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2023-08-20 08:37

#652 【刻】昭和の最長片道切符北海道ジグザグ⑤/時刻表は読み物だからな(69)

宮脇俊三「最長片道切符の旅」の第5日目の話。

最北端稚内から、やっと南に下りていきます。日本海から太平洋にタッチして再び日本海側に戻って小樽まで乗り通します。

その行程の時刻表を眺めて思ったことを話しています。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

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「#175 電車の時刻調べるならネットを見ればいいけど、時刻表は読み物だからな!(4)札幌発札幌行。」

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をご覧ください。

サマリー

昭和の最長片道切符北海道ジグザグその5では、時刻表を読んで北海道の旅の5日目を進めています。南湾下内から遥か鹿児島に向かって南下し、羽保路線を乗り継いで福川に到着しました。

00:04
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回お話しするのは、昭和の最長片道切符北海道ジグザグその5、時刻表は読み物だからなの69回目です。
日曜日は時刻表を読んで話しています。
お盆を過ぎました。
例年はこの辺りから湿気に涼しくなるのですが、今年はまだまだ残暑という感じになりそうです。
6月からむち暑い日が続いたこともあり、少し疲れがたまってしまった感じもします。
僕はどちらかというと、暑さよりも寒さの方が好きなので、これからの季節は楽しみなのですが、
だんだん日が短くなっていくのだけが少し寂しく感じます。
涼しくなったら、暑かった夏のことは記憶の片隅に置かれるでしょう。
こんな風に年月は過ぎていくのですね。
さて、1ヶ月ほど前から宮脇俊三さんの最長片道切符の旅という本を、当時の時刻表と一緒に読み進めています。
この本は10月下旬の北海道を回るところから始まっています。
前回は、4日目の御宝塾街側の門別から西北端の湾下内まで、宇宙の赤字路線によりながら移動する旅でした。
南湾下内から福川
5日目はいよいよ湾下内から遥か鹿児島に向かって南下していきます。
南湾下内の始発列車は、6時14分の旭川行きの通列車です。
この列車が来る前に札幌から来た急行ディシリが到着します。
時刻表を見ると、ディシリは6時17分に発車になっていますので、南湾下内で列車の行き違いを行うのでしょう。
数列車が急行列車を待たせるようなダイヤになっているのが面白いです。
この急行ディシリは、なんと11両編成の客車列車で寝台車も連結しています。
戦前のカラフト連絡の最速列車の名残の夜行列車で、寝台車の連結は平成19年にこの列車が廃止されるまで続きました。
この時代の特急急行の編成は優等列車感のある長いものでした。
南湾下内から宗谷本線を南下します。
この辺りは低い棺木や牧草地が続く高齢とした景色です。
所々にサイロが見えて楽能が主力という感じがします。
7時38分に頃延び着。
ここで日本海に沿って南下する141.1キロの羽保路線に乗り換えます。
8時02分発の普通列車は旭川行き。
普通列車ではありますが、時刻表では急行ルモイ2号と書かれています。
羽保路線の区間は普通列車ですが、ルモイから急行になるのです。
羽保路線の列車は下りが8本、上りが9本設定されていて、そのうち2本が旭川直通の列車です。
さらに1本は正真正銘の急行羽保路で札幌を結んでいました。
朝の列車なので、瀬塩までは通学生が多く、そこからは乗客がガラガラになったと書かれています。
2時間走って10時04分、羽保路着。
羽保路は炭鉱の町。
この庁大なローカル線はそもそも一旦輸送を目的として設定されたもので、炭鉱の閉山とともに消えていく運命となりました。
宮脇さんが乗った時期は既に炭鉱は閉山していて、乗客がほとんどいない列車が走っていたのでした。
福川から小樽
ルモイに11時50分着。
ここで12時12分発のルモイ本線、福川行きの普通列車に乗り換えています。
今日の校庭は例によって遠回りをするために駅での待ち合わせ時間が長いので、あまり慌てていく必要がないのです。
福川に13時35分着。
13時49分発の函館本線の普通列車に乗り換えます。
函館本線は福川電化の幹線で列車の本数が多いのです。
次の乗り換えは岩見沢で、乗り換える予定の列車に間に合う列車が4本あり、
14時11分滝川で途中下車をして駅前のビジネスホテルの喫茶店で日本シリーズを見ることにしています。
15時46分発の定年行き普通列車に乗り、16時39分岩見沢着。
この列車は711系という北海道専用の赤い電車だったようです。
岩見沢で16時42分発の室蘭本線普通列車に乗り換えます。
室蘭本線はそもそもユーバリタン電の石炭輸送を主たる目的とした路線で、かなり後まで蒸気機関車が活躍していました。
こんな背景からこの普通列車も機関車が引く客車列車だったようです。
とは言っても蒸気機関車が引く旅客列車はこの3年ほど前になくなっていますから、ディーゼル機関車が牽引する列車ですね。
室蘭本線は室蘭と岩見沢を結んでいますが、幹線である室蘭とまこまい間と違って、とまこまい岩見沢間はローカル線間が強いのです。
上り下り10本ほどの列車が設定されていますが、急行列車はありません。
この時期はすでに炭鉱の閉山が相次ぎ、主力の石炭輸送も縮小されて、ローカル線のイメージがどんどん強まっていたことでしょう。
最長片道切符では沼野旗駅で千歳線に乗り換えることになりますが、この駅は数列車しか停車せず、接続が悪いので、とまこまいまで乗り越して18時17分着、
とまこまい18時30分発の急行千歳17号に乗ります。
時刻表を見るとこの列車は急行イブリを並結しています。
このイブリという急行は札幌発札幌行きという面白い列車でした。
この列車のことは第175回の配信で話していますので、興味がある方はぜひそちらを聞いてみてください。
1時間弱走って、札幌着が19時27分。
謎の当初を燃やして1分後に発車する19時28分の小樽行きに乗り換え、小樽駅に20時13分着。
ここで5日目が終了したのでした。
北海道の宿泊はその日が最後です。
次回はいよいよ北海道から本州に渡ります。
北海道だけで丸々5回以上かかるんですね。やっぱり北海道は広いです。
今回は昭和の最長片道切符、北海道ジグザグその後、時刻表は読み物だからな、の69回目をお話ししました。
今日はここまで。
読書と編集ではITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については概要欄のリンクから、または読書と編集と検索して、猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしをnoteで連載しています。
こちらも概要欄にリンクがありますのでご覧いただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。
08:37

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