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#49【年間5,000万人が熱狂】ディズニーvs USJ 推し活戦争——“IP体験設計”の天国と地獄【推し活未来研究所】
2026-04-27 23:19

#49【年間5,000万人が熱狂】ディズニーvs USJ 推し活戦争——“IP体験設計”の天国と地獄【推し活未来研究所】

『推し活未来研究所』🎧 毎週月曜あさ7時配信!ビジネスとカルチャーをつなぐ「推し活」の世界を、ほっこりトークでお届けする番組へようこそ!Z世代の推し消費トレンド、社員のエンゲージメントを高める「社内推し活」の可能性、ファンに熱烈に”推される”ブランドやサービスの作り方など、身近でちょっと気になる推し活関連のトピックをピックアップ。難しい専門用語は使わず、「ゆるっと深掘り」していきます。聴いていると元気が出て、明日からのちょっとした活力になるような番組を目指しています☀️▼ パーソナリティ矢澤 綾乃株式会社KAZAORI (https://kazaori.co.jp/) 代表取締役ファンやコミュニティの「好き」や「熱量」を起点に、企業のマーケティング支援、ブランドプロデュース、新規事業開発などを手掛ける。推し活の記念日やイベント等を華やかに彩るバルーン事業なども展開し、「好き」を形にするための多様なサポートを提供している。現役ベーシスト様々なアーティストのライブサポートやレコーディングに参加するミュージシャンとして、現在も活動中。推す側・推される側の視点を持つ「現場あがり」の実践者アーティスト/クリエイター側と、それを応援するファン側の両方のリアルな視点と経験を持つユニークな存在。この経験を活かし、“推し活×ビジネス”の新しい可能性を日々探求し、そのインサイトを番組で分かりやすく発信しています。▼ 応援&メッセージはこちら📣あなたの推し活体験やアイデアが、番組をもっと豊かにします!ぜひお気軽にご参加ください。SNSで参加: 番組へのご感想、あなたの「推し」紹介、熱い推し活エピソード、ビジネス活用アイデアなどを、ハッシュタグ #推し活未来研究所 をつけてぜひ投稿してください!Podcastを応援: SpotifyやApple Podcastで番組をフォローし、レビューや星評価(☆☆☆☆☆)をいただけると、制作の大きな励みになります!専用フォーム: 長文のメッセージや、SNSを使わない方はこちらからどうぞ。 https://forms.gle/zSD7LYrAscxYCoh79▼ 視聴・聴取はこちらから▶️ライフスタイルに合わせて、お好きなプラットフォームでお楽しみください!YouTube: 最新エピソードの視聴やアーカイブはこちら!チャンネル登録もお願いします🔔 https://www.youtube.com/ @oshikatsu_laboSpotify: 通勤・通学中やお休み前など、耳で楽しむならこちら! https://x.gd/9kSbnApple Podcasts: iPhoneユーザーの方はこちらも便利です! https://x.gd/lxYcKそれでは、また月曜あさ7時にお耳にかかりましょう!

