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2023-01-29 05:53

#449 【刻】乗務行路表その2/時刻表は読み物だからな(40)

時刻表は読み物だからな!(笑)

第40回です。

前回の続き。乗務行路表、平成9年の旭川運転所5302仕業を読んでいきます。

興味がない人にはまったく面白くないと思うので、スキップしちゃってくださいね。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

「#351 【刻】くるくる回っている?/時刻表は読み物だからな(29)
https://anchor.fm/82661/episodes/ep-e1pavcm/a-a8mq0ga

「令和の時代に必要なの?時刻表の世界/有隣堂しか知らない世界」
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#156 電車の時刻調べるならネットを見ればいいけど、時刻表は読み物だからな!(1)はじまりは有隣堂。
https://anchor.fm/82661/episodes/ep-e1gdn10

#044 時刻表を語る
https://anchor.fm/82661/episodes/ep-e1bf1t3

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をご覧ください。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは、「常務航路表その2 時刻表は読み物だからな!」の40回目です。
日曜日は時刻表の話をしています。
前回は、僕の自宅の本棚にあった鉄道の運転士が使う古い常務航路表の中から、平成9年の朝日川運転所5302資料の往路を読みました。
今回はその続きで、裏面にある袋を読んでいきます。
往路は、朝日川駅を16時36分に出発し、塩ガル駅に19時25分45秒に到着して、塩ガル寮212号室に入るという航路でした。
ここで食事を取ったり休憩をして、袋の航路に入ります。
袋の列車は、臨海基、海9458Dというものです。
臨時の回送列車ですね。
多分往路で乗ってきた列車を朝日川に戻すものだと思います。
時刻表の欄は、まず局運書に電話、1時07分という記述から始まります。
予定通りに始業に入ることを朝日川運転所に連絡するんですね。
次に、乗り継ぎ1時22分と書いてあって、塩ガル寮から塩ガル駅に向かい、1時22分に運転する列車に乗り込みます。
あ、ここで言う時刻は、もちろん24時制の時刻です。
夜中の1時過ぎですね。
一番下の取扱い方には、塩ガルで列車防護係員乗務列車と書かれていて、その防護係員と無線機通話試験を行うことが書かれています。
この列車防護というのは、万が一の事故の場合に、安全措置として他の列車を止める措置のことを言います。
列車の運行は原則として運転士と列車防護係員の2名で行う必要があり、通常は車掌が列車防護係員も兼ねています。
車掌の主な業務は乗客対応ですが、事故が発生した時は列車防護を行います。
今回の列車は階層で客扱いはありませんから、車掌としての業務はなく、列車防護係員としての役割だけということになるわけですね。
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列車防護には無線機を使いますので、出発前にその試験を行うのです。
準備が済んだら塩ガル駅3番線を1時25分に出発します。
夜中の赤岳本線は、対向する列車もほとんどないようです。
どんどん駅を通過して、唯一の停車駅である中越駅に2時36分着、13分停車して2時49分に出発。
またどんどん駅を通過して、旭川駅に3時52分に到着します。
その後、旭川西に行く4時00分。この試験が全て終了になります。
取扱い方の欄には作成者と消防車の判子があります。ダブルチェックを行っているんですね。
そして一番上の始業番号のところには管理者の判子も押してあります。
その他、各駅の発着線や制限速度で注意すべきところに赤丸がついていたりして、安全で確実に列車が運行できるような配慮がされているのがよくわかります。
この航路表は細長いプラスチックのケースに入っています。
取り出してみると、裏側に折り込まれた関係通達記載欄という部分があり、その下の部分は切り取られていることがわかります。
多分表の時刻表などと同様の記述がある部分を、消防後に切り取って別のところで使用するのでしょう。
どんな風に業務を行っていたのか想像すると楽しいですね。
この後の書き起こしの方に実際の航路表の写真を載せておきますので、興味がある方はぜひ見てください。
次回は同じ時期の4枚セットの航路表を読んでみることにしようと思います。
読書と編集ではITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
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