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スピーカー 1
KNOWフードラジオ、農学ガチ勢TTです。 農学ビギナーゆとです。 農業系ガチ勢青T竹本です。
よろしくお願いします。 今日はね、トリオでこれからやってきます、というわけではなくて、
スピーカー 2
もはやこの番組のご意見版として登場していただいている、大切なご意見版。 竹本農場の
スピーカー 1
また、青いTシャツ24時をというポッドキャストを配信されている竹本さんをゲストにお呼びしております。 改めましてよろしくお願いします。
スピーカー 2
どうも、まいどさん、よろしくお願いしまーす。 どうもまいどさんいただきました。ありがとうございます。はい、一応竹本さんの回聞くの初めての方もいるかもしれないんですけど、
一応今回が3回目ですかね。 3回目やよね。 最初が米の値段ってどうやって決まるのっていう回で、
重要と供給で決まるよっていうところから染み出していろいろお話してもらったのと、 0点って言われたっけ、キヨキヨ。ゆとさんの答え0点。
あとは秋田小町Rの米の新品種の新しい技術で作るのどうかっていうところでお話させていただきましたが、
今回はですね、令和の米騒動についていろいろお話しさせていただきたいと思います。 あと自己紹介のところごめんなさい。何か補足とかございますか。
補足?石川県でお米作ってる竹本農場の竹本です。よろしくお願いします。
というところでですね、トピック、令和の米騒動というところで、米農家である竹本さんを交えてお話ししていきたいんですけども、
いろんなポイントある問題だと思ってるんですけど、 ざっくり2つの視点があるかなって思ってます。この令和の米騒動を喋るにあたって。
1つが今から過去に振り返って、2024年の夏でしたっけね。 夏だね。何が起きたか。米が売り場から消えて、そして
2024年の秋にはお米の値段が1.5倍とか2倍とかになってきてますよねっていう、まあ今から過去の話と。
あとそれに付随して、これから現在から先について、いろいろ米農家の事情とか米産業の事情とか、いろいろ変わってくるのかなっていうので。
結構ね、売り場から米なくなったっていうのは、僕はねショッキングで、まあ今ね、のど元すぎればっていう感じで忘れちゃってる人も多いと思うし、
僕もね炊飯器普通に稼働してるんであれですけど、実際これからどうなんだろうみたいなとこもあるのかなと思ってます。
ということで、令和の米騒動を振り返っていきたいと思うんですけど、キーワードで需要と供給っていうのがあると思ってます。
初回のテーマみたいな感じで。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
価格の決まり方的なね。
そうそう。で、今回で言うと供給料って今年不作とかそういうことって特段聞いてないんですけど、そこは特に影響ないんですかね。
スピーカー 1
今年全体で言ったら不作ではなくて、なんか今年天気が各所でバラバラやったっていうのがあるんで、東北とかでめちゃくちゃ豊作になったところもあれば、
いつもより気混んで不作やったところもあるっていうような感じねんけども、全国平均すると平年並みに落ち着いたっていう統計になってるね。
スピーカー 2
なるほどですね。
スピーカー 1
供給が少ないと高くなるのは納得だけどねみたいな話ですね。
スピーカー 2
じゃあ物が足りなかったっていうわけじゃないっていうことですもんね。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
わけじゃないと。
で、じゃあ逆に需要が多かったっていうところで、僕の感覚だと、いろいろ説はあってインバウンドが増えたとかあると思うんですけど、
