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  2. #251 新世代コーポレートラボ ..
2025-01-23 1:16:31

#251 新世代コーポレートラボ ベル研究所を今作るならどうする?

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<目次>
前回のおさらいと今回のテーマ 
商業利用のための研究
プラットフォーム化と必要な人材PM職
社内システムの効率化人材
人に投資をする、研究投資してもらうには時間がかかる
研究対象を途中で変えられない
大量の資金が必要ではあるが、マネタイズを考える
ラリー・ペイジの博士論文「検索エンジン」特許
もしかして特許の使い方で、IT勢力図変わってた?
大学をお金を生み出すものとして見えてしまう草野
特許・商標を巡るゲータレードの波乱万丈起業物語
「お前の名はGだ」
コーポレートとVCのハイブリッド
Off Topicが作るなら
イマジニア的な“研究者”じゃない名前がほしい
研究者・研究部門のリスナーいますか

<参照リンク>
https://offtopicjp.notion.site/251-151c8b57e11480339970f8a7838f14b5?pvs=4

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サマリー

ベル研究所の再創造に関して、企業や大学との連携を考慮した商業目的の研究が進められる必要性が語られています。また、資金提供やインセンティブ設計の重要性も強調されています。現代のベル研究所の再生には、科学者が研究に集中できる環境を整えることが重要です。加えて、研究ファンディングの新たなモデルとして、人に投資するアプローチが提案され、研究者が革新的なリサーチを行える仕組みの必要性が議論されています。持続可能なイノベーションの実現に向けて、ベル研究所やゼロックスパークの資金調達やマネタイズの方法が模索されています。特に、ライセンスやエクイティによる収入の確保は重要な課題となり、スタンフォード大学の事例を通じてその可能性が議論されています。ゲイタレードの誕生過程とその成功が語られ、栄養補給の重要性が明らかになります。フロリダ大学の教授たちが開発したこのドリンクは、大学やスポーツ界での影響力を持つに至るまでの経緯が詳細に説明されています。このエピソードでは、ベル研究所を現代に蘇らせる方法について考察し、技術ライセンス契約や資金調達の仕組みが語られています。また、大企業からの研究チームやアイデアが新たなビジネス機会を生む可能性についても触れています。ベル研究所の再構築をテーマに、技術革新や歴史的な影響について議論が行われます。

ベル研究所の再創造
宮武 徹郎
皆さんこんにちは、草の幹です。 宮武哲郎です。
草野 みき
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報をいろいろ深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、新世代コーポレートラボについて話していきたいと思います。
宮武 徹郎
今日は、第3パート目ですね。
草野 みき
はい、最終回。
宮武 徹郎
最終回にしたいと思います。
草野 みき
はい。
宮武 徹郎
2回分、ベル研究所についての話をしてきたと思うんですけど、
ベル研究所とは何かっていうのを2週間前にして、
先週は、もうちょっと既存の、今現在のサプライチェーン、イノベーションのサプライチェーン周りの話をして、
ベル研究所を作る難しさとか、今企業がやっている中だと、
Googleとかいろんな事例がある中、
もう一度ベル研究所みたいなものが必要になってくるんじゃないかっていう話をした中で、
最後に、例えばオフトピックがやった場合はどういうやり方でやればいいのかみたいな話をしたいですよねっていうところで終わらせていただきます。
商業目的の研究
宮武 徹郎
今日はまさにその話をしていくっていうところで、
もちろんこれは仮説でしかないので、こういうことできたらいいなみたいな話をしながら、
実際にここら辺に関して一緒に話したい企業さんとか、
例えば大学とかがいれば、ぜひここら辺話したいですっていうところかなと思って宣伝を兼ねて。
草野 みき
その前に私に給与してください。
前提としてオフトピックがやった場合、まずめちゃくちゃ儲かっている会社を作らないといけない。
前回は巨額の売上を達成している会社だからできることですよねみたいな話でしたもんね。
宮武 徹郎
それが前提としてあるので、今現在はオフトピックまだ小さい会社なのでそれができないんですけど、
大きくなった場合にっていうところでこういうことも考えたいなっていうところで。
どういうふうにベル研究所を作るかっていう話に具体的に行くと、
簡単な言い方で言うと、コミュニティとかスペースを作りましょうみたいな。
いろんなタイプの人たちが集まれるようなところにして、
カルチャーと科学とテックと社会みたいなのが混ざり合った空間を作りますみたいな。
場所を作りますみたいなことが多分何も起きないような、
ただなんか場所を作りましたっていう。
草野 みき
インキュベーションセンターみたいなスタジオみたいなのは結構そういう例になっちゃいますよね。
宮武 徹郎
そうですよね。
なんか、そういう場所を作ること自体は別に悪いことではないんですけど、
それに対しての大事なのは、しっかりインセンティブ設計を作るっていうところと、
いい人材を集める要因が必要なのと、
あとは結局その人が集まる何かきっかけとか言い訳、理由っていうのが必要なので、
その居場所を作るには。
そこら辺が多分順位になってくると思うんですけど、
ただ場所を作るっていうのって簡単なので、そこはちょっと1回置いて、
どちらかというと全体の目的っていうところと、
あとは組織でどういう人が必要なのかみたいな話を一部するのと、
あとは研究をする上では資金提供をしないといけないので、
どういう形で参加者に資金提供をするのかっていうところと、
あとはマネタイズの部分ですね。
これ結局ただのコストセンターになるのか、お金儲けするのか、
お金儲けする場合はどういう形でお金儲けするのか、
そこら辺をまず話せていけたらなっていうところですかね。
草野 みき
お金儲け大変ですからね。
宮武 徹郎
お金儲け大変ですからね、ここは。
結構でも大事だと思うので、
ここは多分一番話そうかなと思ってるんですけど、
まず目的としてはいくつか重要な要因があると思っていて、
一つは商業的な利用のためにやりたいですと。
ただの研究施設ではないっていう。
一応会社のため、何かお金を儲かるためにやってますっていう、
でもこの前提ってすごい大事だと思っていて、
多分多くのインキュベーション施設みたいなところは、
そこはあんまり気にしてないっていうところです。
それはそれで一位やり方としてあるんですけど、
個人的には長期的でもいいんですけど、
そこのお金儲けを視野に入れてないと、
だいぶ研究内容とか変わってくると思うので、
そこのある程度絞り込みっていうのは必要かなと思いました。
草野 みき
それどれくらいの雰囲気で。
宮武 徹郎
タイムスパンみたいな感じ。
草野 みき
タイムスパンもそうですし、
それだけ見たらそんなに役に立たないそうですけど、
これが実現したらうまくいくんです。
みたいな言われたら、ちょっと違うなってなっちゃうんですかね。
宮武 徹郎
たぶん、もちろんいろんな条件があったりすると思うんですけど、
何かテクノロジーが普及するっていうところだと。
ベンチャー投資みたいなところで見ると、
5年から10年のスパンでだいたい見たりすると思うんですけど、
たぶんこの施設とかに関しては、
10年以上、10年から20年みたいなスパン。
草野 みき
10年後に商業化ができるようにする。
宮武 徹郎
10年後に商業化ができるような感じを目指すっていうのが、
なんとなくな目線なのかなと思う。
場合によってはもうちょっと時間がかかってもっていう。
さすがに50年とか100年ってなると、
商業っていうところを超えてしまうような領域に入ってくる気がするので、
もちろん仮定としては、
それまでに会社が潰れないっていう前提になっちゃうんですけど。
一応そういう形でやるべきかなっていうところで。
昔はたぶん大学とかに関しては、
商業利用じゃない研究が主な研究だったと思うんですけど、
先週も言ったように、
アメリカ政府がアメリカの大学施設に対して、
お金儲けしてもいいですよっていうのを、
法律を変えたんですよ。
草野 みき
大学が?
