ティーチャーティーチャーで親御さん向けのペアレンツプログラムの講師をしているkumiが日々の気づきをシェアしていく番組。
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【kumi自己紹介】
保護者サポート歴7年 / スクールソーシャルワーカー / 社会福祉士 / 福岡在住3児のママ
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サマリー
フリースペースコンコンでの実践から、子どもが自信を取り戻す仕組みを解説。自分で決めて実行し、振り返るプロセスと、チャレンジ自体に価値を置くことで、子どもは自己肯定感を育む。家庭でも、選択肢を用意して子どもに決めさせたり、ミニプロジェクトを計画・実行したりすることで、この仕組みを応用できる。
フリースペースコンコンとは?
この番組はティーチャーティーチャーで、親御さん向けのペアレンツプログラムの講師をしているKUMIが日々の気づきをシェアしていく番組です。
ということで、今回はティーチャーティーチャーが共同で関わっているフリースペースコンコンという不幸感にある居場所での実践から気づいたことをぜひ共有したいと思っています。
日々そのフリースペースコンコンでは色々なことに気づいているんですけれども、今日はフリースペースコンコンに来ると子どもたちがどうやって自信を取り戻していくのか、その裏側にある魔法の仕組みについて深掘りしてお話ししたいと思っています。
もちろん仕組みだけじゃなくて、子どもへの関わり方との相互作用で子どもたちが自信を取り戻して元気になっていくと思うんですけど、今回はその構造というか仕組みの方に着目して、そこから気づいたことと家庭でも生かせることっていうのを私なりにちょっと考えてみたので、それをお話ししたいと思っています。
今日のお話は自分に自信がなくてなかなか前に進めない子だったりとか、前回お話をした子どもの自己決定を尊重して待ってみてもなかなかチャレンジすることが難しくて乗り越えることを躊躇してしまうような、そんなお子さんをお持ちの親御さんはもちろん自信を取り戻すだけじゃなくて、この仕組みを知っておくことでいろんなことにチャレンジしていくことができると思うので、
ぜひ子育て中の皆さん全員に聞いていただきたい内容です。
ということで、まずは私たちが関わっているフリースペースコンコンについて簡単に説明をします。
フリースペースコンコンは福岡市東区、てりは地区にある羽ばたき公民館というところで、月に2回、水曜日の13時から15時にオープンしている居場所で、ティーチャーティーチャーと羽ばたき居場所づくり実行委員会の皆さんで運営しています。
親子での参加という条件はあるんですけれど、てりはにお住まいの方じゃなくても来ていただくことができます。
詳しくはティーチャーティーチャーのインスタや羽ばたき公民館のインスタをご覧ください。
子どもが自信を取り戻す仕組み
そのフリースペースコンコンでは、ただそこに来て楽しく過ごすだけじゃなくて、子どもたちの活動自体が自分でできた、私ってやれるんだっていうのを作る仕組みになっているんですね。
すごく簡単に一連の流れを言うと、ここに来たら自分でやることを決めて、それを実行して最後に振り返って、次にやってみたいことを書くっていうそれだけなんですね。
それだけっていう風に思う方もいるかと思うんですけど、意外とこの一連の構造って日常生活でやってない気がするんですよね。
学校では決められた時間割で1日を過ごして、家に帰ってくると宿題をしてご飯を食べてお風呂に入って寝る。
習い事があれば先生とかコーチの人に教えてもらって練習をするということなんで、自分で決めて何か実行する瞬間って遊ぶときかおやつを選ぶときぐらいかなっていう風に私は思います。
もちろんその学校とか日常生活が悪いとかそういうことじゃなくて、もちろんそこからいろんなことを学んで成長していくんですけど、
それらの一連の行動っていうのはもともと決められているようなことを実行して、できたかできなかったかについて誰かが決めた評価で判断されている気がするんですよね。
ところが自分でやることを決めて実際にやってみることで何が起きるかというと、やることを決めた時点で誰かよりできるとかできないとか、言われたことができるかできないかとか、
そういう他人による評価軸みたいなものがなくなると思うんですよ。
ただ自分がやりたいことを決めてやってみるだけで別に他の子と比べる物差しみたいなものがないんですよね。
そこにはただ私は自分で決めることができたっていうこと、それだけが残るんですよね。
ちょっとイメージしてもらいたいんですけど、例えばダイエットにチャレンジしてみた時に、
今日から運動するぞって決めて実際に運動ができた時ってどんな気持ちになりますか?