それってそんなに大きいのかな。みんな外国人の人ラーメン食べに来てんじゃないかなとか。
そしたらね。
そんな日本のね、米倉庫が空っぽになるぐらいのことはないだろうって。
あの時南海トラフの何かありましたよね。緊急でみたいな。
台風が来るとかそういうのがあった気がするんですよね。
そのパニックで足りなくなっちゃったって感じなんですかね。
スピーカー 1
説としてはその2つが多くって、インバウンドと南海トラフを警戒しての買い溜めっていうところはあるんやけど。
スピーカー 2
買い溜めか。
スピーカー 1
そうそうそう。やっぱり流通っていうのは血液みたいなもんなんで、
いつも買ってる人が倍買い溜めしとこうといって、いつも10キロ買う人が20キロ買うっていうことやったら、
一気に欠品してしまうんやけどね。
で、各所的にそういうところが出て、で、メディアがそれを煽るもんだから、
これはやばい、うちも自分ちの大米確保せねばとかっていう話になって、
で、みんなあこにある、あこにないみたいな。
そういう米争奪戦みたいなやつがあって、全国的に米騒動に発展したっていう感じはあると思うね。
スピーカー 2
メディアのせいか。
なんかあれみたいですね。トイレットペーパーでたまにあれ。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
オイルショックもそうだし、コロナの時もトイレットペーパーなくなりましたよね。
うん、あった気がする。
スピーカー 1
謎になくなる現象やね。
スピーカー 2
だからあれか、急激に来すぎて、急に血圧高まりすぎて、そこで血が止まっちゃったみたいな感じですよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
なるほどなるほど。だからそんなに需要と供給のバランスがギリギリでやってたわけではないってことですよね。
スピーカー 1
そう。で実際ね、全国のコンビニだったりとか、全国の飲食店、飲食チェーン、牛丼チェーンとかそういうところで行ったら、
のきなみなんか米騒動につき、ライス半分でお願いしますみたいなことはほとんどなく。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
街の食堂とかだとたまにそういう場所があったっぽいんだけど、全体的にはコンビニもそんなことなく、飲食チェーンもそんなことないっていうことを思うと、
米全体が本当にギリギリだったってわけじゃなくて、スーパーに流通する量がガクッと影響が出たっていう感じやね。
スピーカー 2
なるほどな。
家庭向けというか、家向けのがね。
言われてみれば、あの時僕はお米買えなくて、そんなわざわざ買わなかったのもあるんですけど、
外食とか、普通の平日の仕事中のランチとか、絶対米のやつ選んだろうみたいな。
家にないから。
夜はパスタだから、昼ぐらい米食べようみたいな。
それで困ったことなかったんですもんね。
あるじゃん。店に行って。
なるほどな。確かに。だからその局所的にというか、米の流通で家庭用だけじゃなくて、
そういう外食用とか、あとはパックご飯とか、そういう加工食品用みたいなのそれぞれあって、
家庭用の方がそうなったってことなんですもんね。
スピーカー 2
なるほどなるほど。
そうすると、なんかね、いろいろ2つ思ったとこがあって、
もう米の未来大丈夫かっていうところで、そこまで大げさじゃないかもなと。短期的にですね。
一つはありますよね。
あともう一つは、これも結構気になってるところなんですけど、
あの時にどうやら日本国には米の備蓄があるらしいぞと。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
どういうこと?
