◆#169「『獲れた』と『獲った』のあいだ。数字で測れない成果の哲学」(ゲスト:狩猟家・黒田未来雄)概要
#169のゲストは、狩猟家の黒田未来雄(くろだ・みきお)さん。今回は「成果」をテーマに、自然と向き合う狩猟の世界に迫ります。
売上、利益、KPI。現代のビジネスでは、さまざまな成果が数字で表されます。しかし、自然を相手にする狩猟の世界では、目に見えるものだけが成果とはかぎりません。黒田さんは、狩猟でもっとも難しいのは「撃つこと」ではなく「撃たないこと」だと語ります。目の前に獲物が現れても、状況を冷静に見極め、あえて引き金を引かない。あるいは、一頭も獲れなかった日の行動を振り返り、次の狩りにつながる気づきを得る。獲物を得られたかどうかだけでなく、そこから何を学び、次にどう生かすかも、黒田さんにとって大切な成果なのです。
また、「獲れた獲物と獲った獲物は違う」という言葉からも、黒田さんの哲学が垣間見えます。偶然目の前に現れた獲物を仕留めた場合と、動物の行動を読み、先回りし、自ら組み立てた狩りの末に仕留めた場合とでは、結果は同じ一頭でも、自分のなかに残る手応えはまったく異なるといいます。
数字では測れない成果とは何か。狩猟という営みを通して、結果だけにとらわれず、過程や学びに目を向けること、そして自分なりの評価軸を持って働くことについて考えます。
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◆タイムライン
() 堀井さん念願の出演。黒田さん登場
() 三菱商事、NHK、狩猟家。異色の経歴を辿る
() 商社マン時代、出張先のアンゴラで起きたこと
() 28歳でNHKへ。自然番組の制作担当に
() 狩猟家への転機。代々木公園で出会ったカナダの先住民
() そもそも狩猟家とは、どんな仕事?
() 狩猟家の働き方からオフィスワーカーが学べること
() 獲物が獲れなくても成果はある?
() 他人の評価とどう向き合う?
() 「獲れた獲物」と「獲った獲物」は何が違う?
() エンディング
◆ゲスト
狩猟家/作家・黒田未来雄( くろだ・みきお )
1972年、東京生まれ。東京外国語大学卒。1994年、三菱商事入社。国産車のアフリカへの輸出を担当。1999年、NHKに転職。ディレクターとして「ダーウィンが来た!」などの自然番組を中心に制作。北米先住民の世界観に魅了され、現地に通う中で狩猟体験を重ねる。2016年、北海道への転勤を機に自らも狩猟を始める。2023に早期退職し、北海道に移住。執筆、講演会や授業を通じて野生動物や先住民からの教えを伝えている。
著書に「獲る 食べる 生きる 狩猟と先住民から学ぶ”いのち”の巡り」(小学館)、「羆追人たち ヒグマの虜になった10人」(山と渓谷社)。アウトドア雑誌「BE-PAL」(小学館)に「脱サラ猟師からの手紙」連載中。NETFLIXドラマ「地面師たち」では狩猟シーンの監修を務める。
◆「WEDNESDAY HOLIDAY(ウェンズデイ・ホリデイ)」とは?
週の真ん中にある水曜日は、1週間の折り返し地点。スウェーデンなどの北欧諸国では、この水曜日の夜を「小さな土曜日(Little Saturday)」と呼び、好きなことをしながらリラックスして過ごしているそうです。この北欧の習慣からインスピレーションを受けて生まれたのが、SmartHRがお送りするPodcast番組「WEDNESDAY HOLIDAY(ウェンズデイ・ホリデイ)」です。 水曜日の夜を休日のようにくつろぎながら、「よく働くってなんだろう?」を問いのコンセプトに、個人の働き方はもちろん、組織やチームのあり方、仕事を通じた社会との関わり方に至るまで、これからの“働く”の兆しを筋書きのない対話を通じて探します。
※情報は2026年8月時点のものです
Produce:SmartHR
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