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サマリー

本エピソードでは、年間5,000万人が熱狂するディズニーランドとUSJの「推し活戦争」に焦点を当て、両パークのIP体験設計における戦略の違いを徹底解説します。ディズニーは自社IP帝国を築き、世界観のコントロールと希少性を重視する一方、USJは旬のIPを次々と取り込み、期間限定の体験とコスプレ文化でファンを魅了します。それぞれの戦略がもたらす「天国」と「地獄」、グッズ戦略、そしてこれからのテーマパークにおける「推し活」の未来像について、ビジネスとファン双方の視点から深く掘り下げていきます。

はじめに:テーマパークの現状と「推し活戦争」
こんにちは、株式会社KAZAORIの矢澤 彩乃です。推し活未来研究所へようこそ。
この番組では、ますます盛り上がりを見せる推し活を、ビジネスの視点から、そして時には私自身の経験も交えながら、楽しくそして深く紐解いていきます。
さて、今日のテーマはこちら。
ディズニーvs USJ推し活戦争です。
東京ディズニーリゾート、年間約2,756万人。
ユニバーサルスタジオジャパン、年間約1,600万人。
合わせて約4,400万人。
コロナ前のピークを含めれば、実質年間5,000万人規模が東西の2大テーマパークに熱狂しています。
しかも驚くのはそこじゃないんです。
ディズニーの来園者1人当たりの平均消費額が、2025年上半期に1万8,196円を記録して過去最高を更新。
USJはチケット最高価格を1万1,900円に引き上げて、国内テーマパーク最高額を更新。
つまり、来る人の数は少し減っているのに、使うお金はどんどん増えている。
これまさに推し活の構造そのものですよね。
好きなものには惜しまないし、むしろもっとお金を使いたい。
テーマパークがレジャー施設から推し活の聖地に変わっている証拠です。
でもディズニーとUSJでは、推し活の仕掛け方が全く違います。
そしてその違いが、天国にも地獄にもなる。
今日はそこを徹底的に掘り下げていきます。
自己紹介と番組の目的
本題に入る前に、今回初めて聞いてくださる方もいらっしゃると思うので、少しだけ自己紹介させてください。
私は普段、推し活をテーマにしたビジネスをしていまして、
例えばファンの皆さんがイベントを一緒にもぎ上げられる、フクートというサービスなどを提供しています。
それと同時に、ベーシストとしてアーティストさんのバックバンドでベースを弾かせてもらっているので、
押される側の空気感も肌で感じています。
この番組は、そんな押す側と押される側、両方の視点を持つ私だからこそ見えてくる、
推し活の面白さや可能性を皆さんと一緒に探っていきたいなと思って始めました。
YouTubeのチャンネル登録、そしてポッドキャストのフォローも是非よろしくお願いします。
テーマパークの値上げと消費構造
さて、まず今のテーマパークを取り巻く状況を整理させてください。
2025年、メディアがこぞって報道したキーワードがあります。
テーマパーク入場料1万円超え時代。
ディズニーは現在6段階のダイナミックプライシングを導入していて、最安7,900円から最高1万900円。
USJはAIが数十個の要素を分析して価格を自動調整する仕組みで、
2025年5月からは最高1万1,900円。
どちらも開演時の価格から約2倍以上に上がっています。
ディズニーは1983年の開演時に3,900円でしたから、40年で約2.8倍です。
しかも2025年は全国71施設のレジャー施設が値上げした年。
前年の37施設から1.9倍に急増しています。
でもここが面白いんです。
値段は上がっているのに、お客さんの消費額はさらにその上を行っている。
オリエンタルランドの2024年度の決算を見てみましょう。
売上高6,847億円で前年比11%増。
1人当たり売上高は1万7,470円。
さらに2025年上半期には1万8,196円まで伸びて過去最高。
内訳を見るとチケット代が約9,400円。
グッズが5,100円。飲食が約3,400円。
つまりチケット代以外にも約8,500円をパーク内で使っているんです。
これまさに推し勝ちの消費構造と同じですよね。
