絓秀実×綿野恵太トークイベントの感想/実作者の集まりにも批評家の集まりにもなじめない/人文は理論的すぎて、創作はナイーヴすぎる?/『ゲンロンy』は戦後の現代音楽と似ている?/『群像』の「NO WAR」にモヤる?/今の批評には“文体”がない? 今の創作には“歴史”がない?/『批評空間』の党派性/加藤典洋の文体/“公共性”を獲得にするには歴史を学ぶしかない?/ZINEブームは、反“公共”的なものへの欲求?/服装とクラスタは一致する?/サンリオショップだけが真に公共的?/池袋ヨドバシ問題
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このエピソードでは、現代の創作と批評に何が足りないのかについて、絓秀実と綿野恵太のトークイベントをきっかけに議論が展開されます。実作者と批評家の両方のコミュニティになじめないという筆者の感覚から、人文系の理論の難解さや創作のナイーブさ、そして現代の批評や創作における「文体」や「歴史」の欠如について考察が進みます。特に、批評空間の党派性や加藤典洋の文体、ZINEブームの背景にある「反公共」への欲求、サンリオショップのような公共性のあり方などが話題に上ります。また、現代音楽の分析から、歴史認識と作品の関係性や、論理的でありながらも「人肌」を感じさせない批評への疑問が呈されます。さらに、創作における「ナイーブさ」と批評における「冷血さ」の対比、自己実現的な「ノーモア」のポーズ、そしてそれらをどう乗り越えていくかという「アウフヘーベン」の重要性が語られます。文体や歴史認識、公共性の獲得といったテーマを通じて、現代における創作と批評のあり方、そしてそれらが個人の実存とどう結びつくのかが深く掘り下げられています。