私やれたじゃん!みたいな感じになりません?
その瞬間って、あの人よりすごいとか、体重が減っているとか、そういうことがあんまり気にならないんですよね。
もちろん時間が経つと体重だったりとか、他の人がどうだこうだとか、実際に変わってるのかなとか、いろんなことを気にしだすと思うんですけど、
決めたことをやった瞬間って、多分人って嬉しいっていう気持ちと同時に、私できるじゃん!とか、そういう感情になると思うんですよね。
さらに応用行動分析学の理論を組み合わせることで、このできたっていうものが維持しやすくなって、どんどん表情が変化していくんですよね。
どういうことかというと、コンコンに来て、できた行動を一つ一つに、嬉しい気持ちと見えるご褒美、よくペア連続でも言っている行詞っていうものをくっつけることによって、その行動が継続されて強化されていくんですね。
その具体的な方法としては、トークンシステムっていうのを組み合わせています。
フリースペースコンコンでは、初めて来た時点でポイントが5個もらえて、さらに目標シートに今日やることを書いたら1ポイントとか、振り返りができた1ポイントっていう風に、どんどんポイントがたまっていくんですよね。
で、たまったポイントによってさらに交換できるご褒美があって、5ポイントでお菓子がもらえるので、最初に来た時点でお菓子もらえちゃいますみたいな感じです。
で、ポイントカードにシールを貼っていって、子供たちは好きなタイミングでご褒美と交換します。
このトークンシステムによって行動が強化されていきます。
そして、最も重要なことは、やった内容によってポイントの差がないっていうことです。
勉強をたくさんやった子がポイントをたくさんもらえるわけでもないし、スタッフとおしゃべりっていうのを選んだ子がポイントが少ないっていうわけでもないんですよね。
やった内容に関係なく、選べたことだったり、実際にやったよっていうこと、つまり行動したことだけがポイントに反映されるんですね。
つまり、内容や結果じゃなくて、チャレンジしたこと自体に価値を置くよっていう考え方ですね。
ティーチャーティーチャーでもよく、チャレンジに価値を置きましょうっていうことを言ってると思うんですけど、
こんな風に自分で決めてやってみる。やってみると嬉しいことがある。
そしてチャレンジそのものに価値を置くっていう、この3つの要素にプラスして、それを受け止めてくれる大人だったり、友達の関わりっていうのがミックスされて、
どんどん自信を取り戻して、学校に行きたいのに行けてなかった子が行くようになったりとか、
友達との関わりを持てなかった子が他の子と遊ぶようになったりとか、
不登校になることで表情が乏しくなってしまった子が笑顔になっていくとか、そういう現象がどんどん起きているという状態なんですよね。
本当に素敵なミラクルがたくさん起きているなと感じています。
家庭でできること
さて、じゃあこれを家庭でどう生かしていくかっていうところなんですけど、私なりに家庭でできそうなことっていうのを考えてみました。
まずは、さっき言った要素、3つの要素っていうのをいろんな場面で応用してみることは一つだと思います。
一つ目は、休みの日にやりたいことを子供に決めさせて、実際にやってみて、振り返ってみるみたいなことはすぐにできそうだなと思いました。
で、このやりたいことを決めるときに一つ大事なポイントがあって、それは何かというと選択肢を準備しておくっていうことです。
多分、何でもいいよっていうふうに言っちゃうと、人ってこう決めるのが難しくて、じゃあもうやらないやみたいな感じになってしまうことがある気がするんですよね。
なので、フリースペースコンコンでも実はいくつか選択肢があって、選択肢から選んでもいいし、その他っていう項目を選んで選択肢にないことを書いてもokっていうふうにやってます。
なので家庭でやる場合は、例えばディズニーランドなんて急に言われてしまうと、いやちょっと待ってよっていうふうになると思うので、その家族にとって可能なものっていうのをいくつか選んでおいて、そこから子供が選んで実際にやってみるっていうのがいいのかなと思ってます。
で、もう一つやれるなって思うのは、ミニプロジェクトをやってみるっていうことです。
