◆#168「ルールが変われば、組織も変わる。現場からはじめるルールメイキングのススメ」(ゲスト:法律家/弁護士・水野祐)概要
#168のゲストは、前編に引き続き法律家・弁護士の水野祐さん。
後編では、組織には秩序や安全性を守るための「統制のルール」と、人の創造性や主体性を引き出す「創造のルール」があるという考え方を伺いました。後編では議論をさらに一歩進め、「ルールは誰かに与えられるものではなく、自分たちでつくり、育てていくもの」という視点からルールメイキングの実践について考えていきます。
水野さんは、いいルールとは「守らされるもの」ではなく、そこにいる人たちが納得感を持ち、仕事に集中できたり、より自由に挑戦できたりするものだと語ります。ルールは人を縛るためだけに存在するのではなく、メンバーが安心して力を発揮するための「道具」でもあるのです。
では、職場のルールを変えたいと思ったら、何からはじめればいいのでしょうか。水野さんはまず「そのルールはなぜ存在するのか」を知ることが大切だと言います。次に、自分が感じている違和感を周囲と共有し、それが自分だけの感覚なのか、多くの人が同じように感じているのかを確かめる。そのうえで、いきなり大きく変えるのではなく、小さく試してみることが重要だと話します。
ここで水野さんが繰り返し強調するのが、「ルールは守るものではなく、使うもの」という言葉。道具であれば、もっと使いやすく改良しようと考えるのに、ルールは「変えてはいけないもの」と思い込みがちです。しかしルールは、組織の目的を実現するための手段。目的に合わなくなれば、改善していいもいい。その発想こそが、組織をより良くする第一歩になります。
ルールを「守るもの」から「つくるもの」「育てるもの」へ。その視点の転換が、働く人一人ひとりの可能性だけでなく、組織そのものを変えていく。今回のエピソードには、そのヒントが数多く詰まっています。
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◆タイムライン
() 前回に引き続き、「いいルール」とは?
() Googleの「20%ルール」に学ぶ、組織を変えるルール
() ルールを見直すタイミングとは?
() 職場のルールを変えたいときにやるべきこと
() なぜいいルールは現場から生まれるのか
() 誰もがルールデザイナーになれる時代へ
() ルールは「守るもの」ではなく「使うもの」
() エンディング
◆ゲスト
法律家/弁護士・水野祐( みずの・たすく )
法律家。弁護士(シティライツ法律事務所、東京弁護士会)。Creative Commons Japan理事。慶應義塾大学SFC非常勤講師。note株式会社、アミタホールディングス株式会社などの社外役員。グッドデザイン賞審査員(2018-2020年, 2022-2025年)。テック、クリエイティブ、都市・地域活性化、サーキュラー分野のスタートアップから大企業、公的機関まで、新規事業、経営戦略等に関するハンズオンのリーガルサービスを提供している。著作に『法のデザイン −創造性とイノベーションは法によって加速する』(フィルムアート社)、連載に『新しい社会契約(あるいはそれに代わる何か)』(WIRED日本版)など。
◆「WEDNESDAY HOLIDAY(ウェンズデイ・ホリデイ)」とは?
週の真ん中にある水曜日は、1週間の折り返し地点。スウェーデンなどの北欧諸国では、この水曜日の夜を「小さな土曜日(Little Saturday)」と呼び、好きなことをしながらリラックスして過ごしているそうです。この北欧の習慣からインスピレーションを受けて生まれたのが、SmartHRがお送りするPodcast番組「WEDNESDAY HOLIDAY(ウェンズデイ・ホリデイ)」です。 水曜日の夜を休日のようにくつろぎながら、「よく働くってなんだろう?」を問いのコンセプトに、個人の働き方はもちろん、組織やチームのあり方、仕事を通じた社会との関わり方に至るまで、これからの“働く”の兆しを筋書きのない対話を通じて探します。
※情報は2026年8月時点のものです
Produce:SmartHR
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