったので、
10代半ばぐらいまで。
だから長く時を過ごした部屋っていうのがないんですよね。
だからあんまりお母さんの片付けたくなる感覚とかは正直わからないけど、
なんかそういう感覚、つまり部屋にあたるものは私にはないけど、
何か若い時とか幼い時の何かそういうものを片付けたいみたいな感覚はわかる気がするなって、
なんか思い出して感じましたね。
はい、ということでお手紙ありがとうございます。
ちょっと続けてご紹介しますね。
はい、続きは大豆さんです。
あ、来てくださってますね。ありがとうございます。
じゃあちょっと紹介しますね。
今年のベスト本は八の星の王子様です。
学生時代から知ってはいたのですが、社会人になってだいぶ経ってようやく読みました。
というか先ほどって書いてあります。
多分お便りしてくれたときに、読みたての状態で多分くださったんですね。
すごく染みてよかったです。
さっき彼女と別れてきたので心がしみしみになっているのかもしれません。
ラジオ楽しみにしています。
ということでありがとうございます。
そっかー、冬にお別れってなんかすごい確かに余計にしみしみになるかもしれないですね。
はい、ありがとうございます。
星の王子様、いいよねー。
そっか、社会人になって読んだっていうことだけど、
確かに今読み直したらもっと染みるかもしれないですね。
若い時に本があるあるとして、
若い時に読んだ読書ってさ、読んだっていうことでしかないなって本当にますます最近思ってて。
読み直したい本たくさんあるなーって思うけど、
星の王子様もその一冊かもしれないですね。
09:01
いやーじゃああのバラの話とか本当にすごかったんじゃない?
めっちゃ染みたんじゃないですかね。
傷口に塩塗るまであると思いますよね、なんかその星の王子様って。
でもある意味その、
辛い時にもっと辛い気持ちになるような作品をあえて読んだりとかしがち、私は。
それによってなんか回復しようとするところがあるから。
ねー、まあでもそうだ来年はね、また最高の最高のバラがね、
きっと現れると思いますよっていうところでね、本当に。
年末年始はマジで温かくして寝てくださいっていう、もうそれしか言えないんですけど。
はい、ということでお便りありがとうございます。
はい、じゃあ次ですね。
瀬戸内ジャクソンさん。
はい、はじめまして。
風間さんこんばんは。
僕の今年のベスト本は和田やりささんの蹴りたい背中です。
ずっと前から知ってはいたのですが、
芥川賞受賞作だし難しいかなと思ったら案外スラスラ読めて面白かったです。
芥川賞受賞作でおすすめがもしあったら教えてください。
ということでありがとうございます。
はいはい、蹴りたい背中。
お名前がちょっと気になったんだけど、瀬戸内ジャクソンさんって瀬戸内ジャクチョウさんから来てますか?
っていうのでちょっと気になったんで聞いてみました。
めっちゃいい名前だなって思ったんだけど。
じゃあちょっと本題、蹴りたい背中。
私もね、いつ読んだんだろう。
ほぼ忘れちゃったからそうなんだよ。
ほぼ忘れちゃうんだよ。
前に読んだ本とかってほんと忘れちゃうからね。
でもまた蹴りたい背中も読み直したら面白いかもしれないよね。
当時やっぱ多分ね、高校生の話だと思うんですけど、
高校生になる前に読んじゃったからあれって多分高校生経てからの方が面白いと思うんだよなっていうので、
ちょっと読んだタイミングを後悔してるんですけど。
芥川賞受賞作難しいかなと思ったらってあるので、
芥川賞は新人賞だから、
作家によっては確かに難しいというか、
わりと込み入った世界観のものとかもしかしたらあるかもしれないんですけど、
わりといろいろありますんで。
私も言うほどたくさんは読んでないけど、
読みやすい、スラスラ読めて面白かったっていうふうにおっしゃっていただいてるんで、
