1. 声と 呼吸と 感情と
  2. #14 からだを通して出てくる声
2026-10-30 24:08

#14 からだを通して出てくる声

「生態系を整える」
先日、勝美さんが参加した、多くのドクターが集まるシンポジウムで、何度もこの表現が使われました。生態系と言っても自然保護について語られたわけではありません。人の体内環境について語られる中で、繰り返しそう表現されたのです。今回は、勝美さんが「ネイチャーポジティブセラピスト」と名乗り、子ども達の「育つ」を大切にしている理由を紐解いてみます。

▼ Host
佐藤 勝美/ネイチャーポジティブセラピスト・きほんの呼吸®︎呼吸トレーナーC™︎
自律神経と呼吸の治療院「おなかてあて」 院長
https://naizotyosei.info/

西川 佳甫/ボイススキルコーチ・きほんの呼吸®︎呼吸トレーナーC™︎
Natural Voices 代表
https://www.naturalvoices.net/

◉ 番組について
Podcast『声と 呼吸と 感情と』は、声と呼吸と感情を手がかりに、自分のからだと対話していく番組です。2021年より続く『Club おなかてあて』を前身に、2026年5月より新たな形でお届けしています。隔週金曜日、夕方6時配信。

◉ メンバーシップ「呼吸日記」
毎日1分間の呼吸数と体調・気分を記録して、チャットに投稿してみませんか。あなたの声が、次のエピソードの起点になるかもしれません。
https://rooom.listen.style/p/onaka-teate

◉ note エピソードを文字で。
https://note.com/onaka_teate/m/m7ab98c6f6ae3

感想

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サマリー

西川佳穂が、マイクを使わず生の声を届けた演奏会を振り返る。出演者は呼吸や姿勢、喉の使い方に向き合い、不安や体調の波を抱えながら、それぞれのペースで本番に臨んだ。佐藤勝美は、声やスポーツのトレーニングでも、小さな変化に振り回されず全体の状態を捉える支援が重要だと話し、高校生投手の腰痛を例に予防的な介入の必要性を述べる。後半では、他人のまねではなく、呼吸や感情を体に通して生まれる「ナチュラルボイス」を、自分を表現できる声として説明する。最後に、体内感覚を拾いすぎて悩む人と、拾えずアクセルを踏みすぎる人の違いに触れ、実践の一歩として「息を吐きましょう」と呼びかける。

