複雑化する社会の中で
おかさん、ハイ、このチャンネルでは、都のほとり、滋賀県に住むアラ還、まもなく60歳、定年を迎えるはずだったけど、会社を希望退職で辞めて、セカンドキャリアを歩き始めたおかさんが、仕事、生活、人生についてゆるーくお話しします。
改めまして皆さん、こんにちは、おかさんです。
文化の時代って言って久しいですよね。先行きが不透明で、世の中の予測が困難、非常に複雑化していると、いろんな取り巻く環境だと言いますよね。
どんどん世の中が複雑になって変化も激しくなって、これからどうなるんだろう、みたいなことが大体2010年代になって言われ始めたと言われているんですね、文化の時代。
で、この文化の時代って、なんでこんな話をしたかというと、今日2025年2月26日なんですけど、日本経済新聞日経営のコラム春秋で、伊東洋化堂の店舗削減計画が、2年間にわたる店舗削減計画が終わったという話が盛っていました。
私、毎朝日経の春秋を読んで、40文字以内に要約してSNSに投稿するというのも、1年半くらい続けているんですけれども、今日の日経の春秋が、伊東洋化堂の店舗削減計画が茨城県の龍ヶ崎店の閉店で完了しましたということだったんですよね。
伊東洋化堂のような大きなスーパー、大型スーパーは、1994年の大規模小売店舗法、通称大店法というのがあって、それが緩和されて、一気にあちこちに拡大をしてきたと。
30年前ですね。30年前に法律が改正されて、あちこちに大きなスーパーとかお店ができたと。それが30年経って淘汰されて、なくなっていくという、30年でぎゅっと広がってなくなると。
非常に変化が、30年って長いなという人もいるかもしれないけど、私にとってはあっという間だなという感じなんですよね。
というのも、私が入社したのが1990年、社会人になったのが35年なんですけど、なので大店法のほうが、伊東洋化堂のほうが短いわけですよね。
私が会社に入った後にボコボコと立ち始めた小売店舗が削減されるというのは、非常に変化が早いなという感じがする。
それでふと、私が社会人になった35年前に、池田氏から新人成果報告と、社会1年目の終わりに1年間の成果報告をやった。
OHPってわかりますかね、オーバーヘッドプロジェクターの透明ヘッドシートにペンとかで書いて、光を当てて写すやつですね。
オーバーヘッドプロジェクター、OHPが出てきて、それを見返してたんですけど、そこでPDSサイクルを回します、回しましたみたいなことを書いてたんです。
PDSサイクルってわかりますかね、ブランドCですね。計画立て実行して、C、振り返りますと。
その、社内のプレゼンにPDSサイクルなんていうのを書いていたっていうことだけでなんかもうこっぱずかしくなっていたたまれない気持ちになるんですけども、
今日のポイントはそこではなくて、35年前はPDSサイクルって言ってたんだなっていうことを思ったわけです。
今ってPDCAサイクルって言いますよね、プラン、ドゥ、チェック、アクション、PDCAを回すって言いますよね。
30年前はPDSサイクルだったのに、今はPDCA。
30数年前よりも次元が一つ増えているというふうに思ったわけです。
複雑度が増していると。先ほどの世の中の複雑度が増していると言うと、同じようにPDSもPDCAで一次元増えて複雑度が増していますと。
これに類することは他にもあるかなって考えてみたんですよね。
いくつか気づきました。
例えば、ものづくりでQCDって言いますよね。クオリティ、品質、C、コスト、D、デリバリー、納期。
QCDって今、QCDSEっていうところが増えてきたんですよね。
思考の変化とシンプル化
SEっていうのは、Sがセーフティ安全、Eが環境エンバイロメント。
QCDSE、ものづくりの基準っていうのが3次元から5次元になりました。
かなり複雑化していると言えますよね。
あとはものづくりで4Mっていうのもあります。
MAM、マシン、マテリアル、メソッド。
でね、ものづくりの4要素。