宮武 徹郎
大学が。
いわゆる大学が発明をした場合に、
特許申請とかして、
その特許をライセンスでいろんな他社の会社に提供して、
それでお金儲けしてもいいですよと。
それが今までできなかったんですよ。
草野 みき
それは研究者の人はどうなる?
インセンティブはどうなるんですか?
宮武 徹郎
これは大学によって若干違うんですけど、
基本的に研究者も儲かるような仕組みになってます。
大学がもらった資金を一部、
一部研究者に渡すっていうところですね。
なので、これによって大学が、
多分15年、20年ぐらい以上前だと思うんですけど、
金銭的インセンティブを得られたんですよね。
政府から。
なので、より多くの大学機関が、
より商業目的のために研究所とかやり始めたんですけど、
ただ正直やっぱりそこまでベンチャー業界にインパクトを与えてないっていうのが正直なところで、
いくつかそうじゃない事例もあって、
それは後々紹介をするんですけど、
商業利用のためにやるっていうのが、
大前提としてあるかなと思いますね。
あとは時間的には10年から20年っていうところで商業化するっていうところと、
あとは最後、このサナさんもちょっとメンションしたと思うんですけど、
これをプラットフォームにはしたいと思ってるので、
プラットフォームっていう言葉ってよく使われると思うんですけど、
ビル・ゲイツがプラットフォームの定義を確保したことがあって、
それがすごい個人的に正しいと思ってるんですけど、
プラットフォーマーっていうのは、
プラットフォームを提供してる会社とか組織よりも、
そこに乗っかってる人たちの方が最終的に儲かんないといけないと。
草野 みき
そうなんですか。プラットフォームが一番儲かるようなイメージ。
宮武 徹郎
そうなっちゃいがちな気がするんですけど、
本来では多分そうではないはずで。
なので、これも理想論を語るっていう、若干そういう会なんであれなんですけど、
大学ももちろん、研究施設、我々がやる施設もそうなんですけど、
儲かるべきだと思うんですけど、
より多く儲かるべき人たちは研究してる人たち自身だと思うので、
分かんないですけど、例えば、我々がスプリットする割合としては、
例えば8割研究者に行って、2割うちらに行くとか。
50-50とかそこは違うと思ってるので、
より多く、それが9対1かもしれないですし、
でも多分7対3にはならないと思うので、
そこは、ある程度っていう話ではなくて、
かなり偏った形で、発明する人たち、研究する人たちに対して、
ちゃんとペイアウトをするっていうのが大事かなと思うんですけど、
ただ、同時に、我々としてアップサイドは必ず必要。
草野 みき
ベルラボみたいになっちゃいますもんね。
宮武 徹郎
そうですね。ただ研究を通じて終わるっていう感じにならないように。
インセンティブ設計の重要性
宮武 徹郎
なので、目的としてはなんとなくそんな感じかなと思いますね。
草野 みき
ちなみに、ベル研究所は、研究者にはインセンティブがちゃんとあったんですかね?
宮武 徹郎
基本的に給料ですよね。
草野 みき
じゃあ、そんなに、権利みたいなのは普通に会社に。
宮武 徹郎
そうですね。金銭的なインセンティブで言うと、多分高い所得を渡すっていうところ。
当時はあまりエクイティの概念とかそこまでなかったので、
基本的には高い所得だけで、
あとは、後的に自由度を与えたっていうところ。
やっぱり、研究者にとってはすごいベネフィットだと思うので、
そこら辺を提供したっていうところですね。
組織面でいくと、
これも結構ベル研究所の組織図とか見てたんですけど、
すごい面白かったのが、やっぱり、
ベル研究所って研究所っていう名前なので、
研究者が多いのかなと思っていたら、
研究者は別にそこまで多くないんですよ。
草野 みき
どういうことが多いんですか?
宮武 徹郎
今風で言うと、PM的な人たちとか。
草野 みき
でも、プロジェクトまとめる人は必要ですね。
自由度が高いからこそ、
それをマネジメントしてくれる人は必要そう。
宮武 徹郎
あと、いわゆる発明をどう商品化する。
特に、自社のコアな事業にどう展開していくのかっていうのを、
しっかり理解して、それを実現する人たちがかなり多かったらしいので。
確かに。
なので、実際に研究者の割合って、
ベル研究所の1割から2割ぐらい。
草野 みき
思ったより本当に少ないですね。
宮武 徹郎
そうなんですよ。結構少ない形になっていて、
そもそも多分、そこまで多くの人材だって、
一番多かった時、多分1500人ぐらいだったので、
それの10%で150人ぐらいなので、
150人のすごい研究者集めるのってすごい大変なことだと思うので、
そこの多分限界も多少にあったと思うんですけど、
そこの、研究自体はよくキラキラした仕事に見えるんですけど、
ベル研究所の中だと。
ただ、意外とそれ以外のところが多分重要だった。
あと、発明をするのはいいんですけど、
それを、彼らが例えば新しい素材を作りましたと。
草野 みき
それの検証をする舞台とか、
宮武 徹郎
テスティング用の舞台とか必要だったりするので。
草野 みき
なるほど。
宮武 徹郎
それも多分ある程度、
一つの組織にした方が、各研究者の下に誰か入れるよりも、
一つの組織として持った方が効率的でもありますし、
場合によってよりそこに予算がついたりするので、
そうするとそこのよりいい機材使えるとか、
そういうことができるのかなと思うので、
研究者は研究者にフォーカスして、
テスティングとかも、社内ですけど、一応、外注する。
草野 みき
なんか、ちょっとアーティストみたいですね。
結構、自分の作品をねってねって作って、
物ができたら、それをプリントしたり、
それを複数作るために助手みたいな人がいて、
ベル研究所の復活
草野 みき
そこで生産していくみたいな、
権限のやり方が、アーティストの大きいスタジオみたいな感じだなって、
宮武 徹郎
ちょっと一瞬思いました。
やっぱり、研究って職人文化でもあると思うので、
やっぱり没頭したい人は、本当に没頭したいですし、
他のことあんまり気にしたくないっていう人の方が多い気がするので、
そういう意味では、そういう形で分業した方がいいと思うんですよね。
いい企業例で言うと、Appleとか。
Appleってテスティングする専属部隊がいて、
めちゃくちゃいろんな機材持ってたり、
あとパッケージングも別の部門じゃないですか、あれって。
でも、それ専属のチームがいて、
すごい数のプロトタイプが部屋にあるらしいんですけど、
そこでスパッと開けられるマジックモーメント。
草野 みき
重たい箱、蓋。
宮武 徹郎
それを作るにめちゃくちゃ特価な人たちとかいるわけなので、
そういう形でパッケージの部分とか、テスティングの部分とか、
研究者研究だけにフォーカスできるようなことをやりながら、
それをしっかりサポートするような専属チームっていうのが、
多分必要になってくるのかなっていうところですね。
もう一つ、すごい重要なチームというかメンバー、
ベル研究所で雇ってた人たちがシステムエンジニアですね。
彼らは何をやってたかというと、
基本的にベル研究所をどう効率化させられるかっていう。
草野 みき
どう効率化させるか。
宮武 徹郎
プロセス周りとかもそうですし、
新しいナレッジが出てきたときに、
それをどう既存のシステムにインテグレーションさせられるか。
草野 みき
システムっていうのは、発明ってこと?
