1. O沢イズム
  2. #040 映画感想「PERFECT DAYS..
#040 映画感想「PERFECT DAYS」幻想のトーキョー
2026-08-24 40:59

#040 映画感想「PERFECT DAYS」幻想のトーキョー

ファンタジーとしての「清貧」/トイレ掃除という仕事/物理的にも心理的にも持たずにいられる特権/都合の良さへのむかつき……憧れた瞬間に裏切られる/ KOMOREBI とは?/ not お掃除オバチャン, but エキゾチック・ジャパン(郷ひろみ)

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:03
こんにちは。こんばんは。
O沢イズミの雑談放送第40回。
O沢イズミとは、原作担当のO沢イズミです。
作画担当のO沢イズミです。
2人で同時に漫画を描いているO沢イズミです。
今回は、ビム・ペンダース監督の
ビム・ペンダースね。
役所工事が出てた。
役所工事ね。
パーフェクト・デイズという映画を
録画しておったのを見たので。
3年前ぐらいの映画?
映画館には見に行ってない。
私はビム・ペンダースの作品も見てないかも。
私は昔見た気がするけど、
記憶はない。
という感じで。
どんな映画?
あらすじ?
東京の公衆トイレの掃除とかをしている
役所工事・平山が
生活している様子みたいな映画?
そうだね。
そんな事件に巻き込まれたりしない?
うん。
役所工事はいろんな役やってるからさ、
途中、突然誰かを殺したりするんじゃないかって
しょうがなかった?
そうだね。
そういうことはない?
うん。
毎日決まった時間に起きて、
家を出て、日を通して、
風呂に行って、いっぱい引っ掛けて、
帰って、本読みながら寝るみたいな。
あまり金を使わずにミニマルな生活を繰り返して、
それで充足した生活を送っている。
だけどその中に時々イレギュラーな
ちょっとした出来事とかがあるけど、
基本的にはその充足した繰り返しの生活の中に
回帰していくっていう。
うん。
その規則正しくて、
貧しいけど、貧しいっていうか、
製品っていう感じなんだよね。
都市の製品の生活みたいな感じ?
贅沢しない、つつましやかに見える。
どっかに遊びに行ったりとかそんなにしないし、
別にいいものを食おうとしたりすることもないし、
趣味もね、カメラ。
読書。
100円の棚から買ってきた古本を読むことと、
あとカセットテープで音楽を聴いてることぐらい。
あとは家庭菜園じゃなくて、あれ何?
盆栽?
ミニ盆栽みたいな。
なんかピンク色の光を当てて。
育ててた。
なんかちょっとこう、渋谷のトイレらしいんだけど、
デザインの素晴らしい東京の美しいトイレコレクションみたいな感じもあって。
カラパゴス化して進化してる医療に多機能なトイレ。
盆栽とか真面目で規則正しくてみたいな。
綺麗な街とか。
日本ってこういうとこいいよねみたいな感じがちょっとあるっていうか。
監督のなのか、あるいはこの映画がすごいカンヌとかで評価されたように、
03:03
ヨーロッパとか欧米とかから見た時の日本らしさみたいなさ。
昔からある禅みたいなものもそう。
なんかそれすごい綺麗でさ、綺麗すぎるなーって思うよね見ながら。
そうだね。
トイレ掃除の映画だけど汚いものは基本映らないし。
まあゴミぐらいは落ちてるけど、ゲボとか落ちてないから。
そう、トイレもすごい新品化?みたいなトイレじゃない?便器が。
ピカピカだし。
ね、木紙とかないし。
虫もいないよね。
なんかほんと地方に暮らしてるとなのか、古い公衆トイレとかめちゃくちゃ虫とかいない?とか思うんだけど。
虫いないし、そういう汚れはないし。
あと映画だから当たり前だけど臭くないよね。
匂いを感じさせる何かはあんまないっていうか。
なんかそれが最初のさ、なんかちょっとあれ?みたいになる一つで、なんか最終的にやっぱファンタジーだなっていうことになる部分でもあるよね。
平山の生活の家計がどうなってるのかとか。
収支バランスってこと?