12:02
そういう意味で読みやすさ優先みたいなところで言うと、
今村夏子さんの紫のスカートの女とか、
あと高瀬純子さんのおいしいご飯が食べられますようにが、
結構私が読んだ中だと相当読みやすかったし、
あと面白いです。
わりと話が短い。
紫のスカートの女に関してはちょっとホラーテイストではあるけど、
ホテルの清掃の仕事をしてる人の話、
わりと現実の仕事が絡んでくるし、
あと話の展開とかも想像がつかなくて、
なんだこれ、なんだこれって言ってる間に読み終わるみたいなところがあったので、
結構入りやすいんじゃないかなっていうところと、
高瀬さんのこれはね、
結構気持ちが悪いぐらいの感じです。
面白いんですけど、
人間同士の職場のドロドロみたいな話なんですね、ざっくり。
対岸の舵みたいな感じで読むとしたら面白いかもしれないなって思います。
でも読みやすさで言ったら2つともすごくいいと思いますね。
あとは語りの新しさとか面白さみたいなところで言うと、
滝口雄翔さんの死んでいないものと、
朝比奈木さんの三章の四十九日が私はすごく面白かったかなっていうところで、
死んでいないものに関しては、お葬式の話なんですが、
親戚がめっちゃいるのね、お葬式の場に。
そうなりがちじゃないですか。
観光葬祭とか親戚の集まりとかって知らない人がありがちというか、
そういう状況がまずあって、
それぞれの、一人一人には入っていかないけど、
特に衝立とかもなくどんどん語り手が変わっていくみたいな形の小説で、
非常に斬新というか、
もしかしたら読みやすさって点ではちょっと分かんないけど、
浮遊感込みというか、どんどんどんどん語り手が変わっていく変化の面白さみたいなところを
注目すると結構楽しめる作品かなと思いました。
朝比奈木さんの三章の四十九日も結構近いというか、
語り手がどんどん変わっていくみたいなところでは割と近い感じの読み味。
実際朝比奈さんのインタビューを見たら、語りがどんどん変わっていくみたいなところでは、
15:02
滝口さんの死んでいないものはちょっと参考というか、エッセンス的に吸収して、
参考作品とまでは言わないけど、
そういう技法として取り入れた部分はあると思いますみたいなことはおっしゃっていたので、
割と近いというか似た感じのものなんですけど、
これは何て言ったらいいのかな、
一つの体を共有している、
なんていうの、結合創生児か、
だから二人だね、二人が主人公の話なんですけど、
体が繋がっていて、意識もなんとなく共有しているみたいな、
お互いが考えていることを別に言葉を介さずにわかるみたいな感じの、
一つの体を持った二人の人が出てくるんですけど、
それぞれの一人称で進んでいくんだけど、
これも衝立てとかが途中からだんだんなくなってきて、
どんどん入れ替わりながら話が進んでいくみたいな感じなので、
普通の人間との意識が違うというか、
普通私たちが私って言う時とは全然違う感覚で生きている人の、
意識みたいなものをすごくリアリティを持って書いているみたいなところが面白い小説でした。
これはおすすめ。
あとはさっき紹介した宇佐美凛さんのおしもいもよかったし、
あと中編かな?中編の方でベストに入れているメイド巡りもよかった。
あとベスト10に入れてないんだけど、
久谷李さんの東京都同情党も面白かったですね。
結構構成がちゃんとある感じで、
伏線というか仕掛けもしっかりある作品なので結構エンタメ寄りかなって思いますね。
テーマの掘り下げ方とかはすごい純文学っぽいんですけど、
話の構造は割とエンタメ寄りかなって思いました。
これもおすすめです。
という感じで3通いただいてありがとうございます。
最後に中編短編をなんとなくバーッと紹介して、
今日はおしまいにしようかなと思います。
まあまあ数があるから絞るか。