宮武 徹郎
発明っていうよりも、多分社内システムとか。
そこのプロセス。
これってすごい、プロセスって結構会社で導入されると思うんですけど、
導入して終わることが多くて、
多分プロセス自体をもっとプロラクトとして見ないといけない。
具体的にプロセスってどういうことを指してますか?
何か社内プロセスなので、
例えば経費生産とか、
定例ミーティングとか、
それをとりあえずやりましょうって言いがちだと思うんですけど、
それ自体プロラクト化するべきだと思っていて、
プロラクトって常に改善されるわけじゃないですか。
ちゃんとKPI持って、これが成功、これが成功しない。
だったら変えましょうとか、変えない方がいいっていうのを決める。
同じように多分プロセスもそうしないといけなくて、
最初に導入した時に何が成功して、何が成功してないかっていうのを多分決めないといけないのと、
それに対してどう改善するのかっていうところを考えないといけないので、
多分それを社内で考える人たちっていうのがもっともっと必要だと思うんですよね。
これめちゃくちゃ上手くやってる会社とかいて、
多分ランプとかが上手くやってるんですよね。
草野 みき
カードのスタート?
宮武 徹郎
はい、法人カードのところですね。
彼ら、例えば営業チームの専属の、
彼らどういうふうに言ってたかちょっと覚えてないですけど、
グロースなんとかチームっていうのがいて、
そのチームは営業チームに専属でついていて、
営業チームがより営業しやすいようなシステム作りをひたすらやるんですよ。
草野 みき
具体的にどういう?
宮武 徹郎
例えばこのツールはあまり微妙なのでこのツールと変えましょうとか。
草野 みき
なるほど、そのCRMのツールこれ微妙だからこっちの新しいやつ試してみませんかみたいな。
宮武 徹郎
例えばすごい簡単な事例で言うと、
場合によってはその中のワークフロー、
じゃあここは自動化できます、ここは自動化できないですとか。
その自動化まで全部やってくれるとか。
そうすると営業チームとしては今までやってたこのプロセスが
全部自動化されたのでより営業する時間が増えたりとか。
なので社内改善チームですよね。
草野 みき
確かに、今までリーダーPMみたいな人とかプロダクトが好きな人がやってたことを
それ専属でやってもらうみたいな、それは確かに。
宮武 徹郎
特にAIの時代の中だとどんどんツールが新しくなるので。
確かにEC周りとか本当にそうですもんね。
毎日のように出てくるわけじゃないですか。
しかもそれを導入するべきかどうかわかんない。
導入した場合にいろいろワークフローが変わるのにめんどくさいみたいな。
結局導入しないっていうところで、
結構ワークフローとかプロセスって一回導入すると変えるの。
変える場合って大体劇的にチームが変わらないと何も変化しないんですよね。
どんどん違う人が来ても、今までのワークフローだったからそれにとりあえず乗りましょうってなっちゃうじゃないですか。
草野 みき
知ってるのが楽ですからね。
宮武 徹郎
それを常にプロセスを知りながら、一緒に動きながらそこをしっかり改善してくれるような人たちがいるとだいぶ変わるっていうところですね。
組織的にはそういう系の人たち。
研究者のファンディング
宮武 徹郎
ここを具体的にしゃべりすぎると終わらない気がするので、
一旦ちょっと次に進んじゃうんですけど。
次にあるのがリサーチのファンディングっていうところで、
科学的プロセスというか、今までの大学研究とか、
普段独立で研究して政府からお金を調達したい場合、
何か提案を出して、こういうプロジェクトをやりますっていうのを出して、それに対してお金が出てくるかどうか。
なんとなくそういうプロセスだったと思うんですけど、
そこをベンチャーチックな考えを導入してもいいのかなっていうふうに思っていて、
もうちょっとプロジェクトではなくて人に投資するっていうところで、
大体この研究業界だと逆なので、
より人ベースで投資するっていう概念は別に新しい発想ではないので、もちろんスタートアップ業界だと普通ですけど、
サイエンスのところでも、それこそストライプの兄弟がやってるアークインスティテュートとかも多分そういうことをやっていて、
彼らの考えとしては、今のリサーチャー、研究者に対して一般的な研究をするにあたっての
いろんな障壁をなくすっていうのが、すごい彼の目標でもあって、
なんで結構、助成金とか補助金をもらうための申請ってすごい時間かかるんですよね。
結構研究者って、研究をもちろんやりたいのに、めちゃくちゃ資金調達で時間かかるんですよね。
当然誰も資金調達なんかしたくないので、9割ぐらいの研究者がそこに時間かけすぎてるっていうのを言ってるんですけど、
本当に場合によっては、自分の時間の半分ぐらいが提案とか、そういうことをずっとやってるみたいな研究者とかもいるので、
それはそれですごいもったいない。しかも、そういう資金をもらえる平均年齢がどんどん上がっていて、
草野 みき
時間かかるんですもんね。
宮武 徹郎
NIHってアメリカ国立衛生研究所、一番独立研究プロジェクトに対してお金を提供しているアメリカの政府機関があるんですけど、
そこが資金を出していて、それを受け取った研究者の中央値の年齢って42歳なんですよ。
草野 みき
前にもらってる研究者の人が、同じ人で年齢が上がり続けてるみたいな話しましたよね。
宮武 徹郎
本当に同じとかわかんないですけど、変なぐらい毎年1年1歳ずつ上がってるみたいな。
草野 みき
それ同じ話ですか?
宮武 徹郎
それと似たような話ですね。この調査だと、ある程度どっかのタイミングでストップしてるんですけど、
大体多分40歳前後で基本的に多くの人たちがもらってる。
でもこれ一番最初にもらうお金なので、そこが40歳って大学研究とか支援とか終わった後に、
10年ぐらい経ってからようやく初めて自分の研究でお金もらえるような制度なんですよね、今は。
草野 みき
確かに。大学院行ってとかいろいろなって30歳になって、そこから自分研究しようと思ったらちょっと時間がかかって、やっと40歳みたいな感じなんですか?
