#923 数字は作れても、信頼は作れない
2026-07-16 09:37

#923 数字は作れても、信頼は作れない

全東信破産シリーズ最終日。この一連の出来事から学べる「気づき」をお届けします。なぜ粉飾は20年も続いたのか。
便利な早期入金に頼りきることで生まれる「黒字倒産」のリスクとは。
そして、いざというときに知っておきたい公的支援制度。
「数字は作れても、信頼は作れない」27年の与信審査経験から見えた教訓を、前向きな行動のヒントとしてお話しします。
明日は、note限定でさらに踏み込んだ本音を。
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00:05
おはようございます。オサナイ和志です。 青森で中小企業診断士として経営コンサルをしたり、「オサナイだけど、背中は押します。」と合言葉に、全国の中小企業所長さんや社員さんを応援しています。
ということで、今日はですね、「数字は作れても、信頼は作れない。」というテーマでお送りいたします。 いよいよ前頭心の破産をテーマにしてお話ししてきたシリーズも、今日が3日目、最終日ということになりました。
初日は決済大綱の仕組みをお話しさせていただきまして、昨日2日目は破産に至るまでの経緯を追いかけてきました。
今日はですね、この一連の出来事から、僕たち中小企業に関わる人間がですね、一体何を学べるのかということを、中小企業診断士としてですね、それから27年間予診診査をね、現場にいた人間として、僕なりの築きというものをお話しさせていただければなというふうに思っております。
本題に入る前に少しお知らせをさせてください。
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ということで今日はですね、数字は作れても信頼は作れないというテーマでお送りしたいんですけども。
まずね、一つ目なんですが、前頭審査、なんでその紛失職20年も続いてしまったのかというふうなお話をさせていただければなと思います。
昨日お伝えしましたように、破産犯罪人への申し立て書の中では、
紛失職の理由というものがですね、借り入れを維持継続するため金融機関に良好な財務状況を示す必要があったというふうに説明されているということで講じられているんですね。
僕はこの一文、経営の怖さが凝縮されているというふうに感じました。
それなぜかというとですね、この借り入れを維持継続するためということ。
そしてもうこの決定的なところは、金融機関に良好な財務状況を示す必要があった。
何を言いたいかというと、つまり紛失職決算をしていたということなんですけども。
最初はですね、おそらくなんですけども、ほんの少し業績を良く見せたかっただけなのかなというふうに思うんですね。
昨日もお話ししましたけれども、一回その数字を作ってしまうと、次の年はその嘘を守るためにさらに数字を作らなければいけなくなるんですよ。
だから結局ですね、一回やっちゃうと後戻りができなくなっちゃうんですよね。
03:00
やっぱりお金を借りている以上、融資をずっと運転資金で転がしているわけですよ。
ですから融資を止められたくないというその一心がですね、20年という長い年月、嘘を重ねてしまったというですね。
これは決して特別の誰かだけの話じゃなくて、経営が苦しくなった時にですね、誰の心にも忍び寄ってくる怖さだというふうに僕は思うんです。
僕も実際審査の側にいた人間なんで、紛失職決算もたくさん見てきました。
やっぱりその理由をいろいろ聞きますと、最初は業績が一時的に悪かったからちょっとした漫画、要は漫画差したというふうな言い方をするんですけども。
あとはもう前の代の社長から税理士にお願いしてやっていることだからよくわからないんですみたいな、そういう逃げの回答をする社長さんとかも中にはいましたけども。
いずれにしてもですね、紛失職決算というのは信頼を一気に失うよということがありますね。
それから2つ目ですけども、便利さの裏に隠れていたリスクについてちょっとお話ししたいんですよ。
僕がね、今回特に中小企業の経営者さんにお伝えしたいことがあるんです。
それは何かというと黒字倒産というリスクなんですよね。
全倒申の強みっていうのは週に1回とか月に6回というですね、めちゃくちゃ早い入金サイクルが売りだったわけですよ。
その亀井店のお店がですね、この速さを前提にして毎日の資金繰りを組み立てていたわけなんです。
