1. おやすみ歴史ラジオ
  2. 第11回 歴史のバトン【戦国..
第11回 歴史のバトン【戦国編】第5走者:石田三成(3/3話)
2026-06-21 06:54

第11回 歴史のバトン【戦国編】第5走者:石田三成(3/3話)

石田三成の3話

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:03
こんばんは。今夜もまた、おやすみ歴史ラジオの時間がやってきました。 ベッドに入って、一番リラックスできる姿勢で聞いてね。
今夜お届けするのは、石田三成の生涯を書く物語の第3話。 いよいよ最終回です。昨日の第2話では、大人になった三成が真面目すぎるが故に周りから孤立してしまったこと、
そして、そんな彼の本当の優しさを誰よりも理解していた親友、 大谷義都との堅い友情のお話をお届けしました。大切な主君であり、お父さんのようでもあった豊臣秀吉が亡くなった後、
日本の国はこれまでにない大きな揺れを迎えることになります。 秀吉が亡くなったことで、豊臣家の代わりに圧倒的な実力と人気で日本を新しくまとめようとする徳川家康。
その強くなっていく家康の姿を見て、三成の心には激しい危機感が燃え上がりました。 このままでは秀吉様が命がけで作られた豊臣家が家康殿にすべて奪われてしまう。
秀吉様のまだ幼い息子の秀吉様が大人になるまで、何としても私が盾となって豊臣家を守らなければならない。
それがあの御茶の日から始まった私の果たすべき生涯の御義だ。 三成は天下の徳川家康を相手に戦いを挑む決意をします。
これこそが日本の歴史を真っ二つに分けたあの関ヶ原の戦いの始まりです。 三成はすぐに親友である太谷義次のもとへと向かい、家康を倒すための計画を打ち明けました。
すると義次は親友のことが誰よりも大切だからこそ静かに首を振ってこう言ったのです。 三成やめるんだお前は真面目すぎてみんなに誤解されている。
今お前が家康殿に戦いを挑んでも誰も味方してくれない。 勝てるわけがないんだここは悔しくても我慢するんだ。
しかし義次は三成のことが大好きだからこそ負けて命を落としてほしくなくて必死になって止めました。 しかし三成の目は少しもぶれずにまっすぐでした。
勝てないかもしれないだが秀吉様への恩を裏切って自分の命が惜しいからと黙って見過ごすことなど 私には絶対にできない。
義のために私は戦う三成のその不器用で一ミリも曲がらない覚悟を見たとき 義次は静かに微笑んで自分の覚悟を決めました。
分かったそこまで言うならもう止めない。 三成お前が世界中のすべての人を敵に回しても私だけは最後までお前の味方だ。
あの日お茶をすべて飲み干してくれた恩を今度は私が命を懸けて返す番だ。 一緒に戦おう。
03:05
勝てる見込みのない戦いに義次はただ三成との友情と義のためだけに命を捨てる覚悟で三成のチーム 西軍に加わったのです。
そしてついに運命の関ヶ原の戦いが始まりました。 三成と義次は知恵を絞って必死に戦いました。
しかし義次が心配していた通り 家康の巧みな作戦によって味方の武将たちが次々と裏切ってしまい
三成のチームは負けてしまいました。 親友の太谷義次は激しい戦いの中で三成の無事を祈りながら静かに息を引き取りました。
指示通り三成も戦いに敗れ家康の兵に捕らえられてしまうことになります。 関ヶ原の戦いに敗れた三成はついに京都の六条河原という場所で処刑される時を迎えることになります。
その日はとても風の冷たい日でした。 罪人として捕らえられこれから命を落とすというその瞬間になっても三成の目は驚くほど澄んでいて少しの曇りもありませんでした。
その堂々とした姿は負けた武将にはとても見えなかったと言います。 いよいよその時が来る直前三成は喉がとても渇いたので近くにいた警備の兵隊にこう頼みました。
すまないが少し水を飲ませてくれないかしかし兵隊は意地悪く首を振ってこう言いました。 相にく水はない代わりにそこにある干し柿でも食うか
それを聞いた三成は静かに首を振ってこう断りました。 いや柿は体を冷やすお腹に毒だからいらないよ兵隊は思わず大笑いしてしまいました。
はははこれからすぐに命を落とすという男が今更体に毒だの健康だのと言って食べ物を気にするのか。
まったくお前はどこまで頭が固くて真面目な奴なんだ笑われた三成は少しも怒ること なく優しく微笑んでこう言ったのです。
大使を抱く者は最後の最後まで自分の命を大切にする者なのだ 秀吉様への恩義を守るという私の大使はたとえここで私が倒れても決して消えはしない
のだから三成が最後の瞬間まで貫き通したこの1ミリも曲がらない 義の心と命のたっとさを大切にする姿勢
それは敵である徳川家康の心にも実は深い衝撃を与えていました 家康は三成の最後の言葉を聞いた時周りの武将たちにこう言ったと伝えられています
三成は本当に見事な男だ誰もが自分の命惜しさに裏切る中で あいつだけは秀吉様への恩を裏切らず最後の瞬間まで正義を貫いた
06:01
あのような馬鹿正直なほどにまっすぐな男がいたからこそ私たちは身を引き締め これからの平和な国づくりに向き合わなければならないのだ
三成が撒いた真面目に約束を守るという心の種は彼を処刑した家康の心にしっかり と受け継がれその後260年も続く
誰も戦わなくていい江戸の平和な仕組みの目に見えない土台となったのです 不器用で友達は少なかったかもしれないけれど誰よりも熱い優しさと曲がらない正義を
持っていた男石田三成今夜のお話はこれでおしまいです 三成と吉嗣が夜空の向こうで仲良くお茶を飲みながら笑いあっている姿を想像し
ながらゆっくりと眠りについてくださいね それではおやすみなさい
06:54

コメント

スクロール