1. にゃおのリテラシーを考えるラジオ
  2. #455 【史】航空図を見て..
2023-02-04 06:46

#455 【史】航空図を見てみる/地図も読み物だから(15)

地図も読み物だから(笑)の第15回です。

前々回の海図に続いて、今回は航空図を読んでみます。

これも国際情勢とか安全保障のことをちょっと考えますが、それ以上に難解なので読みがいがあるのでした。

興味がない人にはまったく面白くないと思うので、スキップしちゃってくださいね。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

【史】航空図を見てみる/地図も読み物だから(15)
https://note.com/nchiba/n/nc8a52e4a1260

配信書き起こし
https://note.com/nchiba

にゃおのtwitter
@nchiba
https://twitter.com/nchiba

YouTube
https://www.youtube.com/@nyaos

「読書と編集」の活動は、
https://www.nyaos.net/

ストアカの「読書と編集のITリテラシー教室」は、
https://www.street-academy.com/steachers/468576?conversion_name=direct_message&tracking_code=62e788e6ff484f6d2952151bb9c955b4

をご覧ください。

00:06
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは、「航空図を見てみる。地図も読み物だからな。」の15回目です。
土曜日は地図を読んでいます。
あ、最初にご案内しておきますね。
地図の話は、実際の地図を見てみたいという方もいると思いますので、話しながら見ている地図をノートの書き起こしの方に載せておきますので、興味がある方は概要欄をチェックしてみてくださいね。
今回は、航空図を読んでみます。
航空図というのは、飛行機を運航するために使う地図です。
前々回に海図の話をしましたが、海図に海の深さが描かれているように、航空図にも一般的な地図には描かれない情報がたくさんあります。
当たり前のことですが、飛行機は空を飛びますよね。
空は広いようですが、飛行機は永遠に飛び続けることができるわけではありませんから、地上にあるいろいろな施設に縛られる形で飛ぶ必要があります。
となると、飛ぶエリアは必然的に定まってしまいます。
それを航空炉と言いますが、人気のある航空炉は道路の渋滞のように混雑するのです。
道路は混雑すると渋滞して自動車が止まってしまいますが、飛行機は止まるわけにはいかないので、空なりの工夫をして安全に混雑をさばく必要があります。
航空図は一般の地図と同じように2次元の地図ですが、通常の地図よりも3次元の情報を読み取る必要がある地図ということになりますし、
さらに見えない飛行機用の信号や標識を読み取れるようにしたものということになります。
そんなわけで、見慣れない情報がたくさん載っています。
僕がたまたま持っているのはJAPA501の1997年1月20日発行のものです。
発行というのは本の発行の方ではなくて、効力が生まれるという意味の発行、出発の発に効果の効の方です。
空は地上と違って見えるものが少なく、飛行機はスピードが速いですから、ルールの変更を厳密に把握して飛ぶ必要があり、航空図はそのような変更を迅速に反映する必要があります。
03:05
それでいつから使うものですということがきちんと書かれているわけです。
JAPA501は北海道エリアの航空図です。
まず興味深いのは、ねむろからしれとこのおきすぐのところにJAPAN ADIZという線が引かれています。
ADIZというのは場所から想像がつくかもしれませんが、空にある国境フェンスみたいなもので、防空識別圏というものです。
外側と内側の線で区切られた領域として設定されています。
あらかじめ飛行計画を提出せずにここに侵入する飛行機は、ざっくり言うと戦闘機の迎撃を受けることになるというエリアです。
それから飛行禁止区域がいくつか見つけられます。
胴内にあるのは自衛隊の射撃演習場がある場所のようです。
特に目につくのは日高沖の航空自衛隊の演習区域ですね。
飛行機の訓練用の空域は千歳空港を中心とした同王圏の外側にかなり広く設定されています。
各空港には滑走路の向きや着陸の際に使う各種の電波による信号の周波数が書かれていて、かなり複雑です。
さらに千歳空港と函館空港には侵入完成区域というのが設けられていますし、
さらに千歳の周りには細かく区切られた区域があります。
これらを読み解いていくためには航空観戦についての知識が必要になります。
出てくる用語を調べながら見ていくとあっという間に時間が経ってしまいます。
無線標識の情報のところにモールスコードが書かれていて、
そういえば、新千歳空港の2本の滑走路の間の真ん中辺でCHというモールスコードが光っているのを見たことがあるのを思い出しました。
見ている航空図は最初に言ったように1997年のものでむちゃくちゃ古いので、最近は全く違ったものになっていると思います。
がぜん最近の航空図を見たくなってきました。
航空図は日本航空機操縦士協会というところが出していて、最新のものは2022年8月のもののようです。
北海道だけでなく面白そうな空域の航空図も合わせて注文してみようかなと思っています。
新しいのを入手したらまた話してみようと思います。
06:01
読書と編集ではITを特別なものではなく常識的なリタラシーとして広める活動をしています。
ITリタラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については概要欄のリンクからまたは読書と編集と検索して猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしをノートで連載しています。
概要欄にリンクがありますのでフォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。
ではまた。
06:46

コメント

スクロール