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  2. #203 互換性のあるソフトウェア
2024-02-22 47:35

#203 互換性のあるソフトウェア

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Spotify, Youtubeだとチャプターごとに聴けます

() OP
() 前回からのおさらい
() 互換性の重要性をブラウザの歴史からみる
() Netscapeの判断
() 完璧を求めないコーディング
() iOSとAndroidアプリを別々に作らなくていい?
() 体験の中心になくなるデバイス
() “ブラウザをOSに” The Browser Company
() メタQuest3で人気のアプリは?
() どんなデバイス(ソフトウェア)が出来上がるか?
() じゃあハードウェアはどうなるか、SFにヒントが?
() コンテキストベースのスマホ
() 結局レコメンドしてもらいたい?どこまで互換性が必要か?
() アマゾンで検索する
() スイッチングが簡単な世界とApple
() まとめ
() これからのスタートアップ

<参照リンク>
https://offtopicjp.notion.site/203-8850a66fc1e446ad8342b704e0a4ac8e?pvs=4

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00:07
皆さん、こんにちは。草のみきです。
宮崎哲郎です。
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報を威力深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、互換性のあるソフトウェアについて話していきたいと思います。
はい、これは先週に引き続きですね、やっているというところなんですけど、
先週がAI Wearable、例えばAIデバイスについて話し始めて、
そこでハードウェア側としてはコンテクスト認識がハードウェア側では必要ですと、
周りの情報をしっかり収集して、それで認識するのが大事ですという話をして、
少しだけ多分終わりの方で、ソフトウェア側で互換性が必要みたいな話をし始めたと思うんですけど、
今日はその続きで、今後AIのイノベーションが発展するためには、
ソフトウェア側では互換性というサービス化をどんどんしていかないといけないのかなという話をしていくのと、
先週話したハードウェアの話と、今週話したソフトウェアの組み合わせがあることによって、
次世代のAIファーストのデバイスができるんじゃないかなと思っているので、
そこについていろいろ話していきたいと思うんですけど、まずは互換性の話からしていきますと。
互換性の重要性を知るためには、まずブラウザのところから話していきたいと思うんですけど、
ブラウザでいうと、昔ですとMosaicとかNetscapeとかいろいろあったと思うんですけど、
当時ブラウザを最初に開発してた人たちの中で何を最適化するかというのを結構悩んでたんですよね。
主に2つの方向性がありまして、1つはパフォーマンス、より早くサイトがロードするとか、
いろいろそこのパフォーマンスの最適化。
もう1つはより簡単に作れるようにする、サイトを作れるようにするのを最適化するという2つの軸で考えていて、
結構初期ユーザーとかブラウザ業界の人たち、どちらかというとパフォーマンスを最適化したかったんですよね。
当時はやっぱりネットワーク環境とかもそこまで、もちろん今ほど早くないので、通信も限られた状況なので、
できるだけパフォーマンスを上げてくれという話をしていて、それに対して逆の方向を行ったのが、
NetscapeとMark Andresenさんだったんですよね。
かなり良かった判断をいくつかしてまして、それが結果的によりサイトを作りやすくした判断だったんですけど、
03:10
一つは全てのプロトコルとフォーマットをテキストベースにしたんですよね。
もう一つのオプションとしてはバイナリー、いわゆる0と1。
裏方のプロトコルとかできたんですけど、テキストにすることによってHTTPという概念とHTMLという概念が生まれたんですよね。
当時は実は結構多くのエンジニアがそれを見て、なぜバイナリーにしないのかと。
どうしてですか?