生の声を届けた演奏会
スピーカー 2
声が震えたこと、息が詰まったこと、うまく言葉にならなかった感情。 あなたの体はずっと語りかけています。
ポッドキャスト、声と呼吸と感情とへようこそ。 この番組は、呼吸トレーナーの2人がホストしてお届けします。
スピーカー 1
声を体から整えるボイススキルコーチ 西川 嘉穂と ネイチャーフォジティブセラピストの佐藤 勝美です。
はい、勝美さん、よろしくお願いいたします。 はい、嘉穂さん、よろしくお願いします。
スピーカー 2
はい。 嘉穂さん、お疲れ様。 ありがとうございます。 演奏会、どうでした? そうですよね、演奏会終わりました。
ここに向かってみんなで数ヶ月、ガーッと一緒に来て、終わっちゃったね、みたいな感想なんですけど、素直に。
でも本当に、一人一人皆さんが本当によく頑張ってくださって、いつになく声と体に向き合った9ヶ月、もっと前からやってる方も見えるので、
1年弱ですね、すごい濃い時間を過ごしたなって思いました。 すごかった。
反響はどうでした? おかげさまでですね、お客様の数も267名いらして、
スピーカー 2
出演者50名なんで、300名ぐらいが着席してるみたいな、そんなイメージですね。ホール的には600席ある中の、だいたい300だから半分ぐらい埋まってるみたいなイメージ。
だから私のところでは、もう本当に過去最高の動員数っていう感じになります。
スピーカー 2
なんとすごいなと思うんですけど、やっぱり自分の歌を聴きに来て欲しいっていうふうに、お友達とか家族にも声がかけられるほど、やった、取り組んだっていう、自信というか聴いて欲しいとか、
そういう気持ちが、相当動員数になったんだろうなーって思って、そこもなんかじわーっと、じわーっとしてる、じわーっとっていうのは、なんか嬉しいなと思ってます。
あれ特別なホールなんだっけ? そうですね、生のクラシックのホールなので、
今回は生のピアノでマイクも使わず、生の声をお届けするという、声が主役の演奏会っていうタイトルだったんですよね。
スピーカー 1
一人一人の感想とかどうでした?
スピーカー 2
演奏した側は、やっぱり自分の声を届けるのが、今まではマイク使ってましたから、届けるのがやっぱり心配だった、難しかった、そういう声が多かったですね。
なんですけど、それと同じくらい、自分の声と体に向き合うことができたことが楽しかったっていう声があったので、同じくらいだったんです。
だからなんか、すごい皆さんやっぱりやりきったんだなっていう感じですね。楽しかったんだなっていう。
呼吸と体の波を支える
スピーカー 1
そこが面白いよね。マイクを使わないっていうのが前提だったわけですよね。
スピーカー 2
そうです。
スピーカー 1
あれ?今年が初めて?
スピーカー 2
今年初めて。
今まではマイクを使ったスタイルで、別なホールでやってたんですよね。
スピーカー 2
マイクに頼ることができないので、いい意味でも自分の声がそのまま生にお客様に届くので、自分がそのまま伝わる、そういう演奏会だったと思います。
スピーカー 1
まさに自分の体と向き合わないと出力が出せないっていうのかな?
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
マイクが今までしてくれてたところを、もう一度自分の体で声を出すというか。
スピーカー 2
そうなるとやっぱり呼吸とか姿勢とか、そもそも声を出す機能を高めていかないといけないので、そこに向き合う時間が過去によりもあったかなと思うし、そこを楽しかったと思っていただけていることが、なんとうれしく
なんと頼もしいなと。
やっぱりちょっとやり残したっていう意見もあるんですけど、もう少しこうしたかったとか、声届けたかったとかでもあるんですけど、でも皆さんがそれぞれ自分なりのここまではやれたぞっていうものがあるって
いうことが素晴らしいなと思って、本当にやってよかったなって思ってます。
スピーカー 1
具体的に体と向き合うにあたって皆さんが苦労されたエピソードとか何かあります?
スピーカー 2
そうですね。やっぱり声が出る、一番最初やっぱり息から私はスタートしているので、息が吐けているのかどうかとか、吐けていても言葉とか音程によって無意識に喉を閉めちゃっている、息を止めているっていう動作が入
らないようにするっていうことがやっぱり難しくて。
それもこの日はできたけどその日の体調によってできないとかいうことも来るので、大体演奏家に向けて右肩上がりで上げたいんだけど、その中でもちっちゃい山がいっぱいあって、上がってみたり落ちてみたり、上がって
みたり落ちてみたり。
そんなことを繰り返してきながら、少しずつ前よりも呼吸が落ち着いてきたねとかいうのを見たりとかしていくところかな、やっぱり一番大切に思っていたのは。
ある方は途中で歌うの怖いですっていうふうにおっしゃる方も見えたし、本当にこれで大丈夫なんでしょうかって思われる方も、言葉にそうやって出される方もいらっしゃって、その度に大丈夫ですよって。
私は大丈夫だと思ったので、その方が歩んできた過程を見ていて大丈夫だと思ったので、大丈夫ですよってお声をかけさせていただきつつ、一緒に歩んできたという感じですね。
スピーカー 1
その波はその一人一人が意識しているんですか?さっき言ったような上がり下がりがありつつも大きな波の流れっていうのは、カホさんじゃなくて演奏するそれぞれの人たちがちゃんと意識ができているんですか?