宮武 徹郎
やっと40歳ぐらいでもらえるみたいな。しかも大体一番最初に提案書みたいなの送ると、大体9割のケースで拒否されるので。
でもこれは政府機関からすると、変なところにベッドできないじゃないですか。本来であれば若干そういうことをやらないといけないんですけど、
基本的に税金を使って資金提供してるので、すごい変なプロジェクトに投資っていうか資金提供すると、市民がそれを知ると、
なんで政府はこんな変なプロジェクトにお金を提供してるんだと、我々のお金だぞって言ってしまうので。
なかなかちょっとリスクがあるプロジェクトとかにはなかなか手を出せない。
それを証明するためのデータポイントとして、遺伝子編集ツールのクリスパーってすごい有名な技術があるんですけど、
あとRNAワクチン、今のコロナのワクチンもそうですけど、その2つの技術って最初はこのNIHから断られたんですよ、提案書が。
草野 みき
それはクレイジーだから。
宮武 徹郎
その理由はたぶん述べてないと思うんですけど、おそらくちょっとそこのリスクはあって、おそらくそうなったのかなと。
もちろん何か不備があったとかそういう話もある可能性はあるんですけど、やっぱりそういうアイディアもリジェクトされてしまうケースがあると。
あとはもう一つ課題として、この研究者のファンディングに関してあるのが、やっぱりプロジェクトベースで提案を出すので、
そのプロジェクトに対してお金が出ると。そうすると、なんかこのプロジェクトじゃなかったなってなった瞬間、どうするべきかっていうのが迷うっていう。
草野 みき
プロジェクト変えられない。これじゃないと思っているけど、進まなければならない。そうなんですよ。誰もハッピーじゃないですね、それは。
宮武 徹郎
なので結果として、プロジェクトベースではなくて、スタートアップみたいに多少なり、もちろん株主はちょっと嫌がるかもしれないですけど、
ピボットってある程度スタートアップにはつきものなので、ピボットさせられるような資金提供の仕組みっていうのが必要かなと思って。
それこそARKとかはそれをやっているので、一応何も問題なく一応ピボットして違う研究ができますと。
もちろんなんか資金に限りはあるので、その中でもちろん可能っていうところで。
だからそうするとより好奇心ドリブンなリサーチができるようになるので、それはそれですごいいいのかなと思います。
草野 みき
その選定がどうすればいいんですかね、その場合って。プロジェクトも変えてもいいし、リスクのあるものにも投資もしていきたいってなったときに、
めちゃくちゃ母数が広がるじゃないですか。
オッケーって言いたくなるやつがいっぱい出たときに、どう選定していくのか難しそうだなって聞いてたんですけど。
宮武 徹郎
もちろん商業的目的っていうのはそのままなので、それがある程度多少ない視野に入れないといけないっていうところがあるんですけど、
基本的にはシード投資みたいに人ベース。だからこそ幅広くいろんな研究者にベッドするのではなくて、
分かんないですけど、10人から50人ぐらいの間に、この人たちに対してこの期間中にはベッドするので、
この期間中、この特定の資金を提供するので、その間はもう自由にしてくださいと。
いろんな面白い研究をして、もちろん報告とかそういうのは多少ない必要かもしれないですけど、
あとは我々が商業家の支援とか、そこら辺の支援は全部やるんですけど、
基本的にはもう資金がなくなるまでは、もう何でもリサーチでいいですと。
ある程度商業目的のもとでやってくださいっていうところで。
新しい投資モデル
草野 みき
うーん、なるほど。
宮武 徹郎
なので、リサーチのファンディングとしてはある程度自由度を与えて、プロジェクトベースではなくて人ベースでやりましょうと。
あとは、やっぱり重要なのはマネタイズの部分。
草野 みき
お金が必要そうな。
宮武 徹郎
必要ですからね、結局。
もちろん外部からお金をもらうとかそういうのも可能かもしれないですけど、
基本的には持続可能な形でやるには、まずは我々がシードファンディングみたいな形で提供できるようにしないといけないので、
そこのお金が必要ですと。
もちろん前提としてあるのは、コアの事業がめちゃくちゃ儲かっているので、
それがそのまま成り立つ。
いわゆる一切マネタイしなくても一応成り立つようなことはしたいですと。
ただ、最初からある程度マネタイズっていうものを視野に入れた方がいいと思っているので、
なんでそれを最終的に持続可能で、研究所が利益を出せばそのままそれに対してお金を張り続けられるような形にするのがいいかなと思うので、
マネタイズのことを考えないと、ベル研究所とかゼロックスパークみたいなことに陥る可能性がゼロではないので、
めちゃくちゃイノベーションが多くて、会社にとってバリュー提供できないみたいなのは若干避けたい部分なので。
草野 みき
若干っていうか、存続ができないですもんね。
宮武 徹郎
そもそもできなくなっちゃうので。
ライセンスとエクイティの重要性
宮武 徹郎
最終的に社会貢献をするので、それはそれで悪くない話ではあるんですけど、可能であれば社会貢献し続けたいっていうところで、
ここも別に新しいことをやる必要ってそこまでないかなと思っているので、
なんとなくマネタイズの方法って2つあるかなと思っていて、
1つ目がライセンス、技術のライセンスっていうところで、もう1つがエクイティ。
簡単に言うとこの2つだと思うんですけど、
まずライセンスで言うと、個人的に2つすごい良い事例があると思っていて、
どっちも大学から来るんですけど、
大学の特許とか技術のライセンス売り上げのほとんどって医薬品から来るんですよ。
大学の研究の中で何か医薬品を作って、それを、もしくは医薬品を作る上ですごい重要な技術を作るとか、
それを提供して、それでお金儲けするっていうパターンが一番多いんですけど、
でもその中でももうちょっとテック寄りのものとか、
あと消費者、CPG系の商品とかになったような技術とかもあったりするので、
そこのちょっと1つずつ事例を出していきたいと思うんですけど、
テクノロジーで一番有名なのはやっぱりGoogleかなと思いますと、
Googleはもちろんラリーペイジさんとセルゲイブリンさんが立ち上げた会社なんですけど、
2人とも立ち上げた時ってスタンフォード大学の学生で、
1996年に彼らが参加してたリサーチプロジェクトの中で、
関連度ベースでウェブサイトをランキングするアルゴリズムをデザインして、
それがラリーペイジさんの白紙論文であったんですよね。
そこで特許を出して、ただ大学生として特許を出しているので、
それがスタンフォードのものになりましたと。
スタンフォードはそのエクスクリューシブルなライセンスをGoogleに提供する代わりに、
ロイヤリティの売り上げ、ライセンスの売り上げと、
あとはGoogleの株を引き換えにもらいましたと。
草野 みき
最高。
最高ですよね。
宮武 徹郎
どうなんですか、書いた本人からしたら、それが学校のものになるのを、どう思うんですかね。
学校としてはインフラを提供しているわけなので、
多少なり、それが会社のものになるべきかっていうのはあるんですけど、
ただ特許自体って20年しか続かないので、
最終的には特許からもらえるロイヤリティ売り上げみたいなものはゼロになってくるっていうところではありますね。
実際にGoogleとしても、スタンフォードからしてもGoogleからロイヤリティ売り上げってあんまりもらってないんですよ。
結局、直接その特許から売り上げが出たわけじゃないので。
草野 みき
使用料みたいなことになるから、そんなにめっちゃスケールするかっていうと、そんなにって感じなんですね。
宮武 徹郎
そうなんですよ。どちらかというと株の方が後手に儲かっていて、当然ながらそうなんですけど。
180万株をスタンフォード大学がもらって、
Googleが2004年にIPOしたときにそこの10%くらい売って、
10%売って15.6ミリオンもらいましたと。
草野 みき
15.6ミリオン。
宮武 徹郎
ちゃんとペイオフしましたよね。
すごい残念なことにスタンフォード大学はその1年後くらいに残り分全部売却したんですよ。
残り分売却して335ミリオン儲かったので、それはそれですごい儲かったんですけど、
全く売却してなかった場合、今のGoogleの時価総額を考えると、
おそらくスタンフォード10ビリオンくらい分の持ち株評価になってたのかなっていうふうに思いますけどね。
どっかでリード化しないと、そもそも次のプロジェクトのファンディングができないので。
スタンフォード大学としては1970年から2015年なので、ちょっと限られたタイムスパンになるんですけど、
その間に1万以上の発明、5000以上の特許、2500以上のライセンス契約を締結していて、
2500ライセンス契約のうち、77個が1ミリオン以上の額になっています。
そのうち3つが100ミリオン以上。
草野 みき
VCみたいですね。ホームラン権的な。
宮武 徹郎
完全にそういう考え方かなと思いますね。
たぶん一番儲かったのは実はGoogleではなくて、あるバイオテック系のやつなんですけど、
それでたぶん600ミリオンくらい儲かってるっていうところで、
特許とかライセンス契約っていろいろやり方があるので、Googleに対してはたぶん独占契約を結んでたんですけど、
契約によってはよりオープンにして複数の会社に提供するとか、そういうのも可能?