バイナリーにすると、いわゆる限られた通信の中でテキストだとより多くの情報量を送らないといけないんですよね。
うーん。
であればバイナリーのほうがパフォーマンス的にはそっちのほうが絶対いいので、
そっちを選ぶべきなんじゃないかというのがまず一つ目でありまして、
二つ目の大きな判断は、ソースコードを見れるようにしたと。
未だにそうじゃないですか、サイトでソースコードって見れると思うんですけど、
これも結構批判があって、コピーされちゃいますと。
頑張って作ったものをコピーされるのはあまり好きではないですという人が多かったので、
ただこの二つの判断がインターネットをより拡散させた大きなきっかけとなって、
この二つの判断っていうのは実は一つのデザイン的な考え方、思考の中で生まれた判断だったと思うんですけど、
それが英語で言うとEmit Cautiously, Interpret Liberallyなんですよ。
これって慎重に排出してフレキシブルに読み取るっていう、
多分日本語で直訳するとそんな感じになるんですけど、
意味合いとしては、例えばウェブ上でサイトを開発している人であれば、
できるだけクリーンなコードを書くべきだと。それで慎重に排出しましょうと。
ただ、同時に間違いをしてもokな環境にしたかったので、
なのでブラウザー側は読み取るのをフレキシブルにするべきだと。
これは後々、例えばアプリとかPythonとかC++とか、そこと大きく違いがここにあると思うんですけど、
このデザイン思考の中であると思うんですけど、
例えばなんですけど、子供がいろんなサイトに行ってソースコードを見て、
いろんなパーツを自分のサイトにコピペして、それでそのサイトを出そうとすると、
06:01
一応なんとなくうまくいくんですよ。もちろん完璧ではないですし、見た目ボロボロかもしれないですけど、
一応ワークはするようになっていて、例えばそのスラッシュとかブラケットとか、
そういうのを入れなくても何とか読み取ってくれるんですよ。
いまだに例えばCSSのスタイルシートがなくても、ブラウザーは何かしら出してくれるんですよね。
そうですね。
でも例えばPythonとかPerlとかC++とか見ますと、基本的に全部が完璧じゃないといけないんですよね。
一つでもスラッシュがずれてたりすると、そもそも読み取れませんみたいな。
なのでそのウェブの中ですと、HTMLっていうものは汚くてもいいっていう。
これってある意味生物学的な考えでもあるんですけど、
人間の中身の中も完璧ではないので、いろんな間違いがあるんですけど、それでもうまくワークすると。
なので完璧を求めすぎますと何が起こるかというと、それができる人が限られてしまう。
そうすると普及されない、普及スピードが落ちてしまう。
だからこそシステムを構築するときにはウェブの場合ですと、より耐久性があるもの、いろんなエラーとか耐久性があるものを作るのが大事だと。
そういう意味での互換性っていうのをブラウザーの中だと元々の考えとしてあって、
これってなぜ重要なのかというと、今のアプリ開発とかですと、
どちらかというと先ほどの話、PythonとかPerlとかそういう系のものなので基本的に完璧が求められる。
それに対してもちろんAIコーディングツールとかCopilotとか使ってより開発とか、
開発スピードを上げたりするっていうのはできると思うんですけど、
そもそも全然違う形でAIの活用って考えられるのかなと思っていて。
例えばなんですけど、デバイスごとに結構アプリを変えないといけなかったりするじゃないですか。
例えばiOSのアプリとAndroidのアプリって別々で開発しないといけないじゃないですか。
それをやらなくていいような時代ってくるんじゃないかなっていう。
iOSのアプリを作ると別にどっちでもいいんですけど、
それをAndroidで表示しようとすると、
AIが勝手にそこでAndroid携帯用に表示してくれる。
結局今ほとんどの人ってiOSから始まるじゃないですか。
09:03
スタートアップですと。
そうですね。
だいたい数ヶ月後とか、場合によっては数年後にAndroid版を出したりするんですけど、
その一部の理由としてAndroidっていろんな携帯のサイズ感とかを扱っているので、
なのでそれに全部対応するのが結構大変ですと。
ですからその完璧なコードじゃないと基本的に全部出せないので、
なのでいろいろ大変だと思うんですけど、
なので例えばスナップチャットとかもAndroidアプリは多分iOS版が出た1年後に出したんですけど、
めちゃくちゃバグが多くて、
