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2023-08-29 07:43

#661 【談】ガンダム名言に噴き出すうちの家族の話

ガンダムシリーズにはたくさんの名言があってミーム化していますが、今やどんな場面で使われたのかほとんど知らずに使っているケースがわりとあると思います。

初代ガンダムのアニメを見始めて感じたことを話してみます。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。

そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。



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をご覧ください。

サマリー

初代ガンダムの面白さはテクノロジーの描写、コリコレ的な要素、暴力的な描写の3つにあります。

初代ガンダムの面白さ
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回お話しするのは、【談】ガンダム名言に吹き出すうちの家族の話、というものです。
火曜日は日頃考えていることを適当に話しています。
今年は暑いので、あまり外に出たくなくて、家にこもってアニメばかり見ているので、この配信も連日のようにアニメの話ばかりになっていますが、そういう時期ということでご勘弁いただければと思います。
先週の火曜日、654回目に、【ガンダムをカタクナに避けてきたのに魔女に捕まった話】という配信をしました。
機動戦士ガンダム、彗星の魔女を見てしまったら、ガンダムを最初から確認したくなった、という内容でした。
それで、最近のアニメを見まくっている合間に、初代ガンダムをコツコツと見ているのです。
昨日見たのが確か30話目だったかな。
ずっと見ていくと、時代の空気が見えて面白いなと思います。
面白さのポイントは3つあって、1つはテクノロジーのこと、2つ目はコリコレ的なこと、そして暴力的なこと、なのでした。
テクノロジーの観点はどんなことかというと、初代ガンダムが放送された時代は、世の中でソフトウェアが一般化していなかったということです。
ガンダムは未来の話です。
でも、それを描く人々の意識は1970年代なわけです。
コンピューターは出てくるけれど、それは常にハードウェアとしてのコンピューターです。
インキャノアムロはコンピューターのハードウェアを組み立てているし、紙のマニュアルを見ながらガンダムを操作し始めます。
通信はアナログで、暗号電文はセイラさんが座っているコンソールから紙のメモにプリントされます。
ホワイトベースのメンテナンスでは、壁のパネルを開けてゴソゴソいじったり、基板上でハンダ付けを行ったりする場面が描かれます。
システムのデバッグっぽいことはオシロスコープっぽいものを使ってやっています。
僕はディスプレイが存在しないコンピューターの操作をかろうじて知っていたり、ハードウェア開発でロジックアナライザーを使うのを横で見ていたこともあるので、なんだか懐かしい気持ちになりましたが、
彗星の魔女ではスマホのようなものを使っているのを見て、これも何年か後にはちょっと古臭いものに見えるだろうなぁと思いました。
未来をわかりやすく表現するのは、いつになっても難しいものなのですね。
コリコレ的な要素と暴力的な描写
二つ目のコリコレ的なところはこんな感じです。
結構ヒヤッとするセリフが出てくるのです。
ガンダムは初代の時代から女性が活躍しています。
ホワイトベースのメインのメンバーはユニを呼ばず、至る所にかっこいい女性が出てくるのが魅力の一つですよね。
そしてガンダムを操るアムロはちょっと情けない感じに描かれます。
このちょっとダメな男の子像はエヴァンゲリオンのシンジにも引き継がれている感じです。
そういうダメな子に対して、男でしょ?なんて嫉妬する場面が出てきます。
これは裏返すと女らしさみたいなものにもつながるわけで、
例えば未来さんが子供たちをお風呂に入れている場面で、なんと胸があらわになっていたりもして、
まだこういう表現が許される時代だったのだなぁ、などと思うわけですね。
まあ難しいテーマではあるし、当時の表現を今の価値観で批判するのは安直すぎると思うのですが、やっぱりヒヤッとはするのですね。
3つ目の暴力表現の代表格は平手打ちです。
そもそも表現していることが戦争なのであって、それは暴力の最たるものなのですが、
初代ガンダムでは男女問わず平手打ちをする場面がよく出てくるのですね。
情けないことを言うとすぐに平手打ちが飛んでくる感じ。
これも今ではヒヤッとする表現です。
よく出てくるということは、当時は割と当たり前だったということでしょう。
もちろん当時も現実の世界では、人を殴るなんてあまり褒められたものではなかったですし、
そういう行動をとる人は今も相変わらずいると思いますが、
今はそういう表現は避けるというのが当たり前ですよね。
でもそれは言葉の世界に移っていて、
ある意味本当に手を挙げるのでなければ許容されるという誤解が広まっている感じもします。
殴るといえば、
親父にもぶたれたことないのに、というセリフが有名なネットミームになっていますよね。
家で初代ガンダム第9話を見ていた時、
神さんと長女はそれぞれスマホでゲームをしたり本を読んだりしていたのですが、
そのセリフを聞いてその場で二人とも吹き出したのです。
初代ガンダムは僕も見るのが初めてで、家族もやっぱり見てはいないのですが、
このセリフはやっぱり頭に入っているわけですね。
お笑いのネタとして使われたこともあって、
すでに出どころは知らないけれど、このセリフは知っている人の方が多いのです。
こういうミームはいろいろあるのですが、
実は背景とは別に言葉だけが流通しているケースは相当の数に上っていて、
その中には人を傷つける言い回しも結構あるなぁと思いました。
こういう時単純に言葉狩り、表現狩りに走ることがよくあって、
それはコンテキストへの理解を欠く、実に暴力的なやり方であることを理解しない人もいて、
コリコレや暴力表現でヒヤッとするのはそういうことなのだろうなぁと考えたりしたのです。
こんな小難しいことを考えずに作品を楽しめばいいのですが、
そこは僕の思考の癖で、まあ考えること自体も合わせて楽しんでしまうので、
さらに深く考えるためにこんな風にアウトプットをしてみたわけですね。
ガンダムは引き続き見ていこうと思っていますので、
ガンダムではこの作品のこの話が好きというのがありましたら、ぜひコメントで教えてくださいね。
今回はガンダム名言に吹き出すうちの家族の話をしました。
今日はここまで。
読書と編集ではITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
07:43

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