スピーカー 2
そうですね。こう演奏を歌うのが怖いっておっしゃった方は、上がっていったのに上手くいってるって思ったのに、あるタイミングの時に思った以上に自分の力が出せなかったことが、
今までここまで上がったのにダメだったじゃん、私っていう風に一回、波がストーンと落ちていくみたいな、そういうことを自分でも感じられていて、今度それを上げていくためにどうすればいいんだろうっていうことを
相談されたり、
っていうこともあったので、やっぱり感情に伴っているって言うんですかね、歌いたいと思っている時と歌えないと思っている時によって声の出方も変わってくるから、
やっぱり少なからず、今気持ちよく歌えてるなーとか気持ちよく歌えてないなーっていう波は何か感じながら来られていると思います。
スピーカー 1
じゃあ大きな波はどちらかというとカホさんが抑えているみたいな感じですか?
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
私のサポートと同じですね。
スピーカー 2
本当ですか?
いやその大きな波を捉えていかないと、その小さな波の動きにみんな一気に自由しちゃうじゃないですか。
さっき言ったように上がったのに落ちていってる今の自分に不安や恐怖を感じたり、たまたま上がってるところでちょっとハイテンションになってアクセルを踏みすぎたりってことは、
スピーカー 1
その時その時の状態っていうのは皆さんわかってるわけですよ。
反面そこで振り回されたり、そこで感情に任せてるんだからいいじゃないっていう言い方もあるんだけど、
私みたいなトータルヘルスケアだったりとかカホさんが今回したような何かゴールが設定されているところにパフォーマンスを上げていこうってなった時には、
スピーカー 3
大きい波を誰かが抑えてないと小さな波の動きで振り回されちゃうってことじゃないですか。
オーバーワークと予防的なトレーニング
スピーカー 1
小さな波に振り回されちゃって、当然アップダウンしてるのはみんなアップダウンするので、
アップダウンしながら上がった時に盛り上がってても結果大きな波で捉えていったら落ちていってるよねってこと。
オーバーワークの人ってのはこういう風なことが起きやすいし、
地道に取り組んで慎重にやっていくタイプの人は実はちょっとずつ良くなっていってるんだけど、
落ちた時の不安とか恐怖で落ち込んでしまうっていう、
全体の波としてはいい波を捉えられる人なのに落ちた時に自分はダメかなとかもうできないとかっていうことに入ってしまうので、
そういった人には大きな波をちゃんと捉えさせるために何か数字で評価をするとか、
スピーカー 3
画像で姿勢を見せてあげるとか。
スピーカー 1
カホさんの場合だったら例えばね、前の音と今の音を比べてあげて、
ほら今いろいろ落ち込んでるかもしれないけど前と比べたらこんなに良くなってるんじゃないかって比較してあげたりして。
スピーカー 1
そういう悩むタイプの人は結局、ある意味感受性が強い。
うまくできてないとか苦しいとか不安定っていう情報を拾ってしまう。
スピーカー 3
私がよく言うのは悩めるのは才能ですよとか言うんだけど、
スピーカー 1
だからその悩んで自分を見つめて修正していくってことが、
本来才能を持ってるのに落ちたときの不安とか恐怖で足踏みしすぎてしまうってことが起きやすいので。
だから私たちの役割があるわけです。
ただサポートをしていくとね、悩むタイプの人の方が実は何だろうな、
楽っていうのもちょっと失礼な言い方かもしれない。楽な時が多いですよね。
アクセル踏みすぎる人に抑えろっていうのが難しい。
スピーカー 2
確かにそうですね。
スピーカー 1
何かって言ったらオーバーワークになるってことだね。
どちらかというとアクセルを踏むのが上手で、
体内感覚を拾うのが苦手なタイプの人っていうのは、
自分が落ちていっているのに気づかないけどアクセルを踏んじゃうってことをすると、
激しいスポーツになると怪我ですよね。
取り返しのつかないことが起きてしまうケースがある。
スピーカー 1
休日で今日お休みだったんですけど、野球をやっている高校生が、
どうしても1週間後、今度の土曜日にピッチャーで試合があるんで、
だけど腰が痛くなった。みんなこのパターン。
痛くなってきました。なんでかって言ったら近々試合があるからです。
もっと早く来いよって。
その前にちゃんと修正をするってことが必要だ。
スピーカー 1
怪我をするようなフォームやトレーニング量をこなしているから怪我というか痛みが起きているわけだから、
その状態で反復練習を続けていったらそれは落ちるよ、怪我するよってことになるわけです。
そうじゃなくて、自分の状態をちゃんと確かめて、野球でいったらフォームがどうか。
ちゃんと片足に重心が乗せられているか。
そういったことをチェックして、それがフォームが固まって自分が安定して投げられるイメージができて、
スピーカー 2
初めてある程度投げれば。そこができると実はそんなに投げ込まなくても大丈夫なんですよ。
スピーカー 1
だからカホさんの話なんか聞いてるとちょっと羨ましいなと思ったりするんだけど、
私なんかそういういろんな部活やチームに入っている子どもたちが来てもチームに所属してないので、
介入がなかなかできないんですよ。
結局その痛みが出てからサポートするっていうふうな状態に入らなきゃいけなかったりすることが多いので、
