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2025-03-06 01:59

なにやらオンドルが恋しいですわ

冬の暖房にもいろいろ。
日本は冬の寒さが厳しい地域も多いのに、世界的に見ても省エネ性能がダメダメな家だなんてのが取り沙汰されてましたが、最近ではZEH(ゼッチ)の住宅は税制優遇するぜなんて話も聞けるようにやっとなってきました。

冬寒いので暖房するわけですが、冬の寒さが日本よりも厳しめな韓国に冬に旅したときに感動するのは、部屋の暖かさです。
とてもじゃないけど高級とは言えない宿にばっかり泊まるんですが、どこも温かい、というか暑いところもあるくらい。
それはぽっかぽか暖房のオンドル方式、床暖房だからなんですね。

もうほんとにウチに欲しいくらいあったかいですよ。
それにくらべてウチでは部屋の暖房つけても、場所によっては床がしんしんと冷えるので。

で、そもそも暖房の方式を考える場合、熱源をどこから持ってくるか、またそのコストは?そして熱源の放射方法はどうするか。
この組み合わせで、運用できるできない、コスト高い低いなどなどが決まってくるわけです。

一般家庭の話ですが、日本の寒冷地の場合、最近はましになったけど昔のスカスカの家ではとにかく大量の熱を室内に放出するために燃費が安い方法を取ることが優先されます。おおかた灯油が使われるのは燃費=熱量あたりのコストですね。

本当に寒いところに住む知人宅では、300リットル入る灯油のタンクが勝手口あたりに有って、その横のボイラーで湯を沸かす。
そこから温水をパイプを通して各部屋にある放射器に送り、熱を部屋に自然放射する方式を採っています。
もちろん家を建てるときにこの運用に合わせた設計をする必要はありますが、一冬中室内は20℃ぴったりに保たれてメチャ快適。
でもなぜ床暖房にせず、壁際に置かれた放熱器(パネルヒーターのようなジャバラのやつ)にしたかというと、設置コストと床の耐久性を考えてのことなんだそうです。石でも床材に使うならまだしも、夏は高温多湿、冬は極寒みたいな条件では木が悲鳴を上げるらしい。

昨日みたいな雪が降る日もある結構寒い関東でも、暖房のための石油タンクを置いてる家がまだ見られますが、まぁ黙ってたら最近の家はエアコンのようですね。補助的に石油かガスファンヒーターってところでしょうか。
これはやっぱり運用性が良い、つまり電気さえつなげばすぐにヒートポンプ式で効率的な暖房ができるということかと思います。

電気ファンヒーターや電気パネルヒーターなどは本当に燃費が悪い、というか電気代が目ん玉飛び出ます。
次に高いのがホットカーペットですかね。3畳用とかそれ以上を敷いてつけっぱの生活したらヤバイ。
ガスファンヒーターはそこそこ安いけど、プロパンだと結構覚悟必要。
やっぱり石油ファンヒーターで温めますか。安いから。

と、ここまでは、どうやって「部屋とか家全体を温めるか」みたいな話ですが、人間のいるところだけ温めるのがホントは一番安いよ、と。日本はやっぱこたつですね。こたつにみかんですね。怠惰の元凶と言われようが、冬はこたつに限りますな。
そして寝るときはエアコン切って電気毛布。これも安い。ぽかぽか。
電気暖房は高い!けど、局所だけにしたらそりゃ安く住むよ、と。

韓国の道端であった友人と長い付き合いになりますが、実家に真冬に泊めてもらったときに目撃したのは、離れの8畳ひと間一つだけの小屋みたいな家にオンドルが装備されていたこと。
今風の電気式じゃないですよ、ガチのオンドル。漢字では温突。これを韓国語読みすると온돌=ondol こんなやつです↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/オンドル

まーー歴史ある方式ですね。
友人宅は「進化系」の練炭オンドルでした。薪を焚きつける必要がなく、一旦マッチで練炭に火をつければ、その熱が床下のジグザグ煙突を通って部屋全体をあったかくしてくれるのです。
問題は、アナログ温度調節が必要なのと、温度の上げ下げに時間がかかることですね。
まぁ数時間単位で火加減を考えるんです。めっちゃ暖かくて爆睡できましたけど。

現在はこんな仕組みのウチは新築されず、皆電気式かガス式。電気では電熱線が床下に有るケースと、ガス式同様温水ホースが循環している方式に分かれます。
深夜電力で湯を沸かしておく方式も一般的ですが、韓国はなぜか電気代が安いらしい。
参考↓
https://www.perplexity.ai/search/han-guo-hanasedian-qi-dai-kaan-SLL6UXsORxC6izsvAU4jxA#0
https://www.perplexity.ai/search/han-guo-hanasedian-qi-dai-kaan-SLL6UXsORxC6izsvAU4jxA#1

こんなのも眺めてしまった笑
温水式床暖房 ホヤオンドル
https://www.youtube.com/watch?v=mqIZCxP0ljc

ともあれ寒いところでは、家の断熱性能・暖房性能に関してはしっかりしてるもんだなーと関心しています。
最近の三寒四温、一回あったかくなってから体が油断したときの雪が堪えたので、いまさらオンドルの話を思い出したというハナシでした。
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サマリー

韓国のオンドルという床暖房の仕組みと、その暖かさの特徴を紹介します。

00:04
みなさん、おはようございまーす。
実際のところ、実現不可能なんですけどね。
オンドルの紹介
冬の暖房で、オンドルってご存知ですかね。
漢字で書くと、あったかいの温に、煙突の凸。
温凸ですね。煙突の煙が上に行くまでの間に、
床をジグザグに走って、その熱で床暖房をするっていう、
まあ、寒い朝鮮半島では伝統的、一般的な床暖房なんですね。
これ、冬に韓国行った人は、もうこのあったかさにびっくりすると思うんですよね。
外がマイナスの気温なんていう時に、宿に帰って部屋パッと開けたら、
中30度とか、下手すりゃ35度とかね、窓を開けることから始めなきゃならないみたいな、
それぐらい強烈に効く暖房なんですね。
その昔は燃料として薪を燃やしてたみたいですね。昔の風呂みたいな。
で、その後レンタンになったり、今では温水式ですね。電気で温めるとか、ガスの場合もあるらしいんですけどね。
どうやら韓国は電気代が安いっていう話で、最近はどこ行っても電気式になってますね。
日本の冬結構寒くて、うちなんかも床からシンシンと来ちゃったりなんかしてるんで、
温どるにできないかなーなんてね、いろいろ考えましたけども、実際無理でして、
家建てる時から温水床暖房なんてのを施工することもできるんだそうですけども、
施工代と電気代が高い、そして床の耐久性もちょっと怪しいと、そんな話も聞きました。
一旦暖かくなって寒くなると、暖房が恋しくなって、急にあの暖かい温どるのことを思い出してしまいました。
っていう話でした。パローでした。ではまた明日。
01:59

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