そうだね。
トイレ掃除ってどれぐらいお金もらえるんですかね?そんなに高くはないんじゃないかって思うけど。
なんか公衆トイレだからなおさらだよね。
雇い主がさ、自治体になるからさ、そんな崩壊な値段をかけられないじゃん、税金だから。
それをさらに下請けでやってるみたいな感じもあるじゃん。
清掃業務を委託されてるわけだから、平山が直に自治体に雇用されてるわけじゃなくて、清掃の会社があって、そこに使われてる人だから。
基本的にはやっぱ低賃金な労働だねっていうのはあるけど。
その割にそんなにお金を使わないとはいえ。
東京のスカイツリーの近くの。
古いアパートに住んでて。
風呂はないけど、不思議なのは駐車場が、しかも平置きの駐車場があって、車も持ってて、ETCもついてて。
ETCついてんだよね、よく見ると。ETCのレーン通ってるから。
そう、毎日仕事に行くとき高速に乗ってて、みたいなのがちょいちょいあれ?みたいになる。
そこは経費として請求できるのかもしれないけど。
高速代?
うん、とか、車の交通費ぐらいは。
どうだろうね、だって一方でさ、バイクで来てるたかしがいてさ、どこまで会社から出してもらってんだろうな、みたいな。
どこまで自腹なんだろうな、みたいな。謎もある。
06:00
あとは食事もそんなに贅沢はしないとはいえ。
自炊しないんだよね。
外食だから。
そう、外食なの。
朝はアパートの前の缶コーヒーを毎日飲む。
昼はコンビニに行ってサンドイッチ、牛乳。
あと夜は浅草の地下。
うん、地下街の焼きそば屋さん、前にドキュメント72時間で見た。
一杯飲んで、結局何食べてるのかっていうのは映画では映らないんだけど、何かしら夕飯食べてるんでしょう。
で、銭湯には行くもんね。
とかコインランドリーに行ってとか。
仕事際だったり。
で、そのカメラの現像代とか。
フィルム代とか。
って考えると、一日おしなべって2、3000円はたぶん使ってる。
で、かける30で。
で、あとまあ、
家賃。
家賃。
車の維持費。
っていうのが、このトイレ掃除の仕事でまかないるんだろうかっていうのは、まあ思うよね。
なんかこの仕事が、トイレ掃除っていうのが絶妙なとこで、基本的にあんまりありがたがられない、帰り見られない、そしてその見えない仕事、無視されがちな仕事っていう。
なんかあの同僚のたかしが、どうせまた汚れるんだからやりすぎっすよ、みたいなこと言うんだけど。
まさにその、やってもやっても終わりがないし、何かものを作り出すわけでもなくて、でもやってるみたいな。
なんかそういう種類の仕事をめちゃくちゃ真面目にやってるっていうのが、この映画のポイントで。
考えてたのは、やっぱそういう帰り見られないし、無視されがちで、でも絶対誰かがやってて、その多くは賃金が安く、みたいな仕事って。
代表されるのって家事労働とか、で、他にやっぱこういう清掃業とか、あとレジの仕事とか、あとケアの仕事も一種そういうものかなって思うんだけど。
なんか多くはこれまで女性の仕事とされてきたような部分、エッセンシャルワーカーみたいなこともそうだし。
私は有花団の、有花団ってバンド?のお掃除おばちゃんっていう曲のことをずっと考えてたんだけど、なんかやっぱお掃除っておばちゃんじゃんみたいなさ。
その曲もビルのトイレ掃除をしてるおばちゃんのブルースだよね。
これも生活してる人の、ビルで働いてる人たちの高い給料もらってる人たちから見えないようにされてる仕事をやってるおばちゃんを曲にするっていうことで、
09:10
そういう見えない仕事、低賃金な仕事みたいなものがあるときに、この映画ではおばちゃんじゃない平山がやるんだみたいな。