それはちょっと避けたいなと思ってて、
今ちょっとまた次の機会に話そうかなと思ってるんですけど、
ちょっとトレーニング事業が本格化しそうな感じもあるので、
スピーカー 3
私なりのトレーニングを提供できる環境を作りたいなって思います。
スピーカー 2
いいですね。
ナチュラルボイスとは何か
スピーカー 3
カホさんのインスタを見て、その演奏会の発表したときに、
スピーカー 1
なんかすごいワードがカホさんの発信で、なんだっけな。
スピーカー 2
インスタですか?
スピーカー 1
そう、声が主役の演奏会とかね、
一人ひとりで演奏してるんですよ。
それから声が主役の演奏会とかね、
生の声を届ける演奏会とか、
締めくくりに一人ひとりの声が主役になった1日とかね、
いい演奏会を成功させたんだなと思いました。
スピーカー 2
ありがとうございます。
やっぱり声もね、かずみさんがおっしゃってた通り、
出なくなっちゃってからだと、
もうお休みするっていうことが最優先なんで、
トレーニングして復活させるってところまでいかないから、
やっぱりそこまでいく手前で何かを介入しないと、
アクセル踏みっぱなしの方ですよね。
ちょっと踏みたいけど、その気持ちを何かに置き換えましょうみたいな形にするとか、
いう風になるんでしょうけど、
今回一人ひとりの声が主役になった1日なんですよね。
それを本当に感じて、アクセル踏んでいった方も、
怖いって言ってちょっとずつ進んでいった方も、
スピーカー 2
それぞれの方々のスピードで進んでいきながらも、
最終的には本当にその人の体から出てくる、
本当に真っ直ぐなその人の声っていうのが出たように思って、
一人ひとりの生の声というか、
それが演奏会として聴いていただけたんじゃないかなと思ったんです。
そのインスタに上げた通り。
スピーカー 1
生の声ね。
スピーカー 2
そうなんですよね。
スピーカー 1
その生の声っていうのは、ナチュラルボイスなんですか?
スピーカー 2
そう、私の思うナチュラルボイス、生の声。
こんな風に歌いたいっていうのが、誰々みたいに歌いたいとかじゃなくて、
言葉と音程を取ったら、
あと自分の呼吸とか姿勢とか、声が出る機能を整えたら、
頭の中で言葉と音が一回自分の体の中を抜けて、
体を通って出てきた時って、自分だけの音になると思うんですよ。
誰かが作った言葉であっても、自分のフィルターを一回通したら、
その人の声になるんじゃないかなって私は思ってて。
それが体の中を通っている時に、自分の感情とか、
スピーカー 2
心の中で感じている歌詞に対してとか、メロディーに対しての思いとか、
それを咀嚼するというか、何回も歌っていきながらミックスしていって、
アウトプットして音声として出してくるみたいな。
そうなったら何が正解で何が正解とかじゃなくて、
その人の歌になるな、それが私はナチュラルボイスだなって思ってるんですね。
その作業をするのがすごく楽しくて貴重だなって思ってます。
スピーカー 1
カオさんにとってのナチュラルボイスを今一言で言うとすると。
スピーカー 2
自分を表現できる声。
スピーカー 1
最後に自分を表現できる声。
カオさんが改めて声にしたナチュラルボイスを自分を表現できる声だとすると、
それを見つけるためにリスナーさんが何からスタートしたらいいか。
今日の一つだけとして。
いいよ、一呼吸開けていいよ。
もう決まりました。
体内感覚と最初の一呼吸
スピーカー 2
皆さんにお届けしたいのは、息を吐きましょうです。
いいね。そこから次のテーマを話してみようかな。
スピーカー 1
もうちょっと深掘りしたいなって気がする。
実は今いろんな話したいテーマがたくさんあるんだけど。
スピーカー 2
何ですか?
スピーカー 3
次のエピソード何を話そうかって、息を吐くことだもんね。
スピーカー 2
そう、息を吐くこと。
スピーカー 1
この話の流れで、さっきも2パターン話したじゃないですか。
スピーカー 3
悩んじゃうダイブとアクセル踏んでオーバーワークになりやすいという人と。
スピーカー 1
それはね、母さんがフィルターを通すって言ってたじゃん。
自分の体だったり、感性でもあるんだけど。
そこを通してるか通してないかみたいなとこなのかなって。
フィルターの声を、私はお腹の声とかって言うけど、拾いすぎる人ね。
拾いすぎたために、自分の体内環境と自分が今いる場所の環境とのギャップに悩みすぎてしまうタイプの人と。
スピーカー 1
体内環境が拾えないために反射的に動いてしまって動きすぎるアクセルを踏んでしまう人と。
ここがね、やっぱり大事なんだなと最近治療しててもすごい思う。
そうですね。
スピーカー 2
大事ですね、ここ。
スピーカー 1
せっかくカホさんからも今日いろんなヒントの言葉をもらったので、もうちょっと深掘りする話を次もしてみませんか。
スピーカー 2
わかりました。
スピーカー 1
そうしましょう。
では今日はこの辺で、今日私が皆さんに伝えたいこと、息を吐きましょう。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
この番組はボイススキルコーチの西川佳穂と、
スピーカー 1
ネイチャーポジティブセラピストの佐藤勝美がお届けしました。
スピーカー 2
今日も聞いてくださりありがとうございました。
24:08

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