オープニングと春の訪れ
羽ばたけ!ムーちゃん、日本の国庁大紫。 豊かな自然に囲まれた八ヶ岳高原の
北斗市長坂町は、全国一の生息地です。 大紫センターは、
NPO法人昆虫の生地プロジェクト実行委員会が運営しており、
夏になると美しい大紫と出会うことができます。 大紫センターは、
自然環境を図る基準ともいえる 大紫の保護と研究、
それらを取り囲む自然環境の保護に取り組む中心的な施設です。 大紫センターは、大紫と友達になること、
森と友達になること、 自然と友達になることを
お手伝いするプログラムを用意しています。 大紫センターへの訪問を心よりお待ちしております。
今週も羽ばたけ、ムーちゃんの時間がやってきました。 今日は、北斗市大紫センターの小林美香がお伝えしていきます。
どうぞ最後までお付き合いください。
ゴールデンウィークが過ぎると、目に映るのは一気に新緑の景色となっていきます。 桜や菜の花が咲いて賑やかだった季節が終わってしまうと、
緑だけというのはちょっと寂しい感じもしますが、 この新鮮な緑色の景色というのも良いものですよね。
初夏の花が咲くまでの間は、花の種類も減ってしまいますが、 新鮮な緑色を楽しめる期間もとても短いので、
今だけの風景と思うと、それはそれで貴重なのかなぁとも思ったりします。
今年の春の花の開花状況
春咲きには様々な花が次から次へと咲きますが、 今年はその春に咲く花の開花の時期が結構重なったように感じましたね。
早春に梅や満作、そして断紅梅が咲き始めると、 それがようやく長い冬が終わる合図のようになって、そこから季節が春へと切り替わっていきます。
例年ですと、梅の開花の後に水仙が咲き出して、 その梅の花が終わる頃になると、早咲きの寒桜が咲き始めます。
そしてそれと同じくらいに蓮莢の花が咲き出して、 そこからさらに暖かくなって、この蓮莢が満開になる頃には雪柳が咲いていきます。
駐車場の周りのソメイヨシノが咲き始めるのもそのあたりからでしょうかね。
今年はどんな様子だったかというと、 蓮莢の黄色と早咲きの桜のちょっと濃いめのピンク、 それから雪柳の白が揃うのはいつも通りの光景でした。
ただ今年はその頃にソメイヨシノも咲き始めていましたね。
全国的に今年は桜の開花がいつもより早いところが多かったでしょうかね。
ちょうどその頃に地元の静岡と行き来することが多かったので、 静岡と山梨、どちらでも桜の開花状況を気にして見ていました。
いつもなら暖かい静岡の方が先に桜が咲いているんですが、 今年は静岡市内の桜と大紫センター周辺の桜がほぼ同じタイミングで満開になっていましたね。
それだけ北都市がいつもより暖かい日が多かったのかもしれません。
駐車場の周りのその桜が満開になる頃にカタクリの花もたくさん咲いてきていたので、 自然公園の中はどこを歩いても何かしらの花が目に入るという状態になっていました。
早咲きの桜は先に散ってしまいましたが、 そのすぐ横にあるシダレ桜が入れ替わるように満開になっていました。
植物の成長と季節の移り変わり
去年の秋に植え替えをしたカダンのパンジーなんですが、 冬の間も一応花を咲かせていたんですね。
ただ小さな苗のままでカダンの土が見えるような状態でした。
それが春になって暖かくなってくると、 一気に成長して隙間がないぐらいのボリュームでカダンを覆っていたので、 玄関の前は鮮やかな景色がしばらく続いていました。
今もこのパンジーのおかげで鮮やかなお花の景色を楽しむことができています。
気がつけばイロハモミジの若葉が目立つようになっていて、 もうすっかり初夏の雰囲気になってきましたね。
落ち葉だらけだった地面も様々な植物が生い茂ってきて、 あっという間に緑色に覆われています。
ちょっと前までは種類の少なかった雑草が、 もう今では数え切れないくらいの種類を見つけることができます。
水路のあるあたりや棚田の周りはヤブカンゾウやヨモギ、 そしてスギナなどが勢いよく生えてきたので、
やっとヤギたちに新鮮な草を食べさせられるようになってきました。
