1. にゃおのリテラシーを考えるラジオ
  2. #350 【史】札幌の古い地..
2022-10-22 06:37

#350 【史】札幌の古い地図を読んでみる/地図も読み物だから(1)

地図も読み物だから!(笑)

第1回です。

僕は地図を読むのが好きです。実際にどんなふうに読んでみているのか話していきますね。

興味がない人にはまったく面白くないと思うので、スキップしちゃってくださいね。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

配信書き起こし
https://note.com/nchiba

にゃおのtwitter
@nchiba
https://twitter.com/nchiba

「読書と編集」の活動は、
https://www.nyaos.net/

ストアカの「読書と編集のITリテラシー教室」は、
https://www.street-academy.com/steachers/468576?conversion_name=direct_message&tracking_code=62e788e6ff484f6d2952151bb9c955b4

をご覧ください。

00:01
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「札幌の古い地図を読んでみる。地図も読み物だから。」第1回目です。
日曜日には時刻表を読んでいますが、土曜日は地図を読んでいくことにしました。
読み物だからなシリーズの2つ目ですね。
地図と言ったら、どんなものを思い浮かべるでしょう?
小学校の低学年では、絵地図なんかを作ったりもしますし、中学校では世界地図の入った地図帳を見たりもしたでしょう。
今は、スマホでマップを簡単に検索できるので、行き先の場所を調べたりもしますよね。
大抵の人にとっては、必要に迫られて調べるために使うものというイメージが強いのではないでしょうか。
調べる場所のことがわかったら、それでおしまいということが多いように思います。
僕が地図を読み始めたのは、小学1年生の時でした。
本屋さんで初めて買ってもらったのが、中学校の地図帳でした。
実はこの時に時刻表も買ってもらっていて、調べる対象というよりは、読み物として暇さえあれば読むようになったのです。
考えてみると、中学校の地図帳は、資料を学ぶためにあるものですから、ただの地図よりは読み物的な要素が多いのですよね。
さて、今回読み始めるものを紹介しましょう。
僕は札幌に住んでいます。
札幌には教育委員会が編集した札幌文庫という本があります。
1977年から全部で100巻作られました。
札幌の自然、歴史、文化、社会、芸術などを記録した本です。
残念ながら全て絶版になっているのですが、図書館で閲覧できるほか一部が電子書籍として公開されています。
その札幌文庫の別冊として、札幌歴史地図というものがあります。
明治、大正、昭和と三分冊になっていて、それぞれの時代の地図がたくさん収録されています。
これが見ていてなかなか面白いので、明治編から読んでみようと思います。
最初に出てくる地図は、明治2年、札幌3年の地図です。
地図の基本的なルールには、上が北というものがありますが、最初の2枚は上が西になっています。
明治2年の地図は、タイトルとして11月までの図となっていますので、これからどんどん開拓が進んでいることを前提にしている地図ですね。
03:07
左中央から下中央にかけて川が描かれています。
これは多分豊平川でしょう。
そしてその上に、左から右に直線の道路が描かれています。
その下には豊平川から分かれて、右の方に細い川が描かれています。
これは多分創生川になるものでしょう。
全体に薄そうとした原野のイメージです。
この本の写真では、詳細を見ることが難しいのですが、直線の道路は札幌の都市計画の始まりのようで、
位置はかなりざっくりしており、この道路に沿って様々な施設を作っていくということを示しているようです。
2枚目の地図は、絵図という感じのもので、実際の地形ではなく道路と川、それに沿って描かれています。
正確な地図というよりは、機能として必要な建物を配置してみたという感じの図で、
御本陣とか市のお宮という、後の北海道神宮になるものが描かれていたり、工事関係者の宿舎のようなものがあったりするところが面白いです。
さらに図の右の方において、地図として描かれている地図は、
多分、柵のあたりが後の大通公園になり、北側が官地、南側が民地という分け方の原型になっているようです。
現代の札幌でも、大通公園の地図を描いているときに、
大通公園の地図を描いているときに、
大通公園の地図を描いているときに、
現代の札幌でも、大通公園の北と南は街並みの性格が違っているのですが、
それは明治の初めにざっくりと決められたものなのですね。
これらの図には詳細が記述されているわけではありませんが、
人がまばらに住んでいる鬱蒼とした原野に川がいくつも流れていて、
割と水が得やすい平地に大きな街を作ろうとしていたことが想像できます。
そしてその時のざっくりした構想が、
今の札幌の街の形に結構大きな影響を与えていることが興味深いです。
シムシティというゲームがありますよね。
僕はだいたい最初にまっすぐな道路を引くところから始めるのですが、そんな感じです。
当時の人々は、リアルシムシティをやったんだなと思うと、なんだかワクワクしてきませんか?
この先の地図を見ていくと、本当にシムシティのように街が発展していきます。
少しずつ読み進めていきたいと思います。
読書の編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
06:05
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については概要欄のリンクから、または、読書と編集と検索して、猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしをノートで連載しています。
概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。
06:37

コメント

スクロール