1. ぱるおの「思い立ったらオタメシ」ライフ
  2. 気仙沼市の防潮堤に秘められた..
2023-07-11 01:58

気仙沼市の防潮堤に秘められた価値

フラップゲート式防潮堤って、まぁーーー聞いたこと無いですよね?
縁あって昨日(2023/07/10)、気仙沼市中心地の内湾地区に建設された防潮堤を実際に観てきました。

すごいですね、4mくらいの低めの防潮堤なのに、津波などの襲来時には、押し寄せた一定の高さ以上の波自体の力により、1メートルほど高さが増すしくみになっている防潮堤なのです。

気仙沼市を訪問するようになって久しいのですが、趣のある内湾に、要塞のように高さの高い防潮堤を建設され、海が見えない生活となってしまうことはあり得ないと感じた多くの住民と、安全の大義のもと一定高さ以上のものにしたい行政との間で、かなり充実した話し合いが行われたとのことです。

気仙沼市「内湾地区」の防潮堤建設に関わる話し合い関連まとめ
https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/4400008/07_p077.pdf

詳細は上記資料にまとまっているのでぜひ一読いただきたいですが、内湾地区の魚町側の住民からは、海が見えるのに人工の外部動力源無しに1メートル伸びる防潮堤建設が完了していました。

どうやらこの千葉県から青森県まで防潮堤の整備事業は432kmに及ぶそうですが、多くの場所でその高さが高すぎるため景観は奪われてしまったところが多いとのことです。

一昨日福島原発近辺で実際に見た防潮堤群は、確かに威圧感が有り、殺伐とした景観だったと感じました。
千年に一度の災害にどう備えるかという問題は、永遠に議論されていく問題なんだなと強く感じた二日間になりました。
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/62c0f5551459d9dde06c0f41
00:05
皆さん、おはようございまーす。
東北北上の旅はまだ続いておりまして、年に何度か訪れる気仙沼にまた到達しております。
正直申し上げまして、ここに来る理由は、旬のホヤを食べに来るということです。
そうしたら、不覚にも、いや、期待通り、もう長い付き合いになる地元のけんちゃんに、
なーるほど、と思う話を聞いたんで、ちょっとご紹介します。
東日本大震災の時に、津波の影響を受けた東海岸、気仙沼もその一つになりますけども、
中心地、内湾と言われるエリアに、津波などの侵入を防ぐための防潮堤っていうのが作られたんですね。
これ一見結構低いんですよ。こんなもんで役立つんかって思えるんですけども、
それには実は素晴らしいわけがあったんですよ。
この海岸線から数十メートルの住民の方々からによる強いリクエストっていうのがありまして、
それは普段の生活から海が見えるようにしてくれというものだったんですけども、
どうやら行政側からしてみれば、ある一定高さ以上のものでないとダメだということなんですね。
そして気仙沼市では、ここで大変建設的な議論が行われたんだそうです。
昨日実際地元の友人に案内されて、押し寄せた波の力で自動的に1メートル高さが高くなるなんていう、
世にも珍しいフラップゲート式防潮堤の建設に至ったそうです。
参考資料のURLを付けておきますので、ちょっと読んでみてください。
パローでした。では、また明日。
01:58

コメント

スクロール