作り直さないといけないぐらいだったんですけど、
作り直すのに多分1年半ぐらいかかって、
それでようやくiOS版と同じレベルのものを出せたんですけど、
しかも例えばiOSの中でさえiPadバージョン作らない人とか多いじゃないですか。
そうですね。確かに。ちっちゃい画面にしたままみたいな。
そうですよね。場合によってはApple Watchバージョンを作らないじゃないですか。
最近出たVision Proとかも出さないっていう判断をしてる企業もいたりするので、
そう考えるとデバイス間ごとでアプリを出さないといけないっていうのが、
そもそもAIがより互換性があるものとして考えると、
よりそこをスムーズに、いわゆるコードを書き直さなくても、
勝手にそのデバイスに合わせてアプリを表示してくれるんじゃないかと。
場合によってはそのデバイスに合わせたインターフェースに変えたりとか、
同じ表示ではないっていう。
例えばApple Watchですとやっぱり画面が小さいので、
より重要なボタンしか出さないとか。
それを開発者が決めるだけではなくて、
AI側が決めるような設計っていうのが後々できるんじゃないかなと思っています。
この互換性がサービス化される構成のシフトの重要な、
大きな重要な部分っていうところが、
今まで以上にデバイスが体験の中心にないっていう。
これはiPhoneに関しては若干例外な部分があるんですけど、
他のスマホ、特に言うとパソコンとテレビに関しては、
これはもう既にそうなっていると思ってまして、
12:01
パソコンとテレビってほとんどコミュニティ化してると思うんですよね。
結局例えばパソコンとか考えますと、
どれくらい、多分結構な割合のファイルって、
そもそもローカル上に保存してないですと。
例えばGoogleドライブでしたり、ドロップボックスしたり、
そういうクラウド上のところで管理して、
そこでアクセスしていますと。
多分一部だけもしかしたらローカルに落とし込んでるかもしれないですけど、
落とし込んでたとしても結構AppleのiCloudサービスとかによって、
デジタル上でバックアップされてますと。
これって多分今までと大きく違うじゃないですか。
そうですね、そのパソコンデスクトップである必要がなくなりますよね。
そこで作業する必要がないというか。
そうですよね。
昔ですとパソコンをなくすと、もうファイルが全部なくなるっていう状態だったじゃないですか。
そのローカル上にしかアクセスできない場合は。
クラウドのガイデンがなかったとき。
なかったときですね。
なので昔はそれが基本で、
オンライン上でやるのが例えばメール通信とか、
メディアを見るとか、それぐらいだったのが、
後々Googleドライブとか保管できるようなサービスができて、
後々さらにできたのがFigmaとかGoogle Docsみたいなコラボレーションが可能になると。
それによってどんどん仕事も何をパソコン上でやるかっていうもの自体がオンライン化していく中で、
デバイス自体が、いわゆるそのデバイスのOS自体がそこまで重要じゃなくなる時代になってきて、
いわゆるその本当のOSのただの箱、箱でしかない状況になっているんじゃないかなと思っていて、
じゃあその本当のOSは何だというのを考えると、何者かこれをこの概念を考えていると思うんですけど、
例えばスラックは元々仕事上でのOSになりたかった。
スラック上でいろんなワークフローとかいろんなものができるようになっていたんですけど、
例えばマイクロソフトも似たような考えを持っていて、
SEOのSatya Nadellaさんが言っていたのが、ブラウザを次のOSにしたいと。
で、このブラウザをOSにするっていう概念って、何かどこかで聞いたことあるなと思ったんですけど、
Kusanaさんってブラウザカンパニーってわかります?
はい。The Browser Company?
15:00
そうですね。ARCっていうブラウザを作ってる。これですね。
Kusanaさん試したことあります?
試してますし、使うようになりました。
じゃあ今使ってるんですか?
今は使ってないんですけど、2つ目のブラウザとしてたまに使ってます。
コマンドで切り替えたい時とか、Chromeだけだとできないので。
そうですよね。なんかそのタブの概念をなくしたりとか、
色々彼らも、Chromeから結構スイッチングしてる人も多いかなと思うんですけど、
結構Chromeが重いっていう課題とかもあったりするので、そこでARCに変えたりとか。
僕も結局まだ変えられてないんですけど、何回かARCを試したことあるので。
どうでした?