だから市場にお米がないので、備蓄米を開放してくれみたいなのが大阪から、
大阪府とかが確か国に働きかけてた気がしていて。
スピーカー 1
政府の備蓄米っていうやつね。
スピーカー 2
そんなものがあるんだ。
そう、そんなものがあるんですよ。
じゃあ竹本さん改めて何か教えてもらってもいいですか。
スピーカー 1
備蓄米。
いざっていう時用に国が買い付けて、国の倉庫に保管してあるっていう備蓄米っていうのがあって、
全国民の2割、2ヶ月分だったかな。
を確保しようっていうような、そういう仕組みがあるんだよね。
市場の中からそれを確保して、古くなったやつから少しずつ出荷するっていう、
ローリングストックっぽい感じで、常に国が確保してるっていうのがあるって感じ。
スピーカー 2
マジの食料問題用ですね。
そうそうそう。
今チラッと調べたら、直近の出荷実績は東日本大震災の時に、
75万トン。
ちょっとこれ今チャット、生成AIが言ってるんでわかんないですけど、
75万トン出されたみたいな。
10何年前。
のもありますね。だからそういう確かに、震災起きましたとか、東北米どころだし、
倉庫にあったやつがグシャってなってたかもしれないし、
まあ確かになることだって感じで。
実は話戻ると、2024年の米騒動の時は、
それは放出しなかったっていうのね、多分いろんな観点あると思うんですけど、
スピーカー 1
まず別に外食行けばお米食べれるよねっていう状況だったっていうのが一つあるっていう認識があってますよね。
スピーカー 2
それ以外なんかポイントってありますか。
スピーカー 1
ポイント。それ以外、やっぱりね、スーパーからお米が消えたっていうところはあったんやけど、
なんというか、どこの米卸しの倉庫にもお米がないってことではなかったりするんやってね。
そういうこともあって、政府がその別食米を放出しようとすると、
全然足りないんだから、政府何とかしてよっていうシーンだったら出す理由はあるけど、
そうでもないのに放出したら、米の値段が下がって、
生米関係の人たちの暮らしが危ぶまれるのではないかというような、
そういう観点で放出はされなかったっていう感じだよね。
あーなるほど。これはもう第一回にかかってくるやつですね。
スピーカー 2
お米の量が余ってきてしまうと、米の値段が下がると。
スピーカー 1
取引価格が下がると、いろんな人の収入が減っちゃうってことですよね。
スピーカー 2
なるほど。だから重要と供給のバランスを保つために出さなかったっていう面が大きかったってことですね。
なるほどなるほど。
確かに言われてみればあれは8月だったんで、
まあちょっと2,3日経ってからは、
いやもう頑張れば早い新米がもう出てくるらしいよみたいなそんな噂もあったから、
スピーカー 1
収穫前。
スピーカー 2
そうそうそう。もう稲刈り今してるとこあるからみたいなね。
スピーカー 1
収穫時期。
スピーカー 2
っていうとこがあったんで、まあ確かにそこまでちょっと我慢すれば別に食べるものがないわけでもないし、
まあ僕パスタ食ってましたけど。
でも実際家だと足りなくなってたんだね、TT系は。
そうですよ。ゆとさん家はほら2年半前のね、竹本さんとの初収録の聞いたら、
あなたはふるさと納税かなんかでお米ゲットしてんだよね。
スピーカー 1
基本は奥さんの実家から送っていただいてるし、
スピーカー 2
ふるさと納税で追加したりとかする時もあるけど、
基本スーパーも米売れば見ないんだよね。
独自ルートが。
だから米騒動も乗り遅れてましたね完全に。
いやー本当にうちはもう完全な一般ルートなんで。
スピーカー 1
僕は家関東なんで何回言ったらも関係ないですけど、台風でね亡くなってたんですよね。
スピーカー 2
はい、その時に米買い溜めようと思ったのと、
あとはあれですね、気まつぶしで桃鉄買おうっていうのでゲーム屋行ったのと。
外に出れないからっていうので。
そんな感じになってましたね。
そう考えるとあくまで家庭用っていう1ラインがお米足りなくなったっていうことですね。
スピーカー 1
8月入って最初の方、8月10日からお盆ぐらいのあったりかな。
問い合わせがめちゃくちゃ多くて。
例えば近所の人でもいつもお米買ってくれてるわけじゃない近所の人とかが来て、
東京お米ないらしくて娘から米送ってくれって言われたし、
歩けみたいなそういう問い合わせとかがめちゃくちゃ増えたっていう感じでね。
スピーカー 2
いやーそうですよね、米欲しかったですもんね。
多分他の米農家さんもね、特に竹本さんみたいなオンラインチョップやられているような方とかっていうのはそういうお問い合わせいっぱいあったんでしょうね。
スピーカー 1
いっぱいやった。
で、ネットで売っとったやつは、
1月にも前段みたいなやつがあって、それでうちの在庫が切れてしまっとったから売り切れ状態にしちゃって、
で、1年分の予約っていうのがあるんだよね。
9月に新米取れてから1年間お米を届けますよっていう、そういうのの申し込みを開いとったら、
それが一晩で40件とか申し込みがあって、
で、それももう何日か3日4日ぐらいしたらもうクローズにしないともう受け付けられんぞっていう話になって。
スピーカー 2
じゃあもう1年先まで予約が埋まったという。
スピーカー 1
埋まってしまったって感じだね。
スピーカー 2
なるほど。
ちなみに竹本さんといえば珍しいお米でイタリア米とかリゾット米みたいなのも作ったり売ってますけど、
それも同じように売れたんですか?