おじさんがね。
そういうことを言い方があれだけど、女性とか立場の悪い人たちにある意味、押し付けてきた仕事がいっぱいあるじゃん。
主婦業だって、金ももらえないけど毎日ご飯作って掃除してっていう、ハウスキープの仕事をさ、やったりっていうことを。
それを押し付けておきながら、この映画ではすごい美化して描くみたいなのが、なんかちょっと気持ち悪いみたいな感じもちょっとあるっていうか。
その気持ち悪さを感じさせるための映画なのかもとかも思うけど。
でも私はそれを考えたなっていう。
お掃除おばちゃんでは汚い辛い仕事、できることならやりたくないような仕事として描かれるわけだけれども、このパーフェクトデイズはむしろ望んで充実感を持ちながら、何なら使命感みたいなものもありながら平山はやってるってことだよね。
お掃除おばちゃんはさ、1日働いて2000円、今日も働いて2000円なんですよ。
クソにまみれて。
2000円なんですよ。2000円では生活できねえんだよって。
なんか映画全体の印象として平山は不満がないし、自分の生活に満足しているように見える。
だからパーフェクトデイズなんだよね。
こういう繰り返しの日常を長い間続けてきたんだろうなっていう感じが随所であって、そもそも朝起きるときに目覚ましをかけてないとかっていうこともさ、毎日この時間に起きてそのルーティーンが染み付いてるんだなっていうことがわかるし、
あと家を出るときに持っていく持ち物も毎日あるべき場所にある。
並べてんだよね、玄関の棚みたいなところに。
で、毎日車に乗ってカセット、どれが、今日はどれ聞こうかなっていうのも毎日のルーティーンとしてあるんだろうし、
で、仕事が終わって風呂屋が開くジャストタイミングでたどり着くっていうのも、あれはもう毎日あの生活をしてるんだっていうことだよね。
だから変化する必要がない、変化を全く求めてないっていうのが平山の生活。
なんかそう、日によって夕食の場所を変えるみたいなことも基本ない。
12:04
途中あの石川さゆりがいるバーに行くけど、あれはなんか平日のルーティーンじゃなくて休日のルーティーンの中にあるんだよね。
だからお店の人とのやりとりを見てもほとんど言葉を交わさずに、この人が何食べるかとか何を買うかとかっていうことはもう、
分かられてるんだよね、なんか。
あそこももう長い間この同じルーティーンを繰り返してるっていう。
常連だもんね、店の。
だからもう変わる必要がないし、この生活に満足してるってことだよね。
そういう生活が羨ましく見える部分も私とかはあるかなと思いますね。
それはいろんな情報にあふれてそれに疲れていたりとか、なんか新しい場所に行けとかさ、新しいものを買えとかさ、もっと金を使えとかさ、金を稼げとかさ、
仕事場でもさ、成長しろとかさ、そういうことを求められて。
しかもなんか嫌なやつもいて、上司やどこかで。
別に望んでもいない人間関係のネットワークに放り込まれて、その中で別に引き受けたくもない責任を引き受け。
そしてなんか毎日異様に忙しいみたいなね。
だからね、私もありますよ。会社に行って朝8時ぐらいに会社に行くと仕事場の掃除をしてる人がいるんだよね。
ゴミを回収したりとかさ。
それは、君の会社の場合は会社の中で当番制でやるとかじゃなくて、掃除をする専門の人がいるってこと?
だから別に私はこっちでいいんだけどなっていう思う。
そんな責任が求められる頭脳労働みたいなことをやって、お金、なんか自分の分不足なお金をもらうような生活本当は求めてなくて、
この毎日繰り返しのお掃除とかの仕事をして、それで少ない金で。
ミニマルに?