作業員、MAM、マシン、機械ですね。
で、マテリアル、材料、メソッドの候補、方法。
今それが5Mってこれも言われているところが多いんですよね。
それにメジャメント、計測しましょうと。
メジャメント、計ると。
4Mから5M、ここも複雑度が増していると。
あとは、私マーケティングをやっているので、よく使うフレームワークです。
3Cフレームワークっていうの。
Customer, Competitor, Company、お客さん、競合、自社。
3Cってご存知の方が多いと思います。
それが今4Cっていう。
これも増えているんですよ、4Cってね。
何が増えたかというと、協力者、コーペレーターのC。
私もこのコーペレーター、競業とかをパートナーシップで物事を進めることが増えたので、
私もよく4Cで企画を書いたりしていました。
他にも探せばまだまだありそうな気がしますよね。
こういうことで、時間が経つと、社会だけじゃなくて、こんなふうに複雑度が増してくると。
世界も社会もそうなっているということが、この辺りからも言えるんじゃないかなと思うわけですね。
どんどん複雑になると。
で、振り返って自分自身はどうですかと、ちょっと思ってみたんですけど、
子供の頃って非常に無邪気で天真爛漫かわからないけど、あまり深く考えずにやりたいことをやってみたい。
単純思考。私も含めて皆さんそうだったかもしれません。
私の場合、それが大学生になった頃からかな、どんどん物事を複雑に考えるようになったり、
悩んだり、あれこれあれこれ、難しく考えるようになった。
それで社会人になってどんどん細かいことまで考えるとか、きっちり考えるとか、
上司からも言われたりしたりするんで、複雑に考えて出口がないみたいな経験をずっと知ってきた気がします。
そのピークが45歳ぐらいだったように思うんですよね。
でもね、45歳ぐらいからそれをピークに境目に物事をシンプルに考えるということが増えてきた気がするんです。
あれこれだいぶんじゃなくて、ざっくり捉えて仮決めをして、たまに進めてみるみたいなことができるようになったと。
それは経験が積んできて、深く考えなくても判断できることが増えたかもしれないし、
年取って難しく考えることができない思考力になったのかもしれない。
いずれにせよ物事や事象を単純化して捉えられるようになったのが非常に大きな要因だったのかなというふうに思うんですね。
それで難しく考えることが減って、気持ちは随分楽になったみたいなと。
それに連れて自分の時間も増えて、仕事でも仕事以外でも増やすことができて、
充実してきたという感じはあります。
決断と新たな方向性
これ決断でいうと、直近でいうとね、
昨年の7月に、悩んでそうなんですけど、
34年間勤めて会社を定年1年前に希望退職で辞めるという決断をしたと。
一通り考えて悩んだけどパッと決めたら、そこから気持ちをスパッと切り替えて前を向いて歩くようにできたと。
というのも一つのシンプルに考えることができたということを表しているのかなという気がします。
昔は単純でだんだん複雑さが増して、今は少しシンプルに複雑さが増えている世の中とは逆行しているという感じはするんですけど、
人生の残り時間、人生100年時代といいますけど、残り時間が短くなってくると考えると、
PDSとかPDCAサイクルを回す計画を立ててとかというふうに考えるよりも、
さらに一時期、PDCAからPDS、そしてPDSからPすらなくしてDSぐらいにして、
DoC、DoC、DSサイクルぐらいがちょうどいいのかな、これからアラフカムから官暦を越えてシニアに入っていく中では、
一時期減らしてよりシンプルにやりたいことをやっていくというふうにするのがいいかななんて感じたりしました。
今日は世の中が複雑化する中でアラカムの形は逆行して単純に考えるようになったという話をしてみました。
はい、いかがでしたでしょうか。
今日も最後まで聞いていただき本当にありがとうございました。
それではまた次回の加算配慮お会いしましょう。
さようなら。