楽曲紹介と植物の成長
ではここで1曲お聴きください。
スピッツでヘビーメロウ、
FM八ヶ岳、
羽畑、
むーちゃん、
北都市大村崎センターがお届けしています。
去年の秋にポットに種をまいたパンジー、
これ冬の間結構ほったらかしにしてしまうことが多かったんですが、
なんとか生き延びてくれました。
全部ではないんですが、 元気なものはしっかりと大きくなってきています。
中には目が出ないまま終わってしまったポットもいくつかあります。
そこにはですね、パンジー以外のものが目を出していました。
置いてある場所がイロハモミジの木の下ということもあって、
よく見るとイロハモミジの小さな芽がいくつか出ていましたね。
毎年たくさんのこのイロハモミジの種が落ちているはずなんですが、
木の下の地面には芽が出てくることはないのに、
なぜか今年はこのポットの中では種が成長しているっていうのがなんかちょっと不思議でしたね。
カダンのパンジーもそうなんですが、
この時期の植物の成長の速さというものに本当に驚かされます。
パンジーと同様に冬の間も花を咲かせていた大犬のフグリの花も、
寒い間は地面にへばりつくように生えていたんですが、
暖かくなるにつれて茎が長く伸びてきています。
山菜と毒草の誤食事故
今年は春先から山菜と毒草を間違えて食べてしまったというニュースをたびたび見ますね。
例えば、スイセンの葉っぱとニラを間違える。
また、ギョウジャニンニクとイヌサフランを間違えるという事故は毎年のように聞きます。
山菜と毒草を間違える事故で一番多いのがスイセンなんだそうです。
スイセンは花が咲いている時であればはっきりとわかるんですが、
葉っぱだけの時は見た目だけでは見分けがつきにくいのかもしれません。
ただ、ニラの葉っぱには独特の匂いがありますが、
スイセンには葉っぱっぽい、青っぽい匂いっていうんですかね、
そういった匂いしかありませんので、匂いで区別はできます。
また、トリカブトの葉っぱとニリンソウの葉っぱを間違えて食べてしまったという事故もありましたね。
こちらに関しては、出始めの葉っぱはとってもよく似ているので、
確実に見分けられる方法を知っていないと採取するのはちょっと怖いですね。
トリカブトの出てきたばかりの葉っぱは、
薬草として知られているゲンのショウコの葉っぱとも似ていますね。
山菜や薬草と見た目がそっくりな猛毒のトリカブトには要注意ですね。
4月の初め、様々な植物が芽を出してきた頃に、
自然公園の中にもトリカブトの葉っぱがたくさん出てきていました。
棚田へと降りる坂道の脇には、毎年トリカブトが芽を出して、
秋には紫色の花を咲かせます。
桜が散ってしまった頃の時期には、
トリカブトの葉っぱに混じってイカリソウのちょっと濃いピンク色の花が咲いていました。
このイカリソウも薬草としても使われる植物で、
若い葉っぱは食べることもできます。
そしてその場所にはウバユリの葉っぱもたくさん芽を出していて、
このウバユリも若い芽のうちは食用にできるんですね。
ただすぐそばにトリカブトが生えているということを考えると、
その場所のものを取って食べるというのはちょっと不安になりますね。
注意喚起と問い合わせ先
物価の高騰が続いている中で、
食費の節約にと山菜を取りに出かける人も多くなっているようですが、
核心の持てないものは取らないのが無難かと思います。
また、人からもらったもので食べてしまったという事故も増えています。
せっかくの親切を無駄にできないという気持ちもあるかもしれませんが、
見分ける自信がないものはやはり注意をしていたほうがいいと思います。
大村崎センターの開館状況やイベント情報については、
ホームページでご確認いただけます。
お電話でのお問い合わせは、
0551-32-6648までお願いします。
この番組は、NPO法人昆虫の生地プロジェクト実行委員会が運営する
奥都市大村崎センターがお届けしました。
それでは、奥都市大村崎センターでお待ちしています。
ラジオではまた来週お会いしましょう。