草野 みき
それじゃあもしGoogleの特許、検索エンジンの特許を別の会社にも提供してたら、
ITの生力渦変わってました?
宮武 徹郎
だいぶ変わってますよね。
例えばYahooがそれ持ってたら、だいぶ変わってましたよね。
草野 みき
だいぶ変わってましたね。
今のGoogleじゃなくなってますよね。
宮武 徹郎
Googleが存在しないかもしれないですね、逆に言うと。
すごい面白いですね。
そういう形で、確かある特許に関しては、しかも複数のプライシングのメソッドを導入できるので、
割と自由に設計できるので、
使うためのアップフロントフィーみたいなのを取るケースもあったりするんですよ。
草野 みき
特許の使用料とはまた別に。
宮武 徹郎
それプラス、今後も使用する場合はこれだけお金くださいみたいな。
最初のアクセス権でこれだけお金くださいとか。
特に多分、バイオ系のものとか多分そういうのが多い気はするんですけど。
それで、確か一つの特許で10Kなんで、1万ドルなので150万円ぐらいですかね。
の初期アップフロント費用を出したときに、73社がそれを払って実際使って、
そこからよりもうちょっとライセンス売り上げみたいなもので、お金儲けしてたケースもあったりするので。
スタンフォードとしては、過去40年間で1ビリオンぐらい一応儲かっているような形になりますね。
スタンフォード大学の成功例
宮武 徹郎
この研究の全部投資から。
草野 みき
バイオ系が多いんですかね。
宮武 徹郎
バイオ系が多いですね、やっぱり。
医薬品が圧倒的に多いかなっていうことで。
年間27ミリオンぐらい、一応売り上げが入ってきてるっていうところなので。
もちろんそれ以上のコストがかかっているかもしれないですけど、売り上げとしては悪くないかなっていうところですね。
上がったり下がったりするので、これも。
草野 みき
宮武さんは海外、バブソン大学行ってたときも、そういう研究者の人とかっていました?周り。
宮武 徹郎
バブソンはないんですよ、研究施設がないので。
草野 みき
ビジネス系だから、本当にサイエンスの学部もないんですか。
宮武 徹郎
サイエンスの学部ない。
研究者系の。
ないですね。
基本的にこれも、大学によってあるないっていうのはあるので、必ずしもビジネス系だからないっていう話ではないので。
研究所を作る上では、いろんな条件が必要ですし、政府からの承認とかも必要だったりするので、そこら辺を含めて取れるか取れないかっていう、もしくは取りたいか取りたくないかっていう話ですね。
草野 みき
大学作るのであれば、研究者多い学部作ったほうが、じゃあ儲かるってことですか?つまり。
宮武 徹郎
でも、前提としてはいい研究者が集まって、いい研究をすることですよね。
草野 みき
そうですね、それはそうですね。
宮武 徹郎
その分のコストがかかるので、施設を作るのか。
それは確かに。
それのための寄付金とか集められるかどうかっていう話ですよね。
草野 みき
ちょっと今、大学がキャッシュマシーンのように見えてるじゃん。
パンダもやったりみたいな、全然大学が教育機関だとだんだん見えなくなってきました。
宮武 徹郎
教育はコンテンツですから、彼らにしちゃって。
人を引き寄せるコンテンツですからね。
すごい悪い言い方をすると。
でも、医薬品とかテックみたいなものだとわかりやすいんですけど、
実はそれ以外の、もうちょっとCPG系の商品とかも、実は事例っていうのがあって。
これの、たぶん一番わかりやすい事例が、ゲータレード。
スポーツドリンクのゲータレードですね。
スポーツドリンクのゲータレードですね。
日本では、たぶんあまり売れないだろうっていう。
色がついたスポーツドリンク。
ネオンカラーのネオンブルーとか。
なかなかアメリカ人からすると、わりと普通に見えちゃうんですけど、
たぶん日本人からすると、ちょっと変な色のドリンクだなって、たぶん思っちゃうんですね。
ゲータレードって実は大学で作られたものなんですけど、
その大学がフロリダ大学なんですよ。
ちなみにゲータレードの名前の由来って、どこから来たかってわかります?
草野 みき
ちなみにヒント、クイズですけど、宮武さんはゲータレードっていう単語はあるんですか?
ゲータレードっていう単語はないです。造語ですね。
宮武 徹郎
ちょっとヒントください、ヒント。
造語で一応、二つの言葉を組み合わさったものっていうところと、
あと、フロリダ大学が作ったっていう。
ちょっとスピルだけ検索しよう。
グレートみたいなことですか?
G-A-T-O-R、ゲーターですね。
草野 みき
全然わかるかな?ゲーター?
宮武 徹郎
ゲーターっていうのは、アリゲーターから来ますね。
草野 みき
ワニ?
宮武 徹郎
ワニですね。
草野 みき
アリゲーター、ゲーター、レード。
宮武 徹郎
エイドは飲み物っていう。レモネードとか。
草野 みき
学校のキャラクター?
