2022-08-17 18:37

現金同様に使えるデビットカード 便利だがクレカとは違いも

日経電子版「マネーのまなび」のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーと一緒にお金のイロハを学んでいきます。解説は日本経済新聞マネーのまなび面の長岡良幸デスクです。

今回のテーマは「デビットカード」です。キャッシュレス決済の手段の一つで、最近改めて注目されていますが、どこが便利で、何に気を付けて使ったらよいのでしょうか。日銀の統計によると、2021年度のデビットカードの決済額は3年前の約2倍に増えています。カードを使って店舗で支払いをするのはクレジットカードと同じですが、後払いではなく、支払時に銀行口座からお金が引き落とされるところが違います。REINAさんによるとアメリカでは広く浸透していて、「現金を持ち歩かず、デビットカード1枚を持ち歩く人が多かった」そうです。

日本のデビットカードは大きく「J-Debit」と「ブランドデビット」に分かれます。最近利用が増えているのは後者のブランドデビット。ビザやマスターカード、JCBといった国際ブランドに対応する店舗で、クレジットカードと同じ感覚で利用できるのが特徴です。預金口座を持つ銀行で発行していれば高校生でも持つことができ、発行する銀行も増えています。プラスチックのカードは表面に固有の番号が記載されるなど、クレジットカードとよく似ています。最近はカードを発行しないサービスもあります。

デビットカードの魅力の1つは「使いすぎを防ぎやすい」こと。支払いのたびに預金口座から引き落とされるので、残高を超える利用は原則としてできません。「現金を使っている感覚に近いかも」とREINAさん。クレジットカードのように後から多額の請求が来て驚くようなことはないので、家計管理をしやすい支払い方法ともいえそうです。

利用額に応じた還元サービスを用意するデビットカードもあります。利用額の一定割合をキャッシュバックするものが主流ですが、中には還元率が2%など、クレジットカードと比べても高いものもあります。一方でデビットカードを使う上では注意点もあり、ガソリンスタンドやETCでは使えないことが多いようです。分割払い、後払いの機能もありません。お金の使い道など場面に応じて使い分けるのがコツといえそうです。

後半の人気コーナー「American Money Life」では、日米の「プール・水泳教育」について話しました。日本では学校にプールがあり、水泳の授業があるのが一般的ですが、アメリカでは必ずしもそうでなく、REINAさんからみると日本は「リッチな感じ」なのだそうです。アメリカでは泳げない人が多いともいわれますが、実際のところや、その理由についても解説してもらいました。

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