ミニマルに、そう。図書館で本借りて読んで、それで自分の幸せは成立するはずなんだけど、なぜこんな生活みたいなことをふと思ったりはする。
けど、それが恵まれてるがゆえの贅沢な悩みだっていうことも一方ではわかってはいる。
その役所工事がやっぱりこの生活を望んでるっていう感じがあるよね。
その状態がなんか一種憧れを持ってみられてるのかもしれないみたいな。
でもこういう物を持たない生活に憧れられるっていうのはさ、裏返しでさ、物を持ってるからこそ言えるっていう。
15:02
なんかミニマルライフみたいな流行ってる?流行った?なんかそういうのが結構断捨離とかさ、色々言われるけどさ、
やっぱり年じゃないと成り立たないとかさ、その必要なものはその時に買えばいいとかさ、
そういうサービスを利用すればいいみたいなのってやっぱり持ってるからできるっていうことだよ。
持ってるからこそそういう憧れが発生するんだし、
まあそう都市に住んでるからこそその持たなくても外部化できてるっていうこと。
物を持ってないっていうこともそうだし、
なんかこの平山の場合はなんか人間関係みたいなものも必要なものだけを手元に置いて、
私たちが煩わしいなあめんどくさいなあみたいに思うものを手放せてるっていう感じはあるよね。
代表的なのはやっぱり家族かなって思うんだけど、
どんどん話が進んでいった時にさ、めいっこがやってくるじゃん。
なんかそこも自分の実の子供じゃないめいっこであって、
自分の子とそうじゃない子供ってやっぱりなんか違うじゃん。
関わり方の密度とかできることとかできないことが。
まあ時々かわいいめいがやってくるぐらいが楽だよな。
しかもそのめいのお母さんである日平山の妹が来るんだけど、
なんかその時にその親とも縁を切ってるっぽいことがわかるっていう。
しかもその親は今施設に入ってて、この人の格好がちょっと見えないんだけど、
ああ親のめんどくささも子供のめんどくささもないんだってなるじゃん。
介護をやらなくていいんだこの人みたいな。
あのシーンすごいよね。
これまでわかんなかったらこの人平山どういう人みたいなのがますますどういう人みたいな。
過去何があった人っていう感じになるっていうか。
その迎えに来た車がさ、なんかすげえ高級車でさ、しかも運転手付きじゃん。
で、その妹がさ、本当にトイレ掃除やってるの?って聞くじゃん。
あれもすごい絶妙でさ、本来だったらこの人はめちゃくちゃ金もあるし、実家も太いし、
昔はもしかしたら超有名企業で働いて、奥みたいな金を稼いきながら生活してた可能性ある?みたいなさ。
なんかわかんないから。
そこまでは書かれてないけど。
謎なんだけど。
人間関係を遠ざけられてるっていうことの中にはそういう恵まれた境遇みたいなものもあるのかもしれないよね。
何も言わずに無口なキャラでさ、みんなが優しく対応してくれたらさ、それが一番いいよね。
18:10
平山が無口キャラで通せてるのもその恵まれた境遇ゆえの、年だからこそできるコミュニケーションって気がするよね。
うん。なんかアパートの隣人とか出てこないしね。
やっぱ客としてのコミュニケーションはさ、選べるじゃん。
なんかその感じ嫌だなって思ったらその店に行かないってことができるしさ。
本屋のマダムがすごい私は謎だなって思ったけど買う本についていちいちいろいろコメントしてくるのって
なんかありそうでなさそうでありそうなのかみたいな。
あんまり嬉しいよで嬉しくないんじゃないか。
でも平山は嬉しいから店に来てんだなみたいな。
平山だからこそしてるコミュニケーションなんじゃないのあれは。
実際の我々の生活ではね、人と関わらないと生きていけないから。
うん。お客としてでいいし、仕事的にもさ、一緒に働くとはいえ共同作業みたいなものじゃないからさ、
仕事仲間に相性を良くしなくていいし、
トイレ使う人に対しても一旦仕事の手を止めて外には出るけど、