宮武 徹郎
学校のマスコットなんですよ。
フロリダって、そもそもアリゲーターで有名な州なんですけど、
よくゴルフ場で出てくるみたいな話とかよく聞きますけど。
フロリダ大学のマスコットはゲーターなので、
草野 みき
彼らが作ったドリンクなので、ゲーターレードっていう。
全然その漢字出てないですね。キャラクターにもなってないし。
宮武 徹郎
そうなんですよ。全く出てなくて。
でも、これがそもそも作られたのが1965年。
もう50年以上前になるんですけど、
そこにいたフロリダ大学の教授で、
もうちょっと多分医療関連の教授かな、確か。
ある日、フロリダ大学のアメフトチームのアシスタントコーチに相談をされるんですよ。
ちょっといいですかと。
ちょっと我々のチームが困ってますと。
試合をするときに後半になるほどみんながバテてますと。
どうしたらいいんですかと。っていう相談を受けたんですよね。
ちなみに当時は、これ今はありえないと思っちゃうんですけど、
当時は水分補給をしちゃいけないっていう考えだったんですよ。
ゲイタレードの起源
草野 みき
日本の昭和の野球部みたいな。水休憩なしみたいな。
宮武 徹郎
水を試合中とか練習中に取ると筋肉の痙攣を起こしてしまうみたいな。
逆なんですけどね。水分補給しないと痙攣を起こしやすくなるんですけど。
当時はそう思われてたんですよ。
なのでアスリートは一切水分補給をしてないんですよ。
それは当然バテますよねっていう話なんですけど、今考えると。
当時は分かんなかったので誰も。
なんでですかっていうのを聞いて、大学の教授が調査しだしたんですよね。
実際に練習前と練習後の選手の体のチェックをしたところ、
当然だから水分がめちゃくちゃ落ちましたと。
それだけではなくてナトリウムとか血糖値がすごい落ちているので、
それを補給するようなものが必要だと。
っていうところで一番最初の彼らが作ったドリンクが、
塩とぶどう糖とリン酸塩を入れたものだったんですけど、
それを選手に渡す前にまず教授と教授の同僚たちが一緒に作ったので、
何人か合わさって一緒に作ったので、
それを試してみたらまずすぎて。
草野 みき
まずいんかい。おいしいんじゃないですね。
宮武 徹郎
これ飲めないレベルのまずかったっていう話だし。
で、それを教授の奥さんが知って、
じゃあレモンジュース入れたらってなって、
それを入れたらほぼ今のゲイタレイドみたいなものになったみたいな。
草野 みき
レモンジュースすごい。
宮武 徹郎
レモンジュース強いっていう。
で、それを次の日に選手たちに持ってって、
練習だったの。試合ではなくて練習だったので、練習でABテストをしたわけなんですよね。
これが本当にうまくいった。
練習試合をやったときに、一つのチームに対してそのドリンクを提供しました。
もう一つのチームに対しては提供しなかったです。
どうなりましたかっていうところで、
結局その練習試合の後半、やっぱり水分補給してる人たちが、
選手が当然ながら元気を保てたので、それで最終的に勝ちましたと。
当然ですよねっていう。
今思うとそうなんですけど、
当時はもうアシスタントコーチもコーチもびっくりして、
これだってなって。
草野 みき
それ逆にでも水分補給とかの知識があまりなかった上で、
余計ゲイタレードすごってなりますね。
宮武 徹郎
そうなんですよ。絶対そうなんですよ。
今作ったら何もすごくないんですよ。
草野 みき
まあそうですね、それは飲んだからなっていう。水分補給したしなっていう。
宮武 徹郎
しかも、より効果が出るわけじゃないですか。水分補給一切してないのが普通だったので。
なんで、ミラクルドリンクみたいなこと呼ばれてましたけど、
それは当然ながら、その時は水分補給してなかったっていうところで、
その次の日が大きな試合だったんですよ。
コーチが練習試合の結果を見て、すごいって驚いて、
100リットル分明日作ってくれと言って、
てつやして100リットル分作って、
その次の日の試合にオレンジ色のバケツで持って行ったんですよ。
だからこそ今ゲイタレードってオレンジ色のバケツでよく出てきたりするんですけど、
多分そこの由来があると思うんですけど、
そこで試合をやった時に、やっぱり水分補給してるので、
後半エネルギーが湧いて逆転勝利したんですよ。
草野 みき
そのスポーツ業界、誰もその結果ドリンク、みんな飲まなかったって。
宮武 徹郎
知ってる人たちも何人かいたらしくて、
大学によっては自分たちのドリンクを作ってたんですよ。
ゲイタレード風なやつを、実は他の人たちも作っていて、
フロリダ大学のライバル校のフロリダ州立大学も、
実は自分たちのセミノールウォーターっていうのを作っていて、
彼らセミノールっていうマスコットだったのでやってたり、
あとネブラスカ大学はネブラスカハスキーズなので、
ハスカレードっていうのを作っていて、実は似たようなものが出てたんですよ。
草野 みき
市場、ビジネスで気づかれてなかったっていうのは面白いですね。
宮武 徹郎
また気づかれてなくて、大学で盛り上がってたっていう話で、
ゲイタレードが、それで結構フロリダ大学は勝ち始めたんですよね。
アメフトチームが。
勝ち始めて、それの秘訣がこのゲイタレードだみたいなことが、
フロリダの新聞社が取り上げたんですよ。
取り上げたら全米に渡って、それでゲイタレードが有名になったんですよ。
たぶん商品の中身としては、
たとえばハスカレードとかセミノールウォーターと、
そこまで違いがあったわけではないと思うんですよ、おそらくですけど。
なんですけど、やっぱディストリビューションブランディングとして
めちゃくちゃ認知度を得られたっていうのが大きくて、
それでゲイタレードがすごい人気になって、
ただ当時は大学があまりなく特許するとか、
研究に対してお金儲けするっていう概念があまりなくて、
ゲイタレードも別に学校内ではすごい有名だったんですけど、
これがビジネスになるっていう想定ができてなくて、
教授がこれは売れるかもしれないってなった時に、
大学に資金提供のお願いしに行ったんですよ。
まず断られて、だったら分かりましたと。
500ドルのローンを自ら取って、教授が。
ドリンクのボトリングを全部やって、
それで、いくつか事例を作るために、
何個かに販売したら売れたんですよね。
そこで1967年に教授たちが、
あるドリンクとか作ってる会社にお願いしに行って、
そこで実際ライセンス契約を結べたんですよね。
結局彼らはオペレーションできないので、
そこは企業に任せるっていうところで。
そこでちょっとずつお金が、
彼らがゲイタレードトラストっていう新宅を作って、
そこに全員発明者、教授の人たちとか、教授の同僚とかが入って、
ゲイタレードから生まれる利益がそこに一部流れるようにして、
そこでスプリットされるみたいな仕組みになってたんですけど、
そのゲイタレードの新宅が、
ある程度お金儲けしだしたので、
大学がこれやばいぞってなって、
自分たちが一切入ってないので、
訴訟をして、発明者に対して。
これはすごい良くない話なんですけど、
訴訟をして、最終的にその中に入れたんですよ。
その新宅の一部に。
結果として、今は新宅は8割が発明者に行きますと。
お金が。
2割が大学に行きますと。
草野 みき
っていうところで、
宮武 徹郎
初年度のゲイタレード新宅、
ゲイタレードトラストの利益が29K。
それが3年目に100Kぐらいになって。
直近ですと、おそらく年間80ミリオンから100ミリオン入ってきてるんですよ。
へー。
なので、そこだけでフロリダ大学は年間20ミリオンぐらい儲かってるっていう。
商標と特許の重要性
草野 みき
すごいですね。創業者の人はどう思ってるんだろうな。
宮武 徹郎
そこの訴訟に対して。
すごい戦いたかったんですけど、
めちゃくちゃ時間とお金がかかるって当時言われて、結果諦めちゃったんですよね。
一応全員お金儲けをしてるので、
いいかというところで最終的に諦めちゃったんですけど。
なので、これ一つの学びとしては、
ちゃんとライセンス契約を最初からある程度うまくちゃんと設定するっていうのが大事で。
草野 みき
確かに。
なんか前に、最近読んでる本みたいなので、
私もHonestyっていう低カロリーのお茶のブランドがあるんですけど、