ところが全倒申が破産してですね、これから通常のカード会社のペース、つまり翌月払いに戻るとどうなるかということなんですけども。
仕入れであったりとか、例えば家事の支払いの方が売り上げの入金よりも先に来てしまうわけですよ。
つまり消防場はね、ちゃんと売り上げ張ってますから黒字なのに、手元にお金が足りなくなっちゃって資金がショートしてしまうっていう、これが黒字倒産なわけですよ。
報道でもですね、この黒字倒産のリスクは顕在化しているというふうに指摘されているんですね。
実際に全国でおよそ2万点、総額50億円以上の入金が届いているということも報じられております。
便利なサービスに資金繰りを丸ごと預けてしまっていたという、しかもその一社が倒れたときにいかに危ういかっていうですね、これが今回とても分かりやすい形で現れてしまったなというふうに僕は思います。
これが2つ目ですね。
3つ目ですが、僕たちはですね、今日から何ができるのかということをお話ししていきたいんですけども、
あんまり後ろ向きな話しばかりしてもダメですから、
06:00
じゃあこの教訓からね、前頭心の教訓から何を得なきゃいけないのかということなんですけども、
1つ目は今もちょっと言いましたけども、一方は下方をやめて分散しておくということなんですね。
取引先だって資金調達の手段だって一つに頼りきらないということ。
これ僕も音声配信使って何回もお話ししてますけども、やっぱり一社とかに頼るというのは非常にリスクが高いなということ。
今回で言えば決済手段を2つ持っておくだけでも、いざというときに損害になったわけですよ。
もう一つこれは知っておいていただきたいんですが、こういうね、いざというときにために公的な支援制度がちゃんと用意されています。
実際ですね、今回も日本政策金融庫がセーフティネット貸し付けという制度で加盟店の支援を始めておりますし、
あとは信用保証協会がセーフティネット保証というもので1号に認定されるかどうかということを、
今、飲食店会の組合さんからもね、政府の方にお願いしていると。
セーフティネット保証1号というのはですね、倒産した場合に使える保証なんですね。
これは基本的には100%保証協会の方で保証されるというものなんですね。
それから窓口もありますから、困ったときにですね、慌てて高い手数料の資金調達に飛びつく前にですね、
まず相談できる公的な窓口があるというこれを知っているかどうかで、やっぱりね、いざというときの選択肢が全く変わってくるということなんです。
最後にね、僕が一番お伝えしたいことがあります。それは何かというと、
今日のテーマの数字は作れても信頼は作れないということなんですね。
全都心さんはその決算書の数字は作ることができました。
でも加盟店やカード会社、金融機関から寄せられていた信頼だけは最後まで作ることも取り戻すこともできなかったんです。
数字はね、取り繕いてもですね、信頼はごまかせない。
これは規模の大小に関わらず、僕たち全員に当てはまるとても大切な教訓だなというふうに僕は思います。
はい、ということで今日も聞いただきましてありがとうございました。
3日間にわたってね、全都心の破産をテーマにお話ししてきましたけども、
決済大綱の仕組みから始まって、それから紛失決算の経緯、そして今日は、
そこから僕たちが学べる気づきについてお話ししました。
数字は作れても信頼は作れない。
そして便利さに頼り切ることのリスクと、いざというときの備えの大切さですね。
少しでもですね、皆さんの明日からの経営のヒントになれば嬉しいかなというふうに思っています。
そしてこの3日間でお話しした内容を踏まえて、
明日金曜日はノートのメンバーシップで限定配信をさせていただきます。
実は今回の件、資金売りだったりとか資金調達という切り口で見ると、
無料の放送ではちょっと言いにくい僕の本音の部分があるんです。
本当にその方法があなたにとってベストな選択なのかということをですね、
09:05
27年間予診の審査の現場で見てきたからこそお伝えできる、
一歩踏み込んだお話ですね。
そちらの方を金曜日明日させていただきたいと思いますので、
ぜひそちらの方もチェックしてみてください。
ということで今日は数字は作れても信頼は作れたいというテーマでお送りいたしました。
挑戦が人生だ。
Don't worry. Be happy.
それではまた明日この時間にお会いしましょう。
今日も元気にいってらっしゃい。
09:37

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