推し勝ち市場全体の調査でも、支出の内訳は公式グッズ30.7%、チケット29.7%、遠征費23%。
テーマパークに行くこと自体がもう完全に推し勝ちなんです。
では具体的にディズニーとUSJがどんな推し勝ち戦略をとっているのか。
まずはディズニーから見ていきましょう。
ディズニーの推し勝ち戦略を一言で表すなら自社IP帝国です。
ミッキー&フレンズがいて、プリンセスシリーズがあって、ピクサーにマーベル、スターウォーズまで。
ディズニーの推し活戦略:自社IP帝国
これ全部ディズニーが自分で持っているIPなんですよね。
他社のキャラクターは一切入れない。
この徹底ぶりがディズニーの推し勝ちの根幹にあります。
そしてこの戦略の最大の結晶が、2024年6月6日にオープンしたディズニーシーのファンタジースプリングスです。
その投資額がすごいんです。
なんと3200億円。
日本のテーマパーク拡張としては過去最大です。
テーマはアノと雪の女王、ラプンツェル、ピーターパンの3作品で、しかも475室のファンタジースプリングスホテルまで整設されている。
年間で750億円の売上増が見込まれているそうです。
3200億円ですよ。
一つのエリアにこれだけ投資られるのは、やっぱりディズニーならではなんですよね。
自分たちが持っているIPだから、世界観を隅々まで完璧にコントロールできる。
もう映画の世界に住めるぐらいのレベルの体験を作り込んでくる。
これがディズニーの推し活の強さだなって思います。
そしてディズニーの推し活を語る上で絶対に外せないのが、ダッフィー&フレンズです。
シェリーメイ、ジェラトーニ、ステラルー、クッキーアン、リーナベル、オルメルと、もうたくさんいるんです。
私は正直ステラルーぐらいまでで泊まってるんですが、こんなに仲間たちが増えていたなんて調べていて驚きました。
このキャラクターたちって、実は映画にもテレビにもほとんど出てないんですよ。
東京ディズニーシー限定のオリジナルIPなんです。
つまりパークに行かないと会えないわけですよね。
この希少性が推し活のエンジンになっている。
ぬいぐるみバッジ、通称ぬいばを持ってパークを歩いて、推しキャラのグッズを身につけて写真を撮って、SNSにぬいどりをアップする。
これってもう完全にアイドルの推し活と同じ構造じゃないですか。
2025年はラッフィー&フレンド20周年。
4月8日からカラフルハピネスと題したイベントが開催されていて、20周年限定グッズは記録的な売り上げを叩き出しています。
そして2022年に登場したリーナベル。
この狐のキャラクターは中国と日本で爆発的な人気を獲得しました。
上海ディズニーでは長蛇の列ができ、転売価格が低下の何倍にも跳ね上がった。
1つのキャラクターの追加がこれだけの経済効果を生むパーク限定IPの推し活ポテンシャルの大きさがわかりますよね。
ディズニーの推し活を象徴するもう一つの文化がバウンドコーデです。
ディズニーでは仮装が原則禁止されています。ただ、ハロウィン期間のみ例外とされています。
だからファンは私服の範囲で推しキャラの色を取り入れるというスタイルを編み出した。これがバウンドコーデです。
例えばラプンツェルなら紫のワンピース、アリエルなら緑のトップス、推し色で全身を統一した概念コーデが人気なんです。
コスプレとは違う、あくまで日常のオシャレの延長線上で推しへの愛を表現する。
このさりげなさがディズニーの上品さというブランドイメージとぴったり合っているんですね。
そしてバウンドコーデの入り口として機能しているのがカチューシャなんです。
これつい買っちゃうんですよね。私も何個も持ってました。
価格帯は1900円から3500円。発売直後に売り切れ属質で転売が横行するほどの人気です。
1日1個の個数制限が導入されるほど。
たかがカチューシャ、されどカチューシャ。
あの耳をつけた瞬間にディズニーの世界の住人になれるっていう感じ。
これが推し勝つの魔法なんですよね。
一方USJの推し勝つ戦略はディズニーとは全く違います。
一言で表すなら旬のIPハンティングです。
USJにはディズニーのようなミッキーに匹敵する自社IPがありません。
でもそのことを弱みではなく強みに変えました。
世の中で今一番熱いIPを次々とパークに取り込む戦略です。
その象徴がユニバーサルクールジャパン。