グレゴリー・ケズナジャットさんのトラジェクトリーに関しては、
紙版記の芥川賞候補作の中で私が一番好きだったので入れました。
18:03
久谷李さんの悪い音楽。
これはデビュー作ですね。
1年分一応文学会を読もうっていうのをやっていて、
あと文学会新人賞っていう文学賞があるんですけど、
それもちょっと遡って何年分か読もうみたいなことをやっていて、
久谷さんが何年だったかちょっと忘れちゃったんだけど、
撮ってたので読んで面白かったっていうものです。
浅衣明さんはさっき話に出た作家なんですけど、
私のモーターンがデビュー作かな。
私は浅衣さんの作品の中だと、
これが結構最初の本に読んだっていうのが割と衝撃的だったので入れましたね。
これは人工肛門って言って、
排泄ってみんな普通にトイレ行ってすると思うんだけど、
手術によって人工肛門っていうのを作って、
そこから排泄するっていう人がいるんですよ。
人工肛門によってそういう手術をして生活をしている女子大生が主人公なんですけど、
その子の身体感覚みたいなものがすごく生々しくて、
私あんまり本を読むときに映像を思い浮かべながら読まないんですね。
身体描写とか身体感覚が強めに出ている作品の方が、
なんて言ったらいいんだろう、グッとくるって言ったらあれだけど、
結構強制的に身体感覚が自分の体の上で再現されるみたいな感覚になることが多いんですね。
だからそれがすごかったっていう。
アサヒナ作品の中では今のところ私のモータンが一番身体性の再現みたいなところですごかったので入れました。
佐藤篤さんという方のジャスティスマンは多分もう書籍になっていると思うんですけど、
文学会の何月号かに載っていたやつで、いわゆる有害な男性性みたいなものを描いた作品なんですけど、
主人公がホテルマンなんですね。
この人が一人称の語りなんですけど、自分が正義であるみたいなことをずっと思いながら暮らしている男の人で、
周囲の人の反応とかもちゃんとその人の目を通してではあるけど書いてあって、
21:00
それを見る限り明らかにもうセクハラパハラをやりまくっているみたいな人なんだよね。
だけどそれをあえて男性の視点から語ることによってなんだろうもう滑稽さすらあるというか。
っていうところで、読んでてそんなに気持ちがいいものではないんだけど笑えるっていうところですごい印象的だったっていう作品ですね。
最後ね、短編その他なんですけど、私短編はやっぱダザイを去年ぐらいで結構短編読んだんですけどいろいろ。
短編でやっぱ最近すごく好きなのがチッケンダンっていうもので、これは犬嫌い?みたいな話なんですけど、犬嫌いを自称している主人公が、
なんだかんだその拾ってきた犬をかまっちゃうみたいな話なんですけど、
ダザイは私短編が好きなんですけど、冒頭ね、これは青空文庫にあるからちょっと検索してみてほしいんだけど冒頭が、
私は犬については自信がある。いつの日か必ず食いつかれるであろうという自信であるっていうところから始まるんですよ。
ここからずっと犬の悪口を言って、途中からこの主人公がそのお家に招き入れることになる子犬が登場するんですけど、
この子犬の描写もすごく可愛いんだよね。明らかに可愛い犬で、だけど犬嫌いを自称している作家なので、
それが面白いんだよね。犬嫌いが語っているのにものすごく描かれている犬が可愛いっていうところの楽さというかそこが面白いのと、
それが面白がっていると最後の最後で、結構衝撃的な終わり方をするっていうところも含めて好きな作品ですね。
あとは山川雅夫さんかな?夏の草列っていう作品なんですけど、これとその次の吉木純之介さんのシューは同じ本に入っていて、
岩波から出ている日本近代短編小説戦っていう本があるんだけど、それの収録作ですね。
ちなみにシューは確か芥川賞も取ったはずです。
で、夏の草列は戦後すぐの話かな?