スピーカー 1
それはあんまり影響なかったね。
スピーカー 1
そういうふうに思っとったけども、秋からさらに上がって、
落ちる気配が今ないっていうような感じになってるんで。
スピーカー 2
そうなんすね。それめちゃくちゃ意外だな。
値段って誰が決めてるんでしたっけ?
もちろん個人のものは個人の取引ってあると思うんですけど、
多分最初に、その人たちも多分農協経由の、
いわゆる王道のパターンが参考にしたりすると思うんですけど、
王道系は誰が決めてるんでしたっけ?
スピーカー 1
王道はね、農協の価格っていうのが外産金っていうふうに言われとるんやけども、
スピーカー 2
外産って計算のですね。
スピーカー 1
そうそう。農家から農協が買い取る価格っていうのが外産金。
スピーカー 2
外産金。
スピーカー 1
で、それは何でかって言ったら、農協が当たりをつけて、
これぐらいに週間の値段を設定しとけば、
そこから農協の手数料利益を乗っけて流通する値段がこのくらいで、
で、なんとか1年できるだろうっていうのを当たりをつけて、
で、その外産金をつけたけども、その後農家から集めて流通しようと思ったら値段が上がったっていう場合やったら、
その後最終生産金って言って、その翌年の夏ぐらいにプラスで利益が出ましたよっていうのを農家に戻ってくるみたいな。
スピーカー 2
年末調整みたいな。
スピーカー 1
っていうような感じだし、農協その辺は良心的で、
これはいい値段で流通できたから、
わしらの懐、ほくほくだぜということは言わずに農家に還元するっていう、
いい組織ではあるわけだよね。
そうですよね。
で、その外産金っていうのは何で決まるかって言ったら、
農協が業者さんに出荷するときの値段っていうのを元に計算するんやけど、
それはお米の市場ってやつやね。
築地市場とか大田市場みたいなリアルな市場があるわけじゃないんやけど、
なんと言えばいいんか、バーチャルな取引所みたいな。
スピーカー 2
金とかに近いですかね。
スピーカー 1
そうそうそう。金とかかわせとか株みたいな。
そういう取引所みたいなものがあって、
そこで今石川県の小敷刈りやったらいくらやみたいな、
そういう値段が動いてるっていう感じ。
スピーカー 2
なるほどですね。
さっきの上がってたバブルっていうのは、
今言っていた外産金、とりあえず借りの金額みたいな、
この時点で結構上がってるってことですか。
スピーカー 1
そうそうそう。
なるほど。
スピーカー 2
さらに可能性としては来年っていうか2025年の夏に
スピーカー 1
キャッシュバックもさらにあるかもしれないという状況なんですね。
スピーカー 2
なるほど。
これ逆にちょっと外産金高すぎたんで返してくださいみたいなことってありえるんですかね。
ひどい。
徴収される。
スピーカー 1
返してくださいってなったことは、僕の経験上ないっていう感じで、
多分農協としてもそんなことできんしっていうこともあるから、
外産金が割れて。
スピーカー 2
めっちゃ有利な取引だね。
すごい調整必要です。
スピーカー 1
返してくださいやろうと思った。
外産金はちょっと低め設定ではあるね。
スピーカー 2
そうか。返すことはないという前提だと確かに低めに外産金はありがちですね。
なるほどなるほど。バブルですね。
ちなみに農家から家庭まで、消費者までいっぱい間に人いると思うんですけど、
スピーカー 1
今出てきた農協は別にそれで大量に儲かろうとは思ってないっていう話ですよね。
スピーカー 2
その間に米卸さんとか、米専用の流通の人とかいるのかわかんないですけど、
そういう人たちにもこの米の末端価格が上がった分って関係されてるんですかね。
もしかしてご存知ないかもしれないですけど。
スピーカー 1