その人にもこうにこやかに接する必要とかないじゃん。
見えないようにされてる仕事みたいなもんだからさ、
なんかさっき言ったような低賃金なエッセンシャルなワークやケアを必要な人に対してのケアワーク、
介護でも看護でも教育でもいいけど、
一種のその優しくしなきゃいけないみたいなとか、
愛想良くしなきゃいけないみたいな、
そういう感情労働って呼ばれるようなものもやらなくていい人でもある。
実際煩わしい人間関係を避けていたら生きていけないよな。
だからやっぱそこもファンタジーなんだろうなあっていう感じする。
仕事にしてもさ、やっぱりその会社に行って人のネットワークの中に飛び込んで、
そしてめんどくさい飲み会とかに行ったりして、
客先とかもそうだよね。
なんかいろいろ無理な要求とかをされても、
分かりましたって言わなきゃいけないとかさ。
そのめんどくさだと引き換えにさ、
その雇用の安定性とかを担保するわけでしょ。
仕事もらえるとかね。
逆にその非正規雇用とかになってくると、
すげ替え可能な立場になって、
人間関係が気迫でその点では楽になるけど、
でもやっぱりすぐに職を失っちゃったりとか、
容易に取り替えられてしまうっていうことがあったりとかして、
だから本当にいいとこ取りをなぜか平山はできてるっていう、
21:01
人間関係を遠ざけながら、
一応トイレ掃除の仕事、やりたい仕事は続けられてるっていう。
しかもその人間関係を遠ざけつつ、なぜかちょっと女にモテるみたいなね。
そこも都合がいいよな。
ファンタジーだよ。
本当に何も自分が努力をせず、
女にモテられるっていうのは本当に男性的なファンタジーっていう気がするよね。
目1個も家でするとしたらおじさんの家って決めてたみたいなことを言ってくれて。
自分のちょっとマニアックな趣味にも理解を示してくれるっていうこともさ、
なんか萌えアニメとかの結構一つの体系ではあるよね。
そうだね。オタクに優しいギャルみたいな。
オタクに優しいギャルとかさ、男のマニアックな趣味かける美少女みたいなのってさ、
都合のいい男のファンタジーとしてさ、あるじゃん。
文庫本読んで、これ借りていい?みたいなことを言ったり、
あとその自分がそのフィルムカメラで写真を撮ってるけど、
なんか目1個もスマホじゃなくて、同じフィルムのカメラで写真を撮ってて、
分かり合ってるみたいな。お前もみたいな感じだし、
あとそのたかしの彼女の…
彼女なの?あれ。
あ、違うか。
山田葵ね。
たかしの片思いの相手の…
彼女もなんかそのカセットの音っていいねみたいなことを言って、
なんか急にキスして去っていくみたいな。
そこすごいファンタジーだった。
そうだね。
それでなんか風呂行ってニヤニヤするっていう。
マジ東京に来たってそんなことないぞっていうことは言いたいよね。
ビム・ベンダースには。
ビム・ベンダース、この映画を見てちょっと東京いいなって思った
ヨーロッパのおっさんにはこんなことはないっていうことは言いたいよね。
昔の、なんだあれ、80年代、70年代ぐらいの曲?
いいねって言ってくれてね。
どんなにアナログブームが来たってそんなことはないんだよっていう。
そういうちょうどいい人間関係をね、表現してるっていう。
この映画でさ、木がすごい出てくるじゃん。
読んでた本も木っていう本だったし、写真撮るのも木を撮ってるし、
寝るときに浮かんでくる夢みたいなイメージも、
すごい木の葉っぱの影みたいなのを映すじゃん。
仕事の合間にね、木々がゆらゆら揺れてるのを眺めてにっこりしたりとかね。
そう、光の反射に喜びを生み出したりする。
なんかそれがさ、最初の方でカメラで写真撮るとこかな。
木がさ、林とかで木が生えてるとこで上見ると重ならないようにさ、木のこう。
全部の葉っぱがちゃんと構成できるように。
そう、その一つの枝の中でそれをやってるだけじゃなくて、
24:03
複数の木の間でもそれが行われてるじゃん。
