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クローゼットの中からこんばんは。 今日は2019年10月3日、木曜日。時刻は21時11分を過ぎました。
夕張の外の気温は17度。お天気は曇り。 天気予報では、明日から
そっとした大荒れ、 嵐みたいなのが来るみたいです。
今夜お話しするのは、映画 世界一嫌いなあなたに
2016年アメリカ製作の映画です。 監督はテア・シャーロックさん。
このお話は、一応ジャンルとしては、ラブコメ というふうな紹介が書かれていることが多いです。
でも、私からすれば、これは
ドクターキリコのお話なのよ、とか思っちゃうんです。
ドクターキリコってなんだ、というあなた。 手塚治虫先生のコミックです。
ブラックジャックは知ってますか? ブラックジャックにも登場する
銀髪の白い死神とか呼ばれている ドクターキリコ。
この先生、安楽死のさせる先生なんです。
ブラックジャックのアンチテーゼなお医者さんなんですけれども、
この今夜お話しする映画世界一嫌いなあなたには、まさにドクターキリコを
扱っているお話になります。
尊厳死というものを取り扱ったテーマとしたお話になります。
私、そんなことを全く知らずに見ました。
ただ尊厳死のお話だよ、とかいうのは、あのどこの紹介文書にも書いてあったんですけれども、
そのポスターというか
ネットで検索したなんか、ポスターなんかはすごい幸せそうな男女がニコニコしながら映っている写真とかばっかりがヒットするので、
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こうなんというかなぁ、ハートウォーミングなお話なんだろうなぁと思ってみました。
そうそう、このお話にはヒロインがいて、ルーちゃんというお姉さんがまずヒロインでいまして、
で、あの、舞台はイギリスです。
イギリスのカフェでウェイトレスをやっています、ルーちゃんは。
で、このルーちゃん、クビになっちゃいます。
カフェがもう店じまいするからという理由で、クビになっちゃうんです。
でもこのルーちゃん一家、なんだかお父さんあんまり働いてない、お母さんは手法をしている、
妹はなんだか、大学に戻りたいとか言っていて、
まあ、あの、結構カツカツな生活をしている感じ。
中流かな、イギリスの中流家庭の稼ぎの、そのお家の稼ぎの一本柱になっている。
何本かお父さん、お母さん、長女ルーちゃん、で、妹の家族なんですけど、
その、あの、この一家を支える収入源として、ルーちゃんはウェイトレスをやっていたんだけれども、それをクビになっちゃって、
必死に職を探します。
あれはできない、これはできない、これも苦手とかって、
あの、職業紹介所みたいなところに行くんですけど、なかなか見つからない。
と、その時、あの、ハローワークの職員さんが、
あ、なんか今募集がかかったよ、特技いらない、えっと、介護の仕事、別に資格もいらない、6ヶ月の仕事、
でも結構給料がいいよ、ってなことで、その求人票を持って、雇い主のところに行きます。
なんと、雇い主、お城に住んでますよ、ってな感じでお話が進んでいきます。
その、お城には、男性が住んでます。
えっと、お名前がウィルさんという、イケメンじゃない?みたいな男性がいるんですけれども、
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首の下、首から下からは、事故にあって動けないということで、介護の仕事を半年間してくれる人を、
ウィルさんのお母さん、お父さんが、お友達になってくれたらいいんだけれども、という感じで、6ヶ月間の仕事を探していました。
で、面接に行って、いろいろルーちゃんはやらかすんだけれども、まあなんとか職にありつけます、というお話です。
突然ですけれども、私、この映画を見て、いやー久しぶりに泣いちゃいました。
あの、涙には、いろいろ種類があって、嬉しい、悲しい、暖かい、つらい、寂しいと、いろいろな涙の種類があるんですけれども、
私はどんな種類の涙を流したのか、これはあなたがこの映画、世界一嫌いなあなたに、を見て感じてほしいです。
なんだかね、最初は行きつかないんですよ。お城なんかに住んじゃって、上流貴族みたいな感じで。
で、ルーちゃんは、中流家庭の出だし、全然こう、会話の接点が、ウィル、体の不自由のウィルとないんですよ。
ウィルはウィルで、なんかニコニコ笑ってるけど、中身のなさそうな奴が来たぞ、みたいな感じで扱うんですよね。
で、首から下が動かないから、彼はいつもイライラしてるんですね。
で、そのイライラをルーちゃんに当たり散らしてしまうこともあったりして。
でもルーちゃんはめげません。その時に本音を彼女は言うんですよ。この本音が素晴らしいなぁと思って。
でもね、ルーちゃん、当たり散らされて、もう何このーってなった時に、この心を全く開かない、でも顔だけはイケメンなウィルに対してこう言うんですよ。
私は仕事だから来ています。なんてったってお金が必要だから。
あなたの周りにいる人たちと同じように、不機嫌に私をさせようとしないでください。と、こういうことを言うんですよ。
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これ、なかなか言えたことじゃないですよね。
で、そんなことを言われたちょっとタカビシャなウィルさんは、「もうクビにしてやる!」とか言うんですよね。
ところがルーちゃん、ヒロインのルーちゃんは、「あなたに雇われたわけじゃなくて、あなたのお母さんとお父さんに私は雇われたのよ。クビにできるもんならしてみなさいよ!」とか結構ガツンと言うんですよ。
なんかこの辺のやりとり、隠さない彼女の本音が出ていて、このやりとり結構すごいなぁとか思ったんです。
あ、そうそう。さっきからヒロインルーちゃんルーちゃんって言ってるんですけど、女優さんはエミリア・クラークさんが演じています。
私の好きなドラマゲーム・オブ・スローンズでデナーリス・ターガリエンという役を演じていた女優さんです。
そしてこのルーちゃんのお父さんは、これまた私の好きなドラマダウントン・アビーに出ていた羊のベイツ役をしていた、お名前がブレンダン・コイルさんがしています。
そしてそして、イケメン、顔だけはイケメン、体が不自由な役をしている、ウィルという役をしている、お父さん役をしている人、ウィルのお父さん役をしている人は、これまたゲーム・オブ・スローンズで出ていた俳優さん、チャールズ・ダンスさんが演じています。
ゲーム・オブ・スローンズではタイ・ウィン・ラニスターを演じていらっしゃった俳優さんです。
ということで、このお話、映画票みたいなのをざーっと検索して見てみたんですけど、賛否両論な作品なのです。
なぜ賛否両論なのかというのは、これまた映画世界一嫌いなあなたに、をあなたが見て感じてほしいです。
私、このルーちゃん、ヒロイン役の子がパッと笑顔になったりするところが、本当にほっとして、それからルーちゃんのファッションもすごくビビットな色使いのお洋服を着ていて、ファッションも楽しめますし、
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それから冒頭申し上げた手塚治虫先生のドクターキリコなお話もあるし、ラブコメっていうふうにジャンル分けされてるけど、ラブコメじゃないよねこれは、とか私は思いました。
それから世界一嫌いなあなたに、というのは放題です。現代はme before you。私この現代も、もしかしたらこの現代の方が、そのまんまでもこの映画良かったんじゃないかなーなんて思いました。
と今日は、結構長くお話ししちゃいました。映画世界一嫌いなあなたに、のお話をしました。それでは夜のゆいろく、聞いていただきありがとうございます。北海道、夕張からお話はゆいまるでした。おやすみなさい。
深夜、特に用事もないのについつい長電話をしてしまう。そんな二人の終わらない話をちょっとだけ押すわけ。そんなポッドキャスト。切れない長電話。毎週木曜日21時配信。
おいひどいだろ、切るなよグリーン。そんな。
