2022-02-23 24:28

株を持つだけでOK、クルーザーも買える? 憧れの配当生活入門

日経電子版「マネーのまなび」のPodcastです。アメリカ出身タレントのREINAさんがリスナーとお金のイロハを学んでいきます。解説は日経マネー編集長の佐藤珠希です。

今回のテーマは「配当生活入門」です。高配当株に投資して配当収入を狙う手法は昔から個人投資家に人気があります。株価が乱高下を繰り返す今のような相場環境の中で値上がり益を狙うのは難しいですが、配当なら株を持っているだけで定期的な収入として受け取れるからです。最近は株主還元の機運から日本企業の配当金も年々増えています。

企業が稼いだ利益の一部をお金で株主に還元するのが配当金で、どのくらいの割合を還元するか(配当性向)は企業によって異なります(配当のない株もある)。個人投資家の中には30代からコツコツ投資を始めて55歳で配当生活の基盤を固め、早期退職後に配当金で1600万円のクルーザーを買った人もいます。まさに「憧れの配当生活」ですね。

銘柄選びでは、1株当たりの年間の予想配当額を株価で割って算出する「予想配当利回り」を参考にします。ただ、単純に予想配当利回りが高ければいいというものではなく、株価が下がったために利回りだけ高く見えている場合もあります。また、業績が不振で配当が予定通り出せず、結果として株価も下がってしまう「減配リスク」も考えておく必要があります。その点、何年にもわたって配当を増やし続けてきた「連続増配銘柄」であれば、減配リスクは少なそうです。

後半の人気コーナー「American Money Life」では「日米のソウルフード」を取り上げました。日本ではソウル=魂で、「その地域で昔から食べられていた人気のある庶民食」といった意味で使われますが、「それは和製英語で、アメリカでソウルフードと言った時はかなり意味が違います」(REINAさん)とのこと。佐藤編集長にとっての(日本的な意味での)ソウルフードは出身地仙台にちなむ笹かまぼこや名菓「萩の月」だそうですが、「アメリカ人にとってはハンバーガー、ピザ、ホットドッグ、バッファローウィング(鶏の手羽先の辛い唐揚げ)などでしょうか。日本の方がヘルシーですね」(REINAさん)とのことです。この他、納豆や餃子などを巡って楽しい会話が続きました。

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