それが映るじゃん、あの映画のカットで。
それがさ、役所工事がこの社会の中でトイレ掃除するっていう仕事をこなしてることとか、
常連客となって店を利用したりしてることとか、
なんかそれがその社会の一部とか歯車っていう言い方を日本ではよくするかもしれないけど、
なんかその歯車でいることが安心だったり、何かに所属しているとか、
なんか自分の役割が社会の中にあって、
まさにその他の木々を邪魔することはないけど、なんか役割を果たしている一部になっているみたいなことの、
それがパーフェクトなんだ、みたいな感じもあり。
社会の一部として歯車として役割を担うんだったら、もっと人間関係の中に飛び込まないとダメだよ。
だけど、ちょうどよくメリットの部分だけ表示できてるっていうことなんだけど。
歯車であるっていうことは、こんな優雅なことじゃなくてもっとめんどくさくて、
時に理不尽が降りかかってきたりとかさ、歯車の前の前の歯車がなんか変なことになって、
それがこっちまで飛び散ってきたりとかさ、
だから平山がもしそう思ってるんだったら、もっと考えたほうがいいと思うよ。
で、それに対してのパーフェクトっていう平山の考えなのかっていう感じのラストがあってさ、
一番最後エンドロールで子漏れ日の説明がされるんだよね。
あれがあることでさ、やっぱこれはファンタジーなんだみたいなさ、
子漏れ日っていうあれに説明がさ、一期一会みたいなこと書いてあるんだよね。
ざっくり言うとそんな感じだね。
その時の光、その時の葉っぱとか、
なんか様々なそういう一瞬の一度限りの条件の下で現れてきた、
その美しい影の在り方みたいなことが英語で書いてあってさ。
それ平山の生き方と重なるは重なるよね。
だから今だけを、今をとにかく生きるっていうことを重視していて、将来のこともあんまり考えない。
今度は今度って言うし。
その条件の下で現れるものっていうのがさ、条件が今奇跡的に揃ってるっていうことなんだよなっていう。
だからそれが奇跡的に揃ってるっていうファンタジーじゃんっていうことになるっていうか。
やっぱその木漏れ日が平山のパーフェクトな今の状態であって、
だけどそれは本当に都市であるとか、平山が男である、平山が実は実家がめっちゃ太そう、
27:08
あとなんか基本的に真面目みたいなとか、あとその家族との縁が切れてるとか、健康体であるっていうことだよね。
三浦さんが出てきてさ、がんなんですみたいなことを言って、
突然河原で背後からやってきて、
そう、タバコ一本もらえますか、みたいな。
それで何もわかんないまま死ぬんすかね、終わっちゃうんですかね、みたいなことを言われて。
とりあえず飲みますか、みたいなことで。
飲んで影踏み遊びして、あそこ男二人がキャッキャしてな、
あそこの俺今健康みたいなさ、それとの裏返しじゃん。
働けてる、みたいな。
そのボロアパートがさ、ずっと取り壊されずにあることも奇跡じゃん。
あんなさ、車置くスペースあったらさ、金儲けを考える親はもう一棟建てるよ、新しくアパート。
あの古いアパートも建て替えてさ、だってそこそこいい場所じゃん、スカイツリー近くてさ。
だから奇跡的なバランスで成り立ってるんだ、っていうことがコモレビーの説明で示されるっていう。
いやでもそうなのかな。
え、違うの?
なんかラッキーみたいなことでしょ、それって。
いろいろ条件が揃って今俺ラッキーみたいな。
そうそうそうそう。
でもそのラッキーにさ、このラッキーに気づいてることが大事なんじゃないの。
でもコモレビーが伝えたいのはもっとなんか、あるがままでいられることのその美しさみたいな、尊さみたいなことなんじゃないの。
その部分もあると思うけど、でもやっぱりこれは本当に確実なラッキーで、持ってないように見えていろんな条件を持ってる人間のパーフェクトなんだっていう。
今たまたまこういう状態にあって、神に感謝しますみたいなこと?
