無意識の5層構造
こんばんは、ぱるみらです。今日は2024年11月23日、3回目の配信です。
2週間空いてしまいました。毎日いろんなことを気づくので、なかなかまとめられないのが悩みです。
前回、非ダイヤモンドによる間違った自己認識と、それゆえ占いがしっくりこない件を語りました。
今回は、間違った価値観を手放して、自己認識を改め、理想の自分を作ろうというテーマで話していきます。
ノ・ジェスさんの著書、「心感覚」という著作で、無意識の5層構造について言及されております。
上から順に、思考、感情、イメージ、エネルギー、自己認識です。
私はこれを見て、仏教が説く8つの心の層、「八識」を、現代の脳科学等で解明された結果を踏まえて、現代的にまとめられた非常にわかりやすいモデルだと思ったので、ご紹介したいと思います。
ちなみに、潜在意識という言葉は、今回使いません。
巷に広まっている潜在意識の説明や、それを示す氷山の絵は曖昧ですし、それを利用する人の意図が混ざってしまっているからです。
「95%が潜在意識です」と言われても、どこにその科学的根拠があるのか、誰も説明していませんからね。
では、無意識の5層構造モデルについて紹介します。
先ほどの仏教の八識では、6番目の意識と7番目の末那識を示しています。
マザーテルサの格言に、「思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。」
「言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。」というのがあります。
行動や振る舞いは思考が生み出している。
では、その思考はどこから生まれるかですが、これは感情です。
頭で考えて喜ぼうとか怖いとか思わないですよね。
また、いくら理屈はわかっても、感情がついていかないと納得いかないということもありますよね。
こうして、先に喜怒哀楽などの感情があり、次に頭で考え、言葉や振る舞いとして表に現れます。
身体感覚が優位な人は、思考過程を飛ばして感情がストレートに言葉や振る舞いに出る人もいます。
パフォーマンスをする人とかアーティストとか、また、カッとなってすぐ手が出る人とかですね。
では、感情はどうやって生まれるのか。感情はあらかじめ決まった前提に基づいて自動で発生します。
カッとなるのは、トリガーとなった出来事に対して、「これは許すまじ」と決めているから。
虫を見て怖がる人は、それを怖いものだと決めているから。 毎朝カフェラテを飲んで満たすれる人は、そのことを幸せなことだと決めているからです。
この前提とは、過去の体験から来るイメージです。 このイメージに対し、自動反応で感情が起こるんです。
明日が月曜日だと思うと自動的に憂鬱になるとかも、 明確に決めた覚えはないけど、仕事で失敗した経験や上司に注意されたといった出来事を
ネガティブなこととして一度でも捉えてしまうと、次からは勝手にそういう感情が湧くようになってしまうんです。
イメージには先入観、価値観、フィルター、脅迫観念、思い込みという嬉しくないものも含まれます。
自己認識の見直し
そしてさらにイメージの下層にはエネルギーがあります。 これは人間の内部から湧き上がるものです。
エネルギーが大きいとイメージ、思い込みも強くなり、発生する感情も大きくなります。
逆に、やる気やモチベーションなどのエネルギーが少なければ、 活動する気力も湧きません。
そして5層目が自己認識です。いわゆるアイデンティティです。 このアイデンティティは、自分とは何者か、
自分はこういう人間だというものです。 例えば、自分はヒーローという自己認識なら、人を救うことができるという思い込みが当たり前になります。
すると困っている人を見つけたら即座に手を貸したり、 不正を見かけたら黙っていられず声を上げ戦います。
感情も思考も言葉も振る舞いもヒーローらしいものになるし、 また、
日本の一般的な家庭の会社員ならそういう人になるということです。 マザーテレサの言葉には続きがあります。
「行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。」「 習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。」
「性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。 」つまり、アイデンティティがそういう人生を作ってしまうということです。
アイデンティティは、よく言われるのが3歳までの体験によって作られるとか、 7歳で完成するとか
言いますけれども、この辺は発育環境によって変わるので、 正確な年齢が大事なのではなく、意図せず勝手に作られるということです。
よって、今の自分に不都合な自己認識かもしれないんです。 不都合な自己認識によって人生が決まっていってしまうんです。
私が行っている紫微斗数占いでは、生まれ持った本質が明確にわかります。 鑑定結果がどうもしっくり来ないという方は、本当は生まれ持った使命があるのに、
本質とは違った自己認識によって異なる人生を歩んでしまっている可能性があります。 逆に、ここに気づきさえすれば自己認識は新しく設定できるんです。
青年月日を使う占い、いわゆる名術は、生まれ持った本質がわかります。 本質を意識して人生に適応していくことで、生きることが楽になります。
もちろん、新しい自己認識を設定して生きていくのも自由です。 占いを本当のアイデンティティに築くためのツールとして、気軽に使っていただきたいなと思っています。
それではまた。