お笑いの世界、お笑いとエンターテインメントの世界を何とか障害のある人の
働く場所として取り込むことができないかと、
笑福連携という言葉、大川総裁が作った笑福連携という言葉にとても惹かれまして、
ご縁をもっともっと深くしたいと思って、今日ここに至ることになりました。
ありがとうございます。本当にね、自分たちね、大川興業のね、
お笑いライブすっとこどっこいっていうのをずっとやってまして、
本当に30年か40年近くやってるんですけど、いろんな芸人さんが出ました。
くりぃむしちゅーとかキャイーンとかね、青木さやかとかパックンマックンとか、
いろんな芸人が出演してもらいまして、その中で、例えばその両手両足が不自由だった、
ホーキング青山っていう芸人がいたんです。デビューさせたんです。
彼はもともとお笑いが大好きで、毎回のようにライブを見に来てたんです。
でも、彼が見てた、車椅子から見た世界っていうのがすごく面白いのと同時に、
一般の我々にはわからないこととか、結構面白いエピソードもいっぱいあるんで、
デビューしてみないかということで、うちでデビューをして。
素晴らしいですね。
もちろん当時ですから、今からもう二、三十年前なんで、
当時その障害のある方を芸人にするとか、お笑いをやらせるなんて何事かと。
おっしゃる通りです。
壁をぶち壊すというよりも、総裁の力じゃないとそういうこともできない。
理事長も相当壊してますよ。
そうですよね。
フィッシュの世界のいろんな就労とか生活とかを本当に壊してるというふうに思いますね。
だからそれを今回ラジオでレギュラーとして日本に発信をして、
いろんな方たちの声をいただいたりとか、逆にここからですね、
彩福メンバーから芸人を排出するとか、
僕は裏方にお願いしたいと思ってるんですよ。
ミキサーをやるとか、音響、照明をやるとか、
ぜひそういった形で新しい画期的なラジオを、
ここ裏側から発信をしていきたいんですよ。
ぜひよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
埼玉福祉事業協会理事長、高橋清子です。
大川豪業総裁、岡井敬です。
このコーナーでは、彩福メンバーさんいらっしゃい。
ということでですね、法人で働くメンバーさんをご紹介するコーナーです。
今回は、彩福メンバー鶴田順美さんをスタジオにお迎えしました。
こんにちは。
自己紹介をお願いいたします。
よろしくお願いします。
埼玉福祉事業協会、元パン工房です。
今はにちにち草に働いています。鶴田順美です。
よろしくお願いします。
パン工房で働いたって、あかしあの森ですか?
ゆずり葉のパン工房です。
ゆずり葉のパン工房で働いていて、
にちにち草って確か僕はオープニング行ってるんですけど、
うどん屋さんのにちにち草ですか?
はい。うどん屋さんで働き始めたんですよね。
今、うどん屋をやられてるんですね。
はい。
順美さんは特別支援学校を卒業されて、
発達障害や知的障害があっても、
チャレンジをして一般就労も目指してたんですよね。
普通に一般就労もできるんですか?
特別支援学校を出ても。一般就労ってできるんですか?
はい。特別支援学校では一般就労として、
試験とかもいろいろありまして、
私は2社希望しましたが、
結果はどっちとも不合格でした。
不合格だった?
その時はすごく大ショックでした。
だいじょぶだいじょぶ。俺なんかね、
153社落ちてるから。
153?
2社どころじゃありません。
153です。
全然大丈夫ですね。
特別支援学校を卒業されて、
一般就労をおっこっちゃって悩んでる人が、
いっぱいいると思うんですけども、
そういう人たちにメッセージはありますか?
ゆずり葉のパン工房から、
にちにち草でステップアップをして、
給料をたくさんもらえるので。
給料いくらもらってるんですか?
はい。およそ19万円です。
素晴らしいですね。
その給料は何に使ってるんですか?
家族旅行で使いたいと思ってます。
お父さんとお母さん泣いちゃいますね。
今時は言わないですよ。
普通の方は。
みんな自分のために使いますよ。
にちにち草でステップアップして、
最近いいことがあったんですよね。
アビリンピックに出たんじゃなかったでしたっけ?