神に感謝っていう感じなのか分からないけど、現在。
この境遇に感謝しますみたいな。
なんかそれをさ、この平山をさ、ただつつましやかに生活してる人の話っていうんじゃなくて、やっぱり特権があるじゃん、いろんな条件が揃ってるっていうことがさ。
我々はそういういろんな特権を読み取るけど、ビームペンダースがどこまで意識して作ったかと言われるとちょっと分かんないね。
なんかあのコモレビーの説明をあることで、はーってなる感じはしたんだけど私は。
もっと素朴にまず読むんだったら、やっぱりその東京都市の華やかな光の部分と、その裏を支えているそのトイレ掃除とかの影の部分と、そういうものが一体となってこの街があるっていうことで、そのことを美しいと思いながら平山とかはっていう。
30:09
でもその美しさはまじで低賃金労働のさ。
だからまずは素朴な話をしてるのよ。
ごめんごめん。失礼しました。
素朴にそのこの映画を捉えるんだったら、その光と影が一体となってこの社会を形成しているっていうことの美しさっていうのを多分コモレビーは言ってるっていうのはまず第一に、第一の解釈としてはあるんじゃないですかっていう。
その上でこのいろんな断片的な情報をいろいろ我々が見ていったときに、平山の特権制とかっていうのが見えてきて、うがった読みとしていろんな条件が揃っててラッキーっていうコモレビーっていうそういう解釈が生まれてくるんじゃないの。
俺今都合がいいわみたいなそんななんかあんまり美しくないコモレビーの解釈をビム・ベンダースはとりあえずは求めてないんじゃないかな。
その上でどう解釈するかとかうがった読みをするかっていうのはもちろん自由なんだけど。
ビム・ベンダースの意図が正義って言ってるわけじゃないです。
この作品がこの社会に置かれたときにどういう読みをされるかっていうことも批評においては大事だと思うので。
なんかあのラストのさ、フィーリンググッドが流れる平山の顔のアップの長回しで終わるじゃん。
あそこの平山の感情をどう解釈するかっていうのが多分見てる人によってちょっとずつそこがずれるのかなっていう。
なんかストレートに見た感じだと分かんないよね平山が何考えてんだろうみたいな。
あそこのあの微妙な表情と移り変わっていく感情の動きの演技っていうのが役所工事があそこであれをやって主演団優勝を取るわけだからね。
あそこすげえシーンだなって思うけどあそこの平山の感情がどういうものなのかっていうのがね。
見た人が考えるとこなんだろうなって思うからみんなどう考えたのかなとか思うけど。
だからなんか過去も分かんないし絶対にこの健康で少なくとも平山が望んでいる仕事であるトイレ掃除をいつまでもう続けることはできないじゃん。
いつかはさ健康でいられなくなるかもしれないとかっていうことを考える。
33:02
病気になったらもう即アウトだよねこの生き方。
実家が太かったらわからないけどさ実は貯金があったらわからないけどさでもそれは上がった見方であって貯金もないけど収入と支出のバランスが奇跡的に整ってて遅れてる生活であれば働けなくなった瞬間に終わるかもっていうのはあるよね。
妹が助けてくれそうな気はするね確かに。
なんかそういうただラッキーみたいなっていうラッキーもあるけど本当に運がいいわみたいなそういう考えっていうか。
とかそのたかしがさその年で独身で寂しくないですかみたいなことを言ってくるのとかもさなんか満足してるけどだけどそのあのさゆりのいるバーでさ奥さんに出て行かれてみたいな常連客がいたりしてさ自分が一人もので生きてるみたいなことをさ時々考えたりしてさ。
でも人間めんどくさいのは嫌でみたいなさそうだから過去何があったのか実際に常に100%満足してるわけではないかもしれないけどその条件が揃った上でのこの木漏れ日状態の美しい生活がここにあるっていう受け止めのフィーリングットなのではっていう。
まあ善の心みたいなものを日本に託しすぎてる感じもあるね。
過去のことも未来のことも考えず。
でもそれができるのは特権嫌でっていう。
未来のこと考えて貯金とかしなかったら死ぬんですけどっていう普通は。
本当にその収支がトントンだったらさちょっと風邪ひいたりしてもさとかコロナになりましたとかさそういうのでね。
この就業形態が全然わかんないけどさ固定給なのかさもしかしたら時給とかかもしんないじゃん具合性みたいなさどこやったかで給料決まるみたいになったらさそういうので一瞬で崩れるかもしれないし。
で一回そうやって体調崩して働けたくなったらさたかしが辞めた後にすぐさ次の代わりの人が来てくれたじゃん。
そうやってさ自分がダメになったらすぐ代わりの人がいてさ自分はまあクビになるかもしんないみたいなさのもあるじゃん一定の年齢になった時にさそれもね考えないでさ入れるっていうかさ。
考えてるかもしんないけど。
考えてないんじゃない?