2015年から毎年開催されている恒例企画で、
2026年は5大作品が一同に集結しました。
まずジュジュ使いセンザリアル4Dが完全新作のオリジナルストーリーで帰ってきた。
名探偵コナンワールドでは謎解きやコースターが楽しめる。
USJの推し活戦略:旬のIPハンティング
ソーソーのフリーレンはUSJ初コラボということでこれだけでもファンは大興奮ですよね。
さらにモンスターハンターワイルズはなんとレストラン体験という代わりだね。
そして東野圭吾さんのマスカレードリアルミステリーショーで体感できるという、
もうどこから手をつけていいかわからないくらいの豪華さです。
毎年ラインナップを変える。
去年来た人にも今年はまた違う体験があると思わせる。
これがUSJの推し勝ち設計の革新です。
特に呪術会戦は2022年の初登場から4年連続でコラボを実施。
毎回新作ストーリーで復活するから、ファンは今年の呪術はどうなる?と毎年楽しみにしているんですね。
期間限定という終わりがあるからこそ、今行かないとという緊張性が生まれる。
これはディズニーのいつ行っても会える戦略とは真逆のアプローチですよね。
そしてUSJの推し勝ち戦略において最も注目すべきは2つの巨大IPの取り込みです。
まず、スーパーニンテンドーワールド。
マリオの世界を完璧に再現したこのエリアは、2021年のオープン以来、USJの集客エンジンになっています。
2024年12月には、ドンキーコングカントリーが世界で初めて開業し、敷地面積が1.7倍に拡張。
新コースター、ドンキーコングのクレイジートロッコも加わりました。
そしてこのエリアで何がすごいって、パワーアップバンドっていう腕につけるデバイスがあるんですけど、
これが3200円くらいで、これをつけてパークの中を歩くとブロックを叩いてコインを集めたり、ボスを倒したりできるんですよ。
まさにゲームの中に自分が入り込んでいる感覚。
これって究極の推し勝ち体験だと思いませんか?
そしてもう一つがポケモンです。
2026年1月22日に、USJとポケモン社が正式に大型プロジェクトを発表しました。
かつてないほどインタラクティブなポケモン体験。五感を刺激する超リアル体験。
2026年はポケモン30周年です。
まずは日本で先行デビューし、その後世界のユニバーサルパークに展開する計画です。
任天堂のマリオとポケモン。日本が世界に誇る2大ゲームIPを両方揃えたUSJ。
これは自社IP帝国のディズニーに対する最強他社IP連合という対抗軸です。
もう一つUSJの推し勝ちで重要なのがコスプレ文化です。
ディズニーが仮想を原則禁止にしているのに対し、USJはハロウィン期間以外も通年でコスプレOKなんです。
これがものすごく大きいんですよね。
アニメのコスプレでUSJに行く。呪術回戦のキャラになりきってパークを歩く。
推しのコスプレでノーリミットパレードを見る。
この自由度の高さがSNS時代の推し勝ちと完璧にマッチしているんです。
2026年3月からは25周年ディスカバーUパレードも始まりました。
テーマソングはバウンディーさんの書き下ろしディスティニージャーニーズ。
ピカチュウが25匹登場し、ミニオンズ、マリオ、ポケモン3両のキャラクターが一堂に会する約40分間のパレード。
ディズニーのバウンドコーデがおしゃれ上品だとすれば、USJのコスプレは派手、自由、全力。
この対比が実は2つのパークの推し勝ちの本質的な違いを象徴しているんです。
ここからはそれぞれの戦略がもたらす天国と地獄を見ていきましょう。
まず天国の部分から。
ディズニーのリピーター率ってなんと約9割あるんですよ。
一度あの世界観にハマったら何度でも帰ってくる。
自社IPだからブランドのコントロールが完璧で、夢と魔法の世界観が決してブレない。
さっきお話ししたファンタジースプリングスに3200億円を投じられるのも、
自分たちのIPだからこそリターンが計算できるという安心感があるからなんですよね。
じゃあ地獄は何かというと変化が遅いんです。
自社IPを守ることが最優先だから、大胆な冒険がしにくい。
そして私が一番気になっているのは、2020年に年間パスポートを自主的に廃止したこと。
この影響で18歳から39歳の来園者が約40万人も減ったと言われています。
推し勝ちの一番の怖そうですよ、この年齢層って。