そうなんです。
7月に行われたアビリンピックって言って、
毎年障害者、私たちみたいに障害を持ってる、
そういう人たちが出れる。
障害のある人が色んな職業技術を競い合って、
一般就労を目指したり、
企業の人たちに障害のある人の理解を促進する大会ですよね。
その大会に出て。
そういう大会があるんですね。
初めて出場しました。
サービス部門とかそういう感じですか?
はい。
さすが師匠です。
実は実習からも綺麗だったので。
実習からも綺麗だったの?
そっかそっか、実習があるわけだね。
実習でも1回目は上手にできたので、2回目の実習からもいきなりやらせてくれたので。
それが一番の思いだと思います。
素晴らしい。
なんで実習からそんなにできちゃったの?
実は、自分も分かんないんですよ。
自分も分かんないっていうのは最高ですね。
パン焼くって結構大変だよね。
こういう形を整えたけど、焼いてみたら全然形が変わるとかあるじゃない。
いわゆる天才ですね。
丸めるのが楽しかったから。
そこ大事ですよね。楽しいことが一番ですよね。
なるほど。素晴らしいですよね。
本当に皆さん、そういうの才能ですよね。
自然と分かるんですよ。誰にも教わるわけでもなく。
それが分かるってことですよね。
もう実習生が来たときは、もう職員さん任せて、丸める仕方を教えてあげて。
もう教える立場になっちゃったの?
はい。
この方ね、教えるだけじゃなくて、普通のパンじゃなくて、特別なパンを教えてあげるんですよね。
自習生が喜ぶように。
例えばどんなパンを自習生に焼かせてあげたんですか?
例えば、アマビエパンっていうパンもありまして。
アマビエパンね。俺も食べた食べた。
コロナがちょうど始まって。
あれ、形が難しいじゃない。アマビエの形にするのが。
作るのも結構難しくて。
アマビエの他にも喜ぶパンを考えてあげたんですよね。
あとは、大宮の高島屋っていうところも建物があるんですけど、
その時に、アンパンっていう2色のアンパンがあって、
ツブとコシが1個ずつ重なったパンがあるんですよ。
それ、順美さんが考えたんですか?
いや、実はパン工房の職員さんが考えたんですよ。
だけど、理事長だって考えたってできないと思うんですよ。
形にするってできないと思いますよ。
あとは、スノーマンとかね。何だっけ、何かやらせてあげてたよね。見学の子たちにね。
ユキダルマパンだっけ?
そうです。ユキダルマのパン。実はユキダルマのパンは私が考えたんですよ。
そのパン工房職員さんと話し合って、どんなこと作ろうかって言って、
できればちょっとみんながやりやすい簡単なパンがいいなと思って。
ちょうどこの時は冬だったんですよ。
冬の頃、じゃあユキダルマパンどうですかって聞いて、
いいですねって言われたんで、それで作り始めたんです。
いやいや、だって本当にね、埼玉福祉事業協会さんのね、
彩福さんのメンバーを作るパンって、実力があって、ちゃんと美味しいじゃないですか。
そうですね。ありがとうございます。
それがあって、僕はね、浦和レッツのゴールデンウィークの時にパンのフェスっていうのがあって、
それで全国の美味しいパン屋さんが勝負に来るわけですよ。パンのフェスなんで。
5万人近く来るんで、そこに僕はもう埼玉福祉事業協会のパンを出させてくださいと、
全国のパン屋さんと勝負させてくださいと言って、出店してもらったんですよ。
あの時パン作るの大変だった?
すごく大変でした。
ごめんなさい、俺突然お願いしちゃったんです、それ。
3日くらい前にね、パン作って持ってこいって命令が来たんでね。
すいません。
普通に売ってるやつじゃなくてね、いろんなパン作ったんですよね。
いや、その時は本当にありがとうございました。
こちらこそありがとうございます。
でも、立場すごかったんですよ。他のパン屋さんにも並んだけど、全部売り切れましたから。
ですよね。あの時完売だったんですよね。よかったですね。
あれはちゃんと、買った後にお客さんが食べて、美味しいからもう一回買いに来たんです。
本当ですよ、これ。すごかったです。
こんな順美さんですけど、将来の夢は何かあるんですか?
いつか自分のお店を立ちたいと思ってます。
素晴らしい!もう私は順美さんがお店を持っているために一生懸命応援します。