何でもいいので、子供のやってみたいことを計画して実行してみるっていうことです。
それはさっき言ったお出かけとかじゃなくても全然よくて、フリースペースコンコンではマイプロジェクトっていうのもあるんですよね。
それは何かというと、私のやってみたいことっていうのを紙に書き出して、なぜやってみたいのか、どうなるとできたと思えるのかとか、どんな準備が必要で誰に手伝ってもらうかみたいなことを一枚に書き出すんですよね。
そして実際にやってみて、振り返りをして、どんな気づきがあったのかとか、新しく知ったことは何かみたいなことを振り返っていきます。
プロジェクトって言っても、夏休みの自由研究みたいに大きなプロジェクトみたいなものじゃなくても全然よくて、
フリースペースコンコンに来た子供たちは罠毛を作ってみたいということで、段ボールとかラップの芯で罠毛を作ってみたりとか、
自分で絵を描いてパズルを作ってみたいということで、画用紙に絵を描いて切り取ってパズルを作ってみたりとか、そういうことをしています。
家庭だとお料理なんかも身近でいいんじゃないかなっていうふうに思います。
それから工作とかですね、何か作ってみたいものを一緒に計画して作ってみるとかいうこともいいんじゃないかなと思います。
その時にただやるだけじゃなくて、ちょっと書き出して振り返りをしてみるみたいなことをするだけでできたっていうのが、
実際に目にも見えて自信につながっていくんじゃないかなと思っています。
で、これらを実行した時に一番大事なのが、内容がどんなものであってもやってみたことに価値を置くっていうことですね。
3つ目の要素ですよね。つまり上手くできたとかできなかったとかそういう評価じゃなくて、
チャレンジ自体に価値を置いて、よくチャレンジしたね、頑張ったね、素晴らしいねっていうふうに褒めてあげることが大事かなと思います。
で、ここまでお話をすると、うちできるかなっていうふうにプレッシャーに感じちゃう方もいるかもしれません。
でも皆さん安心してください。余裕がない時にそんなの無理ってなるのが当然だと思っています。
そんな時は日々の声かけでも十分だと思います。
行動に対して呼び出しをすること。何かに取り組もうとした時には、ナイスチャレンジだねっていうふうに振り返ってあげたりとか、
宿題に少しでも取り組んだらいいね、頑張ってるねっていうふうに反応してあげること。
甘い基準でハードルを下げて、そして何かをやってみたいって言った時は応援するよっていうふうに伝えてあげる。
それだけでも子供の中では私って素敵なんだなとか、私って頑張ってるんだなっていうふうに思えていくんじゃないかなと思っています。
他の子と比べたりとか、できたできなかったっていうその結果に対する評価軸を持たずに、
今のあなたで十分素晴らしいよっていうことを伝えていくっていうことが大事なんじゃないかなと思っています。
私たち親の役割っていうのは子供をコントロールすることじゃなくて、やっぱり小さなできたっていうのを一緒に見つけていくことなんじゃないかなと私は思っています。
そして親も子も完璧じゃなくていいし、完璧なんて無理だと思っています。
私もこんなこと言いながらこらーっと毎日怒って叱って笑って子育てしております。
なので何が言いたかったかというと、子供がそのままで素敵なようにお父さんもお母さんもそのままでも素敵だと思います。
読み出しがうまくできなくてもやろうとした自分をぜひ褒めてあげましょうね。
まとめとメッセージ
はい、ということで今日はフリースペースコンコンでの実践から気づいた子供の自信のつけ方と家庭でもできそうなことっていうのを紹介させてもらいました。
番組の感想は概要欄のお便りフォームから是非よろしくお願いします。
皆様の感想が励みになります。
また質問や相談なども受け付けておりますので是非よろしくお願いします。
それでは本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
また次回の配信でお会いしましょう。
14:17
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