あ、でもそうでもないか。戦後しばらくたっての話か。
24:03
主人公が疎開していた人で、その疎開先の村を大人になって訪れると。
実はその人は疎開していた時に空襲にあって、空襲にあった次の日に戦争が終わったっていう感じを体験をしているんだけど、空襲があった日何が起きているかっていうと、
結構仲良くしてて、なんならちょっと好きだった女の子がいて、その女の子と一緒に遊んでたわけですよね。野原で。
そこに飛行機が飛んできて、敵機が飛んできて爆弾を落としていくんだけれども、
でも逃げなきゃいけないって言って、女の子と一緒に逃げようってするけど、
その女の子が主人公に対して一緒に逃げようよみたいなことを言って、体を近づけてくるっていうか、そういう風にしないと手を引こうとするかなんかして、
シンテテに接触をしようとするんだけど、男の子、主人公はそれが恥ずかしいというか、
羞恥心みたいなのが、やっぱそのどたんばになってもどうしても前に出てしまって、その女の子を突き飛ばしてしまうんですよ。
ちょうどその女の子が体が飛んでいった先に爆弾が落ちて、どうやら重傷で運ばれていったっていう風な体験をするんですよね。
主人公は結局戦争が終わってしまったから、疎開先から帰らなきゃいけないので、その女の子の容態がどうなったかっていうのを一切知らないまま大人になったっていうことなんですよね。
で、そこでタイトルにもあるように、壮烈に行き合うんですけど、これが一体誰の壮烈なのかっていうところで、
すごい、なんだろう、なんて言っていいかわかんない気持ちにさせられる作品で、
これが短編っていうか、短編だからこその鋭利さみたいなのがあって、すごく良かったですね。っていう感じでした。
小説はね、そんなとこかな。
あとは新書とかを入れてるんですけど、
この中からでも言うとしたら、北村さんの批評の教室はすごく読んで良かった本ですね。
これはね、私批評的な読み方みたいなの全然知らないで来ちゃったので、入門書でもいいから一冊読んでみようかなっていうので読んでみたものになりますね。
で、やっぱり、なんていうのか、創作上でもすごい参考になるところがいろいろあったので、
27:07
だから批評とかも、その短いものでもちょっとずつ読んでいきたいなっていうところがあって、
だから新人小説の月表みたいなのがありますよね。
ああいうコーナーとかもちょっと見るようになりました。
で、あとなんかこう、広いものって言うとあれですけど、
この最後の山田英美編、日本の名水室っていうやつは古本屋で見つけて、確かね、神保町に行ったのかな。
そこでやっぱさ、古本屋ってワゴンが出てるんですよね。
で、表のワゴンって結構安くて、たたき売りだったりするんですけども、
その表のワゴンに、この日本の名水室っておそらくたぶん全集なんじゃないかなと思うんだけど、
その全集がバラでたたき売りされてて、でもあれ全館は揃ってなかったのかもしれないけど、
結構ほぼほぼなんか欠けてるものがあんまないみたいな感じだったので、
その中から気になるものを買ったっていうので、
2冊買って、うち1冊がこの山田英美さんの編集したその少女っていう巻になるんですが、
これに入ってる少女にまつわるエッセイっていうのがどれも素晴らしくて、
女性作家のものもあったり、男性が書いたものもあるんだけど、
私ね、すごく覚えてるのが、エッセイというか、桜の園っていう漫画?
バナナフィッシュとか書いてる吉田さんっていう方の漫画があるみたいなんですけど、
私漫画はちょっと読んでないんだけど、桜の園の書評を書いてるものがあって、
その書評がすごく良くて、少女の痛みみたいなものをすごく拾い上げてる漫画だみたいなことを細かく細かく書いてあるんですけど、
なんかね、その漫画を読んでみたいというか、絶対にいい漫画なんだろうなと思うと同時に、
なんかその書評でこんなに胸打たれることあるんだって思ったっていうところで、すごく記憶に残ったので、
で、まあこの本自体もすごく良かったのでっていうところで載せましたね。
あとはそうだ、ちょっと順番逆になっちゃうけど、
ダザイオっていう45人のツイート文章っていうのは、ダザイにまつわる記憶とかを書いたものになるんで、
いろんな書き手がそのダザインのことを書いてる文章をまとめた文庫本なんですけど、
これはなんていうか、ダザイオさんの作画像みたいなところでも面白いし、
30:07
あとこうなんていうのかな、もっと広い意味で言うと人間の多面性みたいなところを結構貴重な資料というか、
そういう意味でも面白いっていうか、一人の人と会って話したり、
そういう人を例えば遠くから見てるとかね、いろんな人の視点に立つとやっぱり一人の人間ってこんな風に、
みんな結構似たようなことを書いてるなとかもあれば、
全然感じ方とか考え方とか違うなっていうのがあって、
そういう意味でも勉強になった本でしたね。
はい、っていう感じです。
大体話したかなっていうところなので、
今日は本当にね、長々喋ってきましたが、
これはちょっと編集してまたあげようかなと思いますので、
よかったらそちらも聞きに来てください。
ということで、お聞きいただきありがとうございました。
31:17

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