それはね、僕もあんまりわかってないっていうところはあるけど、
末端価格が上がったのが誰か一人だけその利益を取ってるってことは基本なくて、
で、スーパーなどの小売店、そして流通っていうふうにちゃんと利益は配分されてるかなっていう感じ。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
今年の場合はね。
スピーカー 2
なんかどっかが極端な値段つけてたらなんかこじれそうですもんね。
そうやね。
どっかとどっかで。
いやーでもちょっとこれ後半の話にも入ってくると思うんですけど、
基本的にこう、今バブルって言うと羨ましいなっていう感覚を持ちがちなんですけど、
とはいえ米農家の米業界って結構その辺苦しんできたんだろうなと思ってて。
スピーカー 1
おー、なかなか差し替えいいね。
スピーカー 2
2年半ぐらい前の限端政策っていうのがあって、昔は米余っちゃってやめてくださいっていうそういう補助金も存在するとか。
収穫減らそうって。
そうそう。
っていう中であとはね、夜の農家のなんかの配信?
スピーカー 1
ランキング多分ね、都道府県の農産物の出荷価格とか単価とか。
スピーカー 2
そういうランキング聞いてるとやっぱりお米が入ってくると単価が下がっちゃう。
出荷額の単価が下がっちゃう。
やっぱりそういう結構厳しい現状が元々あったと思うので。
何でしょうね、ゼロがプラスになったっていうか、マイナスがゼロあるいはプラスになったって感じですよね。
スピーカー 1
誰やったかのツイートなんかでも、一気に1.5倍なんて上げてんじゃねえよみたいな話になっとるけど、
それって僕らがコントロールできるもんじゃないってね。
例えば肥料が上がった、燃料が上がった、電気代が上がったっていう影響があるから、
うちらはお米2割増しでの値段にしたいって言うけども、
農協に出荷しようと思ったらそんな交渉は全然応じてもらえないっていう感じで、
重要特許で値段が決まっちゃうっていうようなところがある。
農協に出荷せずに、うちと相対で業者さんがだったら飲食店と交渉するってなっても、
基本的に相場感っていうのはみんな頭の中にあるっていう感じなんで、
うちが400円で出したいですって言ったら、他に350円で出してくれる人いるんで、
じゃあ結構ですみたいな話になっちゃうんで。
スピーカー 2
重要特許を受けた。厳しいな。
スピーカー 1
なんで僕らが値段決められる、農協じゃなければ自分で値段決められるとは言いつつも、
値段は結構決まっちゃう。僕の意思じゃなく決まっちゃうっていうようなところがあるっていうのがあって、
ここ3年ぐらいは基本的にはお米作ってもほとんど儲からんみたいな状況だったんでね。
で、じゃあお米作らず他のもの作れよって話やけども、
実際作ってからできるまで、春から秋までの時間差っていうものがあるんで、
秋になったら実はお米足りませんでしたっていうような、そういうケースもあったりするんで、
その半年前から予測をして、お米は儲からないってもう分かってるんで、
じゃあ別のもの作ろうっていう、そういう判断っていうのもなかなか難しいっていうのがあるんで、
僕らでできるので言ったら、売れそうな銘柄、売れなそうな銘柄っていうのを見極めて、
作る面積を調整するということぐらいしかできんかったりするんでね。
スピーカー 2
なるほど。お米の中で違うものを作るっていうか。
スピーカー 1
リスクヘッジというか、分散投資みたいな株とか。
っていうのがあるんで、今年の値上がりはめちゃくちゃありがたくて、
ちょっともらいすぎな感じもあったりするんやけども、
ここ3年を押し並べて平均して慣らすと、何回数字やなみたいな。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
