2022-04-13 25:46

クーリングオフで消費者トラブルを避ける ルール・手続き・例外

日経電子版「マネーのまなび」のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーとお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞の長岡良幸デスクです。

今回のテーマは「クーリングオフの基本」。春は学校に通い始めたり、引っ越しをしたりと、まとまったお金を払う機会が増える季節です。買い物や解約でトラブルになった時に役立つクーリングオフの仕組みについて詳しく解説します。

クーリングオフとは特定の商取引について、商品を買ったりサービスを契約したりした後に無条件で契約を解除できる仕組みです。対象になる取引は決まっており、大きく2つに分けられます。1つは契約や販売に至る営業の方法に関するもので、「突然、家を訪問されて商品を買うことになった」「街角で呼び止められて営業された」といった場合。「お宅にある貴金属を鑑定します」などと言ってやってくる「訪問購入」も対象です。もう1つがあらかじめ定められた特定の業種・サービスで、いわゆるエステや語学教室、学習塾など7つの業種が対象になっています。REINAさんは「語学教室などは、この季節に利用を始める人が多いかも」と話していました。

クーリングオフのルールは少々複雑です。一般には「契約から8日間」と言われていますが、契約内容によっては20日間ということもあります。さらに、通常の期限を過ぎた後もクーリングオフができる「例外」もあります。番組では様々な条件や実際の手続き、相談先などについても紹介しています。

もう一つ、クーリングオフの期間を過ぎた後の途中解約のルールも解説しました。対象となる契約には高額になりやすいものが多くあります。途中解約ができれば、利用していない分のお金が戻ってくるので「それなら助かりそうですね」とREINAさん。また、今年は法律の変更があり成年年齢が18歳からとなったため、18歳、19歳の人が結んだ契約が以前より取り消しにくくなっています。若い人は特に消費者トラブルに気を付けた方が良さそうです。

番組後半の人気コーナー「American Money Life」のテーマは「スポーツ観戦」。日米で野球観戦の経験があるREINAさんが野球場の様子や応援の仕方について、違いを語ってくれました。初めて日本のプロ野球を見に行った時には、とても驚かされたことがあるそうです。野球以外のアメリカの人気スポーツや、試合開始前に友人らと集まってする「あるお楽しみ」についても話してくれました。じっくり聴いてみてください。

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