やっぱりスピード的にはいいかなっていうところと、
結局例えばFigmaとかスラックとかもそうなんですけど、
デスクトップ用のアプリってあるじゃないですか。
あれって結局ウェブ版をちょっと変えたものなんですよね。
なので、そういうのが必要なくなる。
全部それをARCの中で使えるようになると、
デスクトップもより綺麗になるっていうところだと、
それもすごい良かったなと思ったんですけど、
僕はまだワークフローを完全に移し切れてないので、
なので完全にトランジションができてないっていうところですね。
なんですけど、最初にARCが出てきた時に、正直なフィードバックとしては、
なぜわざわざ新しいブラウザを作るんだろうと。
そうそう、Chromeに勝てないんじゃないかっていうのはすごい思っちゃったので。
ただ、実際に彼らの話を聞いていると、
SEOの目的はブラウザを作ることではなく、OSを作ること。
それがブラウザ経由で行われるっていう。
SEOがそれを呼んでいるのがインターネットコンピューターって呼んでるんですけど、
今までの既存のOSのようにデバイスの前に座って、
そこでしかアクセスできない世の中ではなくて、
どんなデバイスにアクセスしても同じようなファイル、
自分が扱っているファイルにアクセスできるようになると。
そういう世界を彼が目指しているというところで、
Arcのインターネットコンピューターの世界の中ですと、
デスクトップでもiPhoneでもどの携帯でもデバイスでもアプリをダウンロードしなくていいですと。
18:06
すべてブラウザの中で生きていて、ブラウザ自体がOSになると。
これも過去に例えばStripeの戦略の中で薄いレイヤーになるっていう話をしたと思うんですけど、
これってすごい似たような話だなと思っていて、
一つの薄いインターフェースによってすべてのアプリとコンテンツをどのデバイスでもアクセスできるようになると。
でもここで多分めちゃくちゃ重要なポイントって互換性のポイントで、
アプリにアクセスできるできないところって、
例えばiOSのものだとAndroidのものにアクセスできなかったりするので、
なんですけどブラウザのレイヤーですと基本的にできるんですよね。
そこってやっぱりすごい大きなことだなっていうところですし、
そもそも未だにまだ他のいろんなスタンダードとかプロトコルってあるんですけど、
ある程度イノベーションが可能なプロトコルでいうと、
やっぱりHTTPとかはまだあり得るんじゃないかなと思うので、
そのトレードオフっていうか、イノベーションとプロトコルのトレードオフの部分でいきますと、
HTTPって多分一番バランスが良くて、オープンなのでいわゆる全世界にリーチができる。
どうしてもiOSの場合ですとAppleユーザーにしかアクセスできないので、
そういう意味ですとそれ以上のタム、市場規模があるっていうところは大きいなっていうところですね。
その分難しそうですね。
そうですね。そこはありますよね。
ただ一応AppleのデバイスでもAndroidのデバイスでも、
多くのデバイスの中ですとブラウザにアクセスするっていうのって可能だったりするので、
インターネットにアクセスするっていうのは結構ベースとしてあったりするので、
そういう意味ですといろいろ可能性はあるのかなと思ってますし、
最近、去年末にMetaのCTOでリアリティラボのトップのBozさんという方がいるんですけど、
彼が話してた中ですとQuest 3でやっぱりより人気になっているアプリって何かって聞かれた時に、
やっぱブラウザって話してるんですよね。
使われてるんですね。
使われてるっぽいですね。
多分Vision Proも結構ブラウザが初期、最初に結構重要になってくるんじゃないかなと思っていて、
なぜかというとやっぱりアプリ数が足りないので、
どうしてもブラウザにアクセスしないといけないっていうところ。
そこをうまく活用、こういうアークとか活用できれば結構大きいのかなと思いますし、
21:08
そもそもそこをどこまでブラウザが普及、今後もさせられるのか、
というのが一つ大きなポイントになってくると思います。
どうなんですかね、アーク。
でもさっきの思想は確かに感じますね。
アーク上でメモが書けるようになってたりとか、
ブラウザの機能だけじゃないところは面白いですよね。
そうですよね。
Chromeじゃ届かないサービスの機能みたいなのが結構あって、
カスタマイズとかもそうですけど、
何かファイルをダウンロードした時に自動的に名前つけてくれるみたいな機能とかあって、
それはすごい面白いなって思いますね。
なんか、アークが勝ち抜くかわからないですけど、
草野さんが言ったようにその思想ってすごい大事だなと思ってますし、
この思想が今後、このAI的なハードウェアとかソフトウェアが普及するためには
結構重要になってくるポイントなのかなと思うので、
