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2023-07-27 07:37

#628 【談】せめて西暦併記してほしいと思った話

とある行政関連の文書を読んでいたら、日付が和暦で混乱しかけたのです。

和暦は苦手な理由はITの仕事で散々苦労してきたからです。

という話。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。

そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。


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をご覧ください。

サマリー

日本の日付表記について話しています。和暦を使った日付表記に慣れていない方でもわかりやすくするためには、西暦の併記が必要です。また、現代の情報社会では、日付が乱れると問題が起こる可能性がありますので、和暦だけでなく西暦も併記していただきたいと思います。

00:05
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、特書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、特書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回お話しするのは、「せめて西暦併記してほしいと思った話」というものです。
木曜日は日頃考えていることを話しています。
ここで話すために、毎回台本を作っています。
台本は配信の数日前に作ります。
2本から5本をまとめて作り、作った文をまとめて収録して編集して、配信予約をすることで、何とか毎日配信を維持しているわけですね。
台本を書く前にネタ出しが必要になります。
ネタは随時思いついたことをメモするようにしています。
だいたい1行くらいの短い文章をメモしておくのです。
このネタのメモの中から台本を書けそうなものを選び、いろいろ調べたりして台本の形に整えるのです。
このネタのストックのメモは数が勝負なので、書いたものを読むときには何のことかわからなくなることがよくあります。
できればそうならないようなメモを取りたいところなのですが、アイデアはすぐに蒸発するものですからね。
アイデアはすぐに蒸発するものですからね。
とにかく書きつけるということになってしまうので、これ何のことだっけ?ってことがよくあるのです。
今回もそういうネタからお話しします。
和暦の日付表記について
具体的にどういう文章だったのかが思い出せないのですが、比較的最近の文章で発行日が和暦のものを読んだのです。
多分、お役所関係の規則の改正に関わる文章でした。
改正に関わるものですから、いつからだろう?というのが疑問になったのです。
それで日付を見たら和暦だったので、ん?これ今年?去年?ってなりました。
今年が令和何年かなんて、僕は日頃あまり考えないのです。
ITに携わっていると、多かれ少なかれ連続性のない情報表現で苦しむ経験をすることがあり、
できるだけそういう苦しい表現を排除する発想になってしまうので、
日付のような使用頻度の高い大切な情報には和暦という発想は最初から出てこないのですね。
僕は社会に出てすぐに言語が変わるという経験をしました。
昭和はとても長く、社会の移り変わりも科学技術の変化も激しい時期でした。
ITの世界では初めてぶつかる巨大な壁となったのが言語を変えることでした。
連続していた数字が突如リセットされたのですから大騒ぎでした。
次に経験することになったのが2000年問題です。
西暦は連続しているじゃんと思うかもしれませんが、コンピューターのリソース単価が今の何億倍も高かった時代なので、
西暦も下二桁で表していたものをきちんと四桁にするために大騒ぎをしました。
すべてを新しいものに取り替えられるならいいですけど、すでに小さなコンピューターが社会の隅々に普及していたので、
これを全部取り替えるのは無理で、それを乗り越えるために様々な苦労をしなければならなかったのです。
まあそんなわけですから、和暦は頭から追いやられているのですね。
今年は令和何年か、すぐに思い浮かべられますか?
西暦併記の必要性
僕はダメです。スマホで調べないと自信を持って言えないのです。
そういう状況で和暦の日付しかない文章を読むというのは、かなり面倒なことなのですね。
時間というのは基本的で大切な概念です。これが乱れると暮らしのあらゆる場所で問題が起きてしまいます。
たまたま目にした文章は、そういう発想がない人々が作ったものということになります。
和暦を使うなというわけではありません。できれば西暦も併記してほしいと思うのです。
計算しにくい数値を使うとミスが起きやすいので、そのミスに気を付けながら必要なことを実行しようとしますよね。
するとさらにミスの可能性が増えます。
仕方がないのでダブルチェックをするわけですが、この時点でそこに二人の人が必要なのです。
それくらいいいじゃんというのは昭和の発想です。
人海戦術が使えた時代の発想なのです。今はそうではありません。
たった一回、文章を作るときに西暦を併記してそこだけでダブルチェックをしてくれれば、
その文章を利用して物事を進める何千人もの人たちが、馬力と西暦の変換をする手間を省けるのです。
ミスはある確率で発生するものですから、同じことをやる人が増えれば増えるほどミスの件数は増えます。
一見もミスがないというのはみんなが努力したからではなくて、たまたまそうなっただけなのです。
物事をこういうふうに捉えて話すと、理屈を言うな、と男女問わず昭和の頑固親父みたいなことを言う人が結構いるのです。
根性でミスは減らせる、みたいな精神論、僕も嫌いじゃないですけど、正しいとは全く思いません。
割り切れ文章を作るのは官礼主義で思考停止しているということでもあるのです。
と、まずは文句が頭の中に渦巻いたのですが、
お役所のホームページをいろいろ見てみたら、案外頑張っていることがわかりました。
正式な文章は和暦でも、ホームページ上にはちゃんと西暦を併記していることが多いのです。
ガイドラインか何かがあるのでしょうけど、とても良い傾向だなと思いました。
たぶん、和暦だけで書いているのは頭の固い年寄りなのでしょう。
僕もあまり人のことは言えない年齢ですが、情報の扱いはもう若い人に任せればいいってことだよなと思いました。
まあ、世の中は概ね良い方に向かっていて、そこには若い人たちの活躍があるってことを忘れないようにしましょうね。
今回は、せめて西暦併記してほしいと思った話をしました。
今日はここまで。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
07:37

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