それの創業物語の漫画をおすすめの本で、ポッドキャストで昔紹介したんですけど、
それも大学の教授とMBAの生徒がイエールからどっかでアイデアを考えて、
教授と話して一緒に起業したみたいなパターンで、
イエールが株を持ってるかはちょっとわかんないんですけど、
もしかしたらビジネス経験があるMBAの社会人の方だからないかもしれないんですけど、
宮武 徹郎
そこの大学で出会って開発してみたいなのは、ちょっと似てるのかなって一瞬思いました。
多分Gatoradeの場合、作る材料の組み合わせが特許されたので、
それがいわゆる技術だったっていうのが多分最初あったので、
それに対してのクレームを大学が出せたっていうのは多分一つあると思うので、
それがもしかしたらHonestyと若干違うところかもしれないと思うのと、
あとやっぱりこの契約の交渉の仕方ってすごい大事だなっていうところ。
で、Gatoradeの発明家たちが最初に企業にオペレーション周りを任せてもらうための契約をしに行ったときに、
最初はフラットで1ミリオンくださいという交渉をしたんですよ。
うちらノウハウないけどこのドリンクがあって今有名になってるから、
それのオペレーション周りっていうか販売周りとかで売り上げとか全部渡すので、
1ミリオンくださいとこの技術を提供する中で。
それ断られたんですよ。
でも断られて最終的にロイヤリティのライセンスになったのが多分発明家たちにとってすごい良かった。
フラットで1ミリオンだけもらってたら絶対これだけ儲かってもないので。
それはそれですごい良かったと思うんですけど、
例えばインディアナ大学っていう大学があるんですけど、そこがあるふっかぶつを発明して、
それをP&Gにライセンスしたんですよ。
それが後々クレストって歯磨き粉の商品に入ったんですよ、そのふっかぶつが。
ただインディアナ大学って実はそれであんまり儲かってなくて、
多分5ミリオンぐらいしか売り上げたってなくて、そこのロイヤリティ契約から。
それはなぜかというと、その契約の詳細がふっかぶつの量をベースにしちゃったんですよ。
草野 みき
その歯磨き粉には本当にちょっとしか入ってない。
宮武 徹郎
本当にちょっとしか入ってなかったりとか、場合だったらちょっと減らされたとか。
草野 みき
それは開発、研究して発明されたときは、歯磨き粉に使われるだろうっていうのは分かってなかったんですかね。
宮武 徹郎
多分分かってなかったと思います、もともとは。
草野 みき
じゃあ本当に商品化されたときにこんな微量なんだっていうことだったんですかね。
宮武 徹郎
結果的に多分売り上げベースで結べばよかったんですけど、その量をボリュームベースでやってしまったのが多分一つの課題。
草野 みき
でもいっぱい、でもそれが商品化されたらそっちの方が良さそうな脱線契約とかってなるよりも、
宮武 徹郎
いっぱいいろんなところで商品化された方が、って意味だと量ベースの方が儲かりそう。
商品化された方が良い時もおそらくあるので、ここは結構難しいところですよね。
必ずしもどっちが正しいかっていう話でもないと思うので。
あとゲイタレイドの、これはもう大学っていうゲイタレイドの作った人たちがやったすごい正しかったこと。
っていうのは特許だけオーナーシップを持とうとしたわけではなくて、商標周りもオーナーシップ取りに行ったんですよ。
やっぱりゲイタレイドってブランドになったので、基本的にこういうのってブランドにならないので、
例えばインディアナ大学出したフッカブツってフッカブツ自体がブランドじゃないので、クレストがブランドなので、それはP&Gが持ってるので。
なんですけど、もし大学期間中にそういうのがブランドになった場合に、誰が商標権を持ってるかっていうのってすごい大事で。
結局ゲイタレイドのオペレーションって別会社がやってるんですけど、発明家の人たちがやってないんですけど、
今はゲイタレイドとペプシの配下にあるので、いまだにペプシが発明家の人たちにお金出してるのって特許じゃないんですよ。
特許ってもう切れてるので、商標をキープするためにお金払ってるんですよね。
ベル研究所の現代的試み
宮武 徹郎
それによってフロリダ大学もちょっともらってるっていう。
ペプシって一時期ゲイタレイドをリブランディングしようとしていて、ゲイタレイドっていう言葉じゃなくてGっていうブランディングで行こうとした時期があったんですけど。
おそらくなんですけど、これはちょっと本当かどうかわかんないですけど、おそらくそれはゲイタレイドっていう言葉を使うとそこの利益の一部を持ってかれるからっていうところで。
Gにしたら変わるっていうところで、ただちょっと日本でGっていう言葉を出すとなんかいろんな違う言葉が出てきちゃうと思うので。
千と千尋みたいですね。名前を奪われて、お前はGだ。
お前はGだって言われたくないですけど。
草野 みき
特に日本では。
宮武 徹郎
フロリダ大学としてはゲイタレイドから得たロイヤリティ売り上げで、今は年間140ぐらいの発明を特許していて、2008年から2018年にかけて500ミリオンぐらい売り上げを出しているっていうところですね。
こういうマネタイズのやり方っていうのは一つあるかなと思います。
もう一つが単純に投資ですよね。
契約にどう入れ込むかっていう話だと思うんですけど、ライセンス特許とか技術のライセンス契約した企業に対して早めに投資ができるような仕組みを作れたらいいかなと思っていて。
これも2つ多分やり方があると思っていて。
一つはGoogleみたいに発明した人たち自身が特許を使いたいですと。
その場合は基本的に永久で提供するっていうのが多分やるべきことなんですけど、代わりにスタンフォードがやったようにちょっとだけエクイティくださいと。
エクイティくださいっていうところと、あと投資もさせてくださいと。
投資をするかどうかはベンチャー部門が決めることだと思うんですけど、そこの権利だけもらえたらベストかなっていうふうに思うのと。
それが多分シナリオ1で、シナリオ2が必ずしも発明家とか研究者がそれを会社化したいわけではないと思うので。
そうなった場合、例えばそれをオープンソースにするとか、もうちょっと特許をより多くの人たちに使ってもらいたいみたいなことをやりたいと思うんですけど、それはそれでやるべきだと思いますし。
ただその場合は、それを使った人たちに対して、もしスタートアップとか新しい企業をしたい場合は、いわゆる投資する権利だけくださいと。
それを投資するかどうかは我々が決めるっていうところなんですけど。
そのうち投資して株をもらうんですけど、その株の一部は発明家にそのまま渡します。もしくはエキジットしたタイミングに渡します。
というところで一応、ある程度オープンにしても、ちゃんと発明家、実際作った人たちが設けられるような仕組みを追加投資、彼らがしなくてもできるような仕組みにできたらいいかなというふうに思いますね。
草野 みき
すごい現実的な。
宮武 徹郎
割と現実的なところだと思うので。
大事なのは必ずしもやっぱり研究者が自分たちで会社を作りたいと思わないと思うので、そこに対してもしっかり彼らがアップサイドをもらえるような仕組みを作ること。
そうすると結果的に生まれるのが、もうちょっとコーポレートとVCモデルの若干ハイブリッド型のものだと思っていて。
今までこれ結構大学が多分やってたと思うんですけど、アメリカの場合ですと過去10年間で500以上の大学が閉じていて、その10年前と比べて3倍ぐらい閉じてる数が増えてるんですけど。
それもあり、大学に行く人たちが減っていたり、今高すぎるってよく言われてたりすると思うので。
政府からの予算も、大学研究の予算もポーションとしては下がっていたり。場合によっては州からも予算ってもらわれたりするんですけど、そこも結構カットがあったりしていて。
あとは大学の特許申請とかライセンス周りのプロセスって結構難があったりするので、なので大学ではないところでもそういう研究して、さらにライセンスみたいなIPみたいなことができる場所が必要ですと。
これが一時期大手テック企業に向いたんですけど、一時期特に履歴が低かった時とかに関しては大手テック企業はめちゃくちゃ投資していて、20年後のアイデアを次の20ヶ月で成し遂げますみたいな時期ってあったと思うんですよね。