先週話したハードウェアの部分と、さっき話した互換性のソフトウェアの部分を組み合わせると、
どんなふうなサービス、デバイスを想定できるのかというと、
まずソフトウェア側でいきますと、自分のアイデンティティとか好みとかを理解してくれるソフトウェアですと、
どのデバイスを使っても、自分の許可を得て、そのソフトウェアがそのデバイスとインタラクションしますと。
インタラクションするときに、自分の好みに合わせて、自分の過去の履歴に合わせて、
そのデバイスに自分に適したアプリと適したインターフェースが表示されて、
なおかつ、そのハードウェアができることできないことを認識しながら、それに合わせたインターフェースを出してくれる。
例えば音声オンリーのものであれば、基本的に音声オンリーというか、例えば小さい画面であれば、
アプリを、例えばExcelを出さないとか、すごい簡単な事例を言いますと。
しかもこのデバイスはオンラインでもオフラインでも活用できますと。
Wi-FiがなくてもBluetoothとかでもファイルって移行させられたりするので、
いろんな形でデバイス間での自分のAIが移行できると。
24:08
もちろんこれってパソコンとかコンピューターとかスマホとかだけではなくて、
例えばスマートカーとか、場合によってはホテルとかに行った時もスマートコーヒーメーカーがあれば、
それに合わせて作ってくれたりとかもするんですけど、基本的に自分にフィットしたAIが付いてくるっていう。
それをどのデバイスにも付け加えられるっていう。
それできたらいいですね、確かに。
この中で、それがソフトウェア側と言いますと、
ハードウェアとしてAIファーストな例えばスマホってどんなスマホになるのか?
で想像した時に、これ今日の話ってほとんど想像の話でしかないので、
どこまで本当なのかっていうところあるんですけど、
例えばなんですけど、アプリの概念って必要なのかっていう。
結局未来のことを考えるときにSF映画を見るのってすごい大事だなと思うので、
SF映画を見るとアプリの概念ってあんまりないですよね。
ないですね。ないし、何か一興があって、そこにプラットフォームというものはあまりなさないっていうイメージです。
例えばなんですけど、このアプリからこのアプリにファイルを移行させないといけないみたいな話ってないじゃないですか。
ちょっと待ってください、このデータをメールしないといけないのでみたいな。
それで予約アクセスできるようになりますとか。
例えばアプリストアにダウンロードしないといけないので、ちょっと5分待ってくださいみたいな話ってないじゃないですか。
未来を想像するときに。
それって多分一つすごい参考になる事例かなと思っていて、
そのAIファーストのスマホの場合ですと、もしかしたらその特定のアプリのアイコンって触らなくていいようになる。
ネットフリックスで押さなくていいっていう。
じゃあどういうスマホになるのかというと、コンテキストベースのスマホになりますと。
なのでどういう形でフィルタリングするのかっていう部分あるんですけど、
ネットフリックスとかTikTokではなく、動画っていうボタンがあるだけかもしれないです。
もしくはすごい広く見てエンタメっていうボタンかもしれないですけど、
27:03
それに自分の今までの好みとか、自分の今の環境をハードウェアとソフトウェアが認識してくれるので、
それに合わせて、例えば今ベッドの中で結構時間があるような形であれば、
ネットフリックス映画をいくつかレコメンドしてくれますとか。
別にネットフリックスだけじゃなくて、ネットフリックスとHuluとディズニープラスの映画をレコメンドしてくれますと。
いわゆる全部課金していればですけど。
でも、例えばどこまでハードウェア側が自分のコンテクストを理解しているかによって、
それに合わせていろんなレコメンドもできるようになっていきますと、
感情認識とかそこはどこまで入れるべきかっていうのはあると思うんですけど、
例えば次のミーティングまでの時間があと30分しかないので、
20分で終わるものをレコメンドしますとか。
結構飛行機とかでそういう機能ってあると思うんですけど、
それって結構便利だなっていうのを思うので、
そういうのをやったりとか、例えばショッピングするときも、
ショッピングっていうボタンだけがあって、
究極的にそのユーザーからすると、
それがショピファイでものを購入してても、
Amazonで購入してても、楽天で購入してても、
正直多分あまり気にしてないっていう。
そうなんですか?
もちろん特定のブランドだったら別の話なんですけど、
裏方がどこにあるかっていうのは多分気にしてないはずなんですよ。
裏方、どこから発送されるかみたいなことですか?
例えばそれがショピファイのサイトなのか、
Amazonのサイトなのか、楽天のサイトなのかって、
多分そこまで気にしてないと思うんですよ。
気にしちゃいません?
