この番組は、ティーチャーティーチャーで、親御さん向けのペアレンツプログラムの講師をしているKUMIが、日々の気づきをシェアしていく番組です。
みなさん、こんにちは。ペアレントークパーソナリティーのKUMIです。
今日はですね、先日、私の胸がギューッと苦しくなるような、でもとっても良かったなっていう風に思う切ない出来事があったので、
その時のエピソードと、そこから気づいた、完璧に子供に寄り添って100%優しいお母さんになることなんてできないよなっていう、
まあ、当然なんだけど、改めてそう思うきっかけになった出来事があったので、ぜひ皆さんにもシェアしたいなと思っています。
今回の話は、小学2年生の真ん中の娘から言われたことなんですけど、
誰しも子供の時に感じたことがあるであろう、親に対するあれ寂しかったんだよなっていう気持ちを初めて真正面から受け止めてみたんですよ。
で、改めて子育てって難しいし、完璧なんてないし、日々失敗しながら人間としても成長していけるものなんだよなっていう風に感じた出来事でした。
もしかしたらわかるって共感してもらえたりとか、いざ同じような場面に出くわした時にどんな風に対応したらいいんだろうっていう風に思う人には、
これが正解かどうかわからないですけど、聞いてもらうことで何かヒントが見つかったらいいなっていう風に思っています。
特に子育てをべき論で見てしまいがちな方には、ぜひ聞いていただきたい内容かもしれません。
どうか最後までお聞きいただければと思います。
まずはその小学2年生の娘とのエピソードについて少しお話ししますね。
この間ですね、さあ寝ようかと準備をしていて、2階に先にちょっと私が上がってたんですけど、そしたら娘がしくしく泣きながら私のところにやってきたんですよ。
さっきまで全然普通に子供たちと笑ってたのに、泣いてたのですっごいびっくりして、
どうしたのっていう風に聞いてみたんだけど、何にも話さなくって、兄弟のどっちかに何かされたのとか、
もしかして学校でなんか嫌なことあったのとか色々質問してみたんだけど、
どれも首を横に振っていて、何となく言いづらそうな感じがしたんですよ。
あ、もしかしたらこれ私なんかやらかしたかなって思って、
もしかしてお母さんなんか嫌なことしたかなっていう風に聞いてみたんですよね。
そしたらすごい気まずそうに、うんっていう風にうなずいていました。
そっか、そうだったんだねってことで、お母さん何したのかな、絶対に怒ったりしないから話してみてっていう風に伝えました。
そしたらですね、彼女の口から出てきた言葉が、
1年生の時にね、初めて口笛ができた時があって、すごい嬉しくて、
学校から帰ってきて、お母さんにそれを話したのに、
お母さんが全然喜んでくれなかったっていうことを、もう涙が溢れながら話してくれたんですよね。
もうそれを聞いた瞬間に、私の胸はもう張り裂けるような切ない気持ちになって、
すっごい苦しいなっていう風な気持ちになりました。
正直その1年生の時のことを私はほとんど覚えてなくて、
まあ確かになんか口笛が吹けたよなーっていうことはうっすらあるんですけど、
まあ多分その時はバタバタしていて、心の余裕もなかったりとか、
仕事のことで頭がいっぱいになってたりとかして、
その娘の口笛できたんだっていうすっごい嬉しい喜びを全然共感できずに、
多分さらっと軽く聞き流してしまってたんじゃないかなと思います。
でも当時1年生だった娘の心には、その時の寂しさがあって、
ずーっとそれが今まで残ってたっていうことなんですよね。
そっかーそうだったんだねー、ごめんねーっていう風に娘に謝って、
で、その時の娘の気持ちをすべて代弁しようと思って、
一つ一つ言葉をかけていきました。
そっかーって初めてできた口笛が嬉しかったのに、
お母さんは全然聞いてくれなくて悲しかったねーとか、
その時は悲しいって言えなくて苦しかったよねーとか、
今になってふと思い出したら涙が出てきちゃったんだねーとか、
それはお母さんがちゃんと聞いてなかった、
お母さん悪かったと思うよーって素直に謝って、
でもこのことをお母さんに言ったら悲しむかなーとか思ったのー、