各戦略の「天国」と「地獄」
ここが離れていくのは、長い目で見ると本当に大きなリスクだと思います。
さらにチケットの高騰、最高1900円。
もう庶民のレジャーではなくなった。こんなに高いなら年に1回しか行けないという声がSNSにあふれています。
量より質戦略は客単価を上げるけれどファンの裾野を狭める。
推し勝ちの入り口が狭くなっているんです。
USJの天国は分かりやすくて、常に新しい話題を提供できることですよね。
世界のテーマパークの入場者数デートとして最も権威のある2024年のTEAECOMのレポートを実際に見てみました。
するとUSJの年間入場者数は約1600万人で、なんと3年連続で東京ディズニーランドを上回って世界3位なんです。
もちろんディズニーシートを合算すれば東京ディズニーリゾート全体の方が多いんですけど単体パーク同士で比べたらUSJが勝っている。
これってやっぱり毎年変わるIPコラボの話題性が集客力に直結しているってことだと思うんですよね。
一方で地獄は何かっていうと結局他社のIPに頼っているということはその契約が切れたらそこで終わりなんですよ。
しかも毎年新しいコラボを仕掛け続けないと話題が途切れてしまう。旬を見極めるマーケティング力が常に求められているわけです。
もし一つでもハズレのIPを引いてしまったらその期間の集客がガクッと落ちるリスクがある。
そしてチケット価格、実はUSJの方がディズニーより高いんですよ。最高11900円で国内テーマパーク最高額。
しかも入場者数は2017年以降公式発表を一切していないんです。
推計値でしかわからない。この不透明さに対してはやっぱり批判の声もありますよね。
さてここからはグッズの話をしたいと思います。
推し活においてグッズってやっぱり一番大事な接点の一つじゃないですか。
実際推し活市場の調査でも支出のトップは公式グッズで30.7%。テーマパークのグッズ戦略って推し活の製品を直接左右するんですよね。
ディズニーのグッズ戦略の革新は希少性です。
さっきお話ししたラッフィー&フレンズはパーク限定ですし、映画グッズもパーク限定デザインがあったりする。
ここでしか買えないっていうのがやっぱり強いんですよね。
しかもこれ季節ごとにデザインが変わるんです。
ハロウィン限定があってクリスマス限定があってイースター限定があって、
毎シーズン新しいグッズが出るから前回も買ったけど今回のも可愛いっていう沼にはまり続ける。
一人当たりのグッズ購入額が約5100円という数字はまずにこの永遠に欲しくなる設計の成果だと思います。
ただし問題もあります。人気グッズの転売が横行していることです。
カチューシャやダッフィーのぬいぐるみがメルカリやヤフオクで定価の何倍もの価格で出品されています。
グッズ戦略:希少性と期間限定
個数制限やスタンバイパスの導入で対策はしていますが根本解決にはいたっていません。
前回の放送でおしかつコラボの天国の地獄をお話ししましたが、転売問題はディズニーも例外ではないんです。
USJのグッズ戦略の革新は期間限定です。
クールジャパンのコラボグッズってリベント期間が終わったらもう買えなくなるんですよ。
今行かないと手に入らない。今買わないともう二度と出会えない。
この緊急性がファンの購買を一気に加速させるんですよね。
呪術回戦のグッズが欲しい人、鬼滅の刃のグッズが欲しい人、名探偵コナンのグッズが欲しい人。
みんなそれぞれのおしのグッズを手に入れるためにUSJに行くわけです。
もうこれってテーマパークに遊びに行くっていうよりはおしかつの遠征ですよね。
おしかつ消費の調査でも遠征費が支出の23%を占めているんですけど、テーマパーク自体が聖地巡礼の目的になっているっていうすごい時代だなって思います。
最後にこれからのテーマパークおしかつがどこに向かうのか、ちょっと未来の話をさせてください。
2025年5月22日にアメリカのオーランドにエピックユニバースっていう巨大なテーマパークがオープンしたんです。
ユニバーサルオーランドリゾートの4つ目のパークで、なんと従来のユニバーサルパークの2倍の面積、5つのワールドに50種類以上のアトラクションが入っている。
何が注目かっていうと、このパークのコンセプトがイマーシブ体験に完全特化してるんです。