それがNikeなのかっていうのは気にするかもしれないですけど。
自分は気にしちゃうんですけど、何でか理由が難しいですね。
でも買い物するときに、
どのサイトを選ぶかみたいなの考えませんか?
どのサイトを選ぶか?
買い物するときに本とか何かコスメ買うってなったら、
どこから発送されるかは、
どこのサイト使うかみたいなのは結構個人的に重要っていうか選んじゃうんですけど。
それは同じものが同じところにあればっていうことですよね?
同じもの。
いわゆるこの本がAmazonとShopifyであれば選びたいかもしれないですけど、
この本がAmazonでしかないとか、この本がShopifyでしかなければそこに行くじゃないですか。
それって多分どこにやるかっていうのは気にしないじゃないですか。
30:04
その本が欲しいので。
なるほど。
逆に気にするのであれば、AIはそれを加味してくれると思うので。
でも多分そこを結局どこまで気にするのかっていう部分でもあると思うんですけど、
気にしない人に関しては、
AIに関してはそこを一つのインターフェースで成立させられる。
もちろんその中で選ぶこともできるようにすると思うんですけど、
それこそ例えばメッセージアプリでも同じだと思うんですよね。
今結構いろんな人とコミュニケーションを取るので、
LINEを使ったり、メッセンジャーを使ったり、
WhatsAppを使ったり、テレグラムを使ったりするんですけど、
それこそそれを統一させるアプリとかってよくあるじゃないですか。
それと同じようなものをいろんなカテゴリーでAIが勝手に行ってくれると。
なので一つのフィードなんですけど、裏方でAIが全部サービスを裏方で動かしてくれてる。
そういうようなインターフェースができるんじゃないかなっていうふうに思いましたね。
そこで例えばショッピングっていうボタンが欲しいのか、
靴のショッピングと家電のショッピングって分けたいのか、
そこら辺に関してはユーザーに合わせてどんどん変えてくれるっていうところなんですけど、
場合によっては本当にNetflixが好きとか、本当にNikeが好きな場合とかですと、
それ専用のアプリとかも勝手にユーザー側が作れる。
今までアプリ開発者がアプリを作ってそれをユーザーが使うっていう概念だったんですけど、
逆にユーザー側がアプリを作って、
それに合わせてAIがそこに適した情報を集めてくれる。
そういう世界観っていうのが見えてくるのかなっていうのを思いましたね。
Apple TVプラスのAmazonプライムなんか遷移させてますよね。
そうなんですか。
Apple TVプラスのアプリ上でAmazonにある映画が検索では出るようになってて、
いろんなサイトが出るようになってて、結局はAmazonのアプリに遷移しちゃうんですけど、
そこの中で見れるっていうのはちょっと近いのかなとは思いました。
確かに。でも複数のアプリをバンドル化するみたいな概念っていうのはすごい似てるかなと思うので、
いろんな領域を超えて、例えば動画だけではなくてエンタメ全般ボタンも作れるようになる。
33:09
もちろんこれに関してどこまでこういう風なレコメンドされたいのかっていう議論ももちろんあると思うんですけど、
そもそもAIが全部レコメンドするような世界観なので、
個人的にはあまり好きじゃないっていう部分もあったりするんですけど、
ただ今のそれこそTikTokとかのユーザーのエンゲージメントとか見てますと、
結局レコメンドされるような流れになるのかなって思いましたね。
Googleも同じだと思うんですけど、Googleも結局情報がありすぎるので、
それを何かしらフィルタリングとかアルゴリズムをかけてもらいたいっていうのが一つあるのかなと思いましたね。
たしかに。
あとはどこまで互換性が欲しいのかっていうところはあると思うんですよね。
例えばリアルな世界でもある程度分裂していると思うんですよね。
映画館っていうところは別にテレビ番組を見る場所ではなくて、映画を見に行く場所。
学校は何かを学びに行く場所とか、公園はもう少し複数のイースキスがあるかもしれないですけど、
主に遊びに行く場所とか、ジムは主にエクササイズしに行く場所っていう、
リアルな世界ですとある程度分裂されてはいると思うので、
それと同じような形になるのかならないのかっていうところ。
どこまでその体験を分裂するのかしないのかっていうところは、
多分いろいろ調整が必要かなと思うんですけど、
ただ一つリアルな世界で言えるのは、
アクティビティ自体を分裂しているかもしれないですけど、
そこから学ぶ体験は互換性があるので、