それは言いづらかったねー、
でもねー今日言ってくれてよかったよー、
勇気出して言ってくれてありがとねー、
あなたの気持ちにずっと気がつかなくてごめんねー、
これからも嫌な気持ちになった時は言っていいからねーっていうような感じで、
とにかく彼女が言葉にできないであろう気持ちを、
ひたすら彼女の立場になって考え出して、
言葉にして代弁するっていうことを徹底しました。
娘は私の胸の中でワンワン声を上げて泣きながら、
うんうんっていう風に頷いてました。
この娘との時間は私としては胸がはち切れそうなぐらい苦しかったけど、
同時に1年前の傷ついた気持ちを今ちゃんと言ってくれて、
よかったなーっていう風に思いました。
で、1年きり一緒に泣いて、
どうかなー少し気持ちがすっきりした?落ち着いた?って聞いてみたら、
うんっていう風に少し顔が和らいでいたので、
よかったなーっていう風に思いました。
思えば手のかかるポンちゃんに毎日振り回されていて、
2人でしっかり話したりとかする時間ってちゃんと取れてなかったなーって思って、
まだまだ甘えたい娘の気持ちにちゃんと応えられてなかったなーっていう風に反省をしたので、
今度お母さんと2人でシナモンカフェに行こっかっていう風に提案して、
この夏休みに2人で行くことにしました。
で、この出来事を通して子供って親の本当にちょっとした反応とか悪気のない一言で、
深く傷つくことがやっぱりあるんだよなーっていう風に思ったんですよね。
私自身もそういうことがあったなーっていう風に思うし。
だけどそれをすべて傷つかないように防ぐことってできないよなーっていう風にも思いました。
娘から話を聞いた時はめちゃめちゃ後悔の気持ちでいっぱいだったんですけど、
でもじゃあ親は一瞬たりとも気が抜けないのかと、
子供の前で常に完璧に素晴らしいリアクションをし続けなきゃいけないのかというと、
そんなことは絶対に無理です。
私たちだって人間だし疲れるし完璧じゃないし。
傷つけたことは事実だしね、心がとても苦しいんですけど、
でも大事なのは失敗しないことでも絶対に子供を傷つけないことでもないんじゃないかなーっていう風に思うんですよね。
親だって失敗するし、余裕がなくて子供を傷つけてしまうこともある。
だけど、あー傷つけてしまったなーって気づいた時に、
いつでも素直に謝ることと、
そして子供があの時傷ついたんだよって何年経ってからでも本音を言えるようなそんな関係を作っておくこと、
それが一番大事なんじゃないかなーっていう風に思いました。
子育てに真摯に向き合っている頑張り屋さんの親御さんほど、
しっかりしなきゃーとか、いい親でいなきゃーっていう風に自分を追い込んでしまいがちなんじゃないかなーと思うんですけど、
でもそんな立派な親の背中を見せる必要なんてないと私は思います。
お母さんも失敗するし、間違えるし、できないこともたくさんある。
でも間違えたらちゃんと謝るし、あなたと一緒に悩みながら成長していきたいと思ってるよーっていう風に、
そんな風に完璧じゃないけどお互いに不器用さを補い合いながら、
まあ涙の数よりも笑っている割合の方が大きいよみたいな、
そんな背中を子供に見せてあげられたらいいんじゃないかなーっていう風に思いました。
で、私が最も大事にしていて目指し続けていることっていうのは、
やっぱり子育てを孤独にしたいことだと思っているんですけど、
それは外との繋がりがあることだけじゃなくて、
家の中でも同じだと思います。
親と子で完璧な親と完璧な子供を演じ合って、
それぞれが孤立するんじゃなくて、
ママも間違えちゃうからお互い助け合っていこうね、
そんな風に言い合えるチームになること。
それが大事だなっていう風に。
そう思うと、今回娘が私に一生懸命伝えてくれたこの出来事は、
我が家も少しずつ家の中でチームになれてきているっていうことの証拠なのかなっていう風に、
少し救われた気持ちにもなりました。
こうしなきゃっていうべき論にとらわれずに、
この子のペース、私のペースで子育てをしていきたいなっていう風に改めて思いました。