◆#170「逆風を味方に。不確かな時代をしなやかに生き抜く、狩猟家のサバイバル術」(ゲスト:狩猟家・黒田未来雄)概要
#170のゲストは、前回に引き続き、狩猟家の黒田未来雄さん。後編でも「成果」をテーマに、不確実な世界への向き合い方に迫ります。
何一つとして人間の思い通りにならない自然界。しかし黒田さんは、「コントロールできない不確かさがあるからこそ、臨機応変な判断が求められ、やりがいが生まれる」と語ります。
また、ビジネスや人生において向かい風といえば、障害や逆境のたとえとして使われますが、狩猟の世界では最もありがたい恵みだとか。追い風が吹けば、人間の体臭が獲物のいる方向へ流れ、気配を察知されて逃げられてしまう。逆風のときこそ、自分の存在を消し、目標に近づけるのです。この視点は、困難に直面したとき、私たちの発想を裏返してくれます。
もうひとつ、狩猟で重要なのは「完璧に立ち止まること」だと黒田さんは説明します。焦って動き回れば、自分の足音で周囲の音が聞こえなくなってしまう。あえて動きを止め、静寂をつくる。そうしてはじめて、森の微かな気配に気づけるわけです。私たちは目先の成果や欲望に惑わされ、許容量を超えて動き回ってしまうことがあります。しかしうまくいかないときこそ、一度足を止めて息を整えてみる。コントロールできない状況に焦るのではなく、一旦立ち止まって逆風を味方につける。この狩猟者の視点は、先行きの見えない時代をしなやかに生き抜くための、確かなヒントになるのではないでしょうか。
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◆タイムライン() 不確かなものと、どう向き合う?() 狩猟家は「運」をどう捉えているのか() 狩猟家は向かい風を味方につける() 狩猟を次の世代へどう受け継いでいく?() 黒田さんを狩猟へと向かわせるもの() スピードの時代に立ち止まることの難しさ() 狩猟家になって変わったことは?() 貨幣経済は自然界にとって異質!?() 都市でも野生は養える() エンディング
◆ゲスト狩猟家/作家・黒田未来雄( くろだ・みきお )1972年、東京生まれ。東京外国語大学卒。1994年、三菱商事入社。国産車のアフリカへの輸出を担当。1999年、NHKに転職。ディレクターとして「ダーウィンが来た!」などの自然番組を中心に制作。北米先住民の世界観に魅了され、現地に通う中で狩猟体験を重ねる。2016年、北海道への転勤を機に自らも狩猟を始める。2023に早期退職し、北海道に移住。執筆、講演会や授業を通じて野生動物や先住民からの教えを伝えている。著書に「獲る 食べる 生きる 狩猟と先住民から学ぶ"いのち"の巡り」(小学館)、「羆追人たち ヒグマの虜になった10人」(山と渓谷社)。アウトドア雑誌「BE-PAL」(小学館)に「脱サラ猟師からの手紙」連載中。NETFLIXドラマ「地面師たち」では狩猟シーンの監修を務める。
◆「WEDNESDAY HOLIDAY(ウェンズデイ・ホリデイ)」とは?週の真ん中にある水曜日は、1週間の折り返し地点。スウェーデンなどの北欧諸国では、この水曜日の夜を「小さな土曜日(Little Saturday)」と呼び、好きなことをしながらリラックスして過ごしているそうです。この北欧の習慣からインスピレーションを受けて生まれたのが、SmartHRがお送りするPodcast番組「WEDNESDAY HOLIDAY(ウェンズデイ・ホリデイ)」です。 水曜日の夜を休日のようにくつろぎながら、「よく働くってなんだろう?」を問いのコンセプトに、個人の働き方はもちろん、組織やチームのあり方、仕事を通じた社会との関わり方に至るまで、これからの"働く"の兆しを筋書きのない対話を通じて探します。※情報は2026年8月時点のものです
Produce:SmartHR ※配信を文字で読みたい方は、UDトークをはじめとしたアプリをご利用いただくことで、文字起こしをサポートできます。 ウェンホリでは、これからもアクセシビリティ向上を模索していきます。▼UDトーク:https://udtalk.jp/
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