映画で見たものはそれを覚えている中で、頭の中にある中で、
例えば学校に行ったりするので。
でも今の世界って違うじゃないですか。今のアプリのエコシステムですと。
ネットフリックスで見たものは別にそれが全く、
例えばコーセラに行ってもドリンゴに行っても別に反映されないので、
なのでそこの部分を反映させるっていう、
反映っていうかそこの互換性があるような世界っていうのを、
まず作るべきなのかなと。
そこのアプリ内がどこまで統合されるのかっていうところは、
正直分からない部分ですね。
36:00
どうなんですかね。
なんかそれはメリットデメリットあります。
使う側からしてもちょっと。
どうですか。そしてそうなる未来の方が好きですか。
好きかどうかわからないですけど、そうなるのかなっていうのは思います。
結局その映画館に行っても、あれもアルゴリズムじゃないですか。
究極に言うと誰かがキュレーションしているものなので。
学校に行っても何を教えられるかっていうのもキュレーションされているものなので。
それのいわゆるもっとデータ量があるっていうバージョンが、
AIファーストなスマホっていうのかわかんないですけど、
そういう世界なのかなと思うので。
あとはどこまで人間の選択肢が重要になってくるのかとか、
そもそも選択肢が、選択しなくても、
全部パッショナルに受け入れていいっていう時代になるのは果たしていいのかっていうのをすごい疑問として思うんですけど。
どうなんだろう。
ただ結局リアルな世界もある程度同じような動きじゃないのかなっていうのを思いました。
じゃない。同じ動き。
あとは複数のアプリを統合させるかどうかっていう話に関しては、
昔のAmazonとかGoogleとか見ても似たような動きが起きているので、
Googleとかですといろんな特定のサイトが存在していた中でそれを統一させて、
一つのGoogle検索っていうフィードの中で表示させることによって、
メディアがコモニティ化されてしまうっていう動きってやっぱりあったりするので、
Amazonもショッピングで同じことをしていると思うので、
もちろんその中で、だから言ってブランドが重要ではないとかそういう話ではなくて、
大まかに言うとコモニティ化された。
それによってどのショップに行くのが重要ではなくて、
Amazonに行くのが重要になったと。
Amazonでとりあえず検索しましょうと。
その中で特定のブランドとか探すっていうところを、
それはAmazonっていうものではなくてAIっていうものになってくる。
そういう世界を創造できる中で、
もちろんこれに対して多くの企業が反対すると思うんですよね。
39:06
独占できないですもんね。
独占できないですからね。
そもそもスイッチングが異常に簡単になってしまう。
世の中になってしまうので。
反対されますし、むしろこの世界観をすごい作りにくい理由は、
一番多分できない理由はAppleだと思うんですよね。
先週の初めにも草野さんがちょっとここの話をしましたけど、
Appleってすごい面白いのが、
クローズドなんですけど互換性があるエコシステムを作ってるんですよね。
むしろクローズドだからできるっていう部分があるんですけど。
自分たちは互換性がめちゃくちゃあるみたいな。
Appleエコシステムないだとすごい互換性がどんどんできるようになってきていて、
すごいじゃないですか。
確かコンティニューティーっていう機能だと思うんですけど、
新しい例えばMacBookを買った場合に、前のデバイスから全部一気に移行させることができるじゃないですか。
それってめちゃくちゃ便利ですし、
例えばパソコン上で何かショッピングしているときに、
Apple PayをiPhoneとかApple Watchで決済できたりとか。
あと多分僕が一番使っている機能でいきますと、コピペですね。
デバイス間でのコピペ。
スマホでコピーしたものをパソコン上に出したり、逆もありますけど。
AirDropとかめちゃくちゃ使うんですけど、それはめちゃくちゃいいですよね。
互換性の極みみたいな。
それがApple同士じゃなくてもできるような世界を目指すべきかなっていうところですね。
それがAIの多分一番のデバイスとソフトウェアの中では重要な部分になってくると思うので、
クローズなエコシステムじゃなくてもオープンなエコシステムでもそれができる。
特にそのオープンなエコシステムの一番難しいところっていろんな例外案件が出てくるので、
それに対応しづらい。
それは今までやっぱりその完璧な行動とか完璧なものが必要であったからこそ、