36:01
今にフォーカスしてるからね。
まあなのでその私の受け止めとしてはなんか素敵な生活だなぁと思うけどちょっといろんなムカつきがこう刺激刺激される。
ムカつきが刺激される?
いやだからその自分の中にあるその都合のいい憧れみたいなものを刺激されてる。
その一方で映画の中で起きてることがファンタジーだっていうことははっきりわかるし、
ひらやまの特権制でまあそれは私の特権制でもあるんだけどそういうこともわかることはわかるからだからこの憧れが達成されることはないし、
達成することが本当にいいのかどうかもわかんないしという憧れさせられた瞬間にファンタジーってことがわかるっていうそういうだからムカつくっていう。
そこに外国の人が観光でやってきた日本に見るエキゾチックファンタジーも入ってるからそこにもちょっと。
エキゾチックジャパン。
そうだよね。エキゾチックジャパンだよねこれは。綺麗だしさ。
観光客目線はあるよね。
だけど自分が旅行者になったらさ観光客目線でさ外国のこと見ちゃうよね。
なんなら地方に住んでるからさ東京に行ったらさ一種のこう旅行者として東京を享受するよね我々は。
綺麗でさ。地方では食べられないおいしいものが食べられてさ。
すげートイレとかがね。
そう。エキゾチックジャパン映画。
なんかそうだねブルースじゃないんだよこれは。
ブルースじゃなくてゴーヒロミだった。
そういうことでしたね。
我々の生活は有価談なんだけれども。
そこもね。
私の生活はそんなにひどいものだとは思ってないし自分の生活がそんなにひどがると多分何を言ってるんだっていう感じになると思うし。
今の我々はちょっと離れてた。
抑えずみのっていうことではなくてこのエキゾチックジャパンに住んでいる大多数の日本人にとっては生活は本当に苦しくブルースの中にいるなっていう。
だけどそれも私がマジで生活にかつかつ困ってたりするわけじゃないから言えることなんだけれども。
でもお掃除おばちゃんのブルースの世界がこのパーフェクトデイズの裏にはあるはずなんだけれどもそれは見えないことになってるなっていう。
一応補足しとくとお掃除おばちゃん自体もね。
39:01
お掃除おばちゃんが歌ってるわけじゃないでしょっていう批判はあって。
ゆうか団がねお掃除おばちゃんのブルースを代弁して。
架空のお掃除おばちゃんのブルースを代弁して。
それって本当のお掃除おばちゃんのブルースを隠蔽するんじゃないですかっていう批判は確か言われてた気がする。
まとまったんだかまとまってないんだか。
でもこういうことをいろいろ考えた映画だったっていうことはいい映画だったんじゃないですか。
そうだね。いろんな刺激を受けていろんなことを考えるっていう意味では見てよかったかなと思いますね。
こういう批評はあるのではって思いながら喋りましたけど。
あるんだろうね。もちろんいろんな批評はあるだろうけどこの私がとにかくムカつきましたっていうことそれが大事。
そうだね。こんなことあるわけないよって。
でも憧れちゃうんだよな。
人間関係も立ってミニマルに生活したいですよね。
飲居したいって言ってるもんね。
将来の夢。山奥に家を建てて。
人と関わらずに。
人と関わらずに絵を描いたりして本を読んだりして静かに暮らしたいっていうのが私の夢ですね。
うん。
そんな感じ?
うん。大丈夫かな。すいませんでした。
3年前の映画だからいいんじゃない?タイムリーじゃないし。
ネタバレ的なこと?
ネタバレっていうか別に怒られ。
怒られの発生があり得るかどうかっていう。
怒られはね、私はこういうふうに見たぜっていうことだからね。
今回はパーフェクトデイズについて喋りました。
ここまでありがとうございました。
おやすみなさい。
40:59

コメント

スクロール