っていう感じではある。
スピーカー 2
なるほど。もしかしたらそういう農家への配慮、なんていうんですかね。
米の価格決定者の中にはそういうものを考えてる人がいるんですかね。
どうやろうね。その辺は神の水を知るっていうところかなと。
スピーカー 2
それはこの後後編を撮るとして、その辺の妄想もしてきたり。
1.5倍になってもTTさんはそこから定期的に買うっていうことはしてるんだよね。
買うよ。買う。全然買ってますね。
そういう意味だとその値段が割と納得の範囲だったってところがちょっとあるんじゃない。
だから適正価格的な。
スピーカー 1
適正価格が実は1.5倍ぐらいだったっていう。
スピーカー 2
そうですよね。本当にそうだと思います。
買ってるわけだし。
米っていう作物の特性。
自分も一応栄養的な食事をしようと心がけていて。
皆さんそうだと思うんですよね。そういう人多いと思っていて。
米がベースになっていろんなおかず考えたりとか焼き魚を食べようとか。
食食がパスタワッカーになったらレシピとかも思いつかないし。
今までちゃんととってた栄養素取れないんじゃないかとか。
スピーカー 1
いろいろめんどくさいことを考えなきゃいけなくて。
スピーカー 2
パスタとか食べてましたけど基本的にワンプレート料理になっちゃったりとか。
レトルトソースかけて終わりとか。
米って米を中心にいろいろ展開があるじゃないですか。
味噌汁はいるのかいらないのかとかね。
スピーカー 1
自然と米だと多くなるよね。
スピーカー 2
っていうのがあってそういうの考えると高くなった。
スピーカー 1
買わないっていうのは私の場合はなかったですけどね。
スピーカー 2
あるとしたら同じ米でも加工食品の米。
確かサトウのご飯とか値上げしたみたいなんですけど。
レンチン系ね。
そういうものはもしかしたら距離が出るかもしれないけど。
ちょっと気軽さが。
それについては家で炊きますと。
冷凍しておく米を増やしますみたいな。
そっちはあるかもなっていう。
スピーカー 1
やっぱり他のものものき並み値段が上がっちゃってるっていうところがあるんで。
例えばスーパーとかが他の値上がりに合わせてお米も随時上げてこうみたいなことがあったら
結局市場の値段っていうともそれに伴って上がっていって
ここまでの騒動にならなかったのかもっていうところはあるけど。
消費者心理としては安く手に入るものが安く手に入れたいっていうようなところがあるんで。
スーパーとしてはそこは取り逃したくないしね。
そこら辺は難しいとこやね。
確かに。
スピーカー 2
一連の話で改めて農業って個人事業主だなっていうか経営者だし自営業だし
スピーカー 1
なんかそう多分一般の消費者の方自分も含めてやっぱり米農家っていう存在と距離が遠すぎて
スピーカー 2
そこの収入の仕組みとかどうなってんのかって具体的に考えられてなかったと思うんですけど
こんだけ物価が上がっても給料っていうか収入が上がんないとか
あるいは上げるための交渉材料もないとかいうのむずいなと思って。
会社員だと大体2月に春党っていうものがあって
昔ながらの会社だとね。
そう労働組合が会社に対して給料上げろと。
たぶん近年の流行りだとやっぱりガソリン代が上がって食費も上がって生活水準で生活コストが上がってきて
一方弊社の給料は末置きであると。
事実上の減給ではないかっていう。
おっしゃる通りだ。
なので物価が何%上がってるんだから給料も何%上げるべきだみたいなね交渉をしたりして
実際に確か去年の春党とかってそれで上がった会社も多かったと思うんですけど
そういうシステムが存在しないっていうのはもうめちゃくちゃ大変だなっていうのは思いますね。
米が当たって今後どうなるかっていうお話を後半にしたいと思います。