それができなくて。
AIのすごい強いところってニュアンスを読み取れるので、
そこの小さい細かい例外案件とかをそれに合わせたインターフェースとか合わせた解決法を出して、
42:08
それでちゃんと互換性あるようなソフトウェアっていうのが可能になるのかなと思うので、
それの裏方っていうと結局、
AIっていう観点ってすごい簡単に言いますけど、
それを繋ぐ裏の1個のレイヤーが必要なので、
その薄いレイヤーっていうのがおそらくブラウザになってくる。
結局、今日に関してはこの複数のアプローチの仕方で、
コンテキスト認識されたハードウェアと互換性があるサービス、ソフトウェアができるような複数のアプローチがあると思っていて、
1つはアプリファースト。
例えばオープンAIがチャットGPTで、おそらくたぶん彼らが最終的にチャットGPTで目指す方向性って、
こういう世界だと思うんですけど、
まずはツールから始まって、
インターネットにアクセスできるようになったじゃないですか。
その次にアプリの概念って出てきてるじゃないですか。
アプリストアって今しかも出てきている中で、
どんどんたぶんアプリレイヤーから徐々にインフラのレイヤーからハードウェアのレイヤーに落ちていくと。
いわゆるGoogleの昔の戦略ですよね。
Googleも検索からいって、最終的にAndroidに行って、
その他にChromeとか行ってますけど、Androidに行ってピクセルとか作ってるんですけど、
アプリファーストでいきますと、あとMicrosoftもTeamsで行ったり、
ブラウザーカンパニーがArc行ったりとか、
このAIファーストな世界観を作るためにはアプリファーストで取り組むプレイヤーがいますと。
2つ目のアプローチがハードウェアファーストですね。
これはもちろんAppleが戦略を取ってますし、
それ以外にヒューメインとかタブとかがおそらくこういう方向性に向かってくるんじゃないかなと思っているんですけど、
これも結局どっちが勝つのかっていうところとか、将来的に本当にそういう方向性に行くのかっていうのは気になっている部分ではあるんですけど、
すごい重要な部分が、アメリカの中ですとよりハードウェアとソフトウェア、両方作るプレイヤーって増えてくるんじゃないかなと思っていて、
45:03
次のOSを作るためにはやっぱりそのミックスが必要。
それこそメタとか多分1回これでやられているので、一番理解している人たちでもあると思うんですけど、
そういう世界観を目指している人たちがどんどん増えてくると思うので、スタートアップとしてもそれこそヒューメインとかに関しても、
それが成功するか失敗するかは置いてですけど、両軸を出すっていうのはすごい重要な考え方だと思っているので、
もっとそういうスタートアップを見ていきたいなというふうに思いました。
ハードウェアだけ良いってとこないですもんね、あんまり。
そうですね、確かに。
なんかめっちゃかっこいいけど、中身空みたいな。
でもハードウェアがめっちゃかっこいいですけど、中身がAndroidっていうパターンって多いじゃないですか。
なるほど。
それは結局、アプリとかそのOSの方は作りきれなかったっていう部分だと思うんで、
今だとより両方が重要になってくるっていう。
そもそも今のたぶん、例えばスマホのあり方とかを完全無視した方がいいかもしれないですよね、
AIファーストなデバイスを作るためには。
ラビットみたいな。
ラビットが果たしてそうなのか正直わからないですけど。
スマホの概念はちょっとなさそうな感じがする。デバイスの形的に。
例えばアプリの概念を消すとか。
そこをなぜアプリって必要なんでしたっけっていうのを。
いわゆるユーザーがアプリを触る必要があるのかっていうところとか。
そこの特にインターフェースの部分での接触方法については、もっともっと考える余地ってあると思うので。
だからこそそのAIが生きていく。
そういうスタートアップっていうのを増えて欲しいなっていう。
その願望でこのエピソードを出したって感じですね。
今回も聞いていただきありがとうございました。
気になかった方はofftopic.jpのフォローお願いします。
メンバーシップのプログラムofftopic.clubもやってるので、ぜひ気になる方はチェックしてみてください。
それではまた次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。
47:35

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