GoogleがWaymoとかに投資していたタイミングとかですよね。Amazonも自分たちのグランドリバーチャレンジかなんかあったと思うんですけど、今だとそれがなかなかそこの投資ができない。
ここは去年も話したと思うんですけど、Googleが結構ムーショットプロジェクトをスピンアウトさせたりとか、自社でちょっとコストをカバーできないので外部から調達してくださいとかそういうのを言ったりしていると思うので、よくそこからそこで実験してたものとか研究してたものが切り離されている。場合によってはシャットダウンされているケースが結構増えてるんですよ。今現在。
だからこそ、今のタイミングもそうですし、たぶん今後もそうだと思うんですけど、このタイミングで誰かが入るべきだと思っていて、もう何回かこのポッドキャストでも話した。オスも。
香りをデジタル化する会社も、もともとGoogleの研究から来てるので。あと最近、去年AIスタートアップとして結構大型調達したEvolutionary Scaleっていう会社があるんですけど、
すごい名前。
確かにすごい名前ですね。そこはAI×BIOの会社なんですけど、もともとメタがやってた研究なんですよ。
草野 みき
メタのチームだったってことですか。
宮武 徹郎
メタのチームメンバーで、そこで研究をしていて、メタがそのチームをカットしたんですよ。コストカットの一環で。そのチームがそのままスピンアウトして、自分たちで会社立ち上げて、そこで研究を続けているっていうところなので、
結構大企業から、特にアメリカのテック系の大企業から出てくる研究チーム、研究プロジェクト、商業化できそうな研究プロジェクトっていっぱい出てくると思うので、そこは若干披露チャンスでもあるかなっていうふうに思いますね。
宮武 徹郎
逆に言うと、何年か投資してみて、商業化できるものが出せなかったっていうのを聞いたと思うんですけど、それでもまたそこに投資を。
あと多分、会社の状況の方が大きい気がするんですよ、そのプロジェクトよりも。会社として今、リーンに動かないといけないってなったときに、全部のムーンショットプロジェクトとかをキープできるわけじゃないので、
すでに商業化ほぼ進みそうなものはキープしましょうとか、場合によっては今、例えばメタだとAIとAR、VR系だとキープするんですけど、それ以外だとあんまり今フォーカスできないので、そこはカットしましょうっていうタイミングになってるのかなと思うので、多くの大企業ってめちゃくちゃ幅広げたわけなので、
新しい研究の可能性
短期的にいい人材をピックアップする場合は、そういうところに行けるのかなと思うので、意外と今すごいチャンスが訪れてると思うんですけど、結果的にオフトピック版ベル研究所をもし作るのであれば、完璧に再現はするべきではないっていう結論になると思っていて、
宮武 徹郎
若干分散がされたものっていうところで、ある程度集権的ないい人材とか資本とかインフラを集める場所は必要だと思うんですよ。
完全にスタートアップに全部任せると、それはそれでできないことが出てくると思うので、なので、そこのある程度集権化しながら企業とか起業家が入れるようなインセンティブ設計。
で、たぶん我々としてめちゃくちゃアップサイドを、例えばいい会社が出てきたときに100%のアップサイドとか80%のアップサイドではなくて、10%とか20%のアップサイドしかもらえないと思うんですけど、それはそれで成り立つと思ってるので、
だからそれをうまくできればなっていうところと、あとオフトピックだからこそ多分できる部分って結構あって、やっぱり我々が持っているメディアのプレゼンスもそうですし、
オフトピックを聞いてくれているリスナーのネットワークっていうものがあるからこそ、ただただ研究するだけではなくて、それをうまく広げるとか、それをうまくいい人をつなげるとか、そこまで持っていけるとオフトピックでできて他社ではできないようなものになれるのかなっていうふうに思いましたね。
草野 みき
たりないのはお金。
宮武 徹郎
お金、あとめっちゃ儲かる事業。そこが一番大事ですけどね。
草野 みき
確かにそれはオフトピックである理由の一つでもありますので、それやるなら。
宮武 徹郎
Googleほど儲かる事業欲しいですよね。
草野 みき
ちょっとそれができたらちょっといろんなことができますね。
いやー、でもそれ面白いですよね。その考え方ができたら。
宮武 徹郎
やっぱり全体的にヨーベルションを加速するために、ただスタートアップに頼るだけだと足りない部分があると思っているので、もっとこちらから積極的にそれを作りにいけるような立ち位置になれたら最終的にいいなっていう感じですね。
草野 みき
前の収録終わってから宮武さんと話したんですけど、なんかリサーチャーみたいな言葉じゃなくて、別の型書き、研究者っていう言い方じゃない型書きがあってもいいのかなと思って、
なんか自分の個人的なニュアンスの感じだと、一つのことに没頭して何か研究するみたいなのはいいことでもあるんですけど、
なんかもうちょっと別の概念を考えることができるんじゃないかな、新しい名前をつけることによって。
なんかディズニーとかだとイマジニアみたいな、いいですよね。
いいですよね。なんかその一つの目的、ディズニーの技術を駆使してゲストを楽しませるみたいなミッションがありつつ、
イラストレーターとか建築家とかエンジニアとか技術者とかいろんな人がいて、なんかそれは目的が商業化っていう意味でもあるんですけど、
それに共通のビジョンはありつつ、イマジニアやリングみたいな新しい、イマジネーションとエンジニアの組み合わせだと思うんですけど、
そういう名前を別でつけるっていうのは、もしオフトピックでやるならやっても面白いのかなと思いました。
ここで何か発表するのかなって思っちゃいました。
何でしょう。
宮武 徹郎
これですって。
草野 みき
でもこれの名前考えに楽しそうですね、オフトピック。
宮武 徹郎
名前でも、でも確かに、なんか前、過去のポッドキャストで草野さんも言いましたけど、なんか名前の力ってやっぱなんかいろんな意味ですごいなって思う瞬間があるので、
何か時には何か、何かただの名前じゃんみたいな時もあるんですけど、何かイマジニアって何かただの何かハードウェアエンジニアとかではないっていう、何かのが名前だけで伝わるのってやっぱすごいなって思いますよね。
草野 みき
何か役職にもビジョンが込められてますもんね、何か。
それってすごいですよね。無機質な感じがしないっていうか。
宮武 徹郎
ちょっとそこは募集します。
草野 みき
いやこれ考えましょうか、やりたい側で考えたほうが。
宮武 徹郎
確かに確かに、勝手に募集して。
ちゃんと我々の意図が、意図ある感じでやらないといけないから。
ちょっといつか、いつかこれが、この名前が出てくることを、それに向けてちょっと頑張りましょう。
草野 みき
研究、今回の話だと結構規模があれですけど、もうちょっとやりやすい形で、すぐに実現がしやすい形でやるには、まずどうしたらいいのかなっていうのだと。
会社と一緒にやるとか、今既存の大学と一緒に何かやるとか、何かいろいろコラボレーション、その意見も交換したいなっていうのもあるので。
普通に大学の方とか企業の方とか、その研究部門を作りたい方とかは、ちょっとぜひそういうところでも話してみたいですね。
宮武 徹郎
なんかこれも構想でしかないので、逆にこれの検証とかを我々もやりたいと思うので、なんかそこはまあ我々がめちゃくちゃお金持ってたので、勝手に我々の方でやるんですけど。
そこはぜひちょっとリスナーの方々で興味ある人たちには、一緒に何かできればなと思いますね。
草野 みき
はい、じゃあそんな感じで今回も聞いていただきありがとうございました。オフトピックJP気になった方はフォローお願いします。
そしてメンバーシッププログラムオフトピッククラブもノートでやっているのでチェックお願いします。
YouTubeとSpotifyでビデオポッドキャストもやっているので、それもぜひ登録お願いします。
ではまた次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。
01:16:31

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