江藤議員への処分とその背景
この時間は日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。毎週水曜日はRKBニュースディグ、高藤秋子編集長です。高藤さん、おはようございます。
おはようございます。今日はこちらの記事をご紹介します。
県民感情何一つ理解していない。処分された議員は金銭重々を証言した江藤秀幸議員。自民党福岡県議団に問われる自浄能力。
福岡県議会で金銭重々疑惑が持ち上がっている自民党の県議団ですけれども、その県議団が倉内前議長に対して出された議長辞職勧告決議案の採決中止を求める緊急動議に唯一反対した議員を処分しました。
今週月曜日ですね、自民党県議団から会派の会員資格停止の処分を受けたのは江藤秀幸議員です。
元副議長で吉松県議とともに幹部にお金を渡したとカメラの前で証言をし告発をした議員です。なぜ処分されたのか。発端となったのは8月17日の臨時議会に出されたこの緊急動議です。
記憶に新しい方もいらっしゃると思いますけれども、倉内勲前議長に対して議長職をやめるよう求める決議案が提出されたんですけれど、
倉内前議長の元秘書である林大輔議員が決議案の採決中止を求める緊急動議を提出して、動議は賛成多数で可決されました。
決議案を採決させなかったということですね。この議会の直前に自民党県議団は所属議員に対して動議に賛成するよう義務付ける討議拘束をかけていました。
ただ一人採決に反対したのがこの江藤議員だったということです。この緊急動議の可決、非常に大きな批判を浴びることになっているわけですけれども、
自民党県議団の渡辺会長によると、直前に開かれた議員総会で江藤議員特段の発言をしないまま動議に反対したのが処分の理由だと。
事前に何か言えと。いずれにしても賛成しなかった、動議に反対したことが理由ということです。
この江藤議員、12月議会の閉会日まで議員総会や県議団としての活動には参加ができません。江藤議員、このように話しています。
今回の処分は事情作用を果たすどころか、都合の悪い意見を排除するものであり、党本部の意向に真っ向から逆行しています。
国民・県民の怒りを理解せず、反対した議員を処分することは、自民党県議団が県民感情を何一つわかっていない証であります。
渡辺会長によると県議団の中ではこんな議論があったようです。除名か資格停止の議論だった。どちらか処分、どちらにするかという議論だった。
本人が金銭を渡したと認めているので、そういう人は除名に値するのではないかという声もあったということです。
党本部からの懸念と県議団内の動き
この自民党県議団をめぐっては、来年春に行われる県議会議員選挙での公認問題も浮上しています。
先週の金曜日に自民党の鈴木幹事長が県連の幹部を呼び出しまして、今の状況では公認は出せないと伝えました。
党本部としても危機感を持っているわけですよね。全国の。
福岡県に留まる話じゃなくなっていますからね。
政治と金の問題として注目される危機感ですね。
自民党の関係者によりますと、高市総理、県議会をめぐる一連の問題に怒っていて、全国統一地方選への影響を懸念し、私の名前は使わせないと言い放ったと言います。
30日の福岡県議団の総会では、若手議員から県連の松本会長に会長職の辞任を求める声が上がったということです。
この松本会長も金銭持受疑惑で名前が上がっている一人なんですね。
党の松本会長はこんな風に記者団に話しています。
名指しをされている先輩においては、自らの出所身体を明らかにすべきじゃないんでしょうかというお話がありましたので、
9月5日に開かれる県連の執行部会で、組織人として皆さんと一緒に考えていきたいと答えています。
県民感情と報道の影響
不満の声も漏れ聞こえてくるんですけれども、どうなんでしょう。
公認は別として、その多くの県民、同意に賛成して採決をさせなかった姿勢も見ているように思うんですが、
本当そうですよね。
そうですよね。
ここに来て賛成しなかった議員を処分したというところは、どういうふうに移るのかということはちょっと考えてもいいのかなと思います。
この記事ですね、ニュースディグと合わせてYouTubeでも配信しているんですけれども、
この動画をRKBニュース公式YouTube、すでに95万回再生されていまして、
おそらく今日100万回突破するんじゃないかなと思うぐらい、
この処分というのはインパクトを持って受け止められていますね。
民主憲政クラブの分裂
この緊急動議をめぐっては、実は県議団だけにとどまらず、第2回派の民主憲政クラブにも影響が及んでいます。
民主憲政クラブでは所属議員20人のうち半数が、採決中止を求める動議に賛成しました。
これに反発した10人の議員が、きのう会派を離脱しました。
今回の会派運営について、きのう緊急議員総会が開かれて話し合われるはずだったんですけれども、
10人が離脱して新たな会派を結成すると。
動議に賛成した会長の原中雅氏議員、当時賛成した理由こんなふうに話してたんですね。
採決が今このタイミングなのか、倉内議長を守るとか、倉内議長に忖度するとか、倉内議長が怖いからということではありません。それははっきり申し上げたい。
関係者によると、この動議に賛成した原中会長らに対して、支援母体である立憲民主党の福岡県連、それから自治労などからも批判が噴出していたということです。
民主建制クラブが昨日午後に開催した緊急の議員総会では、会派そのものを解消することを決定したと。
民主建制クラブは今後3つの会派に分かれます。
残った10人ですね。いわゆる動議に賛成した議員。
それから離脱した10人のうち2人は国民民主党として会派を立ち上げて、すでに会派届はもう出したということで、きょう会見する予定です。
それから残る8人がまた別の会派を作るということで。
国民民主党の太田京子議員なんですけれども、この民主建制クラブの分裂についてこんな風に話しています。
これ政策ではなくて議会改革での方向性が違うんだということですね。
今日会見するということですので、そのあたりも注目されると思います。
今後の県議会への注目点
福岡県議会、来週ですね、9月議会があるんですけれども、これも注目されます。
県の調査では、県議会で質疑がある際に、議員が作る質問を県の職員が代わりに作成していったということも判明してますよね。
9月議会こそはですね、どうか茶番を見せられることがないようにしていただきたいのと、
私たちもいろんな代表質問、一般質問がありますから、積極的に注目してまたお伝えしていきたいというふうに思っています。
しっかり我々の方、県民の方を向いて行っているのかどうかというところが、ジャッジの一つ目安にもなるんじゃないかなと思いますね。
ニュースディグでいろんな記事を配信していますので、ぜひ検索して読んでいただきたいと思います。
この時間はRKBニュースディグ高戸章子編集長でした。高戸さんありがとうございました。