ハリーポッターの世界の1920年代パリ魔法書があったり、スーパーニンテンドーワールドの新しいバージョンがあったり、ヒックとドラゴンの世界があったり、全部がその世界の中に入り込む体験として設計されている。
これ世界のテーマパーク業界の基準を一気に引き上げるものだと思うんですよね。
そしてこの波は間違いなく日本にもやってきます。
ディズニーは2027年に新しいスペースマウンテンのリニューアルオープンを予定していますし、2026年にはシュガーラッシュの新アトラクションも控えています。
一方USJはさっきお話ししたポケモンの大型プロジェクトに加えて、ビッグユニバースの成功事例を日本に持ち込んでくる可能性もありますよね。
テーマパークの推し活ってグッズを買う、写真を撮るっていうレベルからもう一段階上に進化しつつあるんです。
IPの世界に没入して自分がその物語の登場人物になる。
パワーアップバンドをつけてマリオの世界を冒険するように、もしかしたらポケモンをリアルに捕まえる体験ができるようになるかもしれない。
テーマパーク推し活の未来
推しの世界に入る推し活、これがテーマパーク推し活の未来なんじゃないかなって私は思っています。
さて今日の話をまとめます。
ディズニー対USJ、推し活戦争の本質はIP体験設計の思想の違いにあります。
一つ目はIP戦略の違い。
ディズニーは自社IPの帝国を築いて全てを自分たちでコントロールする。
世代を超えて愛される永続的なブランドを目指しているんですよね。
一方USJは他社IPの連合軍。
世の中で今一番熱いものを取り込んで、常に新しい話題を提供し続ける。
どっちが正解っていうことじゃなくて、推し活の楽しみ方が根本的に違うんです。
二つ目はファン体験の違い。
ディズニーのバウンドコーデは上品に推す文化。
USJのコスプレは全力で推す文化。
この違いがそれぞれのパークの空気感を作っていて、でもどちらもファンにとっては間違いなく推し活の聖地になっています。
そして三つ目は天国と地獄の別れ目。
まとめ:IP体験設計の違いと推し活の未来
ディズニーは年パス廃止とチケット行頭で、若年層が離れていくリスクがあります。
USJは他社IPへの依存とマーケティングの判断を一つでも間違えたら大打撃というリスクがある。
そしてどちらにも共通しているのが、天売問題とテーマパーク1万円時代に対する消費者の反発ですよね。
でもどちらのパークにも共通する天国もちゃんとあるんですよ。
これIP関連のビジネスを手掛ける株式会社A3さんが2025年10月に発表した調査なんですけど、推し活市場って今全体で約4兆円規模もあるんです。
そのうちの約2.9兆円、つまり全体の7割以上を占めているのがIPリアル経済圏と呼ばれる領域。
これちょっと難しい言葉なんですけど、要するにグッズを買う、イベントに行く、遠征するみたいなリアルな世界で推しを体験することで生まれるお金のことなんですよね。
残りの約1兆円が有料配信コンテンツとか投げ銭といったオンラインの推し活、つまり推し活のお金ってネットの中より圧倒的にリアルな現場で動いているんです。
その代表格がまさにテーマパーク。ファンにとっては推しの世界に入れる最高の体験の場だからお金も時間も惜しまない。
2026年USJはポケモンという世界最大級のIPを手に入れて、ディズニーはファンタジースプリングスの本格稼働とスペースマウンテンの建て替えに動いています。
東西の推し活戦争はここからもっともっと激しくなっていくと思います。
でもその根底にあるのは、いつだって推しの世界に浸りたい、推しの近くにいたいっていうファンの純粋な気持ちなんですよね。
テーマパークが最高の推し活体験を提供し続ける限り、この進化は続いていくと私は思います。
さて本日の推し活未来研究所いかがでしたか?
番組を聞いての感想や、皆さんがディズニー派かUSJ派か、そしておすすめの推し活スポットやグッズのエピソード、ぜひハッシュタグ推し活未来研究所でシェアしてくださると嬉しいです。
それでは今日の推し活未来研究所はこの辺で、最後までお聞きいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
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