日経電子版「マネーのまなび」のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説はマネーのまなびチームリーダーの小栗太です。
今回のテーマは「金融政策」です。最近はアメリカの利上げペースを巡って為替や株式の相場が激しく動くなど、資産運用を考えるうえで金融政策の知識は必要不可欠なものになっています。新聞の記事やテレビのニュースでよく見るけど、どこか小難しい感じのする金融政策。一体どんなものなのでしょうか。
金融政策の代表的な手法は、政策金利の上げ下げです。ただ悩ましいのは、為替と株式の相場に与える影響が異なること。一般に金利を上げた国の通貨が上がりやすいのに対し、金利を上げた国の株価は下がりやすくなります。これは金利の高い通貨の方が人気を集める一方で、金利が上がりすぎると景気が冷え込んで企業の業績も悪くなるリスクが出てくるからです。相場は様々な材料を織り込んで動いていますが、こうした金融政策の基礎知識を身につけておくと、金融商品での資産運用や売買時期を考えるときに役立ちます。
番組後半の人気コーナー「American Money Life」では、11月にアメリカで中間選挙を控えていることもあり、アメリカの選挙を話題に取り上げました。日本では若者の投票率の低さが話題になりますが、アメリカでは全く逆です。ではなぜアメリカの選挙戦では若者も熱狂するのでしょうか。背景には若者たちの「政治に関心を持って発言するのはCoolである」という意識があり、REINAさんも欠かさず投票に出かけているそうです。
さて、いつも「マネーのとびら」をお聞きいただき、ありがとうございます。昨年の7月下旬に開始して1年たちましたが、おかげさまでこのたび合計再生数が100万回を超えました。これからもマネーの基礎知識が楽しく身につく番組づくりを心がけますので、引き続きお聞きいただければうれしく思います。